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オーダースーツのヨシムラ

04.02.28
生地サイト作り頑張ってます!
読者の皆さんはオーダースーツの仕立屋としての当社しかご存じないかと思いますが、実は当社はレディースの(通販)生地屋としては結構知名度のある会社です。(...とはいっても業界がとても小さくニッチですが。。。)

そして、こちらの生地販売部門では、昨年来 生地販売のサイト作りをしておりまして、ようやくその原稿が仕上がったということで先輩格であるオーダースーツのNET事業部が最終的な仕上げを手伝うことになりました。

生地販売の部門にとっては商品(生地)のことは分かってもWebのこと、NET通販の常識的なこと...
色んな所で分からないことだらけのようで教えるのも一苦労です。

加えて、であたかも会社を挙げてのことのように書いておりますが実際問題原稿の校正はほとんど私の仕事。
お陰でここ数日、深夜残業続きで毎日もうろうとしています。×××
最近店に立てないのはこんな事情があったからです。。。

あ〜っ早くOPENさせた〜い!(解放された〜い!)
社長である以上こんな事言ってはダメですね。あっちもこっちも頑張ります。

04.02.25
ファッションプロデューサーからのご注文
この日はお客様のご紹介で植松康二さんというよくTVに出られているファッションプロデューサーの方がご来店されました。
何でもご紹介いただいたNさんのスーツをご覧になられ興味を持たれたとのこと。
嬉しい限りなのですが、私もこの業界におりますからそこそこお洒落を自負しておりますが、TVに出られる人から見てどう見えるか?
さすがに怖いものがありました。

TVをあまり見ない私にはファッションプロデューサーというと「おすぎ」さんのような人を想像してしまい、思いっきり酷評されたらどうしよう。。。
なんて弱気なことを考えてしまったり。。。

 でも、この日はとても強い見方がおりました!!!
 それは  >>> おろし立てのニュースーツ

近い内に「SHOPMATERのこの春のスーツ」でご紹介いたしますが(同時並行で原稿執筆中!)今回仕立てたロロピアーナのライトグレーにピンクストライプのスーツがちょうど前日に仕上がって参りましてそれで武装して接客です。

パワースーツとはよく言ったもので、お陰で無難にご注文を頂戴しました。
... で、どんな生地でご注文いただいたかって?
そりゃ〜もちろん、ロロのピンクストライプ!お約束ですね。
私のスーツと同じ物が近々TVで見られるかも知れませんね 楽しみだ!

04.02.24
こんな所にこんな物が・・・
この日は仕事帰りに何故かいつもとは違う方向を歩いておりました。
すると、、、何やら見慣れない建物が。。。
よく見るとそこは新しくできた銭湯でした!

何でも聞けばその場所は元々千代田区立の保育園があったそうで、それが移転でなくなったので場所を再開発して区が銭湯にしたとのこと。
そこで早速私も行ってみることにしました。

すると。。。中身はまぁ〜住宅街の銭湯よりちょっと小さいといった感じですがサウナ(別途料金)や温泉(?)食堂、お座敷、マッサージ室までついてます。
いやいや銭湯と言うよりむしろ健康ランドに近いかも知れませんね。

それで入浴料が確か400円。。。意外に安いです。
でも...利用している人は >>> ご年輩の方々ばかり。しかも人影まばら

話を聞くと、千代田区に住んでいて在宅看護の循環バスで来所するとのことです。
でも、この有様をみると私はやはり矛盾を感じざるを得ませんでした。

働いて税金を払っている我々が全然知らされなくて利用できず、どうしてこんな施設を作ったんだろうかと。
施設は新しく、TVは全てプラズマテレビです。 ホントにこんなにお金をかけて良いのでしょうか?

ご一緒したご老人がこんな事を言われていました。
『良いんだよ、千代田区は法人がいっぱいあるからお金が入るんだよ・・・』

正論かも知れませんが、私は正直違和感を感じざるを得ませんでした。
こんなお金の使い方を会社でしたら絶対につぶれるな...と。

04.02.19
サンプルの準備
この日は大阪店で2004年春夏サンプルの出荷作業を手伝っていました。
サンプル出荷は大阪店で行っていますが、実のところここ2年半は私が大阪出張中でない時に出荷作業があったため久しく出荷作業を手伝っていませんでした。
私が手伝っていた頃というとNET販売を開始していた頃でサンプル帳予約といってもたかが知れていた頃でしたから久しぶりにサンプルを作ってヘトヘトです。
今回は一括発送で200件近かったかな?

レディース担当の藤本嬢をリーダーに吉野さんがメイン、私と大阪SHOPMASTER清水氏は手際が悪く足手まとい状態。

F嬢「清水さん、それちゃうでしょ!」
清水ゴメン×××
F嬢「社長、そこの袋拾って!」
 「アイアイサー!
... てな感じで、近い将来この会社はF嬢の物になっているかも知れません。

04.02.13
刑法改正法案に思うこと
最近不景気のためか凶悪犯罪が多いですね。
しかも犯罪者は未成年で自分が罰せられないことを知った上で起こした犯行だったり、某国からのある種 人殺し・泥棒集団がビジネスとして日本で犯罪を起こしたりと酷いものです。
我々はもちろんこういった被害に遭わないためにも自己防衛をしなければならないですが、一方で国策としても犯罪の抑止力として刑法を厳しくする方向で進んでいるそうです。

Webで書くことではないのかもしれませんが、数年前の新潟の女子監禁事件では監禁期間があれほど長期に渡り当事者の成長にあれだけ大きな影響を与えたにもかかわらず、現行法では監禁期間と同じ期間ぐらいしか刑務所に入れられないとか...
また最近多い性犯罪でも現行法では懲役2年以上だから初犯の場合一般的には執行猶予が付いてしまうため、刑務所に行かないで再犯をすぐ繰り返すケースがあり、こういった現実を考えると至極納得がいきます。

また、世界を見ても(死刑廃止等色々ありますが,,,)隣の中国ではつい先日地方政府高官が贈収賄で日本円にして7000万円位を横領した罪で裁判が行われましたが皆さんその判決をご存知でしょうか?
何と!!! 死 刑 です。。。
日本は経済犯罪には甘いと言われていますがそれにしてもお国が代われば事情が違うとはいえ、ちょっとびっくりですね。

さて...
こんな事がNewsで流れていたので、私は思わず死んだ父の日頃言っていた事を思いだしてしまいました。
亡父は弁護士だったのでたまに教えて貰っていたのですが、
ある時こんな質問を父がしました。

「社会の凶悪化について法律は何をすべきか?」

この質問に対してでは厳罰で臨むこと、という結論を導こうとしていますが亡父はそれを批判していました。
『これでは抜本的な解決にはならない。』と。

法律を破る人は「法律を破ったらどういうデメリット(刑務所に入れられるかとか)があるかが分からない」馬鹿者が犯罪を犯すのであって、こういう人の抑止力として厳罰化をしても、マッチを触ってやけどする事が分からない人にガスバーナーを見せて脅しているようなものだよ。
 ・・・と言うのが父の持論でした。

私は亡父の言っていたことは間違いのないことだと思いますが、今の時代はこれを逆手に取った人たちがあまりに多いのでやはり厳罰化はさけられないのだと思います。
物事の見方というのは角度を変えると色んな事が見えますね。

04.02.13
腰痛
私はここのところ腰痛に悩まされています。
「腰」という漢字は本当にうまくできている物で、腰は身体の「要」ですね。
腰が痛くては接客も仕事もうまく行きません。×××

そこで連日『健康ランドマッサージ』と『鍼灸治療院』通い、更に2/11(祝日)には越後湯沢の温泉まで行ったにもかかわらず一向に良くなりません。

そこで原因を考えてみました。考えられることは >>>
1. 学生時代スポーツのしすぎで「ぎっくり腰」を何度かやって癖になっている
2. 学生時代   〃   「ヒザの靱帯」を痛めそれをカバーするように立ち歩きをしているため腰への負担が大きい。
3. 最近の運動不足&不摂生
... etc結構色んな理由があるものです。

...が、ある人から「椅子の影響では・・・?」と言われ気にしてみると、何と私が普段使っている椅子に座ると1時間で腰が痛くなることが判明!!
そこで急遽腰痛治療効果のある椅子を購入することになりました。

製品は椅子マニアには有名らしいのですがアーロンチェアーというもの。
お値段は何と1脚10万円
これって経費で落とせるのかな・・・?(多分ダメだろうな...当社の経理はキビシイのです。)

04.02.09
久し振りの雑誌取材です!
ファッションの世界ではやはり3〜4月は年間を通じて一番の需要期。
当然、そこにはメディアを交えての大々的な広告宣伝活動が繰り広げられます。
当店もこれまで、いくつかの雑誌やラジオ等に取り上げられお陰様で良い広告効果を得てきました。

今年もどこかから声が掛からないかな?

広告宣伝費を十分払えない当社は雑誌へ直接的な広告は掲載できませんが、無料で宣伝してくれる取材なら諸手を挙げて大賛成です。
・・・甘い期待ばかりしていると、グッドタイミングで『メンズスタイルNAVI』という雑誌から取材依頼をお受けしました。
ナ〜イス!
内容は、3〜4月のファッション意識の高まる時期に20代後半から30代をターゲットとした読者層にスーツに限らない『いわゆるオーダー物全般』を紹介する紙面だそうです。
スーツや靴(!)、鞄等々色んなオーダー物ジャンルの中で当社はスーツ特集部分でメインに紹介してくださるそうです。
『よっしゃ〜、気合い入れなくちゃ』
... ということで、当日は店主としての私、そして採寸技術者としての白崎は大張り切りの半日でした。
紙面は2/20発売だそうですので、出来上がりましたらまたご紹介しますね。

PS:我らが荒井君
>>> 紙面ではお客さん役。(これ位のやらせは許容範囲?)
白崎氏に採寸される姿が掲載されるようです。。。皆さん見てくださいね〜。

04.02.08
中国製フルハンドってどんな代物?
臨時営業続きだった@セールも終わりこの日は久し振りの日曜日休み。
そこで久し振りに銀ブラをしてきました。
週末は歩行者天国で賑わう銀座ですがさすが銀座だけあってトレンドや季節感は敏感です。
もちろん休日ですからプライベートな物を買いに出掛けたのがメインでしたが、やはりそのトレンドの早さを見るとどうにも職業病が出てしまい、思わずセレクトショップに行ってしまいました。

そこで目にしたのがそのお店のこの春夏イチオシ商品
>>> 中国製フルハンドメイドスーツ
ちなみにお値段はそのお店では98,000円位でした。

私から見た感想は「so-so・・・(まあまあ)」といった感じ。

「ウリ」はどういったところかというと、
     手付けのボタンホール
     凝った玉縁部分の作り
     巻ぶせ襟・バルカポケットなどのディテール
、しかしその実態は、申し上げにくいのですがレベルはまだまだのようです。
上述の中では特に、ボタンホールは率直に申し上げてかなり雑に見え、これだったらマシンでやった方がむしろ良いぐらいと思いました。(他店を中傷する意図は毛頭ありません。)

縫製は手(ハンド)と機械では正確さの点では絶対に機械の方が優れいています。(これは国内でも中国でも同じ)
天下のブリオーニですら袖ボタンホールなどはボタン同士の間隔のズレが大きく目立ちますし、そもそもハンドメイドはこういった「ズレ」がない事はあり得ません。
(それ故、機械的な整列された美しさを求める人にはハンドに向きません。)

だからこそハンドメイドというのは機械で出せない『味わい』がでなければならないと思いますが、私個人にとってはこの中国人の味付けは口に合わなかったようです。
(画像は、当社白崎氏に付けて貰ったハンドのボタンホール((一番下のみ))。個人的には控え目でありながらキチンと仕事をしている姿が好きです。)
当店でも今後ボタンホール等をハンドでやった仕様でも売り出そうかな?