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ゼニアのミクロンスフィアー |
何度かHP更新案内の方ではそれとなくアナウンスしているのですが、実は今度話題のゼニアの新素材ミクロンスフィアーを1部当社でも取り扱います。 ご存じない方もいらっしゃるので先に説明しておきますと、 このミクロンスフィアー、もの凄い撥水性で生地に水を掛けるとハラハラと水が球になって落ちていくという優れもの。 |
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もちろんこういった素材は従来も御幸毛織など国産メーカーの高機能素材としては幾つかありましたがインポート高級生地メーカーではあまり聞いたことがありません。 仕入れるに当たっては雑誌に書いてあることや人の話だけで鵜呑みにしてはいけませんから、三久服装の吉井工場長に相談すると、 『撥水性の高い生地は縫う時(アイロンで生地をいせこむ時)水分を弾くから縫製面では余り良くありませんよ』と言われてしまい、正直悩んでおりました。 そこで、生地見本を工場長に渡して試しにアイロンがけして貰ったところ 「これならOK!」とお墨付きを貰えることに。 ようやくこれで仕入が出来ます! 生地の反物は現在は遠くイタリアにありますので、入荷までには暫くかかります。 でも、まぁ、この商品が本領発揮するのは梅雨の頃ですから、その時に改めて皆さんにご紹介したいと思います。 この商品、私の知る限りでは現在国内では正規代理店経由のお店(つまり販売価格で25万円とかのお店)でしか販売できていないようですから、もしこれを取り入れたら凄いことになりそうです。 どうぞ皆さん乞うご期待です! 追伸:本商品の仕入では大阪店一野君が活躍しました。 彼自身この生地でまずは試作品を1着!と申しておりましたので、そちらもいずれ報告があろうかと思います。どうぞお楽しみに♪ |
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苗場に出没 |
2月最後の週末だったこの日は久しぶりに連休を貰い、上越の苗場スキー場までスキーに行って来ました。 苗場というと30代半ば以上の人でしたら「松任谷由美」「苗プリ」「私をスキーに連れてって」が頭に浮かぶかと思いますが、最近は例の西武鉄道のリストラ絡みであまり人気がないのか昔ほどは賑わっていませんでした。 とはいえ、最近はホイチョイプロも「バブルへGO」の映画のようにあの頃を懐かしむ風潮がありますので私もそれにあやかった格好です。 上越越後湯沢の駅からプリンスホテル専用バスに乗り込んで、約40分。 目の前はバーンとゲレンデが。う〜ん、良い気分です。 暖冬のためか例年より雪は少な目でしたがそれでも筍山の山頂からは遠く日本海が、それどころか佐渡島まで見えますし、内陸部は高崎?辺りまで見えましたので、なかなかの絶景でした。 スキーをして、温泉に浸かって、ゲーセンで遊んで、、、しばし学生時代に戻ったような週末でした。 そうそう、、、 仕事の方は丁度この旅行の前日に春夏サンプル帳を発送しました。 週が明けお店に戻れば春夏のご注文が沢山届いていると思います。 お客様に感謝すると共に、残り短い今年の冬を最後に堪能した私でした。 |
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人の上に立つということ |
先日、ある後輩から悩み事の相談を受けました。 どんな悩みかというと、会社で部下からの信頼をどうすれば得られるか?ということだったのですが、何でもその人曰く、自分が努力するもなかなか部下から信頼されないのだそうです。 皆さんもこんな経験はありませんか? 世の中にはこういった時、まとめ役とかリーダーシップのある人もいれば、逆にいつも反発ばかりしている人、何も意見を言わず付き従うのが好きな人などなど色んなタイプの人間がいますよね。 でも、人の上に立つと言うことは本人の望む望まざるに関わらず時として、その役回りが回ってくることがあります。 そんな時どうすれば良いのでしょうか? 私も自分自身リーダーとしてはまだまだ未熟者と思っていますが、それでも次のことだけは守るように努めています。 1. 誰よりも努力すること >>> 下の人は上の人をじ〜っと見ているものです。そんな時恥ずかしい真似は絶対出来ませんし、自分で努力しないで人に強制するような人は絶対に人の上に立てないと思います。 また下の人は自分達に出来ないような創造的な仕事とか圧倒的なパフォーマンスを期待するものです。 それに応えることも重要です。 だからこそ天才でない限りは凡人は人並み以上に頑張るしかないのです。 2. ノブリスオブリージュを忘れずに >>> ノブリスオブリージュという言葉をご存じの方も多いと思いますが、これは「高貴なる人の務め」とでも訳すのでしょうか、つまり指導者や社会的エリートの人は高い志をもって行動すべきという行動規範を言いますが、この気持ちを持つことでしょう。 日本にもニュアンスが近い言葉では滅私奉公という言葉がありますが、己を捨てて公のために尽くす。こういった気持ちが大切なのではないでしょうか? 人の上に立つ人は絶えず人からやっかまれ、何か新しいことを行おうとすれば古い勢力から批判の矢面に立ちます。 ホリエモンが失脚したように常に足許をすくわれやすい状況だからこそ、自らは潔癖でなくてはいけないのです。 私もまだまだですが、後輩はどうなのかな? こればかりは本人の行動が全てです。 |
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難産の末... |
春めいた日が続いた2月下旬のこの日、春夏物の生地サンプルがようやく難産の末仕上がりました。 当日はWebでご予約を頂いていた皆さんから優先して生地サンプルを宅配便でお送りして、ようやくこれでホッと一安心です。 この作業は、商品選定そのものはSHOPMASTERを中心に行うものの、事務的なことはその殆どを大阪店一野君が頑張り、彼にしてみたらホント、我が子同然の大切なサンプルでしょう。 一野君長きに渡りご苦労様。(彼には数日前、健康ランドで慰労しました!) ところで・・・ 甚だ申し上げにくいのですが...実は今回の春夏物からインポート商品で値上げを行っております。 申し訳ありません。 理由は、、、皆さんご承知の通り昨今のユーロ高が原因です。 ざっくり説明すると昨年の春夏物は1ユーロが135円位の時仕入れましたが、この春夏物は1ユーロ153円近辺でFIXしましたので、どうにもこうにも仕入れ原価が約+15%UPなのです×××。 ユーロ高の影響は製品価格の中で生地原価部分だけの影響ですので、販売価格全体で+15%という訳ではありませんが、それでもE.Zegnaのトロピカルで+2000円で押さえましたのでどうかこれでご理解頂きたくお願いいたします。 追伸:社内的なことですが、今回の値上げについては社長としての私はゼニアで+5,000円UPを主張していたのですが、仕入担当一野君が一番売れ筋のゼニアトロピカルは何としてでも+2,000円で!と譲らず、販売価格の決定は社内でかなり揉めました。 結果、私が折れ 一野案で決まりましたが、もし読者の皆さんも大阪店一野君と会う(Mailする)機会がありましたら労をねぎらってあげて下さい。 |
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これって仮縫いするの? |
大阪出張中のこの日、夜酔っぱらいながら御堂筋を歩いていると某2プライス店があり、休憩がてらショーウインドウをのぞき込んでみました。 すると・・・ 画像のような仮縫い状態のスーツがボディーに着せられています。 えっ?!2プライスでも仮縫い付きなんてやるの!!! ある種、驚きと驚異を感じながら横に書いてあるオーダー手順を思わず熟読しました。 なになに、、、1. デザイン3つの中から選んで・・・? 2. 続いて生地を選ぶ・・・? 3. オリジナルゲージ服を着て採寸・・・? 4. 2週間後に仕上がり えっ?!ひょっとしてこの画像の仮縫い状態の上着が見本服(ゲージ服)なんですか? 飾りじゃなく? これは明らかにフルオーダーっぽく見せているだけで何のための見本服か分からないですよ! しつけ糸を通じて体型補正をキチンとするなら別ですが、だとしてもそれなりの体型補正の知識やピンワークが出来なければ全く無意味なしつけ糸です。 ちょっと消費者を欺いているような気がします。 補 足:誤解のないよう補足しますがあのゲージ服で採寸すること、またはその宣伝方法に違法性や間違いはないと思いますが、私が申し上げたいのは仮縫い状態の服を展示・着用して頂くことで、ある種消費者に誤った期待を与えてしまうこと、この危険があるということを申し上げたいのです。 皆さんはどう思いますか? あっ、ちなみにお値段の方は高い物で10万円以上の物がありました! 同等の物を当社ならキチンとした仮縫いを入れてハンドで仕立ても11〜12万位ですから、そう思うと、ついつい批判したくなってしまいます。 |
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バレンタインデー |
この日は男性なら誰でも少しは気にするバレンタインデー。 もちろん?? 私も毎回幾つかは貰えますが、今年は前日まで社員旅行だったことが災いしてかなかなか貰えず、ちょっと寂しいバレンタインデーでした。 いつもならレディース担当の三谷さんを筆頭に東京店の女子スタッフや大阪店から社内便でチョコが届くのに... 今年は皆社員旅行明けで自分の仕事が忙しくバレンタインデーなんてどこ吹く風です。 結果、今年のバレンタインデーは惨敗で、会社全体で1個と娘からの計2個のみの収穫に。 加えて、家に帰れば息子がチョコを貰ったらしく、小学生の息子に負けてしまう始末... 親の威厳はこんな所で発揮する必要はないけれど、何とも「とほほ・・・」な一日でした。 追伸:翌日数個追加で貰い、何とか息子を越えることができました!(三谷さん、藤本さんありがとう!!) |
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社員旅行 |
連休に+1日を加えて上海へ社員旅行へ行ってきました。 上海というと、もうかれこれ5年ぐらい前になるでしょうか、当時の中尾取締役と一緒に視察旅行に行って以来の土地でした。 当時驚いたのは街の汚さ、集合住宅で物干し竿を前に出し、そこで洗濯物を干す姿、繁華街の売春婦,,,といったところでしたが、今回久し振りに行って改めて随分驚かされました。 最近は頻繁に中国へ出張される人も多いと思いますので当たり前のことかも知れませんが、私が社員旅行を通じて感じたことはこんな事でした。 << 中国は遅れている? >> 一般の日本人は日本は最新鋭の物が揃っていると思われると思いますが、実はそれが間違いであることに気付かされます。 ・リニアモーターカー >>> 既に上海では数10kmの距離ですが実用化していて、時速431kmまで出しています。 日本の山梨でやっている実験施設では時速500kmと言って久しいですが、実用化できなければ普及しません。 ・地下鉄 >>> 日本ではSUICAなどキャッシュレスや利便性の高いシステムが増えていますが、上海の地下鉄でも同様の物がありました。日本が進んでいる?!いえいえ、上海の方が進んでいます。 1回利用のキップなどは日本では切符ですが、向こうはホテルキーのようなカードでその都度回収しています。 とはいえ、もちろん中国全土がこうなのではなく遅れているところも多々あります。 たまたま、旅行のガイドさんに春節で地元ハルピンへ戻るという話になった時、ハルピンまでの所要時間を聞くと、何と寝台列車で38時間だそう、彼女はそのハルピンから更に電車で10時間、そこからバスで数時間の所で生まれ育ったそうで、実家に戻ることを楽しみにしているその子を見るととても不思議な気分になりました。 48時間もあったら、地球の裏側まで行けますよ。 また上海は最先端のビルがそれこそ林のように林立していますが、その立派なビルの通り一本隔てれば汚い庶民の暮らしがあり、その貧しさは日本の比ではありません。 それ故、中国というのは何が平均なのか?というのを推察するのは本当に難しい国で、ひょっとすると推察しようとすることは無意味なのかも知れません。 << 中国人は怖い? >> 上海で道に立ってまず驚いたことは、交通ルールのなさ。(「悪さ」ではなく「なさ」です) ガイドさんによれば、歩行者・クルマ・自転車...何が優先されるかというと『勇気ある人が優先される』とのこと。 とんでもない国ですね。 実際、今回の旅行中でもバスに乗っていたらいきなり接触事故を起こし、喧嘩腰になってました。 でも、中国の歴史を考えればそれも正しい行動原理なのかもしれません。 中国ってあれだけの国土ですから実は一つの国でなく中華料理が北京・上海・四川・広州料理があるように実は他民族国家ですし、あれだけ広いので人とトラブルになってもお構いなしなのでしょう 。 この辺が村社会の日本とは相違するところで、このメンタリティーは我々には分からないと思います。 そういえば昔中国出張をする際に友人から中国人のメンタリティーを知りたければ山崎豊子の「大地の子」を読むべきだと言われ、読みましたが、その通りだと思います。 ご存じない人も多いと思いますが、中国は4000年の歴史の中で殷・周・秦・漢と国が変わる中、昔の為政者は新しい為政者に弾圧され、腹ワタを出されそれを物干し竿に掛けてそれを見せ物にしたりするような行為も歴史上散見されるのです。 日本史でも一族郎党張り付けとか切腹とかありましたが腹ワタまで見せ物にはしませんよね。 この辺が違いなのでしょうか?(私には分かりません。) << 中国は凄い! >> とはいえ、中国は凄い国です。 日本に戻り京成スカイライナーで成田から戻る道々田舎の風景を見ながら考えましたが、向こうは共産国家故に、何をやるのも強烈だな、逆に日本は民主主義故に個人の自由が尊重されるが為にそれが障害になっていることが多いと思いました。 例えば、成田からの街並みの風景。 日本は、土地は個人所有ですから一軒家が多いのは良いですが、逆に言えばこれは無秩序な場当たり的な建築物だらけです。特に成田は空港予定地に地主が居座っていますしね。 一方で、中国は日本で言う公団住宅の様な物が殆ど10棟単位で建っています。 そして、田舎は一軒家も多いかと思えばそうでもなく、田舎ですら集合住宅になってきています。 (もちろん最近建てられたものだけでしょうが。) またリニアモーターカーや高速ももほぼ1直線で、こういった用地買収についても強権で楽に出来るのでしょう。 恐ろしいほどの経済合理性です。 もちろん私は中国の強権的なところを評価している訳ではなく、ただ純粋に効率性を考えると凄い効率性だな、日本もうかうかしていられないゾと思っているだけです。 また、他にも凄い!と感じさせるものがあり、今回は上海博物館にも立ち寄って所蔵品を見てきましたが、当たり前ですが中国4000年の歴史というのは素晴らしく、日本人はまだ竪穴式住居に住んでいる時代に、文化・文明があった訳ですからね。 改めて考えてみると長い4000年の歴史の中で日本が中国に対して優位になったのは明治以降のたった100年間だけだと思わされました。だからこそ中国人が日本人を嫌うのも分かるような気がします。 いずれにしても旅行を通じて他国を知ることは自ずと自国の良さ、悪さも知ることにつながり、こういった面からも今回の旅行は非常に勉強になりました。 |
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久しぶりに時計購入 |
私の隠れた趣味の一つに機械式時計集めがありますが、この日ほぼ1年ぶりですが時計を買いました。 (日記帳で時計のことを書くのはかれこれ4年ぶり位でしょうか?嫌みになるので一寸止めていました。) この日購入したのがパテックのカラトラバ。 私は味のあるユーズドの方が好きですので約10年落ち位の程度の良い物を買いました。 パテックと言えばシンプルで飽きが来ないのが一番の特徴かと思いますがご覧になって如何ですか? 若い人にはオッサン時計に思われますかね? 文字盤のところがギョーシェ彫りといって技術的に難しい彫りが入っていますがこれがなかなか美しいですね。 全体がピンクゴールドですのでこれなら秋冬のウォーム感あるスーツや茶系のスーツ、時計のデザイン的にはフォーマル的な使い方が出来そうです。 これでしばらくは車の買い換え計画が遅れそうですが、クルマは5年経てば価値が無くなりますが時計は残りますので、私としては良い買い物をしました。 |
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子供2人健全発言 |
ここのところ柳沢厚労大臣の「女性は子供を産む機械だ!」で辞任要求が強まっていますが、この日はその第2弾として「若者は『結婚して子供を2人以上持ちたい』という健全な状況にいる」と言う発言に対して「だったら子供2人以上を持たないのは不健全で大臣はけしからん」と言っている人達が現れました。 皆さんはどうお感じですか? 私は柳沢大臣や自民党を擁護するつもりは毛頭ありませんが、メディアも、民主党も社民党も国民新党?もその稚拙さ加減にうんざりしています。 きっと↑のように思った人も多いと思いますが、どうみてもただの揚げ足取りで、そこから何かプラスの物が生まれるとは思えません。 何をそんなにヒステリックに柳沢氏を追いやろうとするのか? そんなにこの人に大臣をさせたくありませんか? ○○ちゃん嫌い!といって勝手な理屈を必死でこねている子供と同レベルだと思いません? こんなことで国会審議に参加しないとか、こんな事の批判でTVに映って喜ぶ社民党やその他自民党女性議員って何かおかしいと思いますよ。 特に社民党は土井たか子の生き霊でもいるんでしょうか?女性問題になるとキィキィ言い過ぎですよ。だったら女性党にでもしたら? お願いですからもっとこの国を良くすることを考えてください。 でも、大臣もちょっと自重して欲しいですね、、、(政治ネタは角が立つのでほどほどに・・・反省(-_-;) ) |
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13回忌 |
@セール最終日(日曜日)のこの日、私は不謹慎にもお休みを頂きました。 本来であればセールの週末ですからお客様も多く、お休みなど取れるはずもないのですが一寸無理を言ってのお休みです。 そこまでして何をしたかというと実は亡父の13回忌だったのです。 私は12年前それまで勤めていた会社を辞め、この世界に飛び込んだのは亡父が脳梗塞(半年後他界)で倒れたことが原因でした。 当時は親が会社を経営しているとはいえ、自分の身近な問題とは受け止められず、まぁ若者にありがちな父がいつまでも現役でいるであろうという漠然とした感覚でしか物を考えておりませんでした。 それが12年もこの会社を引き継いでいるのですから、感慨無量です。 『あれから13年(12年)か、、、』 お坊さんの説法を聞き、お焼香をし、その後の会食の間中亡父の事を考えていましたが、果たして死んだ父が今の自分を見てどう思うやら。 吉村家親族の中での特異な存在・・・父は三男、私も次男、これが何故稼業を継ぐ?という矛盾 創業期から125年の時代を経て、生地屋から仕立屋に業務のウエイトを移しつつある現状 時代はいつも移り変わり、企業という物は芯は同じでも少しずつ変わり気が付くと昔とは全く違っていたということも多々あります。 しかし、それを先人達がどう見るか?は何とも言えないですね。 企業にとって、人は血液、社長は頭脳と思いますが、良かったか悪かったか?は後世にならないと判断付きません。 私の役目は、先代、先々代から預かったこの会社を少しでも大きくして後世に伝えることです。 よく会社を私物化したり、IPOして売り抜ける新興企業がありますが私にはその考えが全く理解できません。 決意を新たにしていると、やけにお焼香が目に染みる、そんな一日でした。 |
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@セールの終わりは・・・ |
2週間に渡って行ってきました@セールですがようやくあと2日を残すところまでになりました。 沢山のお客様にご来店(or MAIL)頂き、本当に有り難うございました。 結果はどうだったかというと...今年は暖冬でしたのであまり人気が出ないかな?とも思いましたが蓋を開けてみると例年以上の忙しさとなりました。 中でもインポート商品の高額の物(ゼニア・ダンヒル・ロロピアーナなど)はユーロ高の環境下で春夏物から値上げされると言うこともあり、駆け込み需要なのでしょうか、かなり人気がありしました。 お陰で高額インポート商品のコーナーは空の段が出来るほど。 小売店では完売、品切れ御礼で、有り難いとは思うのですが、当店は生地の卸売販売という立場でもありますので問屋という見方では在庫が少なくなったというのは米櫃の底が見えるようなものであまり嬉しいことではありません。 画像はゼニアとロロピアーナの棚ですが、う〜ん、ちょっと複雑な気持ちですね。 でも、沢山のお客様に愛された証拠と思えば、誇らしく思うべきですね。 皆さん有り難うございました。 |
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春夏サンプル帳 |
ただ今@セールまっただ中 で・す・が・・・、この日は春夏物サンプル帳の最終校正をしていました。 印刷屋から最終稿が届き、品番や価格をチェック、ブランド説明文の確認、部数の確定etc... 意外とやる仕事が多く、@セール期間中でしたが少し社内に籠もって仕事をしていました。 とはいえ、最近はサンプル製作も大阪店一野君がしっかりやってくれるようになりましたので私がとやかく文句を付けるところも少なくなり楽になってきました。 サンプル帳の完成まであと一息、がんばろう・・・ |
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3人目の子供? |
@セールも後半に入ってきて少し落ち着き始め、HP更新の作業をしていると。。。 何やら階下が騒々しい。 「ホゲホゲホゲ。。。」 「ンッ?赤ちゃんの泣き声?」 そうなんです。 この日はレディースのお客様Fさんが赤ちゃん連れで注文に来られました。 でも、どうしてもオーダーの段階になると採寸等々赤ちゃんは手に負えなくなり、何と当社スタッフが預かることに。(ピンがあったり等子供には危ないのです) もちろん女子社員が抱っこしていたのですが女性とはいえ独身者が多いですから、どうも長時間抱くことが出来ないようで私にも順番が回ってきました。 しかし、赤ちゃんを抱くなんて6〜7年ぶりですか。。。 「う〜ん、赤ちゃんってどうやって抱くんだっけ?」 そこでPC机に座りながらプリクラのように撮ったのがこのショット。 ちょっと手ブレしていますが、赤ちゃんなかなかカワイイですね。 大人しく愛らしい赤ちゃんでした! こんなに大人しいのは吉村の血筋にはいない? |
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コンプライアンスって何だろう? |
またまた嫌なニュースが多いですが、昨今新聞紙面を賑わせているのはやはり不二家ではないでしょうか? この日朝刊を読むと凄く印象的な記事が載っていました。 それはちょっと変わってますが「人事欄」でした。 不二家の横には雪印が載っていて、不二家は社長交代関連の人事が、そして隣の雪印はコンプライアンスセクション(CSR)の人事異動が掲載されていました。 簡単に言えば、不二家はコンプライアンス(法令遵守)意識はまだまだこれからで、とにかく社長の首がすげ代わる人事、一方で雪印は例の事件で企業の存続まで危うくなり真剣に取り組んだ結果、ようやく第一陣でコンプライアンスに配属された人が交替になったということでしょうが、とても印象的ですね。 さて、 今話題コンプライアンスと言う言葉、私が言うまでもないですが(企業の)法令遵守のことですよね。 分かりにくく、堅苦しい言葉ですが、当店のような仕立屋には何か関連するようなことはあるでしょうか? 考えてみました。 正直、車や食品などと違い、命に直接影響のない業界ですからあまり多くはありませんが、あるとすれば、(1)製品への針の混入 と(2)製品の産地製造場所の虚偽表示が一番大きい問題でしょうか? ちなみに (1)はどの縫製工場でも製品出荷の前には検針器に掛け、例え小さく折れた針先でもチェックできるようにしています。 また(2)の方は時々けしからんお店がありますが、ごく稀にタグと生地が一致していない商品(つまりタグだけ偽装と言うことです。)や中国縫製の商品を仕入れMade in Chinaの原産地表示を切って販売するお店があります。 勿論、当店はこのようなことはいたしませんが、どの業界にも悪知恵の働く者はおりますので油断は禁物です。 そこでこの日は朝礼でこんなことをスタッフに伝えました。 コンプライアンスって、法令遵守、などと難しく考えると自分達の業界には関係のないように思えるけど、↑のように幾つかは関係している。 コンプライアンスという言葉ではなく『コモンセンス=常識』で物事を判断する基準を持つように。 当社の常識、世間の非常識。世間の常識、当社の非常識ということは意外と多いものです。 |
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@セールに突入 |
いよいよ今日から恒例の@セールが始まります。 リピーターの方など当店の事情をよくご存じの方々はさぞ心待ちにされていたのではないでしょうか? それもそのハズ 当店の@セールは金額的な割引もさることながらリピーターサービスが充実していてこれだけで4,000〜6,000円位のオプションが無料になりますからね。 是非この機会に@セールをお楽しみください。 さて、今日から2週間、今年の@セールはどんなスタートになるでしょうか? 例年、月曜日を@セール初日としてそこから丸々2週間、土日も完全営業で頑張るのですが、皆さん何故月曜日がセール初日かお考えになられたことあります? 月曜日なんて平日を初日にするなんて!とお叱りの言葉を頂きそうなのですが、実は月曜日Startにするには訳があるのです。 それは一度だけ土曜日Startで@セールを開催したことがあるのですが、その時はお客様が来店しやすい土曜日が初日だったため、あまりに混雑してまともなサービスが出来なかったことあったのです。 そこでその時の反省として、@セールは月曜日から、お勤めのあるお客様には悪いけれど平日にある程度セールの実績を積み上げ土日の負担を減らそう!ということになったのです。 それでも土日は少なくとも30名近くのお客様は来られますので、それでもかなりハードですが、でもこれでサービスの質が下がらなくなるなら有り難いことです。 さてさて、今回の@セールどうなることやら。 当店では1月はお年玉企画に始まり、生地部門の催事、その後は@セール、、、とこの月は年間で一番忙しい月です。 これが終われば、つかの間の閑散期、社員旅行なども控えていますのであともうちょっとの辛抱です。 さぁ、今日からしばらく全力疾走だ! |
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結婚式 |
普段土曜日出勤している私ですがこの日は知人の結婚式に出るため久しぶりに土曜日休みを取り、帝国ホテルへ行ってきました。 結婚式と言えば、ただ今38歳の私はそろそろ友人関連のそれは終わり、あとは会社関係のおつき合いや親戚筋ぐらいしか最近は結婚式に出ていません。 20代の間あれだけ毎年ご祝儀を包んでいたのがまるで嘘のように最近は呼ばれなくなりました。 (披露宴そのものが減っていることも影響しているでしょう。) で、この日はどんな方の結婚式だったかというと昔当社を担当していた取引先担当者の結婚式でした。 取引先の結婚式に呼ばれる、というのは法人のおつき合いの仕方によっては良くあることですが、特筆すべきは昔担当だったと言うところ。 普通、転勤や異動などで担当替えが起こると仕事上の関係ではそれで人間関係が途絶えてしまいますが、彼は違っておりまして、今は神戸に住んでいるにも関わらず結婚式に呼んで頂きました。 嬉しいというか、とても光栄なことと思い、喜んで出席しました。 とはいえ、取引先という立場は微妙な立場で披露宴の席次でいえば新郎の上司・同僚(友人)の席とは違うし、元々が取引先というおつき合いですから出席しても知った人が近くにいる訳でもありません。 『結婚式には参列するけれども、自分自身は(話し相手がおらず)ちょっと寂しい想いをするかな?』 ...と思いながら席に着くと、隣の方も何か居心地悪そうにしていました。 そこで、乾杯の前後で声を掛けさせていただくと、その方もまた取引先で話し相手がおらず寂しがっていた(?)様子。 そこで同じ境遇ですね。。。ということになり、思わず盛り上がってしまいました。 そしてその方とつくづく話をしたのは、先にも書いた自分達は取引先という立場で、取引がなくなった後でも結婚式に呼ばれるなんて、何て光栄なことだろう。 彼が転勤になったのはもうかれこれ3年前の話ですよ。 その方の気持ちが嬉しく、この日のシャンペンはとても美味しかったです。 〜おまけ〜 隣の席の方とは親しくなって帰りに車で送ってもらいました。 世の中、色んな所にご縁があります。 |
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京都のモリカゲシャツさんと。 |
今日3つ目の日記です。(一日に3つ日記を書くのは初めてだ・・・) この日の午後は京都にある有名なシャツ屋さんであるモリカゲシャツの社長さんが来店され、その後夕食まで共にしました。 〜ご存じない方に〜 ↑のリンク先から是非ご覧頂きたいのですが一風変わったビジネスシャツとカジュアルシャツの中間のようなシャツを京都で手がけているお店です。 生産のキャパはオーダーでは月50枚程度と少ないらしいですが、圧倒的な人気でご注文は3ヶ月待ちの状態とのこと。 全国の百貨店や表参道ヒルズがオープンする時などは森ビルの人が入居依頼に来たそうです。 (しかもそれを断るんだからオモシロイ) で、食事も含め色々話をしたのですが、これがまたユニークな方でした。 一つは私と全く人種が違うことが驚きで、私はどちらかというと理詰め人間なのに対し、モリカゲさんは完全な芸術肌。 ホント自分が全く持ち合わせない才能をお持ちの方で、勉強になりました。 そして、もひとつユニークだったのが、自分が把握しきれない注文は受けないという信念。 これからどうなるかは分かりませんが、上述で百貨店等からオファーが掛かるにも関わらず出店(出品)しないのはこれを曲げたくないからだそうで、私にもこういった感覚は少なからずありますがそれを実行するには失う物が多すぎなかなか出来ないものです。 それを実行するモリカゲさんには敬意を表します。 いずれにしても、東京or京都での再会を約しこの日は別れましたが、今後も是非交際を続けたい人がまた一人増えました。 いつか東京店でモリカゲさんのオーダー会なぞやってみたい物ですね。 (あぁ〜、この日は人と会ってばかりで何にも仕事をしない一日だったな...スタッフからの視線を冷たく感じるのは気のせいだろうか?) |
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今日2つ目の日記 |
ものづくり大学から大阪店へ戻ると...大阪のお客様Tさんがいらっしゃいました。 このTさん 実は年始にこんなメールを頂いておりました。 |
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で、この日は↑に書いてあった17日、 これは私が接客をしなくては!!ということでご案内いたしました。 大阪店は基本的には大阪SHOPMASTERの顔を大切にしている私ですが、何かあれば顔出しますので大阪管轄の方もどうぞご贔屓下さい。 |
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神戸ものづくり大学 |
阪神淡路大震災の日にあたるこの日は、まさにその中心地神戸市の三ノ宮に行って来ました。 行った目的は震災13回忌の法要等ではなく、神戸にある『ものづくり大学』を視察するためでした。 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、神戸は元々 洋服・靴・家具などを作る職人達が多い街でした。 が、震災の後は、お亡くなりになられたり、廃業されたりする職人達が多く、技術の伝承が困難になり、そこで神戸市が資金援助をして洋服・靴・家具の職人養成学校を作ったのです。 洋服について言えば週3回、2年制のコースですが、少数精鋭(現在は8名の生徒に対し講師3名)で、しかも一級技能士など吉井工場長並みの実力者の講師陣がサポートしていました。 私の目的は...というと、この業界(職人)に入ってくる若者はどんな子達なのかを知ることだったのですが、聞けば、手に職を付けて卒業する彼らも不安があり、それは就職先がない(あるいは意図しない職種に就く)ことだそうです。 つまり、折角技術を学んで職人になろうとしても、採用を募集する縫製工場がなかったり、仮にあったとしても洋服作りを勉強したのに仕事は接客であったりと、なかなか希望通りの仕事が出来ず苦しんでいるようでした。 一方で、私の方はと言うと先日も日記に書きましたがハンドメイド工場(三久服装)の方で若返りを図ろうとしていますので、↑のような不安があれば是非ウチに来て欲しい旨伝えてきました。 で、肝心な生徒さんはどんな子達だったかというと、これが凄い!! 普通部外者が教室に入ってきたりすると浮き足立つものですが全く動じず、黙々と作業をしている、そして分からないことがあれば講師の人達に積極的に聞いて回る... 今時こんな子達、4年制の大学にもいないのではないでしょうか。 ホント、一生懸命な子達でした。 こういった子達には、是非人生において成功して貰いたいものです。 今時の若い奴らはコンビニの前でウンコ座りして...と批判的に見てきた私ですが、今日は若い子達に何かを教わったような気がしました。 オレも負けずに頑張るぞ! |
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生地卸部門の新春売り出し |
この3日間 東京店は生地の卸売り販売部門で恒例の年始のセールを実施していました。 オーダースーツの方のセールは少し先(1/22〜)ですので↑のセールは業販向けとご理解いただけば良いでしょうか、テーラーさん・洋装店さん向けにご用意した生地だけを販売する催事です。 そして、この売り出しは卸売販売向けで生地だけを販売するため、ややアカ抜けないというか、コテコテの雰囲気なのですが3日間お陰様で盛況の内に終わりました。 でも、期間中東京店にご来店されたオーダースーツ関係のお客様達は、いつもと違う雰囲気にちょっと戸惑われたのではないでしょうか? スミマセンでした... こういった催事は年に2回しかありませんのでどうかご理解いただければ助かります。 ところで、この催事で見付けた面白い物をご紹介(とはいっても当社の在庫ですけどね) なんと! ビキャッシュ(ビキューナとカシミヤの混紡)メーカーはWOOLEXPO社製。 う〜ん、大抵の在庫は把握しているつもりでいましたがこんな所に凄い生地が眠っているとは・・・ 日頃からもっともっと在庫について勉強しなくてはいけませんね。 オーダースーツのセールももうすぐです。どうぞそちらも楽しみにしていて下さいね。 |
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何のためのスキー? |
今日はプライベートネタにしましょう。 この日というかその前日、仕事が予想より早く上がったので、何を思ってか! 急遽1泊スキーに行くことにしました。 お正月は休日出勤したこともあり家族に迷惑を掛けましたからその罪滅ぼしです。 行った先は上越越後湯沢、関東圏の人が良く行くスキーエリアです。 今年は暖冬とはいえ、この辺ですから思い立って急にスキーに出掛けても何とかなるところが良いところ。 早速、土曜日の夜上越新幹線のチケットを取り、その日のナイターに! ・・・と思ったのですがスキー場に着くと凄い猛吹雪。 前も見えない状況でナイターもどうやら中止のようです。 そこで仕方がないのでホテルで子供と一緒に久しぶりのゲーセン。 コインゲームに馬鹿みたいに7,000円も使い込む始末。(これで結果コインを500枚獲得しても仕方なし。パチンコの方がましですね。) で、翌日の早朝スキーに賭けると、、、翌朝も猛吹雪。 ゴンドラは動かず、下のリフトも動かない始末××× 前の晩から降り続いた雪は下手をすると路線バスが動かなくなる可能性もあり、やむなく駅周辺の温泉街で温泉巡りをすることに... 猛吹雪の中の温泉巡り...スキーブーツは完全防水なのに、普段履かない運動靴は防水が甘く、びちゃびちゃ。 寒いよぅ、冷たいよぅ、(寒さを通り過ぎ)痛いよぅ、、、 おまけに息子の頭はあっという間にこんなになっているし... 折角入った温泉も、駅まで歩く間に冷え切ってしまった私達親子でした。 あぁ、何のための旅行だったんだろう? 皆さんも旅行は計画的に! |
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チキンラーメンの安藤百福氏逝く |
この日新聞の訃報でインスタントラーメンで有名な日清食品の安藤百福会長がお亡くなりになられたニュースを目にしました。 まずはご冥福をお祈りしたいと思います。 さて、この安藤氏ですが皆さんどんな印象がありますか? ご存じない方も多いと思いますが私は数年前日経新聞の「私の履歴書」で氏の半生について書いた連載を読んだことがあり、以前からとても尊敬しているのですが、戦後貧しい日本が復興していく中で手軽に栄養価の高い物を、ということでインスタントラーメンを発明する経緯は非常に立派だと思いました。 周りから白い目で見られて、、、何度も失敗し、、、それでも懲りずに頑張っても時間ばかりが掛かってしまい、、、折角開発した商品もなかなか受け入れられず。。。 しかし、信念を貫き通し最後は成功する。ホント立派なことです。 そしてこの人を通じて私が申し上げたいことは2つ。 1つは上述の通り信念を貫き通すことがどんなに大切か。 きっと周りはキチガイ呼ばわりする時期もあったでしょう、でも自分の目標を見失わず頑張り通す信念、私も見習いたいと思います。 もう一つは、特に関西圏の人に... 関西は昨今経済的な地盤低下で非常に苦しんでいる地域ですが、この安藤さんこそが関西的なベンチャー魂を持った数少ない人です。 関西はもともと大阪商人(あきんど)的なベンチャー魂がある地域特性があり、一方東京は官僚的なビジネススタイルです。 それぞれ善し悪しはありますが、最近の関西人を見ているとどうも東京ナイズされているというか、牙を抜かれた狼のようになっているような気がします。 是非、安藤氏のベンチャー魂を忘れないで欲しいです。 (私も父の代までは関西育ちですので、関西人のDNAはありますのでこれを肝に銘じたいと思います。) 偉大な方がまた一人お亡くなりになりました。 |
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写真家稲越功一先生のタキシード |
この日は著名な写真家稲越功一先生が当店でタキシードをご注文されたのでその仮縫いを行いました。 先生は何でも当店のお客様がフルオーダーで仕立てられたタキシードをご覧になり、仕上がりが良かったため、その方を通じてご来店されました。 当日は年始ということ、そしてまた冷たい雨の降る一日だったこともありお店は比較的ゆとりをもってご対応できましたが、奥様とご一緒に工場長を含めてゆっくり打ち合わせ、仮縫いを行う姿を拝見すると、これまでフルオーダー、仮縫いは男の世界と思っていた私でしたが、意外と女性と一緒に楽しめる場なのではないか?と考えるようになりました。 頑張って素晴らしいタキシードを作りますからね。 楽しみにしていて下さい。 |
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まさか、ウチの子の学校で... |
昨年末のことになりますが、実は日経新聞の社会面で「某区の区立小で教師による体罰が発生し、被害女児が●●警察へ被害届を提出」という記事を読みました。 「●●警察...?、ウチの近くじゃないか? 区立小?ウチの子の学校?」 子供達に聞くと、正にその通りで学年は違うそうですが、学校内でそんな事件があったとのこと。 ホント、驚きました。 これだけ昨年メディアでいじめだなんだ騒がれていたのに体罰か? 何で教師ってこうもおかしくなっているんだろう? どうも日本の教育システムはおかしいんじゃないか? ・・・色んな考えが脳裏を錯綜しましたが、子供に知っている情報を聞いてみると、どうやら問題はその女児にあり、以前からある種の問題児(問題親)だったとのことでした。 でも、新聞報道を見ると、明らかに「体罰→教師が悪い→教師を裁け」という論調で、事実その教師は現在出勤停止?処分中だそうです。 私は子供のリアリティーある話を聞くにつれ、むしろ教師の側が不憫に思えるようになりました。 確かに子供をひっぱたいた(?)教師が悪いのは確かですが、当事者の子供も叩き返したそうですし(←しかしホント子供の喧嘩ですね、)この件で教師はきっと職を追われるでしょうが、女児側はおとがめなしでしょう。 でも、それで本当に良いのでしょうか? これは教師に対するTeacher Abuse(教師虐待)ではないでしょうか? 確かに子供は子供でまして小学生ですから、間違いは多いでしょう。 でも、だからといって骨折でもしたならいざしらず、盲目的に子供を信じて教師を信じないと言うのはちょっと行き過ぎのような気がします。 やはり日本の教育を巡る環境というのはどこか狂っていますね。 私は以前からの持論ですが、義務教育というのは廃止し、権利教育に変更すべきだと思います。 何が違うかというと、義務だとイヤイヤながら学校に行かなくては行けませんが、権利だったら権利を放棄すれば良い、という所です。 こう変えることで、子供(or親権者)に自由を与え、一方で教師の側にも義務だと嫌がる子供にも全員参加型の教育(?)を与えなくてはいけないところが、「嫌なら権利を他で行使し、当校をお辞めになられても結構です。」と反論できるようにしてはどうでしょうか? 私のいた中学は私立と言うこともありましたがこういった事にはシビアでした。 「当校が嫌なら他で幾らでも子供を引き受ける学校はあるのではないですか?」そんな事を学校側から平然と言える学校でしたし、こういった発想もなければ、真のの教育は出来ないと思います。 教師と親がフェアーな関係、それぞれの責任を持った関係を築くこと、これが大切なのではないでしょうか? 何か子供の不祥事が起こると学校のお偉いさんがTVに出ますが、ホントは親が出るべきではないですか? 子供がかけがえのない存在であることは誰にも異論のないことだと思います。 |