2021年11月12日更新
こんにちは。 大阪店の大崎です。 秋晴れの好天気がつづき紅葉狩りのシーズンですね。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。 天気が良くても順調に気温は低くなってきているので、毛布をいつ出そうかとタイミングを見ているところです。 ほんとやだなぁ.....寒いのは。(太るし) 今年は昨年よりもインフルエンザの予防接種も積極的に!だそうなので皆さんもどうぞお気をつけてお過ごしくださいね。 さて、今回のテーマは「似合う服より、着たい服?」 普段はメンズライクなスーツしか着ない私が“レディスライク”に挑戦してみよう!ということでご紹介したいと思います。 どうゆうこと?と頭の中にハテナが浮かんでいると思いますので、まずはきっかけのお話からしてまいりますね。
まずレディースコラムはお客様の仕上りだったり、ファッションに関すること全般的にご紹介する内容となっているのですが、私を含めレディススタッフの着用スーツも登場しているのをご存じでしょうか? 今季もいつも通り好きなテイストで機嫌よくオーダーシートに書き込んでいると...
と、いうやり取りがありまして、いや、心の中で言い返しているだけなのでやり取りとは言いませんが... 軽く突っ込まれただけなのになかなか心にくるものがあり、スカートでもなんでも履いたるやん!と半分やけになって?!今回のオーダーに至ったというわけです。 なので私の場合は着たい服というよりは「挑戦したい服」のがしっくりきますかね(汗)
スーツはビジネスシーンにおいて、着ている人の印象に直結するアイテムですから、周りにどう自分をイメージづけたいかを考え、自信をもって着られて「自分をよく見せられるもの」を選択するのが一番だと私は思います。 しかしOFFの日までそのモチベーションだと疲れますし、もっと自分の“お洒落心を満たせるもの”があると良いと思いませんか? YOSIMURAのスーツはビジネスだけじゃない、プライベートでも皆さんのお役に立てます。 今回私の作成するスーツのように、OFFの日もヨシムラのスーツを着ていただけるよう、いつもより気合いを入れてオーダーシートに向かいつつ、今回のオーダーの内容をポイントに分けてお話しいたしますね!
ファッションの流行は20年周期。 どこかで聞いたことありませんか? ファッションの流行は、生まれた後に完全に消えてしまうものと、定番となって後世に残るもの、一度廃れても10年20年の時を経て復活するものに分けることができ、その定番となった中にミニスカートがあります。 1960年頃に登場後、ファッションの大衆化の波に押されミニ丈が一世を風靡。 70年代にはロング丈が流行しましたが、80年代にまた復活、90年代2000年代も繰り返し流行の波が訪れました。 そして今年のトレンドは、再びクラシカルなムード漂うミニ丈のスカート。 今回は職場で履く勇気はないですし、そもそもどうかと思うので、プライベートだけならその波に乗ってみようじゃない!と決めました。 今まではロング一択だったんですけどね....今やらなきゃきゃいつやるののやつです。
またジャケットのデザインはシングルラウンドネック。 これまたクラシカルなデザインですが、今回その仕様に決めたのは私の母が持っていた古い雑誌やカタログもきっかけになりました。 余談ですが母は昔からなんでも捨てられない性格でして、学生の頃の教科書までまだ保管してあるんです。 4回も引っ越しをしたのに...場所を取るのに....。 それで私もたまたま見た時に“ザ・昔のスーツ”なソフトスーツや、シャネルスーツを着てインタビューに答えている方が載っていたりと、読んでみると色々と面白かったんですよね。(いや、読むんかい) 見ていたデザインの中でも私が一番作らなさそう(似合わない)と思ったのが、ラウンドカラーだったというわけです。 今回は挑戦の回!?ですからね。 テーラードよりもエレガントなデザインを“いかに普段使いしやすいジャケットにするか”が重要ポイントです。
以前レディースコラムで、骨格診断から分かる自分に似合うスーツについてお話ししたかと思いますが、皆さんも覚えてくださっていますか? ストレート・ウェーブ・ナチュラルと3つのグループの中で、私の体型はナチュラル。 レディースならではの生地やぴたっと身体のラインが出るようなシルエットは苦手で、逆にエ素朴でラフな印象の生地やデザインがしっくりきます。 そのため全体的にメンズライクなシルエットにしがちなので、店長からも突っ込まれたということです(泣) 今回もコンセプトであるレディースライクもコテコテに意識....したいところですが、普段テーラード派の私がそんなに固めてしまうと絶対に着ない、確実に着ない(笑) ということで、今回はデザインを女性らしく、生地は素朴でカジュアルな印象のツイードを使って、あくまでも私自身が“着たいと思える”スーツをイメージしました。 私と同じ状況にいる方にも、作ってみようかな?と思っていただけるスーツに仕上げたいと思います。
お洒落に見せるポイントの1つとして季節感を表すことが大切です。 今回は秋冬の定番“ツイード”生地を使うのでクリア! ツイードは比較的メンズのお客様にご注文をいただくことが多いのですが、女性のお客様にもオススメです。 ツイードといえば、ご存じのとおり「生地が厚手で温かい」。 太くて短い羊の紡毛糸を用いて織るため、表面に艶はなく素朴な風合いが特徴なのですが、ハリコシの強いツイード素材は、普通のウーステッド(サラッとした薄手の生地)よりも身体のラインを拾いにくくシルエットをシャープに見せます。 脚を長く見せたい、もっとボリュームが欲しい、反対に細く見せたいetc... 女性にとって永遠のテーマともいえる体型カバーにもうってつけの生地なんです。
恥ずかしながら★印の仕様以外は私は選んだことのない初めての仕様。 スカート丈に関しては、今も本当に大丈夫か?!と本人が一番心配しています。 部活の時のスコート以来!…ではないですが、今はゴルフの時くらいなので。 皆さんも自分には似合わないと思っているデザインやトレンドに対して、前向きに挑戦できるようにそれなりの出来栄えで仕上ってきて欲しいところです。笑 色々悩んで今から工場にお願いするため、次回の更新に間に合わないかもしれませんが、無事更新できた際には温かい目でさらっと読んでくださると嬉しいです。 ある意味楽しみにお待ちくださいませ。 それではまた、次回もお楽しみに。