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この秋ブレイクのパシュミナに騙されないで! |
「パシュミナ」とか「パシュミーナ」という素材をご存知ですか? 昨冬位から現れ始め、この秋冬に大ブレイクが確実の素材です。 うたい文句は「カシミヤより軽く温かい!」冷え性の女性や秋冬をストールとかで装う女性には大人気の素材です。 ではでは、生地屋から申し上げますと・・・ 上記パシュミナは100%インチキです。(こんなに言い切ってしまうといろいろと語弊があるのですが誤解を恐れずに書きます。) 何がインチキか?まず素材そのものの定義です。 難しいことを書きたくはありませんが、パシュミナには定義がきちんとされていません! カシミヤに代わる新しい獣毛?・・・ いえいえ、21世紀を目前にして新しい獣毛なんて「雪男」や「つちのこ」が見つからない限り見つかるはずがありません。(まずここでパシュミナを別の生き物と説明されて誤解されている人が多いと思います。) ではでは、「パシュミナ」とは一体何でしょう?・・・ 「パシュミナ」の一般的解釈では「インド・ヒマラヤ地方の標高5000m以上の山岳地方に住む野生のカシミヤ山羊の抜け毛」というのが一般的です。インドの王侯貴族がこの抜け毛を集め衣料にしたのが始まりです。 皆さんもちょっと考えて下さい。「標高5,000m以上?」「野生の山羊?」「抜け毛」この3点がポイントなのですがこれが日本に大量に出回ると思われますか? 絶対に無理ですよ。この地方の標高5,000mの場所を全部さらってもパシュミナの抜け毛はせいぜい6畳間にいっぱいできるかどうかでしょう! 日本に大量に出回り、それがどうしてどこもかしこもパシュミナになっちゃうんですか? で、ではこのことをメーカーにクレームに出すとどうなるか? きっとそのメーカーはきっとこう言いますよ「パシュミナは各社各様の定義があって、当社の基準ではパシュミナです」って!・・・こんなのアリ?というのが当社の見解です。 安物のマグロを、これは特上マグロといって販売し、まずいと文句いったら当社の基準ではOKですといわれるのですから・・・しかもこれをパシュミナを扱っている全メーカーがやっている、こんなの業界を挙げての詐欺ですよ。 どうしてこんな事になっちゃうの?? この背景にはカシミヤの原毛の高騰と一方で国内カシミヤ製品の値崩れがあるようです。つまりカシミヤの名前では近年値崩れして高く売れないからパシュミナで高く売ろう!ってことです。 インターネットの時代になって消費者は強くなったといいますがまだまだ騙されやすい様です。お気を付け下さい。 ちなみに、私が目撃した最悪のパシュミナは羽田空港の某ネクタイショップでパシュミナと称したウール100%のストールが売られていました。誰が触っても分かるようなカシミヤのカの字も入っていない劣悪な商品でした。(確か6,000円ぐらいでした。) また、「私はパシュミナ持ってるけど絶対にカシミヤより軽くて温かいわよ」と反論される方もいらっしゃるかと思いますが、この方達の使用しているパシュミナは多分「打ち込みを甘くした隙間の多いカシミヤをご購入されたのだと思います。 これはこれで軽くて、それでいて温かいのですばらしいと思いますが、悪くいえばスカスカのマフラーですので、カシミヤの生地は1mあたりの重量で大まかな値段が決まってしまうことを思えば、やはりこれも「パシュミナ」の名前に騙されているといっても過言でないと思います。 最終的には皆さんのご判断になってしまいますが、SHOPMASTERの私から言えることはNETでこの秋冬にパシュミナがたくさん出てくると思いますが、返品OKのところで注文して、皆さんの手やほっぺたで確かめてからご購入下さい。 ところで当社では「良い品を安く!」をモットーに毎年カシミヤ100%マフラー(B品)定価20,000円を4,300円(78%引き)で販売しております。 B品とはいっても素人目には全く分からない程度のものですのでちょっとしたプレゼントやご自身で使われるのでしたらこれが一番です! SHOPMASTERも自分と家族用それと友人へのプレゼント等に毎年10本ぐらいは使っています。カシミヤ100%を3歳の子供に使うのは本当はもったいないのですが、とても温かいので愛用しています。是非皆さんも1本どうぞ! ご購入はこちら! お詫び・・・このように当社はパシュミナ表示について否定的な事を記載しておりますがこの冬1マークだけ「パシュミナ表示」のカシミヤ70%シルク30%のストールを販売しています。これはSHOPMASTERが直接商品を確認した上で、この商品なら既存のカシミヤストールより高品質だと確信した商品ですので商品ラインナップに載せました。 本文と比較して誤解されるかもしれませんが、当社で取扱の商品もやはり「抜け毛」だけを集めたものではありませんのでご了承下さい。 |
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