2024年9月27日更新
こんにちは、東京店の富田です。 長い暑さもようやく和らぎ、9月も終盤となりましたが皆さま如何お過ごしでしょうか。 そろそろ秋冬物を本格的に用意しないと、意識する方も増えてきたと思いますが、皆さんは、この秋冬は何を着たいかイメージはありますか？ ここ数年、レディースファッションにおいては、多くのショップで＜ワイドパンツ＞を見かけます。 街中やSNSでも同様に、股上が深く、タックがしっかり入ったワイドパンツを穿きこなす女性を見る事が多いです。 通常のパンツより股上が深く、太もも巾(渡り巾)が広く(ワイドのため)存在感があり、足が長くスタイルよく見えるので、＜ワイドパンツでおしゃれしたい＞という女性たちが増えています。 そのためワイドパンツはキーアイテム『パンツが主役』になっていますが、街中では、果たしてうまく綺麗に履きこなす事が出来ているのでしょうか。
そのような流れから、YOSHIMURA&SONS for LADIESでは、
遂に、《ハイウエスト・タックワイドパンツがデビュー》しました。
先ずは早速、出来立てほやほやのハイウエスト・タックワイドパンツをご覧ください。
ご覧になって如何でしょうか？かなりの存在感がありますね。 流行のハイウエスト・タックワイドパンツの＜拘り＞を専用パターンに落とし込んだ新しい型紙です。
股上が深く、ウエストラインを高めに設定することで、腰の位置を高く見せ、＜脚長効果＞と＜スタイルアップ効果＞があります。 お腹とヒップをすっぽりと包みこむように穿けるため、安心感がありヒップラインがすっきりみえます。
タック分量が深いと生地分量を多く畳んでタックを作るため、＜高級感と立体感＞があります。 タックの重量感が増して、裾に向かってストーンと生地のドレープが落ちるため綺麗で且つエレガントです。
基本のベルト巾は3.5cm or 4cmですが、最大9cmまで対応可能です。 ベルト巾を太くすることでウエストマークが強調され、デザイン性も上がるため、よりご自身のお好みにアレンジすることができます。
レディースのベルト帯部分は基本腰回りに添うように＜カーブベルト＞を使用しているため脇ゴム仕様は不可能でした。 しかし今回のパターンは、メンズと同様の＜棒ベルト＞ (水平なベルト)のため、脇ゴム仕様が可能となります。 お腹周りをリラックスして穿きたい方や、腹部の変動が大きい方にはオススメの仕様です。
専用パターンというだけあって、拘りのある仕様となっております。
さて、流行のハイウエスト・タックワイドパンツですが、なかなか自分の理想のサイズ感に巡り合えない方も多いのではないでしょうか？ 見た目は(パンツ自体)カッコイイけど、なんだかしっくりこない。 その理由を解説していきたいと思います。
既製品は、大衆サイズに合わせるため、タテの長さについては平均身長に合わせて製品化するため、小柄の人は既製品の股下丈が合わない事が多いのではないでしょうか？ 股下を詰めると一体どんな弊害があるのでしょうか？ 既製品は＜完成品＞であり、パンツの太もも巾からヒザ巾そして裾口巾において、バランスのいいラインで繋がり、綺麗なシルエットが完成されます。 それを短く詰めてしまったらどうなるのか？ 答えは当然、バランスが悪くなってしまいます。
詰めることで膝位置から裾までの距離が短くなり、全体のバランスが悪くなってしまいます。 その点、オーダーで仕立てれば、ヒザ巾の設定もできますので、身長には関係なく、＜バランスのいい綺麗なシルエット＞のパンツが仕上ります。
・ウエスト～ヒップ～太もも回り(渡り巾) ウエストに対してヒップがグラマラスな方には、ヒップサイズを優先して選ぶため、どうしてもウエストが大きくなってしまいます。 いつも修理ありきで既製品を購入するという方には、修理代は負担になりますよね。 それがオーダーであれば、ご自身のヒップとウエストに合ったサイズで仕立てられるので、ウエストマークをしっかり固定され、ヒップラインも綺麗に魅せることができます。 また、太もも回り(渡り巾)もご自身のお好みでアレンジできますので、＜理想のワイド感＞でパンツが仕立てられます。
上記のように各箇所をバランスよく決めることができるのがオーダーの良さです。
是非、こだわりの1本を仕立ててみてください。
最後になりますが、ワイドパンツをオーダーする良さを知って頂いたところで、ワイドパンツにオススメ生地をご紹介します。 是非この秋冬のワードローブの一つになるよう参考にして頂ければ嬉しいです。
秋冬の代表候補でもあり、表面の畝が特徴のコーデュロイ。 トリコットは簡単に言えば編み物の一種。そのため非常に馴染みがよく、肌辺りもソフトで軽い着心地。そのためワイドパンツでも重くならず存在感のあるスラックスとして生地もデザインも相性抜群です。 個人的には、少し短めのワイドパンツにしてサイドゴアブーツと合わせるのがオススメです。
スリーシーズン着れる素材の中から、ほのかな光沢感があり生地のドレープ感とシルエットのワイド感を活かして上品且つ今らしく穿くならこちらがオススメです。 このワイドパンツを自身のワードローブに加えることでコーディネートの幅がグッと広がります。合わせる靴は全般的に合わせやすく、今らしく合わせるならスポーツミックスでスニーカーもオススメです。
『パンツが主役』として穿くなら、ワイドシルエットを存分に活かしつつ、このフランネルのビッグストライプ、グレンチェック、ビック千鳥格子がオススメです。 英国製生地のため、生地に非常にハリがあり仕立て映えはもちろん、大胆なストライプや存在感のある柄がより一層インパクトを放っています。合わせるトップスは、ローゲージのショート丈ニットが全体のバランスもよくまとまりオススメです。
以上、今回は新作のハイウエスト・タックワイドパンツを紹介ましたが如何でしたか。 このワイドパンツは股上が深い設定による足長効果から、高級感と立体感のあるタックの深さに加えてシルエットもワイドなだけに存在感のある1本に仕上がります。 冒頭でお話した『パンツが主役』のコーディネートを楽しむには最適です。 是非この機会にお試し頂ければ嬉しいです。気になった方はお気軽にご連絡下さい。 それでは、次回もお楽しみに。
