HOME > レディース > レディスの制服オーダー

レディスの制服オーダー

2019年9月6日更新


こんにちは。
大阪店の大崎です。
今年は梅雨明けも遅く夏は短いかなぁと思っていたのですが...厳しい残暑が続きますね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
最近はこれでも朝晩が多少涼しくなりましたよね!
そこでふと...もうあと3か月ほどで今年が終わってしまうではありませんか!
ここ数年の時間の流れが尋常じゃないくらい早いのはなぜ(笑)
「20代なんてあっという間よ~今しかできないことはしておかないと!」といわれていたのを思い出し、“とりあえず”大崎は初一人旅に行ってまいりました。
ずっと前からしてみたかったことなのですが勇気が出ず早3年...今から約1ヵ月前にエアーをとることに成功。
ここまでしたらさすがに行くだろうと(笑)
国内なので一人旅というのには大げさかもしれませんが、海外に一人なんて心臓がミジンコレベルの私はいつになることやら(笑)
よろしければ皆さんの“行ってよかった、行くべきだ”という旅行先がありましたらまた教えてくださいね。

さて、今回はいつものコラムとは少し違う“制服”オーダーのお話しをさせていただきたいと思います。
今年で3度目となりますが、ある会社の女性社員の方が着る制服(スリーピース)のオーダーをいただいております。
経緯としては、その会社の社長をはじめ幹部の方々がお客様で、大阪店で何度目かのスーツをオーダーいただいている際に。

お客様: 「うちの会社“女性社員も全員制服”なんだよね~
よかったらヨシムラさんで作ってもらえないかな?」

との依頼がありまして...断る理由などあるわけもなく。
私: 「よろしんですか!?是非うちでさせてください!」

といった感じで決まったんです。

そして今年も...となったわけですが、大阪だけでなく東京・京都支店の方もいらっしゃったので、ヨシムラ東京店の富田さんにも協力をお願いして全20名分の制服を製作いたしました。

まず取り掛かったのが生地の確保。
屋内でオールシーズン使えるものとの依頼でしたので基本的には春夏物。
1人あたり必要な生地の用尺が約3m×20名=約60mは必要ですが、時期が春夏物セールが終わった直後でヨシムラ在庫を見る限り生地があまり残っていない..んんどうしよう...。
仕方がないので急遽仕入れ先に問い合わせなんとか60m以上ある生地を確保することができました(汗)
そして、生地のサンプルを提案し先方の社内で好みをすり合わせていただいて、その後改めて少し大きいサイズの生地を持って伺って...。
「今年はこれだ!」と、決定した生地がこちらです。

やや明るめのネイビーはお顔映りも良く見え、皆さんが同じ制服を着ている際にも全体の印象が重たくなりすぎないのでBEST SELECT!

イタリア“REDA”の生地です。
光沢感もさることながら非常に滑らかな風合いなのでレディススーツにはぴったり!の生地なんですが...。
「ん?REDA!?制服にしてはもったいなくない?」...そうなんです。
もっいないんですよ!
基本的に見た目の良さや肌触りと耐久性は反比例するもの、年間で250日程着ることになる制服は本来国産の生地をオススメしたいところなんです。
普通制服のリニューアルは2,3年に1回くらいの会社が多いと思いますが、こちらでは1年に1回のリニューアル...業績が順調という証ですね!うちも見習わなければ...。
幹部の方々は数多くのオーダーをこなされて目が肥えていらっしゃることもあって、REDAの生地で製作いたしました。

そして生地が決定して後日、1人ずつ採寸をしました。
この会社は大阪店から自転車で10分くらいのところにあるので本当は店頭にお越しいただきたいところですが、人数が人数なだけに私が伺うことに...。
ですので店頭にある見本服ではなく実際にお客様が着ているスーツをベースにするため、少々難易度の高い採寸になりました。
先方は仕事中のため1人ひとりをスピーディーかつ正確に測ることが必須。
それでなくても高層ビル最上階の豪華すぎる応接室で緊張しっぱなし!
完全アウェイでの採寸をそうとは感じさせないよう平然を装う方に必死でした(笑)

デザイン

続いてデザインについて。
今回も前回までのオーダーから変更なしでいたってベーシックな仕様にとのことでした。 シングル2つ釦のジャケットにベスト、タイトスカートのスリーピース。
身体の凹凸に沿ってタイトめのシルエットを意識し、ベストの剣先は丸くカットするなど全体的にレディスライクで柔らかい印象にまとめています。
実用面では、ジャケットとベストそれぞれの左胸にポケットをつけて名札を付けたりペンを入れられるように。
社員証などを入れられる方はご経験があるかと思いますが、既製品で胸ポケットや内ポケット付きを探そうと思っても、レディススーツでは非常に少ないため一苦労ですよね。
サイズ感はもちろんですが細かいデザインを一つ一つ改めて考えてみると、こうだったらな、ああだったらな、なんて理想があるもの。
皆さんのご要望をお聞きしながらそれをデザインに落とし込み生地を決め、会社のカラーを表すことができるのもオーダーの良さであり魅力ですよ。
今回も取引先の方々に“誠実さや親しみやすさ”を感じさせるそんな制服に仕上がったと思います。

ウエストのシェイプをきちんと効かせたレディスライクなライン。

春夏の“ベスト×スカート”スタイルが多くなっても名札をつけることができる。

食事をされた後やデスクワークをされる際にサイズを調節できる3段ホック。


内ポケットは物を入れても表に干渉しにくいためオススメのオプション(1,000円+tax)。

裾幅を絞りすぎないように。ストレートのシルエットに近いため足さばきも良く座った際にヒザ回りの窮屈感が軽減される。

まとめ

簡単ではありますが今回は制服オーダーのちょっとしたご紹介でした!
すでに20名分の制服は納品させていただきましたが、ベストの微調整が必要な方が1名いらっしゃったので早急に対応いたしました。
きちんと1回でお納めできるのが1番良いのですが...納品後も細かい微調整などのフォローをきちんといたしますので、皆さんもご安心ください。
先程も申しましたが多数オーダーを検討いただいている場合は、大阪府内に限らずメジャー握りしめて飛んでいくことがございます。
ご遠慮なくご相談くださいね。
他府県となると少し旅行気分?なんて言ったらまた後ろの席からマウス飛んできそうなので冗談としておいて....(笑)
メンズの方も完璧に採寸できるよう大崎もしっかりと腕を磨いてまいります!
ではまた、次回もお楽しみに。


back number

過去のback number