2019年7月12日更新
こんにちは。 大阪店の大崎です。 7月も中旬、もうすぐ海の日。 暑さはまだマシなような気がいたしますが、皆さん体調など崩されてはいないでしょうか。 梅雨が明ければ夏!普段も割とアクティブな私ですが、夏は更に海・山・川どこいく?!と、周りを巻き込みがちに(笑) あとは今年花火見れるかな~と店の定休日と花火カレンダーを交互に見る今日この頃。 長岡花火、一度でいいから見てみたいなぁ...見に行かれる方は是非また感想をお聞かせくださいね!
さて、世の中はクールビズ真っ最中。 服装のカジュアル化が進んでいるといっても「スーツ文化の日本」です。 スーツが最もフォーマルという考えは根強く、ジャケット着用の義務付けが完全になくなることはないでしょう。 そしてまた、女性が働ける場所・働けない場所という考えも今はなく、女性であっても現場で働き、外回りがある方や、現場から離れ人を動かす立場にある方まで、業種・職種問わず女性が活躍する社会ですよね。 そんな世の中だからこそ“NOカジュアル・MUSTスーツ”のお客様へ。 社会人1年目の方~5.6年目になられる方、マネージャー職の方々まで、オーダーいただく際の参考にしていただけるよう「レディススーツの基本と理想」について、今回はお話しさせていただきたいと思います。
同じブランドで同じサイズを着て4.5年経っている方、本当にそのスーツはご自身の身体に合っていますか? 「私は9号サイズだから」と思っている方、フロント釦を締めると深い横じわが...なんてことがないでしょうか。 よく採寸時に、とにかく細く!タイトなシルエットで!とのリクエストをいただくことがありますが、むやみやたらにすべてを細くすればいいというものでもありません。 どちらかというと脚をまっすぐに補正して見せてくれるストレートデニムのイメージに近いものですので、パンツのピップから裾までゆとりゼロなのは“逆効果”です。 ゆとりをつけるべきところ(隠したいところ)にはしっかりつけて、しぼるべきところはしぼる、そういうメリハリのあるサイジングにすることによって、細見え効果に繋がります。 正しいサイズ感でスーツを着ることに慣れるともう既製品には戻れませんね。
営業職の方には、相手に好印象を与える“清潔感”と、外回りの際の動きやすさを考えた“機能性”がスーツには求められますよね。 デザインは脚さばきを気にせずに動けるパンツスーツが理想ですが、スカートスーツなら最もシンプルで飾り気を排除したセミタイトスカートが脚さばきも良いいのでオススメです。 生地は色柄やデザインに気を付けて丈夫でシワに強い国産生地で、色目やデザインは比較的落ち着いているトーンのものを。(C19-4902・4905・4921) 上司と外出されることも多いでしょうから、その際には華美なデザインやインパクトのある生地は避けて、ややトーンの明るめの紺無地かシャドーストライプで、上司を立てるようなコーディネートを意識しましょう。
マネージャー職の方は、組織を運営・管理していく力が求められ、部下から一目おかれる存在であることと思います。 そのような立場にいらっしゃる方は光沢感(見た目)のあるクオリティの高いインポート生地がオススメ。(G9310・G6091・K19-8403) 細番手のものはドレープが美しく出るので、より女性らしい雰囲気を醸し出してくれます。 メンズライクなパンツスーツよりもスカートスーツがオススメで、色は明るいブルーかアースカラーのスーツだと部下から好感や親しみを持たれやすい印象になります。 反対に威厳や強さを与えたいのであればあえてダークカラーのパンツスーツを。 ジャケットをダブルにしたりスリーピースを着ることで、キャリアウーマンを演出いたしましょう。 どちらのデザイン・色柄であっても「有能で頼りがいのある人」をイメージして、コーディネートすることを意識していただきたいと思います。
メンズと比べてレディスはトレンドのサイクルが早くデザインが多岐にわたりますので、つい自分の好みやトレンドに流されてしまいがちですよね。 ビジネスシーンでの基本は「誰にどう見られたいか、自分をどのように見せたいか」。 なんのこだわりも基準もなく選ぶスーツは“自分自身を相手に理解してもらいたい、信頼されたい”という気持ちが低いというふうにも伝えてしまうもの。 自分という存在を見直し、与えたい印象をしっかりと認識して、今まで自分基準だったスーツ選びは、上司や部下・クライアントにどういう印象を与えるか、自分の立場にふさわしいのか?ときちんとイメージすることが重要です。 とはいっても自分自身を客観視し、生地やディテールを決めていくのもなかなか難しいですよね。 お仕事の内容やこの先のヴィジョンetc...をお聞かせいただけたら、よりお客様に寄り添ったスーツをご提案をさせていただけるかと思います。 一緒にお客様に似合う“ふさわしいスーツ”をつくりましょう。 ではまた、次回もお楽しみに。