こんにちは。東京店の富田です。
朝晩は涼しくなり、日中も何かをするにも、過ごし易い陽気になってまいりました。
旅行するのも今頃からが一番動きやすいですね。
入国緩和措置もあり、円安も加速し、海外からの観光客にとっては、絶好の買い物のチャンス。YOSHIMURA&SONSから近い秋葉原でも海外の観光客を見かける様になりましたね。
コロナ前のような活気が少しずつでも戻ることを祈りつつ、自分も出来ることを頑張らねばと思います。
それでは早速、今回のレディースコラムは、春夏用に仕立てると紹介しておりました、富田自身のジャケットとスタッフ着用のご紹介です。作りま~す!とご紹介してから随分月日が経ってしまい、お恥ずかしい限りですが、最後まで読んで頂けましたら幸いです。
それでは早速、富田自身の写真からご覧頂きましょう。
今回は、衿無しジャケットを作りました。衿無しジャケットの特徴は、素材にもよりますが、衿付と比べますと<カジュアル>に見えますね。
衿が無いことで<首回りがすっきり見える>ため、少し痩せてみえる(かもしれない)効果があると思います。ジャケットといえばテーラード衿がスタンダードですが、気分を変えてノーカラーのV明きジャケットも新鮮に映ります。
また、肝心な裏地もよくご覧ください。
店内でも一際際立つ、プリント裏地コレクションの中から、UR21A-10ドロップフェザーのグリーンをセレクトしました。表地のシルバーグリーンとフェザーのグリーンをリンクさせてみました。
これを着てしまえば、つまらない事も少し忘れて、楽しく飛んで行ってしまいそうです((笑)
思わず子供のように、ねぇ見てぇ~!とアピールしてしまいたくなりますね。
前回のレディースコラムでは、パターンの特徴として、テーラーカラーでも衿の違いがあることをご紹介させて頂きました。チューリップカットとストレートカットと、YOSHIMURAレディースの《拘りどころ》ですが、他にもご紹介したいことがございます!
実は、Ⅴ明きノーカラージャケットが進化しておりまして、今現在お仕立て可能な現行モデルは、今までのものより若干違いがあります。
それは、《衿ぐりの違い》です。
旧モデルの方は、衿みつが広くよりカジュアルな見え方ですが、現行モデルにおいてはその反対に、衿みつが狭く、後ろの衿ぐりを切り替えているため、首に添わせるような仕上りになります。そのため、衿なしでもよりきちんと見せが出来るため、<フォーマル度もアップ>します。
着用シーンによっては、V明きノーカラージャケットも活用できると思います。
今回はかなり急ぎ足で、ご案内させて頂きましたが、このV明きノーカラージャケットの魅力が少しでも伝わって頂ければ嬉しいです。是非、私と一緒にお揃いのこのモデルを試してみては如何でしょうか。
ここからは、メンズスタッフの着用分のご紹介です。
先ずは、
存在感のある<肉厚のデニム生地>をこんな風にでアレンジしてしまう佐野店長。
衿巾ワイドなピーク衿に、ボトムは、2タック入りで腰回りのゆとりを十分に取り、膝から裾に向けては、自然なシルエットで仕立てているため、<尖らず過ぎずソフトな感じ>に仕上っております。このスタイルと佐野店長の人柄が、滲み出ているように見えますね。
また、数十メートル離れても分かるド派手な裏地は、UR21A-60 アーバントライブ #オレンジです。近頃は、佐野店長に触発されて、同裏地をご注文をされる勇者も増えておりますよ。
こちらのデニムはまだ、在庫があります。デニムはすべてのアイテムのお仕立てに向いてますので、何か気になるアイテムがあれば、是非お試し頂きたいです。
もちろん裏地は、勇者の証しとなる、こちらの裏地で決まりですね。
今回、最後のご紹介は、
既に河本さんのスタイルは、ホームページの別の回で紹介されておりますが、更にこの場でも紹介させて頂きます。
生地は、ZEGNA トラベラーのブルー×イエローストライプです。
よく見るとライトブルーをベースに、イエローのストライプ柄が入った<コントラストがとても新鮮>で、どこか幾何学ストライプ?といってもイメージが伝わるテキスタイルデザインです。
なかなかビジネスシーンでは、取り入れるるのは難しい色と思いますが、
河本さんのコーディネートを手本とし、特別な日のために、こんな素敵な1着があってもいいですね。スーツは、ビジネスシーンだけではなく、スーツ好きな方へ、好きなものを着るというシンプルな発想で、自身が楽しくいられることが、一番だと思います。
今回、仕上りの報告が大変遅くなり、季節の<先取り>ではなく<後取り>となりましたが、如何でしたでしょうか。季節は回っていますからね(笑)
これを読んで、スーツやジャケットを仕立ててみようと思って頂いたり、弊店スタッフと共にスーツを作り上げていきたいと思って頂けたら嬉しいです。
仕立て上がりのスーツに、袖を初めて通すときめきを、是味わってみて下さい。
それでは、次回もお楽しみに。