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マッサージ |
私、酷い肩こりなんです。。。 特に、ホームページの原稿をやっているときが酷くて、根詰めて原稿書きをやると背中から肩にかけてガチガチになってしまいます。 本当は運動でもすれば少し楽になるのでしょうけど、平日出来る運動なんてせいぜい一駅余計に歩くぐらいしか出来ませんし、そうなるともうどうしようもなくなってしまいます。 そんな時、私が利用するのが馬喰町にあるマッサージ屋さん。 足裏30分、全身30分の60分コースで身体のコリをほぐします。 でも、これだけではダメで、実はマッサージに行くにも準備があって、私の場合出来るだけ風呂に入って身体の血行を良くしてから行くようにしているんです。 で、この日は一日原稿に追われて身体がガチガチになっていましたので、明日の土曜日に備え、リフレッシュすることに。 ちょっと贅沢して今日は足裏45分、全身45分の90分コースです!! いつもお願いしている中国人の方にモミモミしてもらい、夢見心地の吉村でした。 さぁ、もう少し原稿もあともう一踏ん張りだ。ガンバロウ! |
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実力者の退職が物語ること |
この日は取引先の部長さんと会食をしました。 へ〜っ、珍しいね、接待? ...と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その通り、当社では珍しい接待でした。 (私は袖の下で仕事を取るような真似は大嫌いですので、接待などは滅多にしません。) で、何で接待するかというと、その部長さんが今度会社をお辞めになるという話を聞いたから。 詳細は関係者もこの日記帳を見るため書けませんが、その方は仕事の上でもお世話になりましたが私自身はその方の前向きな考え方に深く傾倒しておりました。 もちろんお互い立場が違いますから、時にはぶつかることもあったのですが信念に基づいて仕事をしている所が非常に魅力的な方でした。 でも、その方がお辞めになる。 事情は深くは聞けませんでしたが(聞いてしまえば失礼になりますので・・・)どうやら経営的な考えの違いが遠因のようです。 きっと正論を主張しすぎ周囲から煙たがられたのかも知れません。 が、その方は武士でした。 今の時勢ですから業績も悪いでしょう。 その時に部下の責任にせず「自分の責任」としっかり言えるその姿。 私は、部外者ではありましたがその信条・志については深く共感いたしました。 どの会社にも言えることですが、実力者が辞めるというのは企業として大きな転換点を迎えた事を意味します。 この方の退職がその取引先にどれだけの影響を与えるか? 業績面、人材面、従業員のモチベーション等々、私は取引先として冷静に受け止めなくてはいけません。 あぁ、何か銀行員に戻った気分。 Kさん 大変お世話になりました。 話をしていて楽しい有能な方が身近にいらっしゃらなくなるととても寂しいです。 |
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ブリオーニの生地って、、、 |
この日はそろそろビンテージクロスフェアーの準備をしなくては、、、ということで某生地屋さんへ行ってきました。 実はその生地屋さんはこれまでビンテージクロスフェアーで生地を提供頂いていた生地屋とは別の所なのですが、別の店へ行くと当然ながら別の商品があり、ビンテージクロスのような一風変わった物ですとことのほか真新しさを感じさせます。 で、、、ビンテージの商品はそこそこ仕入れられたのですが、生地を置いてある倉庫の隅っこを見てみると、、、 なんとブリオーニの生地があるではないですか!!! ブリオーニと言えば、スーツ1着50万円コースの素晴らしいお店。 映画007でも前回まではブリオーニが衣装担当でクラシコイタリア協会の主要メンバーの1社です。 その生地があるなんて。。。 こちらの方はビンテージではないのですが、聞けばタグを付けられないことを了承して貰えれば提供してもOKとのことでしたから、 ちょっとだけビンテージクロスフェアーの一角にでも置かせて貰おうかな? ※:色々と複雑な問題がありビンテージフェアーのご案内の際には↑についてはコメント出来ませんので、ブリオーニの生地を見てみたい!!という方は個別にお問い合せ下さい。 (色柄は超高級素材ということもあり一風変わった“いかにも金持ちが着そう!”といった柄が多いです。) ビンテージフェアーの楽しみが増えましたね。 |
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困った、困った、、、 |
実は最近困ったことが起きてしまいました。 それは・・・ 創業125周年で葛利毛織さんに依頼して織って貰った3プライポーラ織の素材。 日記帳にも何度か書きましたがネイビー、黒、グレイの3色をそれぞれ4反、2反、2反発注したのですが、、、 なんと!! 葛利毛織の方が2反1反1反と勘違いしてしまい、在庫がショートしそうなんです。 特に、ネイビーは大変人気が高くもう既に1.5反使っていて、そろそろ3反目を納品して貰おうと思ったところでこの事実が発覚。 もぅ、葛利さんも商売っ気がないというか...困ったモンです。(自分の非は認めない悪い私) で、急遽追加しようと葛利と打ち合わせをしたのですが、このネイビーは糸の企画も染めも完全オリジナル。 このため原毛の準備、染色、織り、整理と追加をかけるにも非常に時間が掛かってしまい、4/20の時点で発注をかけても仕上がりが7月中旬。 これじゃ、春夏シーズン終わっちゃうよ〜。。。 他のお客様には4反仕入れたから在庫は大丈夫と豪語してしまっていたし、、、 あぁ、困った困った。。。 スミマセン、125周年生地のネイビーでお考えの方、どうかお早めにご注文下さい。m(_ _)m |
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疑わしきは被告の利益に |
今日のNewsでこんな事が書いてありました。 「痴漢裁判逆転無罪 最高裁」 毎日満員電車で通勤する諸兄にとっては気になる話題ではありませんか? えっ?身に覚えが、、、なんて人はいないと思いますが、私は痴漢が積極的に立件され始めた10年位前からこれの立証については難しさと共に、あまりに女性からの告発に片寄り過ぎた捜査・立件が多く、一方で男性側の主張は無視されることが多く外見だけで見られている側面が強いと前から懸念しておりました。 つまりちょっと綺麗な女性がか弱そうに、涙をすれば警察も検察も裁判官もコロッと鵜呑みにしてしまうという感じですね。(少々誤解を招く言い回しです。女性の方、不快にさせたらごめんなさい。) もちろん女性はこれまで痴漢被害にあって泣き寝入りしていた時期が長かったですから一時的な反動で女性=正義となるのも分かるので敢えてこれまで申し上げませんでしたが、正直この日の判決は、通勤電車で身動き取れない男性諸氏にとってはホッと一安心といった所ではないでしょうか。 とはいえ卑劣な犯罪が多いのも事実で、女性にだけだったら女性専用車両に乗れば良い!というのも言い過ぎですから世の中難しい物ですね。 う〜ん、、、むずかしい。。。 喜んでいるのはミラーマン植草教授だけですかね。。。 |
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黒字ではありますが・・・ |
この日は久しぶりに三久の社長業をやりました。 ...社長業とはいっても2月決算の三久の決算報告書を精査していただけですが、、、 で、三久の本決算はというと、、、対前年減収減益。 まぁ、リーマンショック以降あのオンワードさんですら大赤字になっている位ですから、黒字であるだけありがたいことですが、如何せん、リーマンショック以降百貨店関係のオーダーが減ってきているのが痛いところです。 一方で、ヨシムラからのオーダーはお陰様で前年比20%増。 ...ということは他が20%以上ダウンということか。。。 つらいな〜 でも、お陰様で三久も若い人が2名(近々3名)になり、少しずつ若返りも果たしていますし、新商品開発も徐々にではありますが進んできています。 何とか、一歩また一歩ずつ前に進んで、業績が悪くても赤字にならない範囲で研究開発に努めたいと思います。 あぁ、、、一年頑張った成績表がこれっぽっちの黒字だとちょっと悲しいな。。。 |
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晴れた日の友 |
ここのところ急に暖かくなったせいか、よくお客様がお越しになられます。 この日お越しになられたのはTさんでしたが、Tさんには以前別のSさんという方をご紹介いただいていてその方も暫く懇意にしておりました。 が、、、最近そのSさんが来られなくなったので、元のご紹介者であるTさんに聞いてみると、、、 (あっ、言い忘れました!Sさんは上場を目指すIT企業の社長さんです。) Tさん:Sさんね〜↓、、、あの人会社潰しちゃったよ。 僕も出資していたんだけどね、、、 私 :えっ?Sさんの所って業界でも結構技術力で定評のあった所じゃないですか!!なんで?! Tさん:いやぁね、2年位前に第三者割当を受けて、変な株主(=役員)がやってきたんだよ。 それが経理をうまく丸め込んで第三者割当増資の金どころか会社中の金を盗っちゃってさ。。。 私 :えっ?!会社経営者で新参役員に金庫番をさせたんですか? し・ん・じ・ら・れ・な・い・ Tさん:そうなんだよ、、、その後、音信普通さ。目を掛けていたのに酷いモンだ。 ...しばし呆然とする私。。。 でも、最近こういう方が増えているような気がします。 つまり、30代で起業して一時上昇気流に乗った人がどこかで経営者としての経験不足で、足下をすくわれ破産する人が増えているような気がするんです。 こういうのは晴れた日の友とでも言うのでしょうか。 本当に友が必要なときは雨の日に傘をさしのべてくれる人が本当の友だと思いますが、晴れた日は気持ちがいいんですよね。。。 周りがみんな友達になっちゃうんです。 この点で私は人を信用しないというか出来ないんです。 20代の頃(会社を引き継いだ頃)に人に言われたことを思い出します。 吉村さん、人は信頼しても信用しちゃダメだよ。。。 その方曰く、信頼して任せるのは良いけれど信用すると全てを丸投げしてしまうからそれは危険だよという意のようでした。 会社経営はある種「直列つなぎの電球」のような物だと思います。 つまり、一つでもフィラメントが切れれば全ての電球が消えてしまう。 こうならないためには、やっぱり信用ではなくて信頼なんでしょう。 この日は少々ナーバスになってしまいました。 |
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久しぶりの外販(横浜編) |
この日は久しぶりに外販へ行ってきました。 ちょうど代官山で某社の展示会があったためそこへ立ち寄った後、これまた久しぶりの東横線に乗って横浜まで行って来ましたが、学生時代8年間通った東横線も昔とは随分イメージが変わり何か浦島太郎状態でした。。。 それはさておき、今日行った外販先はNEO JAPANさんというIT企業 部長さんや専務さんが昔から懇意にして下さるので呼ばれると時々お邪魔するのですが、場所がランドマークタワーの中という素晴らしいところ。。。 桜木町から歩くと行きがけにはこんな桜もあって素晴らしいところでした。 (ランドマークタワーの中にはBEAMSをはじめ名だたるSHOPがあるにも関わらず当社にオーダーを有難うございます!!) でも、時代を感じてしまったことが一つ・・・ それは横浜でランドマークタワーと言えば、少し前の六本木ヒルズの位置づけだと思うのですが、そのランドマークタワーの中も空室が結構目立ってきたということ。 お邪魔したNEO JAPANさんのフロアも同社を含めて2社しかテナントがおらず、少々寂しさを感じました。 話しによれば、同じフロアに不動産販売会社がいたそうですがそれが昨年破産したとか。。。 う〜ん、時代ですね。。。 |
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風邪引いた... |
この日はシフトの上ではお休みを頂いておりましたが間近に控えたホームページ更新のため、その原稿作りをしていました。 ところが、、、 この日は朝から調子が悪く、どうにもこうにも原稿を書く筆が進まない××× 人間素直なものです。 やはり体調が悪いと頭の回りも悪くなるんですね。 こんな日記帳一つ書くのに、ひ〜ひ〜言ってる位ですから... で、夕方体温を測ってみると !!38.5度!! やっぱり! 実は我が家では先週、娘がインフルエンザにかかり私も十分気を付けていたつもりだったんですが、、、 加えて、夕方家で体調不良を訴えると、息子までが「俺も多分熱がある...」という始末 あぁ、折角のお花見日和の週末に私(および息子)はじっと布団の中で耐えております。 皆さんも季節の変わり目ですからお身体ご自愛下さい。 |
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ジャケット地追加しました。 |
4月を目前にようやく春になりましたね。。。桜の花も咲き始め、本当に良い季節です。 その頃になるとファッションの色合いもグッと明るくなりこれからのシーズンは明るめのジャケットなどを1枚持っていると休日のお洒落にグンと幅が広がります。 当然、当店でも春夏物のサンプル帳にジャケット地も掲載し、こういったお客様用にゼニアやアニオナ、ソメロス社などのコットン、リネン、シルク素材などを展開しているのですが。。。 実はこの春夏ではユーロが高かったこともあり、品揃えとしては今ひとつボリューム不足(>_<)(=_=)(>_<) そこで、明るいジャケット地を少し追加仕入れしこの日から店頭に展示しました。 どうでしょうか? 好みの分かれる色目ですからそんなに沢山販売できる物ではありませんが、お店がグンと明るくなりましたね。 素材はロロピアーナのウールリネンだったり、ちょっと聞き慣れないルイジボットというイタリアのメーカーだったり、はたまたこれまで扱っていたゼニア(アニオナ)のシルクウールリネン3者混の色違いだったり、、、と、なかなか楽しめますのでジャケットをご希望の方は是非ご覧下さいね。 これからGWとか初夏の頃にジャケット一枚良いのを着ると結構男の株が上がりますよ!! |
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人間考えることは同じ? |
もうかれこれ1〜2年は経つでしょうか? 消費者金融業(サラ金)において法定金利を超える利息を取っていたことが問題になったのは。 一時は社会問題になり、アチコチで過払い利息の返還訴訟が行われサラ金会社も大打撃を受けましたよね。 そしてこの問題は丁度タイミング良く弁護士業の広告解禁や司法書士業の低額訴訟の取り扱い解禁によって私達は電車の中吊り広告でも最近はこの種の宣伝を目にすることになりました。 ところが。。。 こんどはこれがまた誇大広告や虚偽表示で社会問題になりつつあるのだそうです。 特にこの種の広告は大阪が多いらしいですが、『絶対取り戻せる!』とか「かならず○○だ!」的な表現で客集めをして、実際には取り戻せなかった(あるいは少ししか取り戻せなかった)にもかかわらず結構な金額を請求され苦情になった、そうです。 以前も似たようなコメントしたかも知れませんが、実は私の亡父は弁護士でして、高校生の頃は漠然とですが自分も法学部へ行って弁護士を目指すのかと思っていました。 ですが、その際に父が『弁護士は人から金を貰って人に喧嘩を売る商売だからやめなさい』と言われ法学部から経済学部へ志望替えをしました。 だからこそ心のどこかで法学部への憧れがあるのかもしれませんが、 今回話題になったのは司法書士ですが、法律という厳かな人間の叡智を使いながら実は欲に溺れている人もいると思うと、少し残念に思いました。 一方で、また別の言葉も思い出しました。 昔の数字で真偽のほどは分かりませんが、、、 日本国内で年間弁護士に払った弁護料を弁護士の登録人数で割ったら(=一人当たりの平均給与)20数万円だそうです。 これで弁護士の数を増やしても食えない弁護士が増えるだけですよね。 人間、おまんまが食えて初めて聖人になれる...のかもしれません。 |
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尾州出張 |
この日は最近とかく話題に出ている葛利毛織さんへ打ち合わせに行ってきました。 何の打ち合わせかというと・・・ 1つは4月に行う葛利毛織フェアーの商品セレクト もう一つは秋冬物125周年記念反の企画打ち合わせ。 葛利さんへ行くとよくあるのですが、この会社ホント来客が多い。 こうっては悪いですが一宮のへんぴな場所にも関わらず良くお客さんが来られる。 この日も某オーダースーツ量販店さんや伊藤忠さんが来られたとのこと。 そんな忙しいときにわざわざ社長自ら対応いただき恐縮です... それはさておき 打ち合わせの結果はどうだったかというと、、、 4月の葛利フェアー >>> こちらは近い内にアップしますが今回も30マークほど追加商品を用意しました!Super140'Sなどもありますから楽しみにしていて下さい。 秋冬125周年記念反 >>> こちらが難儀しました。。。 私の要求(SUPER160'S&目付のしっかりした物ダブルクロス?)だと何と!!トロフェオ以上の仕入値になってしまう。 特に秋冬の記念反は当社としても絶対に手を抜きたくない企画だけにほとほと困ってしまいました。 SUPER160'Sで目付350g 80番双糸、これでダブルクロス〜... ちなみにトロフェオのクオリティーを紹介しますと、Super120〜130'Sぐらい※、目付290g※、2/80×1/40単糸(経糸80番双糸×横糸40番単糸という意) ※:SUPER120〜130'Sぐらい・・・ゼニアはSUPER表示を正式には公表していません。 ※:目付290g・・・トロフェオでも企画によって多少差があります。 コスト削減が言われて久しい中、こんな愚直な生地作るところなんてどこにもないよな、、、 「コスト削減の誘惑」と「良い物を作りたいという気持ち」の狭間で揺れ動くこの日の吉村でした。 さてさて、この先どうなるのでしょう? |
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水から煮出したカエル |
この日はとある会社から相談を受けてNETビジネスについてアドバイスをしてきました。 その会社は従業員数も100名以上いる当社から見れば大企業なのですが、かれこれ15年以上のおつき合いですから生意気ながらその会社の会議に参加いたしました。 そんな彼らは典型的オーナー企業 意志決定は全てTOPが決めるのですがその会議ではその実権者は現れず、TOPへ稟議をどう上げるか?といった会議でした。 で、議題は?というとNET通販を行った場合のセールスポイントやコスト、懸念事項等々多岐に及びましたが、議論をしていると最後は 『 “上”がなんて言うかな〜? 』 で終わります。 私から見ると「やろうと思っているんですか?」「思っているなら上の方を説得するしかないじゃないですか?」と思うのですが、どうやら彼らは『誰が上に上申する?』といって誰も火中の栗を拾わないのです。 『おいおい、本当にネット通販やる気あるの?』というのが私の偽らざる感想。 業績が良い中、他の比較可能な腹案があるなら話は別なのですが、業績が悪い中、「何かやらねば」という所から出てきた話なのに、こんな感じではねぇ。 果たして私が役に立っているのか? 自分を呼ぶ前に何か別のことする必要があるのでは?などと思ったこの日の私でした。 ところで、本日のタイトル(水から煮出したカエル)ですが、これは私がよく社員に言う言葉なのですが、ご存じですか? 「ぐつぐつ沸いた熱湯を入れた鍋にカエルを放り込んだ場合」と、「水を入れた鍋にカエルを入れてそこから煮出した場合」とどちらのカエルが生き残ると思いますか? 答えは、前者(熱湯の中に入れたカエル)です。 つまり熱湯の中に飛び込みアッチッチとなり飛び出せば火傷で済むものを、水から煮出してしまうと「いい湯だな〜」状態になり最後は死んでしまうということ。 昨冬からの急激な景気後退局面の中、オーナー企業で普段から物言わない体質の会社だと気付いたら、後者になってしまうかも知れませんよ〜。 オーナー企業という点では当社も全く同じですから自らの反省といたしたいです。 皆さんもお風呂に入って気持ちよくなっていると思わぬ落とし穴がありますよ。どうぞお気をつけ下さい。 |
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春になりましたが... |
桜の花も少しずつ咲き始め、季節はすっかり春になりました。 こうなると私の仕事も『ようやく春夏物本番か〜』というところなのですが、私の仕事は販売だけでなく、商品仕入や来秋冬の企画なども同時進行でやっていますので、実は季節感が全く違う仕事をしていることがあります。 この日行っていたのは、三久服装(フルオーダー工場)の新企画。 Webでも試作品等々も含めいくつか紹介しましたからご存じの方もいらっしゃると思いますが、今年の秋冬では『和装の外套』を新商品としてご紹介したいと思っています。 具体的には、インバネスコート、マント、角袖、とんび 等ですが、 この日はこれら商品の百貨店向けセールス準備に追われていました。 何もこれから暖かくなる時期に、、、と思われる方もいらっしゃると思いますが、秋冬物の企画は大体4〜5月頃展示会を行って、そこから各百貨店、メーカーが取り上げることを検討するのです。 このためには3月中に具体的な商品を作らねばならず、吉井工場長も閑散期を利用しつつ忙しくこれらの企画品を仕立ててくれました。 でも、従来はこういった企画、一般的には取り扱い商社やメーカーが企画していましたが、今回は?三久からの提案です。 どこも不景気で企画に回す時間や労力がないのは分かりますが、下請けにここまでさせて果たして良いのかな? こういったことこそが商社やメーカーのノウハウそのものではないかな? そんな風にも思います。 まぁ、あまり深く考えず、自分たちの発表会位のつもりで臨みたいと思います。 この冬どこかの百貨店オーダーサロンでマントや角袖が展示されていたら... それは三久の仕事かもしれませんヨ。 もちろん、ヨシムラの方でも販売しますから和装をされる方はお楽しみに...(一般受けはしませんけれど、、、) ※:画像は後日展示会に出品した際の写真。螺旋階段の途中に展示して結構目立ってました。 |
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不思議な生地 |
前回のHP更新で生地の繊維をミクロで見るというのをやってしましたが、お陰様でかなりご好評だったようです。 ありがとうございます。(*^_^*) だからという訳ではないのですが、今日お客様を接客していて一つユニークな生地を見つけました。 それは、、、今夏サンプル帳に組んだ商品の中からG3064番 メーカーは葛利毛織さんですが、何がユニークかというとこの生地自分が来ている姿を見るのと人から見る姿では色が違うんです。 きっと皆さん『???』ですよね。 、、、というのも生地を織る際、縦糸と横糸の色バランスに変化を持たせると生地は玉虫色に見えるのですが(専門的にはシャンブレーと言います)この生地はまさにシャンブレー。 ブラウンとグリーンが複雑に折り重なって色が出ているんですが、 自分が着て下を見ると「グリーンの色目」、鏡に映る姿(水平に見ると)「ブラウンの色目」なんです。 私もこの生地がシャンブレーであることは理解した上で仕入れましたが、さすがに仕入段階で上から見たり斜めに見たりはしないため、ここまで色が変わることに気付きませんでした。 不思議でしょう。。。なんかカメレオンのような生地です。 ブラウン好きの人には堪えられないと思いますので是非お試し下さい。 << 注 >> サンプル帳の小さい生地だけではこの微妙な色の変化は分かりませんので、ご覧になりたい方は実店舗で生地を肩から下げて確かめてみてください。 |
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125周年DMで思うこと |
以前から何度が採り上げた当社125周年記念クーポンをお入れしたDM。 お陰様で順調に配布が行われ、今週で投函は全て完了しました。 総数大阪分と合わせると10,000通を越え、封筒詰めだけでも山橋君を中心にかなりスタッフに負担を掛けたのですがそれもこれでお終いとなると、何か寂しさすら感じます。 寂しいと言えば、このDMを通じて感じた寂しいことをいくつか書かせていただきますと、、、 一番寂しく思ったことは、DMを通じて、お客様の数名様がお亡くなりになっていたことを知ってしまったことです。 ご家族の方がご丁寧に連絡して下さったからこそなのですが、正直こういった反響は予想外で、私共の中でもそのお客様のファイルを整理する際に改めて採寸表、ご相談内容のメモなどを読み、悲しくなりました。 でも、これは人間の命に限りがある以上避けられないことですね。 特に私の場合、お一人だけお客様コーナーにもご登場頂いた方がいらっしゃったためショックが大きかったです。 2つ目はDMをお送りしたことで個人情報保護法に反するとご批判を頂いた方がいらしたこと。 当社ではHPにプライバシーポリシーにこういったDM(広告)を行うこともある旨ご案内していますので決して法令違反ではないのですが、良かれと思ってやったことでも人の受け止め方はそれぞれなのだなと思い、少々寂しく思いました。 でも、 反面、嬉しいコメントも数多く寄せられ、中には「まだ覚えていて下さったんですね、、、」「クーポンありがとう!!」とか「今は海外赴任中で●●にいます。」のように近況を知らせて下さる方もいたりして、あぁ、やって良かったな〜と思っております。 周年記念のサービスは今年1年使えますので、届いた方は是非ご活用下さいね。 |
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ビンテージクロスの帽子 |
今日は土曜日なので日記帳に書きたくなるような出来事がいっぱいありましたので2つ目をご紹介。 画像はリピーターのMさん Mさんがこの日着てきたのがブラウンのツイードジャケット、帽子までお揃いにしてなかなか良い感じですよね。 ウチで仕入れた生地じゃないのでどこのテーラーさんの物かな? と思い、見せて貰うと、ありゃりゃ、なんとウチのタグが付いている?! 吉村さん、、、これ暮れのビンテージクロスフェアーで仕立てた物ですよ!! あぁ、そうか!!そうだった!! スミマセン。自分で反物から仕入れた物はまず忘れることはないのですが、1着1着で細かく仕入れるような企画物までは記憶できず、思わず恥をかいてしまいました。 それはさておき、このジャケットなかなか良い感じですが、それを引き立てているのは何と言ってもこの帽子ではないですか!! これはビンテージクロスフェアの時、Mさんのお仕立で使用した生地が結構余ったので担当者が残布で帽子でも仕立てたらどうですか?と提案し、残布をMさんにそのままお渡ししたのです。 それをMさんが帽子屋さんに依頼して、このつば付き帽子とハンチング帽を作って貰ったのだそうです。 他社製なので詳細は良く分かりませんがお値段帽子2つで12,000〜13,000円だそうです。 1つ6,000円でこの雰囲気が出せるならこれはお買い得ですね。 読者の皆さんも次回のビンテージクロスフェアーでは検討してみてはどうでしょうか。 |
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ボンドスーツその後・・・ |
2月にお客様いらっしゃ〜いコーナーで007新作「慰めの報酬」でダニエルクレイグが着ているボンドスーツについてご紹介しましたが、その後沢山の人からお問い合せやご注文を頂きました。 ...で、今日はその中から出来上がりのフィッティング姿をご紹介。 お客様はFさん。 山梨からわざわざご来店頂いたお客様で、何でもボンドスーツはご友人の結婚式で着たいのだそうです。 そしてこの日のフィッティングでは、、、なんと映画で使用していた色目のネクタイ、サングラス、チーフに、シャツにとなりきり姿でご試着です。 いかがでしょうか? 今時珍しい?レイバンのサングラスが何ともジェームスボンドっぽいですよね。 (007でレイバンを使用しているかは定かではありません。) Fさん曰く、私があんまり喜んでいるモンだから、 『これだけ喜んでくれるんだと、吉村さんを喜ばす為にオーダーしたようなものですね...』なんて言われてしまって。。。 私も少々悪ノリだったでしょうか。 私としてはWebに紹介したUさんもさることながらFさんのボンドスーツも会心の出来となりました! |
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頂きもの |
この日、久しぶりに三久服装の社長業をしていた私でしたがお昼を境に足早に神田のお店に戻りました。 。。。というのもこの日は閑散期オーダーの最終週。 ご予約がかなり入っていてしかも私自身がご注文をお受けしたお客様ばかり。 13時はTVや新聞にもちょくちょく出演されるI先生。 |
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久しぶりに三久服装に出社しました。 |
私、こう見えてもハンドメイド縫製工場三久服装の社長も兼務しております。 しかしながら、その実態は、、、ホントに名ばかりの管理職(=社長)の典型?で前回出社したのが年末最後の大掃除の時。何とも酷い社長です。 ....とはいえ、まぁ、誰がどう見ても私が三久の実権者ではないのはお分かりなので、これはこれで良いのですが、この日は丁度大阪SHOPMASTERの南浦君が東京へ来ておりましたので案内かたがた久しぶりに三久へ行きました。 吉井工場長に挨拶して、ひとしきり連絡事項を伝えてから色々モゾモゾしていると2つの事が分かりました。 1つ。。。 私の知らないところで職人さんが一人増えていました!! それは現場へ南浦君を連れて案内していた時、「??この人誰??」という人が。 相手も私も『あなた誰?はじめまして』状態でした。 おいおい、誰か先に一声掛けてよ。 で、もう一つ気付いた(気になった)ことは・・・ これは笑えないのですが、百貨店からのオーダーが減っていること。 あの伊●丹メン▲館でさえ、前年を落としてきています。 増えているところは・・・ヨシムラだけ。 これも閑散期や125周年記念ジャケットなどで沢山ご注文いただいたからです。(ありがとうございます!) う〜ん、昨今の景気後退の影響が露骨に表れているな... この3月は色んな工場が危ないと言われていますがウチもそうならないように頑張らんと。 |
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やってきました税務署員 |
2/26に連絡のあった税務調査、この日やってこられました。 『こんにちは。神田税務署の○○です。今日はどうぞ宜しくお願いします。』 非常に丁寧な好印象の挨拶です。 でも、いつも後から思うんですよね、、、この好印象さに騙されてしまうんだと。 はじめはお互いに腹さぐり合いから。 「会社の業況はどうですか?」とか「社長さんのご趣味は?」などなど、入口は可愛いモンです。 それから30分ぐらいすると本題に、、、『それでは総勘定元帳を見せてください。』「売掛金・未払い金・***と+++をお願いします。」 で、それを暫く見ていると、、、「これの元となる資料を見せてください。」「コピーを頂いて良いですか?」 ひ〜っ、、、きたきた。。。 でも、ひるまず言われたことをきちんとやって、午前中はお終い。 午後は13時に参りますので、それまでコピーを用意してくださいね。 優しい言葉ながらも言うことは言われます。 で、午後は一部売掛金が合わないところがあったのを重点調査。 (結果的には担当者のケアレスミスと判明。) その後も、不動産管理部門、大阪店(別法人)とのやりとりに利益操作がないかチェック。 で、だいたい16時頃になるとこの日は終了。 普通は明朝までの宿題を言われるんですが、、、ここで調査官から予想外のお言葉が・・・ 『今回はこれで良いでしょう。後々いくつか資料提出を依頼するかも知れませんが、これでOKです。』 やった〜!!! 2日かかる調査が1日で終わるなんて!! しかも指摘されたこともほとんどなかったし。 でも、こんな不景気で税収が上がらない中、何でこんなに優しかったんだろう... ウチ、儲かっていないって思われているのかな?(はい、そうです。) いずれにしてもとにもかくにもこれで他の仕事をする時間が出来て嬉しい吉村でした。 |