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『機能性素材・ストレッチブッチャーのご紹介です』


こんにちは。東京店の富田です。
5月も終盤を迎え、日中は汗ばむ日も多くなってまいりました。
これからの暑さ対策に備え、少しずつ身体を慣らしていくことが必要ですが、皆さまは何か対策を考えていらっしゃいますか。
今年も間違いなく、暑い夏が待ち構えておりますので<暑さに耐える身体の準備>が必要ですね。
暑さに耐える身体の準備もさることながら、暑さに備えた装いも大切です。

そこで今回は、年々異常ともいえる日本の暑さに最適な、機能性素材シリーズの中から、今季新作のうち「ストレッチ ブッチャー」素材をご紹介します。
この生地の1番のポイントはポリエステル100%ながら、天然素材のもつ「表情感」がある事。

先ずはどんな素材かご覧ください。

画像からも生地の表情感がわかります。

実はこのブッチャーを含む機能性素材は、特に《女性にお勧め》です。
通常のディプロマット(サンプル帳)は、メンズスーツ用の素材、色柄が中心ですが、こちらはベージュ、ブラウン、グリーンと、昨今流行のトレンドカラーも含まれておりますので、トレンドも感じます。また生地に表情もあるので高見せも可能。ストレッチも抜群なので、私達女性の身体に優しくフィットしてくれることも安心で、嬉しい事ばかりです。

それでは、ここからはお勧めの「ストレッチブッチャー」の魅力について詳しく説明していきます。

ストレッチブッチャー

混率:ポリエステル100%

特徴

1. <タテヨコ斜めと伸びるストレッチ素材>

360度伸びます。このような素材でもオーダーが出来るとは、正直私も驚きました。
こんなに伸縮のある素材でも濃紺や黒はカジュアルさも感じず、また生地の組織感があるため、単品ジャケット利用もお勧め。
プライベートでも使いやすく、簡単にコーディネートもまとまります。

2. <ドライタッチな肌触りと表面感の演出>

今までの機能性は軽く涼しく、どちらかと言えば、スポーティー&カジュアルな印象が強い傾向でした。
ですが、ブッチャー生地は、ジャガードのような表面感と肉感もあり、リネンのような風合いで上品さを感じさせてくれます。糸の構造として、撚糸に強弱を付けることで、さらっとした肌触りを作り出しているのもポイントです。
軽くて涼しいことは間違いありませんし、生地に表情感のある生地ですから、仕立て映えの良さが抜群です。

3. <防しわ性、吸水速乾、家庭洗濯可>

3拍子揃った機能なら大満足ですね。
実際、「洗える」と言っても上衣は洗わないかもしれませんが、スラックスやスカートは、洗いたい時に洗える事は嬉しいですね。しわも気にすることなく、着る度にドライタッチの感触も楽しめます。


ここからは、この素材でお仕立て頂いたTさんのご注文をご紹介します。

Tさんがこの生地を選んだポイントは、

  1. 一年中夏といえるマレーシアで着られる生地。
  2. 暑さを感じさせない生地感がほしい。
  3. 羽織感覚で着られる扱いやすい生地がよい。

海外赴任のマレーシアの暑い気候で着るという事で、着た感じも見た目も涼しさを感じる事がマスト。生地感としては「リネン」がマッチするのですが、シワや手入れの事を考えると、デイリーユースには不向き。そこで、見た目はリネン風。そしてストレッチ性に防シワ性、軽さを備えた使い勝手抜群の「ストレッチブッチャー」を選択しました。

生地の色目についてTさんは、ほのかにお肌のトーンが日焼けしたような健康肌のため、決めた生地はブラウンベージュ。人によっては、合うか合わないがはっきり分かれる色目なので、必ずお顔映りをみて決めましょう。

それでは気になるデザインは、、、

基本デザイン シングル2釦、テーラーカラー
ベンツ型 センター
腰ポケット 両玉フラップ付き
胸ポケット
袖口 4個釦・明きみせ

Tさんの拘りポイントは、、、
今回は、羽織感覚で着用したいとのご要望でしたので、
あえてお腹周りのゆとりはルーズフィットにしました。カジュアル感も増して、カッチリし過ぎない柔らかな雰囲気です。

仕上り画像はこちらです。

如何でしょうか。生地はポリエステル100%ですが、麻の雰囲気満点なジャケットに仕上がりました。ブラウンベージュのナチュラルな色気が、より麻の雰囲気を感じさせてくれます。また、生地も立体的に見えるため表情感もるので、ビジネスシーンではもちろん、プライベートでも断然お洒落に見えます。

最後に、
オーダースーツと聞くと、「スーツだけしか作れない」と思われている方も非常に多いですが、Tさんのご注文のような単品ジャケットのお仕立ても可能です。軽く着たい、お気に入りの服と合わせたいと、そんな感覚でオーダー出来ると思って頂ければ幸いです。
既製品には無い、自分のサイズやデザインまで、色々ご要望を伺い、楽しくお仕立て頂ければと思います。

それでは、次回もお楽しみに。


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