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機能性スーツが仕上がりました。


こんにちは。
大阪店の大崎です。
今年のゴールデンウィークは珍しくお天気に恵まれ、どちらかにお出かけになられた方も多かったみたいですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
“春に3日の晴れなし”ということわざがありますように、変わりやすい春の天気のせいで「今日はなに着ていこうか」と悩む毎日です。
この時期の高気圧は「大きさ」にも「日本付近に留まる時間」にも限度があるらしく、3~4日で天気がコロコロ変わる日が多いのだそうです。
これから夏日が続いて天気は一旦安定したと思わせておいて、先で控えているのは長~い梅雨
季節感トレンドだって取り入れたい、でも限られた時間しかない朝はじっくり考えている余裕もない。(早く起きるとか起きないとかそれはまた別の問題として...)
手抜き感を感じさせずお洒落にみせる、なんてことができたら有難くありませんか?
今回のコラムはとにかくさっと着てさっと出掛けたい!イージーケアで洗えるのがマスト!等、コーディネートの時短に繋げたい方は特に必見です。

機能性スーツの可能性

さて、今回のテーマは「機能性スーツの可能性」
オーダーしたのはプライベート用のセットアップスーツです。
ここ数年でセットアップという言葉を耳にする機会が増えたと思いますが、オフィスカジュアルを楽しむ際のアイテムとして、便利なセットアップの人気はこれからもまだまだ続きます。
スーツ専門店やセレクトショップでも展開しており、ハイテク素材でタフ、ストレッチがきいていて自宅で洗える、紫外線カット等、今年もそれぞれのメーカーがこだわりの機能性を詰め込んだセットアップを打ち出しています。
今回ボトムスは、パンツ派でもスカート派の方でも参考になればと思いそれぞれを仕立ててました。
今までほとんど天然素材で仕立ててきたからこそ、機能性スーツを着こなす楽しさはもちろん、着心地は良いのかどうか、良かった所も今一つの所も率直に皆さんにお伝えできればと思います。

仕上がりのご紹介

ジャケット

ダブル【6×2】が好みなのでこちらの仕様にしましたが、ラフさを演出するのには【4×2】かシンプルにシングル仕様がオススメです。
ステッチもミシンで、アウトポケットの雰囲気がよく合うと思います。
ビジネスシーンで使用したい場合は、クラシカルな6×4にピックステッチ。
スカート丈は膝丈、パンツシルエットはストレートからややタイトめにする等、丈とシルエットに注意することで活動的なイメージに、ぐっとビジネスライクに寄せましょう。
ON/OFFは関係なく、機能性素材のメリット“イージーケア”を最大限に生かすエアーアクティブ仕様を併せると、更に使い勝手抜群の盛夏用スーツに仕上がります。

*エアーアクティブ仕様・・・

ヨシムラグループの縫製工場オリテック青森で開発された軽量仕様です。
裏地やパットを極力除いただけでなく、使用する裏地や芯地は軽量に重点をおいて開発したものを取り入れています。
表地も裏地も皺になりにくい素材だと、畳んでしまえますし椅子にかけておいてもOKです!

パンツ

ツータック仕様のワイドシルエットは、もはや大崎の中でデフォルトになりつつあります。 下半身のラインが隠せて、楽すぎる履き心地から抜け出せません。笑
フルレングスのワイドシルエットでたっぷりと生地を使っているのにも関わらず、エバレットの生地は空気のように軽く、曲げ伸ばしもしやすい。
スリムシルエットでも窮屈さを感じさせず、自由に好みのサイジングに調節できると思いました。
高い防シワ性・抜群の伸縮性がありますので、ゴルフ用として、デスクワークや出張など、アクティブな方にとってぴったりの生地ですよ。

スカート

マーメイドスカートは、裾のひらひらとした広がりが人魚の尾ひれに似ていることが由来といわれていて、ボディラインに沿ったタイトなシルエットが女性らしさを演出します。
シルエットはタイトとフレアの間くらいのイメージで、近年はロング丈が人気です。
今回初めてマーメイドシルエットで丈を長く設定してみましたが、ヒップまわりはタイトの感覚なのに足裁きの良さはフレアスカートと変わらないという感覚は新鮮に感じました。
また、通常スカートは帯有りでハイウエスト気味に着用しますが、マーメイドは帯無し仕様のため腰履きで圧迫感もなく、3日間程履いて出かけましたが本当に快適でした。
ただシルエットがくびれる位置や、くびれをきつく、または緩やかに仕上げる等は指定ができないため長く設定する際は注意が必要ですが、どなたでも履きやすい“甘すぎずナチュラル”な仕立てなので自信をもって皆さんにオススメいたします。

*足裁きの良さの秘密・・・

一般的には中の裏地がタイトスカートのような仕様(ぐるっと一周繋がっている)なのに対して、YOSHIMURAの裏地は左右にスリットが入った仕様。
これにより脚を前に出す運動も裏地がつっぱることなく流れ、足裁きに影響しないのです。

今のところメリットばかりでデメリットが無くて怪しまれているかもしれませんね…笑
ただ強いて言えば、ウールに比べて仕立て上がりのドレープ(立体感・陰影)が弱く、高級感や風合いは天然素材程ではない物足りなさはあります。
しかし、それが大した問題にならないくらい、天然素材とはまた違った良さで、高クオリティの仕上がりだったので正直驚きました。
着用に雨に打たれるとシミができましたが、ものの数十分でしっかりと乾いてくれたので、梅雨に入ってからも心強い味方になってくれそうです。

今回は機能性素材で仕立てたスーツについてお話しいたしましたが、いかがでしたか?
ビジネスカジュアルが当たり前の今の世の中には、最適な素材といえますが、ただカジュアル一辺倒ではいけないような気もします。
自分のために装うのではなく、相手にきちんとした印象を与えたい時、畏まりたい時にはやはり天然素材で仕立てるのがいいのではないでしょうか。
何事もバランスだと思うのです。
機能性素材の使い勝手の良さはありますが、エレガントではないのであくまでも普段使いのスーツ(セットアップ)としておくのがベストかもしれませんね。
そして、着心地に直結するのはやはり仕立てであって、身体に呼応するよう、寸法を入れるのが私たちスタッフの役割ですから、選ばれる生地がなんであろうと、その生地の特性、お客様の体型、クセ、バランスをみて仕立て、オーダースーツの魅力を十分に味わっていただけるよう努めてまいります。
これからもビジネス&プライベートで皆さんのお役に立つことができれば幸いです。
それではまた、次回もお楽しみに。