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どこまで生まれかわる?

2019年8月9日更新


こんにちは。
大阪店の大崎です。
8月も半ばに差し掛かり連日うだるような暑さに体力を奪われますね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私事ですが最近は睡眠不足が悩みで、先日ネットニュースを読んでいたところこんな記事を発見いたしました。
“冷房をつけて寝ると体に悪いはウソだ”という標題で、要は体がだるくなったり頭が痛くなったりするのは、設定温度が低すぎて体温を奪われてしまうのが原因だそうで、ちゃんと適正温度(約28度)で直接体に当たらないようにすると睡眠の質が上がる、という内容でした。
更に温度だけでなく蒸し暑い日には発汗量が減り体温低下も妨げてしまうため、中途覚醒の増加やレム睡眠の減少によって睡眠の質が下がってしまうのだそう....。
読み切って思ったことは一つ。
「引っ越さないと....笑」
私の部屋はマンションの廊下に面していて室外機は廊下に置けない。(エアコンがつけられない)
快適な睡眠を得るには費用が少々.....とりあえずできることから始めようと今更ながら冷風機を買おうとしております(汗)
あとはマットレスと枕を変えるか?皆さんオススメ枕があれば教えてください(笑)

さて、今回はいつものコラム内容とはちょっと違うジャケットの「リフォーム」についてお話ししたいと思います。
以前に東京店の富田さんが紹介されていた20年前のスーツ。
実は私も先日実家に帰省した際、母とクローゼットを物色していましたら「THEタンスの匂い!」が染みついたチェックジャケットを発見いたしました。
それはおおよそ30年前、当時母があるスポーツ競技の日本選手団だった時のユニフォームらしく、思い出としてとっておいたそうなんです。
支給品でしょうからS/M/Lから選択...といったざっくりした感じだったと思いますが、それにしても肩パッドは厚く肩幅やバストは大きい着丈も長い....。
こんな時代があったんだなぁとなぜか私まで懐かしい気持ちに。
そう思ったと同時に「色柄は今でも十分いけるしなぁ、直せるだけ直したらひょっとしたら着れるかも?...いやいやそれよりもまず直していいの?」と思い母に聞くと「着てくれるんやったらいいよ」とさらっと承諾してくれました。(優しい母に感謝)
今の時代に着ていてもおかしくないよう直し着られるようにして、皆さんがお持ちのジャケットやスーツのリフォームのご参考にもしていただけるよう、今回はまずそのBeforeをご紹介したいと思います。

職人さん泣かせ?!のリフォームポイント

肩パッドを抜く

まず、ジャケットの印象を大きく変えるショルダーラインをなめらかに。
最近のレディススーツ・ジャケットには肩パッドも入っていないものが多くなり、入っているとしても数mmのものすごく薄いものです。
今のがっちがち状態だと「え?ガンダム?」となってしまうのでこれは一番にリフォームしますね(笑)
パッドを抜くとおのずと肩先も落ちてしまうため、ダキ皺(肩甲骨横に布のあまりが原因でできる皺)が生まれる可能性はありますが、チェックでカジュアルな印象なのでラフに羽織れるようにパットは無しで肩幅を左右それぞれ2cmツメたいと思います。

サイズの変更<バスト左右それぞれ2cmツメ、袖肘幅半寸1.5cmツメ、袖丈出し>

このジャケット、よくみるとプリンセスラインと背ダーツも入っており、きちんと寸法さえあっていればシャープでスタイリッシュに着ることができるジャケットです。
しかし画像のとおり正面・後ろそれぞれダキ皺が入り、明らかに実寸よりもジャケット寸法のほうが大きいことがみてとれます。
ウエスト、ヒップのサイズは変えずに、バストはきちんとツメてラインに沿うようにし、
太すぎる袖幅も肘~袖口に向かって自然にツメてすっきり見えるようにしたいと思います。

また、デザインのデティールについては補正しきれない部分や、変更できない部分があるのが少々残念なところです。
例えばアームホールの大きさ、ゴージラインの位置、それぞれ縦の長さを変えずに直すことは難しく、一回全てをばらしても着丈の長さや上衿の大きさ等様々なところに支障がでてくることになります。
直せない部分こそ古臭い印象?!に見せてしまう原因があるのですが...“ヴィンテージライク”ということで楽しむしかありません(笑)
あとはせっかくなので釦は付け替えたいところですが...大事なアクセントになりますから迷ってしまいますね~。(Afterでお披露目いたします)
釦をつけ変えてみるだけで雰囲気はガラッと変わりますので、またお越しの際には裏地と合わせてじっくりとご覧くださいね。

今回は生地の色柄を選び裏地や釦を決めて...といういつものオーダーとはまた違う、古くなってしまったデザイン・シルエットを今の時代でも着れるようなアレンジ方法をご紹介させていただきました。
果たして成功するのかどうなのかちょっと心配なところはありますが、最悪失敗しても母の物だから....なんていったら怒られますね(笑)
きちんとコーディネートが組めるジャケットになるよう、期待しつつ楽しみに待ちたいと思います!
Afterコラムの際には気になるリフォーム料金も含めてご紹介させていただきますね。
今回のリフォームは、お直しがエコに繋がるというプラスな部分と(お客様には)買い直してていただかなければ...という業界的はマイナス?!の部分があります(笑)
いずれにしてもオーダースーツを中心に様々な関連ニュースを発信し、お客様に楽しんで見ていただくことがこのコラムの理想ですので、今後のコラムはもちろんBack numberも覗いてみてくださいね。
ではまた、次回もお楽しみに。