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“きちんとおしゃれ”を楽しむ夏

2019年6月21日更新


こんにちは。
大阪店の大崎です。
全国的に梅雨入りし、各地で長雨の季節到来ですね。
個人的な梅雨の思い出としては、小学5年生の時に参加した自然学校(家族と離れ5泊6日で様々な体験をする)という学校行事での出来事が印象に残っています。(何年前の話してんねんっていう話なのですが笑)
当時6月だったと思いますが、威力の強すぎる大型台風になんと....宿舎であるロッジ横の大木を倒され、壁一面の窓ガラスをバッリバリにされまして...。
よりによって私のグループだけ...さすがに怖くて泣いたことを鮮明に覚えております(笑)
雨の思い出はそれだけにとどまらず、入学式は嵐、運動会は台風、卒業式は稀にみる集中豪雨...と、まぁ記憶しているだけでも数えきれないくらい雨に好かれているようで...落ち込みます(泣笑)
今年はどうかダムと農作物が潤う程度でほどほどにしてただきたいところですね。
ジメジメ蒸し暑い日、肌寒い日もありますので、体調を崩されないよう皆さんお気をつけください。

さて、今回はそんな梅雨の季節から夏にかけて大活躍の予感....!?
私の仕立てたリネンスーツの仕上がりをご紹介したいと思います。
皆さんの中には仕事の際スーツを着ることは滅多に無い、という方もいらっしゃるかと思いますが、自分にサイズの合ったオーダースーツ(セットアップ)という“土台”が1着あることでコーディネートが楽になったり、簡単にきちんと感とおしゃれ感を手に入れられるようになります。
はじめに、ポイント別にご説明いたしまして、コーディネートもご紹介します。
今年の夏〜秋にどんなスーツがいいかなぁと悩まれている方も、初めてこのコラムをご覧になる方も、是非最後までご覧くださいね。

◎レディスコラム
リネンスーツで旬を纏う
※スーツデザインの詳しい内容です。
これからの季節も涼しく快適に、仕事〜プライベートまで幅広く活用できるスーツをコンセプトにデザイン・シルエットを決めてみました。

◇point 1:夏仕立てでとことん涼しく

見返し部分にとても薄い芯地を1枚、その他の副資材を省いたとても軽い仕立てにしております。
袖裏をつけない仕様のため脱ぎ着の際は滑りが多少悪くなりますが、涼しさに勝るもの無し!!!笑
夏もジャケットは羽織らないといけない...という方には特にオススメの仕様です。
また、夏仕立ての仕様では袖先の仕様は筒袖(釦、スリット無し)か、スリットしかできないのですが.....オススメはサッと袖を折り返せる“スリット”です。
メンズでは出来ないレディスらしいデザインですし、手元が一気に涼し気に見えます。
是非この夏は挑戦されてみてはいかがでしょうか。

◇point 2:My best size

幼いころから父のビール代よりも私の牛乳代が高くつくような家庭で過ごしたから...?
大きく育ちすぎた大崎は既製品が入らないことが多い.....特にボトム(泣笑)
私の場合ヒップで合わせるとウエストが合わず、ウエストのゆとりをベルトで締めると生地にシワが入り更にみっともない感じに...または股下の丈が合わないのは当たり前です。
皆さんも同じようなご体験されたころありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのがオーダーの魅力です。
ジャケットを羽織っていれば隠せるウエストも、クールビズの季節はパンツやスカートにブラウスを着るだけ....そうするとウエスト・ヒップが合っていないことは丸わかりに!汗
きちんとウエスト・ヒップのサイズ感がぴったりくるパンツで、スマートに美しく見せましょう。

◇point 3:ワイドシルエット

“ワイドパンツ”が流行し始めてから様々な形で目にすることが増え、もはや定番の形になってきましたね。
最近の丈はふくらはぎ下〜くるぶしまで、基本的にロングのものが主流。
ワタリ(太もも)〜裾までたっぷりとゆとりが入っていたシルエット(ガウチョ・パラッツォetc...)は、確実にストレートのサイズ感に近づいた“スマートワイドパンツ”に変化してきております。
今回のようにたっぷりゆとりを入れたシルエットももちろん作ることができますので、お客様の理想をお聞かせいただき、よりイメージに近いものに仕上げていきたと思っております。

また、これからご紹介するコーディネート例をご覧いただく中で「私だったらこういう着方がしてみたいな」「ジャケットはもう少し女性らしいシルエットが好きだな」など次回オーダーのご参考にしていただければ幸いです。

<ビジネススタイル>

①JK×P

スーツ上下の中にホワイトのハイネックトップスを合わせました。
これからの時期のインナーはノースリーブのものも増えてきますよね。
首元が大きくあいているものもありますが、基本的にノースリーブの場合ハイネックやシャツ襟の方がビジネスシーンでも浮かずカジュアル感を抑えられるのでオススメです。
またパンプスは今回ブラウンを合わせましたが、スーツの同系色で濃いものを選ぶと一番ベーシックでバランス良くまとめることができます。

②P×シャツ

パンツ単品にシャツ1枚のコーディネート。
色はホワイト、ベージュ、イエロー、ライトブルーとの相性が良く、普段お仕事用で着られているシャツでも対応できるかと思います。
“お洒落は足元から”といいますからパンプスにも気は使いたいところ。
ベーシックにブラウン系も良いですが、デザイン性の高いものや画像のようにシルバーのパンプスを合わせたりして、シンプルなコーディネートに1点旬のアイテムを入れるとアクセントになりますね!

③JK×テーパードパンツ

定番のテーパードパンツとの組み合わせ。
パンツはセンタープレスが入っていればシルエットは問いません。
今回のようにダーク系(黒)のテーパードをもってくると細見えしますし、更にスタイル良く見せるなら選ぶパンプスの色味は近い方が良いですね。
例えば、ボトムスが黒でシューズは白だとすると、すると視覚的に脚の長さとくるぶしより下の線が協調されてしまいますよね。
同系色でまとめるということは、コントラストを緩和させ足先までの線を切らないようにするということなんです。
靴は何を合わせればいいか...と迷った時には参考にしてみてくださいね!

<カジュアルスタイル>

④JK×P

インナーを艶感のある生地から白Tシャツへシフトすると、一気にカジュアル感がUPします!
基本ヒールを履くという方もプライベートではローヒールのスニーカーなどを履かれることもあるかと思いますので、皆さんにもどちらでもお使いいただけるベストな丈でご提案させて頂きます。
もしよろしければいつも履かれているシューズをお持ちいただくと、より理想の丈感に近づけることができるので良いかもしれませんね。

⑤P×サマーニット

先ほどのシャツ×パンツのコーディネートと同様トップスの色味はなんでも合わせやすいので、プライベートでも色んな組み合わせができるとても重宝するパンツです。
ただ、パンツがゆったりとしたシルエットのため基本的にはトップスは短く、ぴったりめのサイズ感がスタイル良く見えますよ!
合わせるシューズは何でもありですが、今回はブラウンのサンダルでリゾートライクに。
これにカンカン帽やカゴバックなんかの小物を足すと、リネンの雰囲気も相まって一気に夏らしさ満点のコーディネートが完成します!

⑥JK×スカート

ジャケットはどちらかというとメンズライクなシルエットですが、クラシカルで華やかさのあるトップス、小物(バッグやシューズ)を取り入れたりすることで、もちろんレディスライクにもできます。
プライベートではカジュアルダウンして、ワンピース・スカートの素材をコットンやリネン、レーヨンでボリュームのあるものに。
丈はふくらはぎあたり〜くるぶしのロングタイプがGOODです!
コーディネートをする中で大切なのは、色味とその素材感です。
コットンやリネンはどちらかというとカジュアル、シルクやレーヨンは女性らしくフォーマルに映ります。
なので合わせるアイテムのデザイン、素材を変えるだけでメンズライクレディスライクそれぞれの見せ方ができ、スーツは1着でも様々なコーディネートが楽しめますよ!

以上、ビジネスでもカジュアルにも着こなせるリネンスーツをの紹介をさせていただきました。
私自身初めてのベージュカラーのスーツはいつもと気分も変わり、様々な着こなし方を考えるのが楽しくなりました!
リネンの自然で独特なシャリっとした風合い、表情の豊かさが素材の魅力ですし、まだまだたくさん同じコロニアルカラー(ブラウン、カーキ、ベージュetc...)の生地のご用意もございます。
今季のスーツはどんな色味にしようかな、どんな生地があるのかなぁ、などのご相談も承りますので、どうぞお気軽にご連絡ご来店いただければ幸いです。
足元の悪い日も多くなりそうです。
ご来店の際はどうぞお気をつけてお越しくださいね。
ではまた、次回もお楽しみに。


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