2018年11月29日更新
11月も今日を合わせてあと2日。時が過ぎるのは本当に驚くほどあっという間で、 今年も残すところあと1ヶ月。 朝晩の冷え込みが厳しくなり、冬の訪れを肌で感じるようになってきましたね。 そろそろコートや厚手の上着が一番活躍する、冬のお洒落を楽しむには最適な 季節がスタートしますが皆さん冬のご準備はお済でしょうか?! 今年の冬のスタイルやコーディネイトは決まりましたか?! さて、そんな皆さんに冬を暖かくそして、楽しく過ごすにはもってこいの生地ブランド、 『ハリスツイード』でフェアを開催することにいたしました。
ブランドタグである『オーブ&クロス』は、冬になると、どこに行ってもよく見るほどメジャーなアイコンですよね。 皆さんも一度は目にしたことがきっとあるのではないでしょうか。 それだけ世界中から愛されているブランド『ハリスツイード』、その魅力は、 非常に分厚い生地で高い防寒性はもちろんのこと、剛健さと、加工を一切施さない 素朴な質感ではないでしょうか。 一度お仕立てすれば孫の代まで着れるとまで言わているその屈強さと、その独特な風合いの生地感。 まだご体感頂いていない読者の皆様はこの機会に是非お試しください。 『ハリスツイード』の歴史や魅力については、詳しくご説明を差し上げたいと思いますが、まずは、今回の『ハリスツイードフェア』の詳細をご覧ください。
※ 東京店は毎週水曜日が定休日のため、12/5、12/12はお休みです。 ※ 大阪店は毎週火曜日・第1、3日曜日が定休日のため、12/2、12/4、12/11、12/16はお休みです。 ※ 営業時間は次の通りです。カッコ内は大阪店の営業時間です。 平 日 11:00~19:30 (10:00~19:00) 土曜日 11:00~18:00 (10:00~17:00) 日曜日 11:00~18:00 (10:00~17:00)
さて、ここからは魅力いっぱいのハリスツイードの生地についてく詳しくご説明差し上げますね☆ 世界的に愛されているその理由や、生地のストーリーなどより深く『ハリスツイード』をお楽しみいただける内容ですので是非ご参考にしてください。
当社でもとても人気のあるこのハリスツイードですが、何が一番の理由かと申しますと、防寒としての役割と、着込めば着込むほど、柔らかくなっていくその特徴ではないでしょうか。 デニムのように、着用すれば着用するほど、着やすくなり風合いも独特な柔らかさに仕上がっていきますので、まさに着る人によってそれぞれ個性の違う、オンリーワンのアイテムになります。 着ることによって愛着のある1着に育っていくことが愛されている理由の一つです。
一言でウール(羊の毛)といっても実はその種類は百種類ほどあり、それぞれ特徴を持っています。ハリスツイードは、その中でもスコットランド北西のハリス島に棲息するチェビエット種という太い原毛の羊を使い、手織した物をさします。ざっくりとしたナチュラルな風合いは、子羊の新毛に、死毛である「ケンプ」(よく見ると混ざっている白い糸です)を加えることで産まれます。 このためソフトな肌触りのツイードジャケットを求める方には全く魅力のない素材ですが、そのゴワゴワ感や手織のノスタルジックな雰囲気が受け入れられ、古くから好まれている素材です。
チェビエット種の原毛を使うことご紹介しましたが、どんなウールでも紡いだ段階では原毛には油分が入っています。通常は紡績の段階で脱脂(油を抜く)いたしますが、ハリスは原始的な手紬ですのでこういった作業をいたしません。このため織られた生地にも原毛に含まれる油分がそのまま残っているため、出来上がりの製品は弱撥水性を保ちます。ハリスツイードがアウトドア向けのカジュアルジャケットや普段使いのコートに適しているのはこういった事情によるのかも知れません。スコットランドの片田舎で、漁師達が防寒用に着る服なんかに使われていたのも納得ですね。
ハリスの知られざるもう一つの特徴は、その耐久性。普通にジャケットを使えば5年どころか10年20年は普通にお召しいただけます。 このため、ハリスをお仕立てになった方は、その後こんな形でお店に立ち寄られるケースが多いです。
<3年ごと・・・>
毎年のメンテナンスはドライクリーニングで結構です。 ですが、ウールは着用によって生地の組織に埃(ほこり)が溜まってきます。 長く着たいジャケット、風合いを取り戻したいジャケットは定期的に水洗いメンテナンスをすると生き返ります。
<5年ごと・・・>
裏地の貼り替え ハリスは非常に強い素材ですので、使っている内に先に裏地が傷んでしまいます。 このような時は、お店にご持参頂ければ裏地の張り直しをいたします。 (費用 12,000円前後)
<10~20年後・・・>
お子さんへのリフォーム。 10年20年着たハリスは経年劣化に伴い何とも言えない風合いが出てきます。 自分が愛したジャケットを子供へも... というのは誰しもが考えることです。 ジャケットによって家族の歴史が紡がれていくなんて素敵ですよね。 いかがでしょうか?こんなに魅力たっぷりの『ハリスツイード』が世界中で愛されている理由が良く分かっていただけたと思います。 「魅力は分かったけど、どういうスタイルがいいのかな?迷うなぁ~」という方にはこれからオススメスタイルとフェアの特典でもあるオプションのご案内を致しますのでご安心を!
やはり文句無しに1番の人気はジャケットでのお仕立てでしょう。 オンでもオフでも着こなしの幅が広く汎用性が高い点が一番の魅力です。 ビジネスのご着用でオンの場合は、シャツやウールの綺麗目スラックスでコーディネートを、普段使いのオフには、ざっくりニットにジーンズを合わせるなど、 1着あると 一粒で二度美味しいジャケットのお仕立ては、あなたのワードローブに加えると大活躍間違いなしです!
その防寒性、強い耐久性、弱撥水性を持つ『ハリスツイード』はコートのお仕立てにもピッタリです。 カシミヤコートだと手入れが気になるなぁ~、気を遣って着なければいけないので、普段使いにはカシミヤはちょっとなぁ~とお悩みの方にオススメなのが、ツイードコートです。 ラフに着ていただいても耐久性があるので気にしていただかなくても良いでしょうし、弱撥水性、高い防寒性もアウターとしては注目したいところです。 カジュアルなイメージが強いツイードですが、チェスターコートのお仕立てにすれば、綺麗目に着こなしていただけますし、ツイードのカジュアルを前面に押し出したアルスターコート、ステンカラーコートで仕立てるなど、シーンに合わせてお選びいただけます。 *写真で着用しているのはアルスターコートです。
普通のスーツに飽きてしまわれた方、人と違ったスタイルをお求めの方は、 スリーピーススーツとしてお仕立ていただくのもオススメです。 ツイードの持つウオーム感、ゴワゴワした生地感を活かしたヴィンテージスタイルは、大人の渋さを演出するにはもってこいです。またスーツ生地にはない大胆な色柄を選択して楽しむのも良いかと思います。 また、ベストは単品(15,000円税抜き)としてのお使いもいただけますし、ジャケット+ベストのツーピースでのコーディネートもお楽しみいただけますので、幅広くお使いいただけるのもポイントです。
何といっても冬場はニットなども着る可能性がありますから、キュプラの滑りの良さは、欠かせない要素の一つです。ジャケットはもちろん、コートの裏地に是非オススメします。 キュプラの持つ柔らかさ、吸水性、上記でもご説明している滑りの良さはオススメではございますが、ゴワゴワして強いツイード生地には、耐久性が良く、丈夫さが売りの ポリエステル裏地もオススメです。 今年から新しく柄物のポリエステルの裏地も仲間入りしましたので是非お選びください。 ☆各種裏地のご案内
オーダーといえば欠かせないデザインの本切羽。 男の拘りとして実際にボタンを開けて個性を演出し、遊び心溢れる着こなしを楽しんでいただけます。 また、プラスでご案内している本革バスケットボタンはツイード生地と相性抜群でツイード生地と共に使えば使うほど味が出ます。袖ボタンに使う場合は本切羽をしていないとボタンが垂れてしまうので収まり良くしていただくのにも両方ご選択をオススメします。 メタルボタンも同様のことが言えますので是非お選びください。 新作のボタンも多数ご用意しております! ☆各種ボタンのご案内
ジャケットの裏側の仕様オプションなのですが、少しカジュアル感を出しつつ、高級感のある大見返しはジャケットオプションとして常に上位をキープしています。裏地でも遊べるため、ジャケット地に合わせた裏地をコーディネートしてみては如何でしょうか?(裏地の色の組合せなど困ったらお気軽にご相談下さい。) 春夏でも非常に多いオプションですが、秋冬物でもこだわる方は、この辺りにも気を使っています。
無地柄は、合わせるアイテムを選ばず、とても気軽に羽織れるアイテムです。ハリスツイードなどの、永く着用できる生地には、このような無地が飽きもこないため、オススメです。 無地は、その着やすさから、ツイードの入門編として周知されていますが、様々な色がございますので、そのような括りではなく、色々試してみてはいかがでしょうか?
ツイード生地の定番といえばこの「ヘリンボーン」(ニシンの骨を思わせるような山形と逆山形が入り混じった模様) のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。ツイードの持つ柔らかな風合い、大人の渋い魅力を表現したいならこの柄がオススメです。上品な英国紳士のようなスタイルや、クラシック感も演出してくれます。基本的には無地ライクなアイテムになりますので、コーディネートの幅が広い柄です。
柄で勝負、個性を楽しむならチェックをお選びください。 無地やヘリンボーンと比べるとインパクトが強い感じがしますが、ツイードの持つ優しさ、スーツ生地にはない色柄の雰囲気を楽しむのもツイードの良いところだと思います。非常に雰囲気の良い仕上がりになりますので是非チャレンジしてください!
以上ご案内させていただきました。 魅力いっぱいの『ハリスツイード』は、使えば使うほど愛着の沸く1着になり、きっと皆さんを楽しませてくれることでしょう。 スタイル、デザインも豊富にご用意しておりますので、この機会に是非あなたのワードローブに加えて下さい★