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今年も一年お世話になりました。 |
今年も今日でおしまい。皆さんいかがお過ごしですか? 私はプライベートでスキー場へ行っていると思いますが(原稿12/19作成)きっと家族と一緒にのんびりと温泉に入り浸っているのではないかと思います。 そこで今日は今年一年を振り返ってみました。 今年の当店も、色んな事がありました。 売上や利益はまぁまぁだったものの、NET事業部ではフルオーダーの縫製工場を買収したり、その取り扱いをはじめたり...と覚えることの多い一年でした。 また、NET以外の他部門では親の介護等々予期せぬ事情での離職が多く年後半 人事で非常に苦労したりもしました。 来年はどんな一年になるのでしょうか? 当社にとっても、皆さんにとっても、そして私個人にとっても。 昨今、こういった将来への予測が難しい時代になってきました。 今までになかった犯罪への潜在的恐怖(児童殺傷事件、耐震強度偽装事件etc)、世の中の変化の早さ(NET社会の普及、利益追求型企業の闊歩)... とても難しい時代です。 そんな中、やはり大切なことは自分を見失わないこと、そして、愛する人(物)を守ること。 これが一番大切ではないでしょうか? 年末という普段にはないゆっくりした時間を使い、私自身じっくりと来年の過ごし方を考えたいと思います。 皆さんも良いお年をお迎え下さい。 |
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まったくクリスマスイブっていうのに××× |
今日はクリスマスイブ、今年は24日=土曜日ですから巷では3連休ですよね。 皆さんはどのようにクリスマスを過ごされましたか? 独身の方などは男性も女性もそれぞれ気合いを入れて準備されますが、私のように所帯持ちになってしまうと子供にプレゼントをせがまれ、家で慎ましくチキンでも食べるのが一般的ですよね。 もちろん、吉村家でもほぼ同様なのですが、今年ばかりは色々と忙しく、というか仕事が全然片付かず、ズタボロでクリスマスディナーどころではありませんでした。 一応格好の上では家内にケーキだけは買って貰いましたが、家庭内もゴタゴタ忙しかったせいで、晩ご飯の用意もできず、しかも私の帰宅は遅い×××。 家に帰宅すると、子供達が腹を減らして、食べるものはケーキだけといった状態。 そこでやむなく、吉野家の牛丼を食べることに... さすがにこの日ばかりはファーストフード店も暇のようで、店内は警備員さんとおぼしき人が2名(←お仕事ご苦労さんデス!)だけ。 とても寂しいクリスマスディナーです。 でも、この状況で子供達が文句を言わなかったこと、これこそが親にとっての最大のクリスマスプレゼントですね。 家族愛という素晴らしいプレゼントを貰った気持ちになりました。 皆さんのクリスマスはいかがでしたか? |
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うひょー、森ビルの制服か・・・ |
この日は六本木ヒルズで名高い森ビルが新たに建てた某ビルの受付さん用の制服オーダーを承っておりました。 とはいっても、受付嬢ですのでメンズではありませんが... そして、このきっかけとなったのは一本の電話。 たまたま私が取った電話だったので話がスムーズだったのですが、先方は色んな制服屋さんを回ったのですが、なかなか良い物が見つからず、徒に時間だけが過ぎていって、とうとう時間が足りなくなってしまい、Web検索から当社を見つけたそうです。 良い時代になったものです。 先方さんも、歩き回らずにすみますし、私達にとってもこれまでの販路とは全然違ったところから平気で注文(相談)が来る。 インターネットというのは本当に有り難い物だ...と改めて今の時代に感謝した一日でした。 仕事の方は・・・!もちろん頑張ります!! |
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お陰様で閑散期が繁忙期になりそうです。 |
一昨日Webを更新した際に、これまで分かりづらかったフルオーダー閑散期料金について解説を交えて新着情報を上げましたが、お陰様でその後順調にオーダーが入って参りました。 やはり、当店のようなちょっと上質なスーツを仕立てているお店に関心のある方は、その先のフルオーダーにもご興味があるようですね。 ありがとうございます。 ちなみに途中経過をご報告いたしますと、現状では 1/7(土)仮縫いがほぼスケジュールが埋まり、徐々に 1/14 以降の仮縫い予約が入っているという状況。 そして、お客様の年齢層等については私の見込み違いというか、意外と若い方が多いようです。 つまり、フルオーダーには興味があるが やはりなかなか高くて手が出せない、そんな方が待ち構えたかのようにご注文されるようです。 お店から見えれば、正直ここまで下げてしまうとかなりやりくりは厳しいですが(閑散期料金の値下げ分はヨシムラで負担し、工場の経営再建のため工場へは値下げ強要をしていないため)でもこういったお客様が徐々に本物の良さを知っていただけることはお店としても嬉しいですし、何より自社の技術力が向上したことを知っていただくのはこれ以上の喜びはありません。 景気も回復基調が鮮明になってきたし、意外とフルオーダーも定着するのも早そうです。 師走の業務多忙により、ややオプティミスティック(楽観的)になっている吉村でした。 |
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1800億円も誰が負担するの? |
相変わらず例の偽装マンションについての報道の多い毎日ですが、この日は来年度予算に絡んで耐震強度偽装絡みの補正予算について報道されていました。 その額、確か 1800億円 皆さんはこの数字どれ位の金額かイメージが沸きますか? 私は残念ながら、イメージが沸きません。「こんなものかな?」といった感じ位です。 でも、新潟地震復旧のための予算が来年度は数10億円ですから、それと比べるとどう思われますか? 明らかにやりすぎですよね。 私は色んなご批判があるのを承知で申し上げますが、耐震偽装マンションへの政府からの補助金は過保護な政策だと思っています。 何故なら、地震や台風など自らの力では防ぎようのなかった災害に対しては数10億円で、それよりもぐっと対象が限定され、かつ自らが一経済行為として売買した物に対して何故その何倍の金額を国家が負担する必要があるのでしょうか? しかも、個人が購入したマンションは保護の対象となり、法人が建てたビジネスホテルは対象外。 何か筋が通りません。 出費(補助金)がかさむなら、収入(税金)を増やすしかありません。 人のために1800億円払っても良いと思われる方!、是非消費税増税も声高に叫んでみてはいかがでしょうか? もし、社会がこの件に関して、悲惨に思い本当に同情するならば、私はもっと企業単位での義援金などが現れてもしかるべきと思います。 それがないということは、必要ないと考えている人が多いという裏返しではないでしょうか? それにしても憎むべきは姉▼設計士、ヒュー●ー、総合▲営研究所、木■建設などの確信犯。 こういった人達は短期間の裁判で実刑にして、解体工事の作業員として強制労働させれば良いのに... (あるいは反省して自発的に、社会奉仕活動をするとか...) 私の発想、かなり危険な考えですか? |
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下流社会 |
凄いタイトルですが、これは今ベストセラーの本の名前。 今書店で目立つ場所に置かれていますからご覧になった方も多いのではないでしょうか? さて、この本 タイトルからして凄いのですが、私にとっては久しぶりにビックリさせられてまた久しぶりにややアカデミックな本でした。 皆さんは下流社会と聞いて、どんな社会だと思いますか? バブル崩壊後、失われた10年で日本もかなり貧しくなりました。ホームレスは増え、犯罪も多くなりましたね。 この本の中で著者は、こういった社会情勢の中でホームレス的食うや食わずの人が多くなり下流社会が出来ているとは言っていません。 著者の言う下流社会とは、『食うや食わずの下層社会ではなく中流から落ちてきた人達で、金銭的に食うや食わず程の貧しさ(下層民)ではない』と言っています。 では何が下流なのか? それはニートやフリーターに代表される「とりあえずは食っていける。でも将来性はないし、本人も期待していない。」そういった状況を指すのだそうです。 そして、本の冒頭ではこんなショッキングな質問が...(いくつかだけご紹介) ・ あなたの年収は年齢の10倍以下ですか? ・ 自分らしく生きたいと思う。 ・ 1人でいるのが好きだ。 ・ 独身である。(男性33歳、女性30歳以上)
皆さんどれ位当てはまりますか? |
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ちょっと勘弁して××× |
大した自慢ではありませんが、当社には東京店も大阪店もそれぞれ食堂があります。 (昨今は食堂のある会社の方が少ないですからこれは珍しいのではないでしょうか?) それはさておき、この日お昼ご飯を取りながらTVを見ていると(不本意ですが「みのもんた」の番組でした...)コマーシャルに大人のおむつのCMが流れるではないですか! おいおい、こっちは食事中だぞ! しかも番組では食事ネタを放映しているのに。 ちょっと勘弁して欲しい、と思い思わず日記帳に書きつづってしまいました。 ところで、このようなCMですがこれは日本特有のもののようです。 以前、外国人の友人に聞かれたことがあるのですが、 『日本は何故女性用生理用品のコマーシャルがあるの?』『恥ずかしくないの?』と。 よくよく考えてみるとおむつのCMもそうですが、CMの中身を頭の中で想像すると思わず赤面してしまうようなことがまことしやかに平気に放映されていますね。 日常のこともちょっと距離を置いて見ると全く違って映ることがあるという良い例だと思いました。 |
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本当か?東証のミスって? |
2日前の12/8のことですが、みずほ証券が株式売却について売却数と単価を間違えて発注し、一瞬にして400億円以上の損失を出したというニュースが話題をさらいました。 そして週末のこの日、そのミスに関して東京証券取引所(以下東証)がみずほ証券がご発注を取り消そうとした際にそれを受け付けられなかったと言うことで東証自身の責任について謝罪会見がされましたが、私は偏屈なのでしょうか?これが言葉通りにすんなりと理解できませんでした。 というのも、今回の事件に関しメディアが発信する情報には官僚筋や政治家当たりの情報ソースとして今回の事件は特殊だから、みずほ証券が大損する代わりに大儲けした投資家達に対して『今回は異例のことだから儲けの一部を諦めなさい』といわんばかりの報道があったためです。 そのためには今回の取引が正式な経済ルールに則った取引でないことをアピールする必要があり、そのスケープゴートに東証が利用されたのではないか? ...というのが私の読みですがいかがでしょうか? 私も以前金融機関に勤めておりましたので、東証の幹部がほとんど銀行やら役所やらからの第二の人生組であることは知っています。 だから仮に社長の首がすげ替えられ社長自らが汚れ役をしても、すぐ次に別の関連会社のトップに入り込めば当人は安泰なはずです。 殊に今回は刑事事件にはなり得ないですから、損して得取れなら悪い話ではないでしょう。 う〜ん、深読み過ぎかな? PS:当店のお客様にも関係者の方がいらっしゃいますが、どうか私的な日記帳ということで御容赦下さい。(世間に対し、異様なまでに疑り深いSHOPMASTERより) |
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賞与面接 |
あ〜っ、またこの時期が来た... そうです、恒例の年2回 賞与前の面接です。 今期は、お陰様でレディースの頑張り、東京(メンズ)の頑張りで何とか売り上げ目標を達成し、 (大阪店は売上げ未達でもレディース・東京店を加えた総合で目標達成)今期も何とかボーナスを出せそうです。 そこで、例によって面接をするのですが、業績が良かったので今期はそれなりのボーナスを出せますが、翌期以降のことに対してはスタッフにこう苦言を呈しています。 今の賞与は今の業績を反映したものだ。 ここ数期、ボーナスは伸びているけれど、もうこれ以上のボーナスの伸びは期待できない。 なぜなら、売上の増加傾向が鈍化し、スタッフを増員しているから一人あたりの売上げは上がっていないから。 では、次にどうすれば賞与(給与)が上がっていくか? それは新しい仕事を作り出す力だ。 これが生まれなければこれ以上の待遇向上は望めない。 皆様のお陰でオーダースーツのヨシムラは順調な業績を上げています。 でも、これもそろそろ店舗の物理的限界を迎え、売上げの伸びも落ち着いてきました。 ですからこれ以上の伸びを期待するのならば、何かがブレイクスルーするしか手立てはありません。 ロケットと同じで第1エンジンは正常に稼働しましたが、その次の第2エンジンが掛からなければそれ以上の推進力が得られません。 来年は私もこういった仕事にある程度時間をとっていこうかと考えています。 店舗に出る機会は減るかも知れませんが、質を落とさず頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。 賞与の話から逸れてしまいました。(苦笑) |
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嘘をついても良い所・・・ |
こんな書き出しで書いてしまうと、誤解される人もいると思いますが、この日 例のヒューザー社長が国会の参考人招致で吠えていたので一言。 ちょっと変な質問ですが、皆さん人が嘘を付いても罪に問われない場所ってどこかご存じですか? う〜ん、、、ちょっと意地悪な質問ですね。 それでは質問を変えて『嘘を付いたら罪になる場所はどこかご存じですか?』 それは、裁判での証言と国会の証人喚問時だけです。 つまり、逆を言えば、例え人を傷つけて警察のご厄介になり警察官の取り調べを受けても、いくらでも嘘を言っても良いのです。(もちろん心証を悪くさせ後々不利になりますが...) でも、この質問で一番重要なことは、嘘を付いたらマズイ場所は実は2箇所だけで、裁判の証言と国会の証人だけで、こう考えると世の中、嘘を付きまくっても殆どのケースでそれ自体が罪に問われることはないのです。 凄く乱暴な物の言い方ですが、ヒューザーの小嶋社長はこの辺のことよくご存じで、知らない一般人が悪いのです。 そう考えると、参考人招致(=偽証罪が問われない)と証人喚問(偽証が問われる)とでは事の重みが違いますよね。 何故、ストレートに証人喚問しないのでしょうか? これによって芋ずる式に何かが出てくる予感? やっぱり世の中は色んな所で裏でつながっているようですね。 |
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安物買いの銭失い |
ここ数日、耐震計算書偽造問題で色々と世間が騒がしくなっていますが、皆さんはどのようにお考えですか? もし、悪い順に順位を付けるとすると、姉歯設計事務所>イーホームズ>ヒュー ー >(ちょっと距離を置いて)国土交通省? そんなところが世間一般の評価ではないでしょうか? 直近の風潮では当のヒューザーの社長までが自社の責任を棚に上げて『国の作った検査制度そのものがザルなのだから国が悪い』などと微妙にニュアンスを変えてきて、「赤信号みんなで渡れば怖くない、ケド 交通事故したら信号機を作った国が悪い」と言い出す始末。 あほらしい.... 誰が悪い? そりゃ、作った人が悪いのはもちろんです。 でも、そういった人(会社)はいずれ社会的に抹殺されるでしょうし、そんなことを考えても仕方ありません。 誰が悪い?(誰の責任?) 意外と見過ごされていることですが、購入者にもかなりの責任があると思います。 メディアはお涙頂戴を望み、政治家は人気取りをしたいがため、役所もサラリーマン的に波風を立てたくないため誰もこんなことを言いませんが、目先のお金ばかりを意識してよく調べもせず買った人が悪いんです。 昔からいうでしょう。安物買いの銭失いって。まさにこのことではないでしょうか。 ところで、当社でも以前似たようなことがありました。 それは、、、当社では別部門で45室程のマンションを所有・管理していますが、それを 建築する時の話です。 当時(昭和60年頃)大手ゼネコンに発注し、順調に建築が進んでいた頃、亡父(先代 社長)がある時、突然設計事務所を訪れ、進行中のマンション建築に不備がないか チェックして欲しいと依頼しました。 そしてその設計事務所に対しては、手抜きを見つけた場合はその発見数に応じて手数を支払うと約した上での検査を行ったのです。 結果、やはり鉄筋の本数に手抜きを見つけ、ゼネコンの安易な手抜きは亡父の機転によって多額の損害賠償へと変わりました。 私の父は賢かったのでしょうか? 世間一般の人から見れば賢かったのかも知れません。 でも、私は違うと思います。 マンションを建てるとき(買うとき)それはその人の人生の中でも大きな買い物です。 そんな大きな買い物を大切に思い、確認すること、それは当たり前のことではないでしょうか? 日本人は他人を信用しすぎます。 もっと欧米的に人を疑ってかからなくては... 仕事の上でもそうですが、『信頼することと信用することは次元が違うこと』だといます。 |
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最近読んでいる本 |
ここのところ大阪店レディース担当藤本女史の薦めで『流転の海』(新潮社 宮本 輝 著)という本を読んでいます。(この日読了しました!) 何故この本を読み始めたかというと、何でも藤本女史がこれまで4〜5回は読み直したという程この本のファンだったことと、先月の出張時に某I君が緊急入院した際、付き添いとして同席した私はやることがなくI君の鞄にこの本が入っていたため、暇つぶしに読み始めたことがきっかけでした。 有名な本なのでお読みになられた方もいらっしゃるかと思いますが、主人公:松坂熊吾は愛媛出身で戦中・戦後に大阪で財をなし、その後、零落していくといった作者自身の父親の半生を描いた小説です。 私は山崎豊子などやや古めの小説家が好きなのですが、この本の著者宮本輝と共通しているところが一つ。 それは大阪が舞台になっていることと、時代背景が昭和初期から戦後(昭和30年代頃)までを背景としているところです。 私は生まれも育ちも東京ですが、吉村家自体はは大阪出身のため普通の東京人よりは土地勘があり、谷町...淀屋橋...本町、、、と聞くと、ついついあの場所の50年前はこうだったのか〜、 祖父や父はこんな時代を生きていたんだな〜、とそんな所から興味が生まれ、 その後、主人公が芸者遊びをしたり※1、ヒロポンが世の中に溢れていたり※2、戦後のドタバタで一財産作ったり※3、家庭内では妻に暴力を振るったり※4、と何から何まで私の父によく似ている主人公に、思わず心を奪われて本を読みふけってしまいました。 日も短くなってきました。皆さんも秋の夜長に是非読書などされてみてはいかがでしょうか?
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2本のベクトル |
この日は大阪店のあるスタッフをアルバイトから社員に引き上げるか否かで会議をしました。 もちろん、その人の働きが良かったからに他なりませんが、次のことを事前に本人としっかり話し合うべきだ、と伝えました。 「何故待遇を引き上げるのか?」 「引き上げた場合、どれだけ待遇が上がるのか?(具体的に)」 「引き上げた場合、会社は何を期待するのか?」 これは実は凄く重要なことで、 待遇が上がる人は皆、「会社が自分を評価してくれたからもっと頑張ろう!」と前向きになってくれますが、でもそれはプラスかマイナスかの方向でプラスに向くだけです。 その中には『どれだけ』という具体性に欠くことが多いのです。 つまり出来るか出来ないかは別にしても「待遇が15%上がったなら自分の働きも15%以上上げよう」という共通意識が無くては会社もその人もフラストレーションが溜まるだけです。 つまり、会社かららしてみれば「あんなに給料を上げたのに・・・」となってしまうし、 従業員から見ても「頑張っているのに、どうして?」となってしまうからです。 当社は中小企業故に、私自身が人事や待遇面まである程度管理していますが、このフラストレーションが原因で、折角の人材が昇給をきっかけに会社を去ってしまう事態を何度か経験していますが、これは本当に会社にとっても本人にとっても大きな損失です。 このようなことがないよう従業員の考えというベクトルと会社の考えというベクトルを絶えずすり合わせる努力をしなくてはいけないですね。 この2つ重ねることはできませんが、努力次第では方向を同じくすることは必ず出来ると信じています。 |
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職人はスゴイ! |
この日は日頃からご愛顧頂いているお客様(Iさん)のお店に、私が客として遊びに行きました。 そこのお店は東京:代々木にある有名なピザ屋さんなんですが、何でも女性好みということで日頃こき使っているレディース担当の三谷さんとClothland(生地屋のサイト)でMAIL担当をしている道川さんを引き連れて行きました。 お店はピザの業界では超有名店でBRIOの最新号で4ページを割いて紹介される程のお店。 それ故お店の中には大きなピザ焼き用の石釜まであって連れてきた2人も興奮気味です。 ...とはいえ、慣れないイタ飯にワインもピザもどれをセレクトして良いか分からない私達はオーナーIさんとお知り合いであることを良い事にIさんに「オススメ料理は?」と聞いてそればかりを注文していました。 そしてオーダーを通した後、Iさんを目で追っていくと...私達のピザを焼くため窯を前にした、その瞬間、Iさんの顔つきが変わります。 鬼のようだ・・・とまでは言いませんが、真剣そのもの、まるで窯と勝負しているかのような形相です。 当店に来られる時のIさんは、大声で大笑いしながらお店で談笑されますが、いざ自分の仕事となると気持ちは張りつめるんですね。 プロと言われる人は誰でもそうですが、お客様の期待という重い責任を背負って仕事している訳ですから仕事中はいつでも真剣勝負です。 どんな仕事にしてもこれは同じ事ですね。 皆さん(私も含め)プロ(職人)と呼べる仕事をしましょう! お店はこちらです >>> http://www.meridionale.com/FRAME2.html (イルペンティート) |
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ゲッ!税務調査だ××× |
この2日間は3〜4年に一度の税務調査が入りました。 税務調査というと『おいおい、何か悪いことでもしたか?』とついつい誰もが疑心暗鬼になりますが、私もこの会社に来て3度目の税務調査ですので、今回はそれ程うろたえず、前日はこともあろうか、釣りなぞに出掛けてしまう始末。 つまり、事前準備全くなし で税務調査にトライでした。 ...で、結果は?というと、当社は服地部門とNET事業部そして不動産部門があり、業務が煩雑で専門スタッフがいる服地とNETの両部門は経理部に任せているのですが、不動産部は比較的テナントの入れ替わりが少ないため私が担当していますが、残念なことに私の担当している不動産部門のみ指摘を受けてしまいました。とほほ... とはいえ、いわゆるお土産程度の追加で済みましたからこれはこれで良しとすべきなのでしょうね。 まぁ〜、当社はそんな大胆に税金逃れができる業種ではありませんし、私自身後ろめたい思いまでしてお金を貯めたいと思いませんから指摘されても大したことはないんですけどね。 は〜っ、週の始まりがこれだと1週間辛いな... ところで、その後思ったことですが、こういったことは先日の総選挙の結果も影響するんでしょうね。 前回税務調査が入った頃は、大蔵官僚がノーパンしゃぶしゃぶの接待で批判を浴びていた頃ですから多少手ぬるかったのですが、今は小泉自民が圧勝して、既存の体制はどんどん強気になりますからね。 消費税引き上げ、定率減税廃止と併せて、国税調査の厳正化なんて言われていたりして... 皆さん(特に会社経営の皆さん)↑の私の考え どう思われます? |
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転職に思うこと |
ここのところ立て続けに同世代の親しいお客様からご相談を頂きます。 『実は転職を考えているのだけれどどう思うか?』と。 なぜ、私に相談するんだろう.... 最初は漠然と考えていましたが、やはりこういったデリケートなことは会社の同僚・上司にはもちろん相談できないだろうし、かといってこの年(30代後半)にもなれば学生時代の友人といってもある程度は疎遠になってしまうから、私のような脱サラ?転職人間?経営者(人を雇用する側の人間)?の意見を聞きたいのかも知れません。 相談された方は、一流大学を卒業し一流企業に就職して30代後半でそろそろ部下を持つ年齢、仕事の上でも一番活躍する世代の人です。 そんな人が40歳というサラリーマンの折り返し地点を前に折り返すべきか、別の道を探すのか悩まれているのだと思います。 こういったご相談を受ける時、私は決まって言うことがあります。 『自分でしっかりしたやりたいことを見つけない限りは絶対今の会社を辞めない方が良いですよ』と。 なぜこんな事を言うのか? それは自分がよく知っています。 プロフィールにも書いていますが、元々は銀行員でした。 また次男と言うこともあり、親の会社を継ぐことをそこまで意識していない中で、父の急逝ということで当社に入りました。 今だからこそ言えることですが、自分にとって生地屋や仕立屋という仕事はそれまで殆ど実務を手伝っていなかっただけに、そんな私に何の巡り合わせか自分にお鉢が回ってきて... それからは仕事を覚えるのが大変でオーナーの息子ということで誰も社員が仕事を教えてくれない中、必死になって仕事を見て盗みました。 また、大企業から中小企業に移ったことで、それまで持っていた自分のキャリアが全く無意味になり、それどころか、学歴が災いして逆に疎まれるという悲哀も経験しています。 それ故に、新しい仕事に転職していった後の辛さが良く分かります。 その辛さに比べれば今の辛さを我慢する方がよっぽど良いのではないでしょうか。 この年になると友人知人(主として金融機関勤務者)が30代前半で外資系証券などに転職することを何度も目にしています。 こうして転職した人達は大抵最初「年収1500万だ〜」といって転職しますが、数年後には名刺の会社名が変わることが多々あります。 そこから先はお定まりのコースで、元の社会的な地位を越える人というのはそうそういません。 |
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就職は川の流れと同じ。
上流から下流に流れても下流から上流には上がれない。 |
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キャリアアップというのは一部の人の作り出した幻想に過ぎないのです。 が、私は、この苦難を十分理解し、乗り越えて転職や起業する人達をもまた応援します。 辛いけれど、死ぬ気になって何かをなそうとすれば人間何とかなるものです。 もちろん運不運というものは重要ですが... |