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私らしいプレイフルアイテム

2018年11月15日更新


こんにちは。
秋も深まりそうこう言っている間に冬も目の前ですね。
いまだに“食欲の秋”継続中の私は、最近家の近くにある鯛焼き屋さんをヘビーユースしております。
冷え込む夜にアツアツあんこの鯛焼きを想像すると.....誘惑に勝てるはずもなく、ついつい(笑)
皆さまいかがお過ごしですか?
大阪店の大崎です。

さて、今回は“プレイフルなアイテム”をキーワードにお話ししたいと思います。
秋冬はレイヤードスタイルがメイン。
様々なアイテムを組み合わせられるところがこのスタイルの楽しいところ。
皆さんは何か新しいアイテムはお買いに求めになられましたか?
今シーズンはベーシックなもの...というわけではなく、少し変わった個性的なものをお求めになられる方が多いです。
せっかくのオーダーですから“自分らしさ”を出して、生地や釦、裏地などのディティールにこだわったお洋服を羽織りたい!と思う方が増えてきたのはいいことですね。
なので、今回はその自分らしさをどこに施すか、何で遊ぶかなど、そのようなお話させて頂こうかなと思います。

生地とアイテム

まず1番のオススメは今シーズン新たなトレンド素材として最も注目されている“コーデュロイ”דジャケット”の組み合わせです。
コーデュロイとはコール天とも呼ばれ、綿横ビロード織の表面に畝があるのが特徴の生地。 カジュアルな印象の強い素材ですが、他のアイテムとの組み合わせ方やディティールを変えたりすることで、きれい目でとてもおしゃれな雰囲気に変わったりするんです。
元々はメンズの定番素材ですが、上品な光沢感のあるこの素材をメンズにだけ独占させる訳にはまいりません(笑)
着丈は長めでゆとりを少し多くいれたシングルジャケットに、ロングスカートやテーパードの効いたパンツなどを合わせると素敵なコーディネートになります。
カジュアルな印象のコーデュロイをきれい目な印象にするには、インナーにブラウスやハイゲージのニットを組み合わせると良いでしょう。
バッグをかっちりした雰囲気のもので足元にはヒールを組み合わせていくとより大人っぽく仕上げることができますよ。

続いてのオススメは他のアイテムとも相性が良く、お仕事でも使いやすい“グレンチェック”柄のジャケット。
メンズライクで渋いイメージをお持ちの方が多いとは思いますが、そんなグレンチェックを基本的なデザインはダブルで着丈はやや長めにボックスシルエットにすることで、きちんと感のある女性の方でも使えるハンサムなアイテムになります。
また、あえて少し長めのフレアやタイトスカートをグレンチェックにしても、アウターにタイト目のGジャンやレザージャケットを羽織るとぐっとあか抜けた女性らしいコーディネートがつくれますよ。

グレンチェックはコントラストの強い(画像左)よりも(画像右)のほうが派手さがほどよく緩和されており、無地のジャケットにより近い感覚で使いやすくなります。
反対に画像左のようなチェック柄が大胆で主張が強め(チェックの格子が大きいetc...)お色味が華やかなジャケットももちろんGOODですよ。
ただ、初めての方にしたら仕上がって “ビックリ”少しパワーのありすぎる生地かもしれませんね(笑)
このような生地にはインナーやボトムスをブラックやチャコールグレーの無地、ジャケット以外のトーンを抑えるだけでコーディネートは案外簡単にできてしまうものです。
どのように自分が着こなしたいかによって生地選びは変わりますし、実際手に取って想像するだけでワクワクしますが、仕上がりをイメージするのはなかなか難しいことですよね。
実際にお客様の「こういう着方をしたい」「この系統の服が好きだけど合う生地はどんなの」といったことは、ご遠慮なくおっしゃってください。
お客様一人ひとりにとってベストなご提案をさせていただきますね。

ディティールに自分らしさを

まず、ジャケットの印象を大きく変える襟のデザインから。
ベーシックなノッチドラペルから少しフォーマル感のあるピークドラペルにチェンジいたしましょう。
見た目にパワーの出るピークですがダブルジャケットではもちろん、メンズで今のトレンドであるシングル×ピークドラペルにするのもありでしょう。
襟幅まで広いと顔の横幅を強調してしまうこともあるのですが、襟幅を広めにしゴージ(上襟と下襟の縫い合わせの線)を高めに設定することで小顔効果に繋がります。

そしてジャケットの釦ですが、ブラウン地なら金ボタン。
グレー地なら銀ボタンなど、メタル釦でのアレンジがオススメです。
本水牛釦は生地とのなじみが良いのですが、釦を変えるだけでレディな品格を宿した女性らしいジャケットになりますので、トーンも様々なメタル釦の中からお好みの釦をセレクトし楽しんでいただければと思います。
最後に裏地ですね。
さりげなく袖を捲ったその手元、ジャケットをハンガーにかけた時は特に裏地が目立ちますよね。
なにか動作していないと見えることはほとんどない裏地こそ、自分らしさを施し“あそべる”一番のポイントだと私は思います。
秋冬で色のトーンが落ち着いた服を着ることが増える中、原色系のはっきりしたお色味の裏地は映えますし、ちらっと見えた時のおしゃれ度も高く見えるもの。
それに加えて今季は更にレオパード・ヒョウ柄といった柄のアイテムがトレンドですので、アニマル柄がもともとお好きな方だけでなく皆様に注目していただきたい柄です。
決して関西人だからアニマル推し...というわけではありません(笑)
キュプラの裏地はやわらかくしなやかで発色も素晴らしいです。
なによりもコットンから生まれた再生セルロース繊維のため静電気がおきにくいのでこれからの時期はありがたい。
ただ、摩擦には弱く毛羽立ちやすいので、丈夫なほうがいい!という方にはポリエステルの裏地も種類豊富にございますので、いつもは「同系色で表地に合うように...」とされていた方もお好きな色や思い切った色柄にチャレンジしてみてくださいね。

着心地が良いことは当たり前、“いい大人”の皆さんには“あそび”を取り入れた自分らしいものを着こなしていただきたいと思い、今回はお話しいたしました。
せっかくのオーダーでしたら、スーツでもジャケットでもここにはこだわりたい、ただの仕事着にしたくない、ですよね?
わくわくドキドキするようなお気に入りを羽織って、寒くて凍えてしまいそうな冬も楽しんでいきましょう。
皆さま是非お気に入りのアイテムを創造しにいらしてください。
それではまた次回もお楽しみに。


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