2023年4月7日更新
こんにちは。東京店の富田です。 4月も一週間が経ち、柔らかな春の陽も徐々に眩しく感じる頃となりました。 花粉症対策に加え紫外線対策も必要な時季になりましたので、皆さまどうぞお気を付け下さい。 新年度が始まり早一週間、ファーストスーツに袖を通し、新しい環境で日々奮闘される新社会人の方や、入学式に一度だけ袖を通した学生の方、人生初のスーツを着た感想は如何でしたか? さて今回は、今年も多くの《ファーストスーツ》(入学式用) のご注文を頂いた中から、自分らしさを少し取り入れた、Sさんの仕上りをご紹介します。入学式という正式な場面ですので、気をてらうようなスタイルではありませんが、ちょっとした拘りのあるスーツになりました。 来年、大学生になる方はもちろん、新社会人の方にも参考になればと思いますので、最後までお付き合いください。 先ず、Sさんの仕上りを紹介する前に、入学式用スーツはどう選べばいいのか、ご紹介いたします。
スーツの色は何色を選ぶべきか? 入学式おいては、スーツの色の指定は特別ありませんが華やかなシーンですので、ベージュ系や淡いグレー系でまとめると、華やかで女性らしいですね。 ですが、2年後にはほぼ全ての人がスーツを着て就職活動を始めていくので、就活を意識したスーツを用意したほうが賢明です。親御さんの経済的負担も極力抑えられ、まして、<1度しか着ないかもしれないスーツ>を用意するのは、かなりもったいないですし、今の世相に反していると思います。 では、現実を考えると何色がいいのか? 2年後の就活を視野に入れると、濃紺又は黒の二者択一になります。 正直、どちらの色を選んでも間違いありませんし、就活でどちらの色が有利か不利かという事もありません。 それでは、どちらを選ぶべきか?それぞれ色の特徴をご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。
スーツの色については濃紺又は黒とご説明しましたが、生地についてはどう選ぶでしょうか?一般的な素材としては、スーツ地はウール100%が主流ですが、ここ最近では、ポリエステル混ウールも人気があります。 それでは、それぞれの魅力についてご紹介します。
次に、ポリエステル混ウールですが、 化繊はちょっとねぇ...と、劣るイメージをお持ちの方もおられると思いますが、最近のポリエステル混ウールは天然繊維に負けてはおりません。
さあ、どちらの素材にするか?迷った時には是非店頭にて生地を直接触ってみてください。 肌触りの感覚は結構正直ですので、その感覚を活かしてください。 それでは、お待たせ致しました。 ここからは、<自分らしさを取り入れたい>とささやかな拘りを持ったSさんの仕上りについてご紹介します。
先ずフレアーシルエットとは、膝巾よりも裾巾の方が若干大きくしたシルエットを言います。このシルエットは、<断然足が長く見えます>ので、スタイルアップ効果も促します。 フレアーシルエットの要は<膝巾と裾巾のバランス>です。それは既製服だと股下を詰める場合(修理して穿く)、広がっている裾巾をカットするので、シルエットとバランスが崩れてしまいます。 これでは、バランスのとれた綺麗なフレアーシルエットにはなりません。 だからこそ、オーダーで仕立てることをお勧めします。オーダーであれば、しっかりお客様のお身体を採寸し、シルエットの分量等、お好みをお伺いしながら、仕立てる事ができます。そのため、バランスの取れた綺麗なシルエットも完成する上、自分の想いも詰まった満足度の高いスーツをお仕立てする事ができます。
今回のスーツの目的は入学式スーツ、2年後には就活を視野に入れると、自然と釦の提案も、<本水牛>をご案内するのが一般的です。ですが、本水牛釦ではつまらない今回Sさんは、少しだけアレンジをしたいということでしたので、黒蝶貝を選びました。貝ボタンの独特の<光の加減で見せる輝きの変化>が大変魅力的です。 就活前迄には釦を<本水牛釦に付け替えること>で、簡単に就活スーツに変身し、安心して就活に臨むことができます。
裏地が派手だと、マナー違反?とか、無難な裏地でまとめておこう!など、消極的な声も出てきそうですが、それは心配無用です。むしろ就職活動時期には、色々不安な事もあると思いますから、好きな裏地を選んで頂き、<今日、これを着れば頑張れそうだ>と、ある意味ゲン担ぎ位の想いで、裏地を選んで頂けたら嬉しいです。
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以上、今回晴れの日に着る<入学式スーツ>についてご紹介しました。仕立てた想いの入ったスーツを着て、楽しく充実した学生生活を送って頂き、就活時には、このスーツを着ているから頑張れるぞと、思って頂ければ幸いです。 最後に、掲載にご協力頂いたSさん、ありがとうございました。大学生活も楽しく頑張って下さい。 また令和の時代のスーツはパンツスーツが昔より多いらしく、ついこの前、大学に入学した子を持つ友人から聞きました。女性はスカートとパンプスという時代から、自分らしく動きやすいスラックスとフラットシューズに変化し、これも世相を表していると思いました。 それでは、次回もお楽しみに。