2018年12月27日更新
こんにちは。東京店の富田です。 12月も本当に残すところもうわずかになり、皆さまにとっても慌ただしい 最終週かと思いますが、如何お過ごしでしょうか? 主婦でもある私は、年末の休みに入ってからの大掃除を、綺麗に新年を迎えられるように家族一致団結(心を鬼に)して、頑張ろうと思っているところです。(苦笑) さて、今回の年末最後のコラムは、以外にも?!『愛らしい生地』のご紹介です。 『愛らしい』って何?と思われる方もいらっしゃると思いますが、 ここで私が言う『愛らしい』とは、女性の方だからこそ似合う生地です。 やはり、スーツのオーダーというと、ビジネススーツを中心としたベーシックなお色目の 安定したスーツ生地と思いますよね。 女性にとっては、『ちょっと地味かなぁ~?!』とか、『華やかさにちょっとかけるかなぁ~』と、少しテンションが上がらない気持ちの方もいらっしゃると思います。 そこで今回は、『これ、ちょっといいじゃない!』と、心キュンとした生地を発見した時の気持ちを思い返してご紹介したいと思います。 先ずは、1点物が魅力的なヴィンテージ生地の中からご紹介したいと思います。
一つ目は、『赤のウインドペン×ドット柄』 のお写真です。
この生地のイメージなら、絶対ワンピース!!!がお勧めです。 存在感もあってスパイシーで、コーディネートによっては、優しくもクールに演出と幅広く楽しめます。
次は、『ミッドナイトブルーのベロア』です。 やはりこの光沢と艶は、女性の方にこそ、お仕立て映えする生地だと思います。 特にお勧めしたいデザインは、こちらです。
この素材感と色目なら、デザインはラウンドネックの衿なしの上着で、 羽織り感覚で着るお仕立てがお薦めです。 あえて肩パットを入れず、肩回りをソフトに仕立てるのがいいと思います。 デニムと合わせてカジュアルにするもよし、ワンピースと合わせてドレッシーなスタイリングも いいかと思います。
最後にお薦めなのが、単品スカートとして、是非お仕立て頂きたい生地のご紹介です。 あえて厚めの生地をここでは、ご紹介したいと思います。 生地が厚い事で、寒い冬の装いには大変重宝しますし、またボトムにポイントを置くことで、より冬のオシャレ度をあげて魅せられると思います。 カラータイツと合わせてもいいですし、ロングブーツと合わせるのも躍動的でより良いかなと思います。
ざっくりとした紹介になりましたが、如何でしたか? 今回はあえてスーツを外し、女性のマストアイテムと言ってもいい、『ワンピース』、『ラウンドネックの上着』そして『スカート』をご紹介させて頂きました。 オーダースーツというと、本当にスーツがメインと思われがちですが、このヴィンテージ生地は全て一点ものなので、まるで宝探しを楽しむ感覚でお選びいただけます。 スーツを着ない方でも、既製品で間に合う方でも、一度お仕立てしてみませんか? お仕立ての良さは、自分のためのジャストフィットの洋服です。 自分の好きな生地を決めて、デザインを自分自身で創造する。 だからこそ、自分で作り上げるような楽しさがあるので、『愛おしく大事に着よう』と思うようになりますし、この世に二つとありません。 お仕立て中の期間を待ち遠しく思いながら、フィッティング時の楽しみを是非体感してみては如何でしょうか。 最後に、この一年は、店舗の移転等で色々大変な年でしたが、振り返ると本当にあっという間に、やってきた事に驚いております。 ここまで頑張ってこれたのも、ひとえにお客様と明るいスタッフの皆と、そして家族に感謝しております。 この一年本当にありがとうございました。 また来年も明るくよい年が迎えられますよう、そして楽しい服作りのお役に立てるよう 頑張ってまいりますので、2019年もまた宜しくお願い致します。