2022年2月18日更新
こんにちは。 大阪店の大崎です。 そろそろ寒い冬にも飽きてきまして、春が恋しい時期ですね。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。 今年は去年より寒くないですか!?と毎年そう思うくらい、大崎の体感温度は大阪中心部に居ても氷点下であります。 そんな私ですが、最近2022年春夏新作ネクタイの紹介文を書きました。(一応HP更新は来週の予定) そこには私自身の写真も差し込まないといけなかったのですが、原稿作成の依頼が来ないだろうと思っていた矢先のことで不覚にも顔がパンパンマン。 それに少しは春っぽい恰好で撮ろうかと春夏物を用意したものの、結局寒すぎて普通の合物を着て撮影してしまいました。 (次回の秋冬はどんなに暑くとも冬物を着ます!...ここで宣言されてもですね。) しかし、それくらい冬が苦手な私ですら2月に入ると気分だけは春なんです! 「暦の上では春を迎えました~♪」と笑顔で知らせてくれるお天気お兄さんに、体感的にはツッコミつつ、そろそろ皆さんも一緒に気分を少~~~しずつ春へ切り替えていきませんか? 今回は2022年春夏に着たい「春の褒められスーツ」にするためのオーダーポイントについてご紹介してまいりたいと思います。 さて、スーツとはほとんどの方にとって仕事をする時に着るもの。 定番で無難なもので、目立たず周りと馴染むスーツが普通好まれますが、この頃デザインや着こなしがマンネリ化してきたな~という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 変化をつけたくても自分の好きなスタイルは譲れない。 どこをどうすればいいのか分からないスカート(パンツ)スーツが良いetc... 皆さん自身の心の中に様々な条件がある中で、まずお伝えしたいのは“スーツのどこが変わればちょうどいい変化”なのかということです。
変化ってどこにつけたらいいのでしょうか。 生地の色?素材?パンツからスカートスーツへ? それはあからさますぎますよね。 自分の気持ちと周りへ与えたい自分のイメージ、どちらのバランスもとれているのを理想とする時、まず意識したいのは全体の印象に直結する顔周りと上半身“ジャケットのディティール”です。
テーラードカラー
ピークドラペル
クローバーカラー
上衿と下衿の切り返しの部分から角度を上げることによって、ちょっぴり個性的でシャープな印象を与えるピークドラペル。 どちらかというとメンズライクな印象をお持ちの方が多いかもしれませんが、ラペル幅を控えめにすることでレディースでも違和感なくお召いただけます。 また、剣先をカットしてより女性らしい丸みが特徴のクローバーがお勧めです。 四つ葉のクローバーのような葉の形にみえることから名づけられ、柔らかい雰囲気になるのでスカートスーツによく合います。
Uネック
Vネック
コンサバなUネックから現代的な胸元が深くあいたVネックへチェンジ。 きちんと感はありつつすっきりとしたシャープな印象に仕上がります。 襟有りのテーラードジャケットよりはフォーマル感が抑えられるので、プライベートでも様々な場面で使いやすいーディガン感覚で羽織れるジャケットは持っていて損は無し。 セットアップで仕立てるボトムス以外の手持ちのパンツやスカートでも、安心してコーディネートできますよ。
ラウンドカット
スクエアカット
ジャケットのフロントカットには「ラウンド(レギュラーカット)」の他、ダブルジャケット標準の「スクエア(ダブルカット)」があり、シングルのスクエアカットはダブル標準のスクエアカットが直角なのに対して少しだけ中心から外へ開いた形になります。 ダブルには直角のスクエアカットが必須ですが、シングルジャケットではこうしたよりシャープな印象を与えるカットへ変更することができます。
以上のご紹介したポイントは全て外面の変化で周りにアピールできる部分ですが、最後の仕上げで裏地“内面”は自分自身がお好きな色柄になさるのがお勧めです。 YOSIMURAでは沢山の種類をご用意してお待ちしております。 周りからは気づいてもらえない、見えない部分ではありますが、今の気分を反映させて“自分自身のモチベーションアップ”に繋げましょう。
スーツスタイルが当たり前の方にとっては、逆に今から着こなしをアレンジすることは難しいと感じられることもあると思いますが、いつものスーツの「襟型・フロントカット・裏地」を切り替えるだけで、好きな色やシルエットなどのアウトラインは変えずとも“周りと差別化”することができてしまうことを知っていただければ幸いです。 まずは今回お伝えした3つのポイントを是非取り入れてみてくださいね。 安心できる自分スタイルで、周りから褒められるくらいより素敵な春夏スーツを作ってまいりましょう。 =それではまた、次回もお楽しみに。