|
|
慶應大学学内大麻汚染 |
今年は母校の150周年、来月には記念行事も行いますし、何よりこれに合わせて夏の全国高校野球では**年振りの甲子園出場と、今年は母校にとって誠に良い一年だと思っていました。。。 と・こ・ろ・が・・・ 皆さんご存じの通りここに来ての学内大麻汚染問題が勃発。 しかも、逮捕された学生は所謂私と同じ中学(普通部)→高校(塾高)からの内部進学者。 何ともはや天国から地獄です。 あぁ、こうやって信用を落としていったブランドが幾つあったことか。 雪印、三菱自工、日本ハムetc枚挙にいとまがありません。 OBとして非常に心が痛むところです。 でも、出身者だから言う訳ではありませんが、慶應というところは非常に自由なところでして、、、 実は昔からこういった悪がはびこる素地がありました。 例えば、高校ではパーマはOK。学校帰りに麻雀をしても喫煙とかがなければそれほど咎められることはありませんでしたし、 私の時代は修学旅行で先生とお酒を飲んだこともありますし、同じ修学旅行で札幌に行った時には先生から『○○君、石鹸の香りがしているよ!』と言われ 『はい!!男になりました!』という会話があった位です。(真偽は不明) とはいえ、自由といっても享楽にふける自由もあれば、堕落する自由もあり、こういった自由も自己責任でどうぞというのが慶應の学風。 つまり、悪いことをしてあるいは学力不足で退学するならそれでも良し、反面、自分を磨く努力をするのも自由で、付属の大学があるにも関わらず、何故か毎年東大に1〜2名行くのも慶應の面白いところでした。 つまり、「自由と責任」のどちらも自己管理なのです。 しかし、この期になってこの自由と責任の概念が福沢諭吉先生の言われた独立自尊の考えというバカはおらんでしょう。 OBとして大変恥ずかしく思う次第です。 |
|
燕尾服、、、フルオーダー、、、レディース? |
私は立場上、東京店のみならず大阪店宛のメールも全て目を通しておりますが、この日大阪店宛てに珍しいご相談が舞い込んできました。 | |||
|
|||
えっ? 燕尾服というとそれこそ天皇陛下に会う時とかノーベル賞受賞者とか演奏会の指揮者が着る最もフォーマルな服です。 当然それはイージーオーダーでは出来ずフルオーダーになりますが、それをレディースで!とは・・・!! 吉井工場長は総理大臣やノーベル賞受賞者のスーツ、燕尾服を仕立てたことはありますが、さすがにレディースはないでしょう・・・ いやはや、色んなお客様がいるものです。 早速お返事すると。。。 何でも他店に相談しても一向にラチがあかなかったとかで当店で是非!ということになりました。 さてさて、どんなオーダーになるのか? 大阪店レディース×私×吉井工場長の3者コラボ、楽しみですね。 なんかこれって日記帳でなくお客様いらっしゃ〜い系? ワクワクします! |
|
自虐的な相場 |
先日『貝になった』私ですが、またまた株価が下がってしまったので相変わらず貝のまま息を潜めて家内の冷たい視線をやり過ごしています。 とはいえ、しかしこの相場、本当に辛いですね、、、 97年の金融機関がバタバタ潰れた時と比べると、国内要因でなく外的要因で、しかもNYよりも何故か下落率が高い訳ですから、、、 加えて、円だけは買われていますからどこかに円資金は滞留している訳ですから「その円はどこで寝ているの?」といった感じです。 それにしてもこの相場、私は『自虐的相場』と言っていますがどこまで自分を傷つければ気が済むのでしょうかね? 株式に限らずですが、相場というのは需要と供給という『人気』で決まります。 需要がなければ値段は付かないと言えばそれまでですが、でも、株式は本質的には会社の資産−負債が本質的価値ですから、そこには必ず金銭的価値が残っています。 それを株式会社の純資産とか解散価値と言いますが、それがその時の株価に対して割安であれば、会社の全株式をその価格で買えれば、大儲け出来るため、この価格がいわば価格下落のある一定の下限になるはずなのですが、、、 今はそれを殆どの上場企業がその解散価値を割り込んでいて、ハッキリ言って異常事態です。 だって、理論株価の半値(PBR=0.5)以下の銘柄も結構ありますからね、、、 そういった会社で、将来性のある会社なら長い目で見れば買いですよ。 誰か、買い支えてくださ〜い。 (証券アナリスト吉村より) |
|
ピザ20枚食べた人 |
サイゼリアのピザに微量のメラニンが入っていたとして同社はピザを食べた人に領収証がなくても代金を返還する旨、発表しましたが、やっぱり出ました「ピザ**枚食べた」と言って請求する輩が。 私の知っている限りの報道では20枚食べたという強者が最高ですが、この人は毎日ピザを食べていたのでしょうか、呆れて物も言えません。 思い出すのはアメリカ映画で出てくる貧困者が理不尽な物乞いをするシーン。 それとどこが違うのでしょうか? これも小泉政権が作った格差社会の弊害でしょうか? 評論家はこんな経済状況になるとここぞとばかりにこぞって小泉改革を批判しますが、サイゼリアに現れた人は映画に出てくる物乞いのような貧困者ではなく、携帯電話を持って車でお店にやってくるような人だったのではないでしょうか? 今の日本人には足りないのはお金ではなくて、モラルとか正義感かとそういった精神的なもののような気がしてなりませんね。。。 サイゼリアも良いとばっちり。上場企業は大変ですね、、、 |
|
突然のルール変更 |
最近サブプライムローン絡みの業績低迷からか欧米金融機関の時価会計基準を凍結しようという議論がされていますね。 金融に詳しい方でなければ分からないかも知れませんが皆さんどう思います? 実はこのロジック、欧米に非常に多いんですよね。 自分達でルールを決めておきながら、おかしくなると都合良くまたルールを変更する。 後から必死になってルールを覚えて頑張った後発の参加者にとっては非常に不公平なこと。 でも、これをやって、やりきってしまうのが欧米の悪いとも凄い所ではないでしょうか? 15年ほど前にもこんなことがありました。 F1でホンダのターボが全盛だった頃、何と!!!ターボエンジンを禁止してしまったんです。(アランプロストの時代です!) お陰でホンダは翌期から奮わなくなってしまって... この時も酷いルール変更だと思いましたが、今回の時価会計基準の凍結も酷いモンです。 上場企業にとってここ10年の時価会計ルールの徹底はある種の黒船襲来。 それまで簿価基準で公表していた物を時価で公表するのは手間も労力も掛かり大変な苦労を伴うものでした。 でも、それが、今サブプライムで時価を発表すると含み損が見えてしまうからルール変更で含み損が見えない簿価表示に戻すなんて、、、 日本人の多くは欧米人のすることを盲目的に受け入れますが、彼らこそ実はしたたかに自分達にのみ利益誘導的に行動している典型なんですよ。 今は捕鯨に反対していますが、本家本元の黒船が来た頃は彼ら自身が鯨を追っていたんですからね。 |
|
物を考える力 |
先日、小中学生の全国学力テストの結果公表をめぐって大阪の橋下知事と市町村の首長が衝突していましたが、皆さんはどのようなお考えでしたか? 私も子供を持つ身として学力テストの結果は非常に興味深く見ていましたが、個人としてはあれは発表すべきで、結果を皆で良い方向に利用すべきだと考えています。 ですから、自己の市町村の結果を発表せず、他地域の結果を利用するような市町村はそれこそ東海ガス田で日本の領土すれすれにストローを刺して、資源を盗み取っている某国と同等なのではないかとすら思います。 ...まぁ、↑のような危険な考えはさておき、 この報道で面白いのはマスコミ各社の意見が分かれたこと、ではないでしょうか? 私も新聞全紙を読むほどマメではないのでどの新聞社がどうとは言えませんが、この日、朝日新聞を批判した橋下知事へのインタビューの中で、 上述テスト結果報道で新聞各紙の判断が分かれたことについて橋下知事を責める質問があったそうですが、このインタビュアーは知事に何を言わせたかったのでしょうか? 『メディア内で意見が分かれるような混乱を起こした責任』をでも知事に追求したいのでしょうか? 私には何を考え、何を求めてインタビューしているのか良く分からなくなりました。 だって、色々な考えを持つのは個人でしょ。 メディアは考えを押し付ける必要はなく、考えるきっかけや情報を与えるのが本来の姿ではないですか? それを思考の混乱を招いたと言うことで発言者を制するのであれば、意見というのは1つしか出ないではないですか? しかも、これがメディアの求める意見だけ認めるというのであれば、思想の統制に繋がりかねません。 その点で橋下知事は議論を活発化させたことで評価を受けても、混乱を招いたと批判されるのは筋違いだと思います。 またまた、熱くなってしまいましたが、私が言いたいことは、メディアは利用する物であってメディアから押し付けられる物ではない。 考えるのも自分、決めるのも自分、だからこその思考ではないでしょうか? 子供の学力テストでは、昔から『物を考える力』を養うというのが昔からの課題でしたが、それが出来ない大人が増えているのでは? 学力テストを受けるべきは我々大人かもしれません。 |
|
自宅で鍋 |
10月も下旬になりそろそろ鍋が恋しい季節になりました。 読者の皆さんもそろそろ初鍋?の時期でしょうか? そこでこの日は新人の弓田君、三久の新人南雲君を自宅に呼んで私の家族と共に鍋を囲みました。 中身は・・・というと、我が家はあまり肉を食べないため鳥・魚中心のいたってヘルシーなもの。 まぁ、特別に用意した晩餐ではなく気取らない普段の夕食ですからこんなモンでしょう。 魚と野菜をタップリ食べて、大好きな生ガキと自分が釣ったイカの干物+ビール数本などあれば最高の夕食です。 特に、三久の新人南雲君は親元から離れての丁稚奉公ですから(お金もないし)栄養失調にしないためにも時々栄養補給をしなくてはいけませんからね。 それにしても仕事を離れこうやって自分の家で同僚と鍋を囲むのは楽しいですね。(外の居酒屋とは訳が違います。) 家族と一緒ですと色々と本人達の違った一面も見えますし、、、 弓田、南雲両君に取っては気を遣って逆に居心地が悪かったかも知れませんが、久しぶりに楽しい会話が出来た夕食でした。 (↑誤解なきよう、、、家庭内不和ではなく、今週は長期出張だったため寂しい夕食続きだったのです。) |
|
大阪BOITS(ボイツ) |
BOITSといっても読者の方にはなんのことやらお分かりになられないと思いますが、このBOITSというのは大阪の若手テーラーさん達の集まりでして、この日はBOITSさんの集まりに大阪店南浦君と共に参加してきました。 ちなみにどんなテーラーさんが参加したかというと・・・ マッセアトゥーラさん テーラーヒライワさん オノの洋服 テーラーヨシダさん From 福井 マエムキスーツさん ドレッサージュ 繁田一さん テーラーヤマヨシさん From 岐阜 などなど、10数名。 マッセアトゥーラさんのお店で新作勉強会だったはずが、、、 名刺&情報交換でワイワイガヤガヤ。勉強会そっちのけで大盛り上がりしてしまいました。 で、何か収穫はあったのか? と言えば、それが大ありで、私にとって大阪はどうしても東京より格下に見る傾向があったのですが(大阪の皆さんスミマセン。でも事実でしょう。)、地盤低下が著しい大阪にあっても志あるテーラーがこんなにも大勢いたかと思うと心強く感じると共に自分たちももっともっと頑張らねばならないな・・・と痛感しました。 また、直近10/8の日記で銀座テーラーの専務さんとお話しした際、「テーラーはオラが大将」が多すぎて他店から謙虚に学ばないという言葉に共感を持ちましたが、 ところがどっこい大阪では他店から謙虚に学ぶ姿勢を持ったテーラーさんがこんなにもいるんだ!ということが分かったことが一番の収穫でした。 こういった友であり、ライバル(コンペティター)の存在が自身を奮い立たせ、業界を良くしていく原動力になるのではないでしょうか。 大切にしたい集まりです。 (この日の酒量、ビール1本、ワイン少々) |
|
ビンテージクロスフェアーの準備 |
当店ではシーズン毎に色んな企画をしていますが、その一つにビンテージクロスフェアーがあります。 どんな企画か?は前回の企画(ビンテージクロスフェアー)をご覧頂くとして... この日はこの秋に予定している秋冬番のビンテージクロスフェアーの仕入をしてきました。 場所は大阪の某生地屋。 当社の生地屋部門から見るとコンペティターですが、オーダースーツのヨシムラから見るとお客さん。 ということでズカズカ乗り込んで現物の商品を選ばせていただきました。 夏物では、、、ドーメルスーパーブリオがあったり、イヴサンローランとか珍しい変わった生地が多かったですが、 さてさて秋冬物ではどうかな? 商品セレクトは大阪店スタッフの南浦君と一緒に作業しましたが、相変わらずなかなか凝った柄がたくさんありました。 特にビンテージクロスは製造後30年以上経過しているため、ウールの油が適度に抜けていて独特のカサツキ感があったり、色柄その物が最近のモノでは絶対あり得ないような柄があったりと、色んな意味で全てが一点物なのですが、それでも良い物を随分セレクトしましたよ!!! 今回はスーツ地もさることながらジャケット地に力を入れましたからこの辺が良いかも知れません。 さてさて、どんなジャケット&スーツのご注文が待ちかまえているかな? 生地がビンテージで古いモノだからこそデザインは最新にしてモード色を出さないとダサダサになってしまうし、、、 これまた販売する我々の力量が問われます。 皆さんはこんな色柄の生地をどんなデザインで仕立ててみますか? |
|
ご挨拶 |
この日はホームページ更新直後&繁忙月の週末と言うこともあり、大変忙しい一日だったのですが、私にはひとつ特別な仕事が用意されていました。 それは、、、 今度新しく丁稚君として三久服装の方に入社(?)するN君のご両親がお店の方へご挨拶に見えるのでそのお相手をするという仕事。 なぁんだ、挨拶を受けるだけでそんな大変じゃないだろう。 ...という声も聞こえそうですが、それがそうでもありません。 親御さんの立場で大切な息子を三久に預けることがどんなに大変なことか... つまり、普通に就職して給料を貰う立場なら別に親が挨拶に来ることはありませんが、N君の場合は丁稚君ですから十分な給料は出ません。 というより、教育の場ですから本来、会社は授業料を貰うべき立場で、三久に通っても今後1〜2年は雇用の場ではないのです。 加えて、親元を離れて会社の社宅に住む訳ですから、会社から見れば特別待遇、でも親から見れば劣悪な雇用環境とも受け取ることが出来る。 そこで、親御さんに心配をさせないためにも一度お会いすることが必要だったんです。 お会いして、、、先方のお話も聞き、こちらの話もして、ようやくお互い理解し合ったという感じ。 何はともあれ良かった、良かった。 |
|
私は貝になりたい |
そういえば、こんなタイトルの悲しい小説がありましたね。 戦争で殺人を犯した戦犯が処刑される時に「生まれ変わるなら私は貝になりたい」と言って絞首台の13階段を上ったお話。 今日はこのことを書きたいのではなく、、、最近の株価動向 はぁ〜っ、、、、私は貝になりたい。 そこそこ日頃使わない資産がありますと人は運用をしなくてはなりません。 預金?債券?はたまた不動産?最近は外貨建て資産などもポピュラーになりました。 我が吉村家では家訓があって会社の資金はリスクテイクな運用は厳禁ですので、余資があれば不動産をコツコツ購入するようにしていますが、個人の方はそれなりに株式運用もしています。(一応証券アナリストでもありますし、、、) あ〜っ、塩漬けの株が、遺跡から発掘された古代米になってしまった...(つまり発芽しない!!) でも、まぁ、両建てで相場張っている訳ではないからまぁいいか。 嵐が通り過ぎるまで、私は貝になりたい。 |
|
銀座テーラーへGO! |
この日はオーダースーツのヨシムラとしてではなくて、三久服装の社長として営業しておりました。 行った先は、ご存じの方も多いと思いますが、今銀座エリアでNO.1テーラーの銀座テーラーさん。 銀座エリアでNO.1というと有名な壱番館さんを上げる方が多いと思いますが、最近は銀座テーラーさんの成長著しく、先日は某アラブの国の王様からご注文を取ったとか、業界でも噂になっていまして、表敬訪問かたがたセールスを!と思って、葛利毛織の若旦那と共にセールスに行って来ました。 (何故葛利毛織?・・・今回は葛利さんからの紹介という形でしたのでご同席頂いたのです。) お会いしたのはM専務。 噂ではやり手の女性社長とその懐刀のM専務と聞いていましたからいきなり本丸に直撃。大変光栄なことです。 そこで、色々とスーツや業界談義をしました。 その中でも印象的だったのは 「我々テーラー業界は閉鎖的で同業の者達から学ぼうとしない」と言われたことでした。 ・・・確かに、この業界は閉鎖的でどのお店も『オラが大将』で他店の頑張りをやっかむだけで勉強しようとしません。 メンズのテーラーがレディースのパターンを勉強しないことなどが良い例です。 そして専務は厳しさも兼ね備えているようで、出入りの業者がセールスに来た時(どうやら当社でも扱っている高級生地メーカーZ社らしい)、相手の担当者が足を組んで話をしたそうで、それを見るや否や追い返したとか。 あるいは、社員教育でも厳しく、若くて頑張っている者は正当に評価するものの、新しいことにどん欲にチャレンジしない人は閑職に追いやられるとか。(←本当はもっと厳しいことを言われていましたが他社のことですからこの程度にデフォルメ) 頑張って結果を出しているところはやっぱりやるべき事をきちんとやっています。 私も大変勉強になりました。 そうそう、肝心のセールスの方はというと、、、 私のスーツ=製品見本をお見せして、当店の売りである両玉カーブポケットや細かなディテールを紹介したところお気に召して頂けて、近い内に見本服を依頼すると言うことになりました。 よっしゃ!・・・というところなのでしょうが、ここは気持ちを抑えて、、、 『ご発注前に一度御社の技術者と弊社の工場長を会わせて下さい。』 と申し上げ、近い内に、吉井工場長に出向いて頂くことになりました。 私の仕事はこれまで。あとは工場長ヨロシクね。(えぇ、私は口先ばかりの人間ですとも。) |
|
30代最後の夜 |
この画像もそろそろ古くなりました××× そうです、実は私、今宵を持ちまして30代を卒業することになりました... ですから今となってはこの画像も偽装ではないでしょうが虚偽表示かも知れません。(スタッフ紹介より転載) 思い起こせば、自分が社会人になって右も左も分からなかった頃、その頃の40歳前後の上司(課長)といえば雲の上の存在。 というより一言で言えば非常に怖い存在でした。 きっと皆さんも多かれ少なかれそうだったでしょう。 でも、それがとうとうその上司の年齢と同じ年齢になってしまいました。あぁぁ、、、 気持ちの上ではあの頃のハートを忘れずにいますが、客観的にはどうみてもオヤジ。 しかも(きっと、いや間違いなく)怖いオヤジなんでしょうね。 30歳になった時は、仕事のことより何となく青春の20代が終わってしまったな、、、という感覚でしたが、 30代が終わろうとしている時は、頭の中は仕事のことばかり。 60歳を定年とすれば自分もあと20年。 そろそろ社会人としての折り返し地点です。 何かやり残したことは?未来は現在の延長線で良いのか?などなど これまでを反省すると共に、次の時代をどう過ごしていくか、この夜は夜更けまで一人で思い悩んでしまいました。 一度仕事を離れ禅寺にでも行って、じっくり考えてみたいものです。 40代になるとそろそろ癌で死ぬ人も出てきますからね、、、 自分の人生を見つめ直すことも大切かも知れませんね... |
|
そろそろコート地を用意しなくては・・・ |
今年は残暑がそれほど厳しくなかったせいか、アッという間に秋が深まっていきますね。 このためかお陰様で秋冬物は順調な滑り出しをしているのですが、、、 最近困ったことが、秋冬物のスーツは良いのですが、その次のコートのご注文が結構増えてきたことです。 お店の方で展開する生地の方は反物がありますからそこから1着分をカットして店頭に展示すれば良いのですが、何分にも例年は10月末頃から動き始める商品が10月初旬から動き出したたため、見本服の準備が間に合わず往生しています。 特に困っているのが、三久服装でお願いしている新商品のインバネスコート!! 9月の初旬から進めていたのですがついつい日常業務に追われてしまい、仮縫いが終わっておらず本縫いが出来ないのです、、、 このままではハイシーズンまでに間に合わない! ということで、急遽工場に出向き工場長直々に仮縫いして貰うことになりました。
いや〜っ、ボイラーの効いた部屋でカシミヤコートの仮縫いは大変でした、、、 |
|
『私』が強い人 |
皆さんの周りにもあろうかと思いますが、自己主張の強い人ってどこにもいますよね。 何かにつけ「私は(が)・・・」と言う人。 私自身もその傾向が強いので人のことを悪く言えませんので、今日は自己反省も踏まえて書きたいと思いますが、こういった自己主張の強い人、どう思います? 私は嫌いではありません。 というか一般的な日本人は事なかれ主義、大衆主義で自分の意見を持たないのが美徳ですから、それに対して敢えて自分が亜流・我流を貫くというのは勇気の要ることですから、敬意すら払っても良いと思っています。 でも、、、 最近、実力がまだまだ不足する者や発言に対する裏付けのない者が「自分が・・・」とのたまうのをしばしば目にします。 概して、中途半端に優秀な若者だったり、帰国かぶれした人達ですが、こういった人達は正直タチが悪い。 何故悪いかというと、さんざん「自分は・・・」と主張した挙げ句、結果が出ないまま最後は『自分なりに(頑張った)』で話を締めくくり、自己陶酔しているから。 自己主張が強いことと、自分勝手なこと、目的を達成したかどうかということは別次元の問題です。 大切なことは目的を達成したかどうかであり、「自分なりの努力」は関係ないと言うことです。 さてさて 思い当たる節のある方、いらっしゃいません?(私も自分自身がこうでないか胸に手を当てて考えています。) |
|
バカは風邪引かない...はず?なのに |
ここ数日急に朝晩肌寒くなりました。 皆さんの中にはそろそろ夏布団から冬布団へ衣替えされた方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな中、無精で家内に任せきりの私は相変わらずの夏掛け布団のまま。 ・・・ということで、この日はすこぶる体調が悪く、朝から喉が痛いは、頭痛はするは(後ほど発熱していたことが判明)、機嫌が悪いは、、、で大変な一日でした。 私の場合、完全な朝型人間のため早朝6時頃からPC仕事をすることが多いのですが、6時から仕事をして10時頃でもうダウン××× スタッフに詫びを言いつつこの日は早退させていただくことに。 昔だったら38度台の熱までは立派に(?)仕事をしていたのですが、最近は昔ほどは無理をしなくなりました。 とっとと布団に入り、ゆっくり寝て、起きてはイソジン片手にうがい三昧。 あぁ、早く良くなれば良いのですが。。。皆さんお休みなさいZZZ |
|
恐ろしい出来事。 |
当社は仕立屋の他、生地屋、関連会社に縫製工場とありますが、実はそれ以外にもマンションやビルを数棟保有していてその管理も行っています。 そしてこの仕事は特に担当者というのを置かず、殆どが私の仕事なのですが、この日はある外国人が退去する日で私がその立ち会いに行ってきました。 そしてこの仕事普段でしたら懇意にしている不動産屋に依頼すべき事なのですが、何故自分が直接携わったかというと、実は訳アリだったんです。 というのも、退去が決まったのに出ない、ごねる、当然家賃は払わない、挙げ句の果てには酷い態度を取られ、脅され、部屋はゴミが散乱する状況。 ひょっとして、これは退去後の姿なのか?それともこれは本人にとって有価物を残したままなのか?すら分からない状態で、最後の最後には、警察を通じて入局管理局に通報するゾとこちらも脅す(?)始末。 入国管理局の名前が出てようやく先方も部屋の清掃・完全退去を約してこの日を迎えたのですが、それまでの一連の顛末は率直に申し上げて普通の日本人の感覚では理解できないようなエゲツナイものでした。 (だって、トイレに固形物を突っ込まれた位ですから、、、) それ故、この日の退去も本心から言うとビクビク、おどおど。 部屋の現況確認も約束の時間の1時間以上前に済ませ、相手との鍵交換・最終精算も建物の入り口で人がいるところの方が良いと思い、入口で待っていると、、、 やってきました、相手が。 屈強な若者を連れて・・・ (>_<) ハッキリ言って恐ろしかったですよ。(-_-;) 中国系の眼光鋭い、そっち系らしき人がハンドバックに手を突っ込んで来たんですから。 臆病な私はこんなこともあろうかと実は、後ろに棒を置いていたのですがそれにしても怖かった... おいおい、こんなこと社長さんのする仕事じゃないだろ。 と思うかも知れませんが、中小企業ではこういった汚れ役をする人はいないですし、こういう側面を従業員に見せたくないのが私の気持ちです。 私のことをプロフィールから慶應ボーイと思われる方も多いのですが、中高生の時は慶應ボーイでも今は薄汚れて汚い仕事も黙々とこなしているんです。 とはいえ、心はあの時のまま気持ち良くありたいですけどね。 |
|
王監督引退に思う |
ソフトバンクの王貞治監督が今シーズン限りで退任するとのNewsをこの日の朝聞きました。 私より年齢が少し上の人にとってはON(王 長嶋)時代を、私の世代はOH(王 張本)時代でしたが、王貞治監督本当にお疲れさまでした。 実は私は今はアンチ巨人ファンなのですが、子供の頃は大の巨人ファンでした。 それが何故、アンチ巨人に変わったかというと、実は原因は王選手でした。 えっ?と思うかも知れませんが、理由は、、、王選手が偉大すぎたんです。 だから、王選手が抜けた巨人が面白くなく、チャンスに打てない原や落ち目大物バッターを高額で買い、使いこなせず無駄遣いをし続ける巨人に愛想を尽かしてしまったんです。 他にも、ご息女が私と同い年、私の友人が同級生だったこともあって非常に親近感を持っておりました。(そういえば昔の巨人の国松2軍監督の息子も同級生だったな、、、) とにかくお疲れさまでした。 ここ1〜2年、病気に冒されつつもその職責から頑張り続けたその姿、選手としてのみならず人間として尊敬いたしております。 これからは是非、縁側で猫でも膝に乗せてゆっくり余生を過ごして下さい。 ところで、この日は新しい内閣の組閣人事が発表された日でもありました。 ナカソネさんに、オブチさん、ハマコーさんと親子顔立ちが似ているなぁ、と思いつつ、仲良しこよしで何代も世襲できる仕事とプロのスポーツマンは違うな、、、と痛感した次第であります。 王監督のような人物が私は好きです。(えっ?自分も世襲社長?) |
|
鹿島へGO!のはずが・・・ |
飛び石連休谷間のこの日は私は連休をいただきお休みでした。 休みというと私の場合、ゴルフをやらないので大抵は釣りに行っておりますが、この日は息子も運動会の振り替え休日と言うこともあり、一緒に茨城の鹿島へ釣りに行くことにしました。 この日は覚えていらっしゃる方もいると思いますが、日本を迷走した台風が通り過ぎた後でして海上は風雨から来る波が少し残る日でもありました。 釣りそのものはイカ釣り!!のため夜釣りだったため、まぁ、夜には波風も収まるだろう・・・と安易に考え、意気揚々朝から鹿島へ行ったのですが・・・ 着いて船宿へ行ってみると、何と!今日は出船中止!とのこと!! え゛(絶句!!) 当日はもちろん朝一で予約を取った際に天候のことは聞いていたのですが、、、 予想より風雨が残ったとのことで、出船はNGと判断したとのこと。 俺達何しにここまで来たの? 息子とデニーズでコーヒーを飲みながらしばし呆然とした吉村親子でした。 気を取り直して、折角ここまで来たんだから何か足跡を残せることを。。。と考えたのですが、鹿島市は石油コンビナートでは有名ですがその他は全くないといって良いほどの寂しい市。(地元の方ゴメンナサイ!!) 色々考えて出てきた答えが、鹿島アントラーズ!! そうだ!アントラーズグッズを息子の土産に買おう!! ということで、買ったアントラーズTシャツがコレ! 息子も一応気に入ってくれたらしく喜んできていますが、それにしてもガソリン高の中、往復4時間200kmは辛かった、、、 これなら仕事をしている方が良かった・・・ はぁ〜、、、原稿締め切り日も近いのに何やってんだオレ |
|
職人候補生の面接 |
今週は忙しい1週間でした××× 15日が祝日でその日の内に大阪入りして夜に経理伝票整理、翌日からは大阪店での業務。 これも本来は5日掛けて行う仕事を2.5日で終え、木曜日には一宮の葛利毛織さんで打ち合わせ、、、 金曜日は上場企業の社長さんの仮縫い、、、 で、最後の最後がこの日の夜の面接でした。 しかも時間が夜の7時半から、、、 吉井工場長から出来るだけ早く会って欲しいとの依頼と私のスケジュール、それとご本人のスケジュールを合わせるとここしか時間が付かなかったのです... で、どんな方の面接をしたかというと、三久の職人候補生(29歳!!) 既に工場見学も済ませ、本人もやる気満々。工場長も太鼓判を押してました。 とはいえ、以前パターンオーダーの縫製工場で勤務していたとはいえまだまだ即戦力には至らず、十分な給料まで払えないところが痛いところ。 色んな話をしました。 三久のどこが魅力か?、自分は20年後どんな人間になりたいか? 吉村としてこの工場の20年後はどうあるべきと考えているか? 疲れているはずなのに・・・思わず1時間以上も話し込んでしまって。。。 今日の調子だと近いうち、三久の平均年齢が少し下がるかも知れませんね。 一期一会、出会いは大切です。 |
|
葛利毛織で仕入の商談 |
この日は大阪店からの帰路ということもあり、少し寄り道をして愛知県一宮市にある葛利毛織さんへ打ち合わせをしに行って来ました。 目的は3つありまして・・・ 1つは、10月に開催予定の秋冬物葛利フェアーの商材探し 2つ目は、来春夏の商品セレクト そして3つ目には、大阪店の南浦君に工場見学をさせたかったこと いやいや、盛り沢山の企画でした。 特に、南浦君が工場見学をしている間に葛利フェアーの商材をセレクトしていたのですが、これがなかなかオモシロイ物を入れましたよ!! 個人的に一番イケル!と思ったのは実はメンズではなくてレディース。 何と!!大声では言えませんが、某ポ●ルス▲スのレディースで使った生地に少し残りがあったということでこれを使わせて頂くことにしました。 これはブランドが良いというのではなく生地の柄が面白いんです! その場で画像を撮ってこなかったのでここで紹介できないのが残念ですが、読者の皆さんは10月の葛利フェアーを楽しみにしていて下さい。 でも、最近葛利さん随分メディアで採り上げられているよな〜。 そのうち相手して貰えなくなってしまうんじゃないか?と少々不安に思った私でした。 |
|
リーマン破綻 |
週末驚くべきNewsが飛び込んできました。 アメリカ第4位の証券会社リーマンブラザーズが破綻したとのニュース。 金融機関や輸出関連企業に勤めている方はさぞかしビックリされたことと思います。 サブプライムに起因してフレディーマック、ファニーメイに引き続き、米4位の証券会社ですよ! でも、皆思ったことは、この構図日本のバブル崩壊と同じ構図だということ。 バブル期も「いつかバブルは絶対に弾ける」と言われ続けながらも買い続け、それが89年の大納会を境に大暴落。 その後、金融機関は住専、抵当証券会社、第二地銀、証券会社、銀行と順次淘汰され、 事業会社もバブルのAIDS(←懐かしい!!麻布自動車、イ・アイ・イ、第一不動産、秀和)を筆頭にダイエーetcですからね。 当時は今ほど金融がハイテク化されておらず比較的簡単なロジックで、不動産を担保に借入を起こし、それで購入した土地をまた担保にして借入を倍化させ、BSを両建てにすることで資産を増やし、それがバブル崩壊で逆の収縮をしてしまっただけでしたが、昨今はリスクとリターンが複雑に分解されていますから、どこにどう影響がでるか分からないのが怖いところです。 こんな経済談義はテーラーのサイトには不向きなので話を変えますが、 実は私の知人にリーマンではありませんが、以前GS(ゴールドマンサックス)に勤めていた人がいます。(既に転職していると思いますが、、、) 彼なんかは年収なんと!!いちおくえんでしたよ!。 しがない中小企業のオーナーには刺激的な金額でしたがリーマン当たりも同等のサラリーを貰っている人もいたことでしょう。 その人達に責任ってないのでしょうか? 雇われだから関係ない。→そうですよね。 仮に経営者だったとしても、善管注意義務を果たせば個人に破綻の責任はない。→そうですよね。 でも、破綻の責任って誰かが取らなくてはいけないんですよね。 報道で米国リーマン本社が映され、従業員が荷物を片づけているシーンが出ていましたが、その中で「高給取り管理職は中でビールを飲んでいる」というコメントがありました。 ン億円のサラリーを貰った人は、会社が潰れても中でビール三昧。 安月給の従業員は悲しみに暮れつつ荷物整理。 アメリカ的民主主義もどこかおかしいと思えませんか? |
|
変なスピーチ |
日記に書くほどのことではないのですが、、、今日のNewsで不思議に思ったことを少々。 それは北京五輪で金を獲った柔道の石井慧選手。 自由奔放は発言がメディアに喜ばれてか、最近何かとワイドショーで採り上げられていますが、この日石井選手は母校に立ち寄り優勝報告&スピーチをしたそうです。 で、ご本人はここメダル後の自由奔放発言を周りから批判されてか非常に言葉を選びながら後輩達に人生訓を示したのですがこれがオカシイ。 「借金の保証人になるな」「たばこは吸うな」「ネクタイは上まで締めろ」 なんですかコレ? タバコは分かりますが、ネクタイは上まで締めろ?人前で言うほどのことないですよ、、、 私はタバコとネクタイは変わった人だな?ということで許容の範囲なのですが「保証人」についてはコレは間違っていると思います。 だって、保証人がなければ必要に迫られて借金を背負う人が借金をできないじゃないですか? これでは家を買うときも商売を興すときも借金も保証行為も全て悪になってしまうような気がします。 大切なのは安易に保証人になるのは良くないということではないかと思うんですが、、、 ちょっと不思議なスピーチでしたね。 |
|
誰を信じる、何を信じる |
最近また、食品偽装問題が浮上してきましたね。 そうです、大阪の三笠食品の問題。 中国毒餃子事件で初めて登場した聞き慣れぬ薬品メタミドホス、これが今度は国内で登場です。 毒餃子問題では国民感情もあってか矛先は中国へ向かいましたが、今度は日本ですよ、日本。 社長は例によって最初の会見では現場の責任を主張、 その後、追求すると自らの責任を認め、調べれば二重帳簿に再三の農水省の検査があった事実が発覚。 これを確信犯と言わずして何というのでしょう。 しかも、社員は全員解雇。取引先は倒産、焼酎メーカーは大打撃etc あまりに、被害者が大きい中、社長さんは辞任すればそれで無罪放免(実際には微罪は問われると思います) 株主なら株主有限責任で終わりなんでしょうか? 今更ながら思うことは、中国人でも日本人でも悪いヤツは悪いんだなということ。 人種や国民で人間を判断するのは誤りで、人間はその人の本質を見抜かなくてはいけないと思います。 食品の業界は我々衣料品業界と違って人の生死に関わることをしているので役所の検査等が入りますが、我々の業界は来るべき役所もありません。 健康被害が出ないということはこういった偽装がもっと起こりやすく、混紡率の偽装(例:カシミヤの偽装表示)なども十分あり得ますから、気を付けなくてはいけません。 えっ、誰が気を付けるかって? もちろん消費者自身が気を付けなくてはいけないのです。 そう、お店をしっかり見る目を養って、自らを守る力を付けるのです。 (→当社に対しても是非こういった厳しい目でご覧下さい。) それにしても、日本は経済犯罪に対して甘すぎですね。 三笠食品の社長さんは日本で生まれて本当に良かったですね、 中国なら下手すれば死刑&即日執行ですよ。(中国って二審制でしたっけ?) せめて5年ぐらいは刑務所に入れないといけないんじゃないでしょうか? |
|
ただ今インバネスコート試作中 |
今の時期になって秋冬物の新製品を開発しているのはとんでもない怠慢なのですが、最近三久服装の吉井工場長にインバネスコートの試作をお願いしています。 インバネスコートというとご存じない方が殆どだと思いますが、簡単に言うと通常のステンカラーのコートに肩からヒジの下位までの丈でケープを付けたもの。 イメージとしては大正時代の文豪が着ていたようなそんなコートです。 実はこのインバネス、 私の知る限りでは都内で1店舗だけしかオーダーできる店がなく、そのお店がフルオーダーで価格がカシミヤで25万円〜と高額なため、何度かお客様からご相談を受けたことがありました。 そして、その都度イージーオーダーの縫製工場に相談を持ちかけていたのですが、、、 販売数量が少ない(だろう)から型紙作成を作っての製品化は出来ないと断られていました。 ですが、ここ数年三久服装とのパイプがしっかりしてきて、また吉井工場長が新製品開発に積極的になってきたため、満を持してインバネスの試作と相成ったのです。 9/10頃までに時間を見て型紙作成。 その後、私のサイズで試作品作成。 皆さんへのご紹介は10月半ばといった所でしょうか? 30'Sスタイル好きの方やレトロな雰囲気後のみの方には面白いアイテムが増えそうです。 ひょっとしてこの秋冬トレンド化する(かも知れない)ブリティッシュトラッドの波に乗ってエルキュール ポワロのようなスタイルが流行り売れるかも知れない? ×××こういうのを捕らぬ狸の何とやらといいます。 |
|
縫製工場の疲弊 |
最近自分の仕事周りで気になっていることを一つ。。。 それは国内の縫製工場がどこも疲弊してきていること。 当社では自社の関連会社である三久服装を含め、縫製工場とは6社取引がありますが、最近その工場の担当者や工場の対応に疲れが見えるというか、何か将来像が描けないでいる工場が増えているような気がしてなりません。 三久服装については自らのことでもあるのでコメントを控えますが、 バブル崩壊後、高いスーツが売れなくなり、反面で19,800、29,800円の2プライススーツが台頭し、オーダースーツ業界は随分既製服業界にシェアを奪われました。 このため業界内でも中国で縫製することでコストダウン化し、イージーオーダーでも同様の19,800円29,800円展開しているチェーン店も出てきています。 でも、物には原価がある訳で、オーダーは製造工程が多いだけに構造的に既製品にかなう訳がないのです。 にもかかわらず泥沼の価格競争に突入したため、タコが空腹になると自らの足を食べるように(通称蛸足)どんどんどんどん自分の身体を疲弊させているような気がします。 加えて、昨今の中国沿岸部の人件費高騰、原油高騰によるコストアップ、ダメ押しがサブプライムショックからくる消費減退ですから、救いようがありません。 幸い当店は早くから良い物を提供しようと独自のラインで商品展開をしてこういった中国縫製とはご縁がないのですが、どうもこういった縫製工場の人達は今どん底にいるような気がしてなりません。 消費者を前にこんな事を言うのは失礼かも知れませんが、19,800円のスーツからは19,800円以上の利益は生まれませんし、私は自分が一生懸命サービスして販売した物の利益が数千円では仕事に対してのモチベーションも上がりません。 消費者として安い物を買いたいというのは自分が消費者でしたら同じように考えます。 でも、潰れてしまったら元の木阿弥。 |
||
お店は、お客様に育てていただいて、その感謝の気持ちを商品対価以上の物としてお客様に返す。 | ||
これが消費者とお店の良い関係ではないかと思います。 国内の縫製工場の皆さん、品質をぐ〜〜ん、と上げて、その半分ぐらいの値上げを要求してみてください。 それに応えるお店が最後には残っていくような気がします。 |
|
投げ出せるって良いよな・・・ |
月変わりの今日、『今月は半期の締めだから最後の追い込みで大変だ!』なんて方も多いでしょう。 そんな気合いを入れ直すこの日、福田総理が辞任してしまいました。 夜テレビを見ていて、ホント、ビックリしました。 確かに支持率は低いものの先日内閣改造をしたばかりなのでこれから!といった時に...というのが私の率直な感想。 きっと、疲れてしまったんでしょうね。。。 何をやっても誉められるどころか批判ばかりですから。 でも、報道を聞いていて羨ましくも思います。 だって、辞めたいときに辞められるから。 もし、ホントに国難だったら辞めたくても辞められないでしょうし、何より自分の責任感が許さないんじゃないでしょうか? 安倍前総理は体調不安で退陣しましたが、まだ安倍さんの方が身体のことですから理屈が通ると思います。 総理大臣と自分を比較するのは甚だ失礼な話ですが、私も小さな会社の舵取りをしていて時々辞めたくなる時もありますが、だからといって私が辞めてしまえば(オーナー企業故)会社は無くなってしまいます。 従業員の生活を考えると安易に決断できないことも沢山あります。 総理大臣は一国の経営者なんですから、メディアにどんなに批判されてもなんとかもう少し頑張って貰いたかったです。 でも、それにしても日本のメディアや一般大衆の人は何故そんなに総理大臣を替えたがるのでしょうか? 一度総理大臣を決めたら任期満了してから評価すれば良いのではないかと思います。 まぁ、ここが直接民主主義と間接民主主義の違いなんですかね。 民主党も相変わらず無責任に言いたい放題だし。 自民党政権なら景気後退 → 公共事業拡大 → 赤字国債復活 → 将来世代の負担増だし、 民主党なら まるで根拠のない論理で、最終的にはこれも将来世代に負担を残しそうです。 だれがやっても同じか。。。 そういえば、日経の春秋(1面の一番下)に書いてありました。 消費者が一番嫌う商品は何か?・・・すぐ壊れてダメになるモノだそうです。 使い始めて1年でダメになってしまう製品を次買う人はいないでしょうね、、、しかも2連続ですから。 |