2019年11月8日更新
2019年もあっという間に11月。今年も残り今月も含め約2ヶ月となりましたね。1年は早いものですね~。 今年は中々涼しくならないなと、少しばかり心配していたのですが(涼しくならないと洋服は売れませんもので、売り上げが、、、、)すっかり『秋』そして最近では冬の脚音も微かに聞こえて来るようになってきたかなっと感じます。 11月ともなれば流石に衣替えもされているとは思いますが、皆さんこれからの『冬』の準備またはスタイルはお決まりですか?! 『ようやくまだ最近衣替えしたばかりなのに早いでしょ。。。』 とお考えの方が多いのではないかと思いますが、ゆっくり準備していると急に冬の寒さが襲ってきますから準備するなら今、NOWがオススメです☆ 今お仕立て頂きますと丁度約1ヶ月後のお出来上がりですから、本当に欲しいなというタイミングに新しい冬物がゲットできます。 12月に入ってからでもとお考えの方、出来上がりは年を跨いでしまいますから 例えばクリスマスのデートに、年末年始の連休に、または新年のお出掛けに等 着たいなとお考えの方は、もう今が一番のタイミング☆ この機械を見逃すときっと後悔しますよ。 そこで、皆さんに冬を暖かく、そして楽しく過ごすにはもってこいの『ハリスツイード』と『フランネル』冬の2大生地で素敵なフェアを開催することにいたしました☆ 両者共に冬のお洒落を楽しむには最適な生地であることはもちろん、ビジネスからプライベート用のカジュアまで幅広く使えることも魅力的。 また、スーツにジャケット単品使いにスラック、はたまたコートまでお仕立て出来るアイテムが豊富なのも見逃せません。 そんな、これからの冬に愛すべく2大生地『ハリスツイード』&『フランネル』。その両者の魅力については、詳しくご説明を差し上げたいと思いますが、まずは、今回の『ハリスツイード&フランエルフェア』の詳細をご覧ください。
■ 開催期間 ■
2019年11月9日(土)〜11月24日(日)
■ 対象商品 ■
さて、ここからは『Harris Tweed』が、世界的に愛されているその理由や、生地のストーリーまで深く掘り下げてご案内すると共に『葛利毛織Super140’sフランネル』の魅力をたっぷりとご紹介していこうと思います☆ 魅力いっぱいのハリスツイード&フランネルの生地を是非この機会にご検討ください。
当社でもとても人気のあるこのハリスツイードですが、何が一番の理由かと申しますと、防寒としての役割と、着込めば着込むほど、柔らかくなっていくその特徴ではないでしょうか。 デニムのように、着用すれば着用するほど、着やすくなり風合いも独特な柔らかさに仕上がっていきますので、まさに着る人によってそれぞれ個性の違う、オンリーワンのアイテムになります。 着ることによって愛着のある1着に育っていくことが愛されている理由の一つです。
一言でウール(羊の毛)といっても実はその種類は百種類ほどあり、それぞれ特徴を持っています。ハリスツイードは、その中でもスコットランド北西のハリス島に棲息するチェビエット種という太い原毛の羊を使い、手織した物をさします。ざっくりとしたナチュラルな風合いは、子羊の新毛に、死毛である「ケンプ」(よく見ると混ざっている白い糸です)を加えることで産まれます。 このためソフトな肌触りのツイードジャケットを求める方には全く魅力のない素材ですが、そのゴワゴワ感や手織のノスタルジックな雰囲気が受け入れられ、古くから好まれている素材です。
チェビエット種の原毛を使うことご紹介しましたが、どんなウールでも紡いだ段階では原毛には油分が入っています。通常は紡績の段階で脱脂(油を抜く)いたしますが、ハリスは原始的な手紬ですのでこういった作業をいたしません。このため織られた生地にも原毛に含まれる油分がそのまま残っているため、出来上がりの製品は弱撥水性を保ちます。ハリスツイードがアウトドア向けのカジュアルジャケットや普段使いのコートに適しているのはこういった事情によるのかも知れません。スコットランドの片田舎で、漁師達が防寒用に着る服なんかに使われていたのも納得ですね。
ハリスの知られざるもう一つの特徴は、その耐久性。普通にジャケットを使えば5年どころか10年20年は普通にお召しいただけます。 このため、ハリスをお仕立てになった方は、その後こんな形でお店に立ち寄られるケースが多いです。
<3年ごと・・・>
毎年のメンテナンスはドライクリーニングで結構です。 ですが、ウールは着用によって生地の組織に埃(ほこり)が溜まってきます。 長く着たいジャケット、風合いを取り戻したいジャケットは定期的に水洗いメンテナンスをすると生き返ります。
<5年ごと・・・>
裏地の貼り替え ハリスは非常に強い素材ですので、使っている内に先に裏地が傷んでしまいます。 このような時は、お店にご持参頂ければ裏地の張り直しをいたします。 (費用 12,000円前後)
<10~20年後・・・>
お子さんへのリフォーム。 10年20年着たハリスは経年劣化に伴い何とも言えない風合いが出てきます。 自分が愛したジャケットを子供へも... というのは誰しもが考えることです。 ジャケットによって家族の歴史が紡がれていくなんて素敵ですよね。 いかがでしょうか?こんなに魅力たっぷりの『ハリスツイード』が世界中で愛されている理由が良く分かっていただけたと思います。 「魅力は分かったけど、どういうスタイルがいいのかな?迷うなぁ~」という方にはこれからオススメスタイルとフェアの特典でもあるオプションのご案内を致しますのでご安心を!
無地柄は、合わせるアイテムを選ばず、とても気軽に羽織れるアイテムです。ハリスツイードなどの、永く着用できる生地には、このような無地が飽きもこないため、オススメです。 無地は、その着やすさから、ツイードの入門編として周知されていますが、様々な色がございますので、そのような括りではなく、色々試してみてはいかがでしょうか?
ツイード生地の定番といえばこの「ヘリンボーン」(ニシンの骨を思わせるような山形と逆山形が入り混じった模様) のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。ツイードの持つ柔らかな風合い、大人の渋い魅力を表現したいならこの柄がオススメです。上品な英国紳士のようなスタイルや、クラシック感も演出してくれます。基本的には無地ライクなアイテムになりますので、コーディネートの幅が広い柄です。
柄で勝負、個性を楽しむならチェックをお選びください。 無地やヘリンボーンと比べるとインパクトが強い感じがしますが、ツイードの持つ優しさ、スーツ生地にはない色柄の雰囲気を楽しむのもツイードの良いところだと思います。非常に雰囲気の良い仕上がりになりますので是非チャレンジしてください!
日本が誇る老舗毛織ブランドである《葛利毛織》。 愛知県一宮市に誕生した創業100年以上の老舗織元です。 日本国内のみならず、世界の名だたる海外ブランドを魅了し続けるその最大の特徴は『ションヘル』と呼ばれる昔ながらの低速織機を使用して織られる、大量生産を目的とするのではなく時間をかけて『こだわりのモノ作り』をしている点でしょう。 手間も時間もかけて生地を織るこのションヘル織機のメリットは、生地を織る際に空気を多く含むことで、ふっくらとした風合いに仕上がること。 また、贅沢に原毛を使用する事で、独特のハリコシ感が生まれ、Super140’sほどの繊細な素材でも生地を傷めることなく織り上げることで安心できる丈夫さも兼ね備えています。 その独特でウォーム感のある生地は、これからの冬に最適ですので是非一度実際に生地に触れてご体感下さい。
いかがでしょうか?魅力たっぷりの『ハリスツイード』と『フランネル』が世界中で愛されている理由やその特徴が良く分かっていただけたと思います。 『魅力は分かったけど、どういうスタイルがいいのかな?迷うなぁ~』という方にはこれからオススメスタイルとお仕立ての楽しみでもあるオプションのご案内を致しますので是非参考にしてみてください。
コートが欲しいけど、カシミヤコートだと手入れが気になるなぁ~、気を遣って着なければいけないので、普段使いにはカシミヤはちょっとなぁ~あとは価格が、、、、、とお悩みの方にオススメなのが、ツイードとフランネルの《コート》です。 その防寒性、強い耐久性、弱撥水性を持つ『ハリスツイード』はコートのお仕立てにもピッタリで、ラフに着ていただいても耐久性があるので気にしていただかなくても良いでしょうし、弱撥水性、高い防寒性もアウターとしては注目したいところです。 そして『フランネル』にいたっては、先程《葛利毛織》をご紹介しましたが、その美しい風合いは繊維の宝石と言われているカシミヤにも負けませんし、ションヘル織り機だからこそ可能な空気を含んだフンワリとした生地はコートにしてもそこまで重みもありませんので非常にオススメです。 *写真で着用しているのはアルスターコートです。
トレンドワードの『クラシック』。 その流れもありつつ非常に秋冬のお仕立てで人気なスタイルがスリーピースです。 フランネルのスリーピースは、防寒性は勿論のこと、上品な大人の着こなしを演出してくれるのでオススメです。 そんな中でも『ハリスツイード』でスリーピースをというのであれば、非常にユニークで、普通のスーツに飽きてしまわれた方、人と違ったスタイルをお求めの方にはオススメ。 ツイードの持つウオーム感、ゴワゴワした生地感を活かしたヴィンテージスタイルは、大人の渋さを演出するにはもってこいです。またスーツ生地にはない大胆な色柄を選択して楽しむのも良いかと思います。 正当派ならば、《フランネル》、個性派は《ハリスツイード》どちらも甲乙つけ難いのですが、非常にスリーピースはオススメです☆ また、ベストは単品(15,000円税抜き)としてのお使いもいただけますし、ジャケット+ベストのツーピースでのコーディネートもお楽しみいただけますので、幅広くお使いいただけるのもポイントです。
何といっても冬場はニットなども着る可能性がありますから、キュプラの滑りの良さは、欠かせない要素の一つです。ジャケットはもちろん、コートの裏地に是非オススメします。 キュプラの持つ柔らかさ、吸水性、上記でもご説明している滑りの良さはオススメではございますが、ゴワゴワして強いツイード生地には、耐久性が良く、丈夫さが売りの ポリエステル裏地もオススメです。 今年から新しく柄物のポリエステルの裏地も仲間入りしましたので是非お選びください。 ☆各種裏地のご案内
オーダーといえば欠かせないデザインの本切羽。 男の拘りとして実際にボタンを開けて個性を演出し、遊び心溢れる着こなしを楽しんでいただけます。 プラスでご案内している本革バスケットボタンはツイード生地と相性抜群で生地と共に使えば使うほど味が出ます。 また、フランネル生地でブレザーをという方にはメタルボタンもオススメです。 袖ボタンに使う場合は本切羽をしていないとボタンが垂れてしまうので収まり良くしていただくのにも両方ご選択をオススメします。 両者共に同様のことが言えますので是非お選びください。 新作のボタンも多数ご用意しております! ☆各種ボタンのご案内
ジャケットの裏側の仕様オプションなのですが、少しカジュアル感を出しつつ、高級感のある大見返しはジャケットオプションとして常に上位をキープしています。裏地でも遊べるため、ジャケット地に合わせた裏地をコーディネートしてみては如何でしょうか?(裏地の色の組合せなど困ったらお気軽にご相談下さい。) 春夏でも非常に多いオプションですが、秋冬物でもこだわる方は、この辺りにも気を使っています。
以上ご案内させていただきました。 この冬のファッションを目一杯楽しめる、魅力いっぱいの『ハリスツイード』と『フランネル』は使えば使うほど愛着の沸く1着になり、きっと皆さんを楽しませてくれることでしょう。 スタイル、デザインも豊富にご用意しておりますので、この機会に是非あなたのワードローブに加えて下さい☆