2022年11月25日更新
こんにちは。東京店の富田です。 先日、健保組合で行うインフルエンザの予防接種に行ってきました。 毎年11月から一月以内に多くの方が接種されていると思いますが、私もこの時期の恒例行事であります。接種自体は流れ作業のため、あまり印象に残りませんが、数年前の元旦にインフルエンザに罹り、身体の辛さと色々迷惑を掛けてしまったことを、毎年思い出します。今年もどうか罹りませんようにと願って接種したところです。 皆さまも、年末に向けて色々と忙しい時期になると思いますが、どうぞご体調には気を付けて下さい。 さて、今回のレディースコラムは、<ノーカラーラウンドネックジャケット>について、ご紹介いたします。丁度、自分の着用が仕上ってきましたので、ご紹介兼ねて、お披露目することにしました。 こちらのノーカラーラウンドネックジャケットは、衿付きテーラードジャケットよりエレガントに映るジャケットになりますので、オケージョンシーン(入学式や卒後式、行事、祭典)に使われる場合が多く、TPOを限定する印象があります。 ですが、今回はエレガントだけでは着たくない、着辛いなと思う方にもヒントになる、富田自身の仕上りと合わせてご紹介しますので、是非このノーカラーラウンドネックジャケットをワードローブの仲間に検討して頂ければと思います。 先ずノーカラーラウンドネックジャケットの2枚のお写真をご覧ください。俗に、シャネル風ジャケットといえばイメージが付きやすいですね。
画像を見て頂いて、何か感じて頂けましたでしょうか? 『同じなのに違うもの。違うけど同じもの』 いきなり、なぞなぞのような振りですが、何を言いたいかお分かりになりますか? 『型紙は同じでも、生地が違うと全く別のジャケットに見えること』 『生地が違えば見た目も変わるけど、型紙は共通であること』
オーダー経験者の方でしたら、このような事は既にご体験されていると思いますが、 生地が違うとことで、ここまでノーカラーラウンドネックジャケットの表情に違いがでることが面白いですね。 生地以外にも、ちょっとしたディティールの違いで変わることをご紹介しますね。
こちらのディティールの違いが見えますでしょうか。腰ポケットのデザインと、フロントのステッチが有る無しが、確認できますよね。生地によっても、お勧めするデザインが変わりますので、大変面白いと思います。 それから、意識的に変えた点は胴回り寸法です。 エレガントジャケットの方は、ウエストラインを意識したやや絞り入りのジャッとですが、富田自身のジャケットは、カジュアル狙いのため、ウエストラインはゆったり目にしました。 ゆとり加減で見え方も変わりますので、大切なポイントです。 また、フロント釦の留め方を変えても、見え方が変わってきます。基本、ノーカラーラウンドネックは、全て釦留めすることをお勧め致しますが、第三ボタンのみ留めて、他は外すのもありです。 少し抜け感があり、自分らしく着こなせると思います。 最後に、レディースオーダーで、ジャケットデザインの一番人気の衿型は、 テーラードのノッチ衿、次はピーク衿、そしてクローバー衿が殆どです。 次が、V明きノーカラーとなり、最後が今回ご紹介したノーカラーのラウンドネックです。 ですが、生地を変え、コーディネートを変えるだけで、表情が断然変わるのが、このノーカラーラウンドネックモデルだと思います。この冬にインナーにハイネックセーターやストールを挿して、あったかくエレガントに着こなしてみてはいかがでしょうか。 そして、只今、ツイード&フランネルフェアを開催中です。 こちらの素材で暖かく、ノーカラーラウンドネックジャケットをお仕立てしてみては如何でしょうか。フェアの情報はこちらからも確認ができます。
それでは、次回もお楽しみに。