2020年7月27日更新
7月も最終週だというのに、1年の中で1番やる気みなぎる元気な夏らしい太陽が中々やってきませんね。 特に今年は、コロナとジメジメと長い梅雨が重なり天気も気分も湿っぽく少々うんざりする日々が続いておりますので、早くじりじりと焼け付くような真夏の太陽の光を浴びて、 気分をスカッと晴れ渡らしたいところです。 個人的には夏は本当に苦手ですが、、、、今年はなんだかギラギラした夏の太陽に照らされたいなと。そんな気分です。。。(なんだか病んでるみたいになってしまいましたが、そんなことは無いので大丈夫です。(汗)) 気分をパッと明るくして、夏を楽しんでいきましょう☆ さて、2020年の春夏も一段落して、今の時期は丁度2020年A/W(秋冬)シーズン立ち上がりの端境期ですから、正直今は一旦洋服の買い物は小休止という方が多いのでなないでしょうか。 それでは私たちが困る。。。(汗)というのは忘れて頂いて、この中途半端な時期だからこそ、新たにお仕立てを考えたい、そんなアイテムがあるのですが、皆さんご存知ですか?!?! それは、、、、タイトルを見れば一目瞭然ですが、、、≪フォーマルウエア≫です☆ 何故今の時期なのかと言うと、フォーマルウエアは、スーツやジャケットのようにシーズンを意識することがないので後回しにしてしまいがち。必要に迫られないと用意しようと中々思わないからです。 ですが、考えてみて下さい。不謹慎かもしれませんが、特に弔事は突然起こりうる儀式で 予定されたものではないですよね。 ですから、特に弔事用の略礼服については、必要に迫られた時にオーダーされても残念ながら時間的に間に合いません。 また10代、20代の若い世代の方でしたら、ビジネス用のブラックスーツで代用してもある程度は許されるかと思いますが、30代、40代ともなりますと、そういう訳にはいきませんよね。 この世代になりますとお仕事上のお付き合いで列席されることも当然あるでしょうし、その時にはやはりフォーマル用のブラック地を使用し、且つサイズの合ったきちんとしたスーツを用意しておくことは社会人としての常識であるかと思います。 弔事用の略礼服はよくお客様から 『仕立てるタイミングが難しい。』とのお声を頂くことが多く、先にもご案内した通り後回しにしがちです。 いつかいつかと迷われている方、そして、≪万が一の時の為に用意しておかないと≫と頭の片隅に引っかかっていらっしゃる方、この新しいシーズンの始まる前の端境期にフォーマルウエアをお仕立てするのは、今がグッドタイミングですよ!!! それではここで、フォーマルウエアと一口に言っても様々なものがあるかと思いますので、お召しになる上での様々なルール及びアイテムの数々をご説明したいと思います。
上記は儀式によってその開催時間と列席するスタンスによって何を着用すれば良いか?が一目で分かる一覧表です。 これを見ますと、身の回りで起こりうる一般的な儀式に於いて、列席者の立場であればブラックスーツ(略礼服)の汎用性が非常に高いのがお分かりいただけるかと思います。 ただ立場が変われば、装い(アイテム)も変わってまいりますので、それを下記にてご説明させて頂きます。
主に格式の高い、主催者側が着るデイフォーマルウェア。 上着のフロントボタンより大きくラウンドしたコートに、 下はコールパンツ、ベストはシルバーやグレーのベスト(ダブルも可)。
格式に問わず、主催者側、列席者共に着用可能なデイセミフォーマルウェア。 上着はブラックスーツに、 ベストはシルバーやグレーを合わせ、 下はコールパンツを合わせる。
格式を問わず、また時間帯も問わず、冠婚葬祭全てに着られるフォーマルウェア。 略礼服と言います。 慶事には淡いグレーのベストか、 スーツと同素材の黒ベストに白衿という脱着可能な付属を付けて着用します。 弔事の際にはその白衿は外して着用するのがルールです。
夜間にやや格式の高い式用のセミフォーマルウェア。 拝絹という光沢のある黒のサテン地を上着の襟に使用し、 スラックスの脇縫い目にも同じくサテン地の側章を付ける。 通常はカマーバンドを着用するが、シングルかダブルのベストでも可。 パーティのドレスコードに“ブラックタイ着用”とあれば、このタキシードを着用するのがルールです。
以上フォーマルウエアについて色々とご案内を差し上げましたがいかがでしたでしょうか。 タキシードや弔事にお召し頂ける略礼服から、タキシードやディレクターズスーツ等の慶事用のフォーマルフェアまで対象となりますので、是非この機会にきちんとしたフォーマルスーツをオーダーされてはいかがでしょうか。 さて、ここまでフォーマルウエアについてお話をさせて頂きましたが、 今回は≪フォーマル&ブラックスーツフェア≫と銘打っておりますので、ここからは、ブラックスーツをご案内していこうと思います。
先にご案内しております、フォーマルというくくりの中に≪ブラックスーツ≫はあるかと思いますが、ここで紹介するのは、あくまでも慶事用とビジネスシーンで活躍するブラックスーツをご案内いたします。
『同じ黒じゃん。何が違うの?!』と思われた方、実は生地のお色、すなわち黒さがフォーマル用の生地と通常のスーツの黒とは全く違います。 これは、2つの生地を並べて比べてみると顕著にその違いを見ることが出来ます。 写真上の生地が≪フォーマル用≫・写真下が≪スーツ生地の黒≫です。 いかがですか?!フォーマルの黒に比べるとスーツ生地の黒は少し白っぽいというか、 黒が薄い感じがしませんか?! フォーマルは、≪漆黒≫≪墨黒≫と呼ばれる深い黒、スーツ生地は色々な色を混ぜて黒を表現しているので、黒の深さ、色味の差は歴然ですね。 ですから、これからご紹介するブラックスーツを弔事にお召しになると、黒さの違いで、 1人だけ浮いてしまうことから略礼服としてのオススメはできません。 さて、このように両者の違いが良く分かったところで、今回YOSHIMURA&SONSが ≪ブラックスーツ≫にオススメな生地をご用意しましたのでご案内します。
Ermenegildo Zegna TRAVELLER黒無地 K20-8531
Ermenegildo Zegna TRAVELLER 濃紺無地 K20-8519
Loro Piana SUPER130's 黒無地 K20-8570
Loro Piana SUPER130's 濃紺無地 K20-8569
YOSHIMURA&SONS ~Super140’s&CASHMERE〜 黒無地 YR19-901
YOSHIMURA&SONS ~Super140’s&CASHMERE〜 濃紺無地 YR19-902
どれもビジネスはもちろんのこと、慶事用のパーティーウエアとしても大活躍する事間違いなしです。 また、ご紹介している≪Ermenegildo Zegna TRAVELLER≫と≪Loro Piana SUPER130's≫の2種類の生地は少~し肌寒い春先の今の時期から、秋冬シーズンまで着れてしまえる、程よい目付ですから《オールシーズン》楽しんで頂けるのも魅力的。 そして、≪YOSHIMURA&SONS ~Super140’s&CASHMERE〜≫はSuper140’sの原毛に贅沢にカシミヤを20%使用した肉厚な生地となりますので、こちらは、これからの秋冬シーズンに楽しみたい方にとってもオススメです。 フォーマルウエアのご説明から、ブラックスーツのご紹介まで沢山ご説明差し上げましたが、肝心の≪フォーマル&ブラックスーツフェア≫の概要をまだご案内できていませんでしたね。(汗) 前置きが長くなってしまいましたが、フォーマルウエアもブラックスーツも大変お得に楽しめるフェアの内容を下記にご案内致しますのでご覧ください。
■ 開催期間 ■
2020年7月30日(木)~8月9日 (日)
■ フェア内容 ■
先にブラックスーツの生地についてご案内をしておりましたが、フォーマル用の生地について補足でご説明をさせて頂きます。
冠婚葬祭でのシュチュエーションをイメージしてみてください。 当然周りの人達は全員黒のスーツをお召しになられているはずです にも拘わらず、人によっては黒のスーツが緑や赤、グレー掛かっているように見えたご経験はないでしょうか? これは実のところ、黒と黒が並ぶと光が吸収し合ってしまい、黒以外の色目が目立ってしまうことに因るからであります。 一言で黒といってもこの世の中には20色以上の黒が存在します。 その中でも本当の黒、漆黒と呼ばれるものを生地に染色するのは非常に高い技術を必要とするため、礼服用とされる生地はこの漆黒に近くなればなるほど高級とされているのです。 当社では数ある礼服地の中でも選りすぐって漆黒の生地をご用意しておりますので、どうぞ安心してお選び下さい。
冠婚葬祭用の礼服は春夏秋冬、時期に関係なく、着用する可能性があります。 その為、当社では基本的に最も着用する期間の長いスリーシーズン生地を始め、春夏用、秋冬用の3種類、計8種類の礼服専用生地をご用意しております。 一般的には年中着られるスリーシーズン物が使い勝手が良いので一番人気でありますが、 社会的立場のある方ですと、どうしても列席される機会も必然的に増えるかと思われますので、スリーシーズン物で賄うよりかは、春夏、秋冬用それぞれで1着づつご用意される方がよろしいかと思います。
フォーマルに限らず、普段のスーツ&ジャケットスタイルにおいて、ポケットチーフをお使いになられる方も以前に比べると非常に多くなってまいりました。 男性の場合は女性と比べると装いに限りがあるため、ワンポイントでこのチーフを挿すとグッとフォーマル感が高まります。 これまではキュプラ裏地をチーフに加工したり、ジャケットの胸ポケットの袋地を外に出せるようにする“胸ポケットチーフ仕様”なるものも行ってまいりましたが、やはりきちんとしたフォーマルの場では、きちんとしたチーフをお選びになられた方がよろしいかと思います。 無地を始め、水玉やリネン素材、多色使い等、種々ご用意しておりますので、是非この機会に合わせてお買い求めになられてはいかがでしょうか。(価格:1000円~)
今回ご紹介するのは、数ある内の一つではございますが、6色のチーフ。 ネクタイの色やシャツの色によって一つのチーフで様々な雰囲気のコーディネート楽しめますから、是非お試し下さい。 価格:2,300円(税抜) その他、無地のチーフ、ドットのチーフ、アイリッシュリネンのチーフなど種類がありますが、1,000円(税抜)〜販売を行っております。
ドレスコードにブラックタイと表記されていたら、必要になるのがタキシード。 このタキシードに必要なのが、蝶ネクタイとカマーバンドです。 身近なところですと、ホテルの支配人やソムリエの方がお召しになられている事が多いですね。 (シルバーベストをお仕立てされている方は、カマーバンド無しの蝶ネクタイでOKです) 蝶ネクタイ価格:5,000円(税抜)〜 カマーバンド価格:10,000円(税抜)〜 見本サンプル帳は東京、大阪両店でご用意しておりますので是非ご覧下さい。
一般的に略礼服と呼ばれる物のデザインは通常のビジネススーツとほぼ同じといっても言い過ぎではございません。 ただ冠婚葬祭の場は、自らが着飾って行く必要のある場ではございませんので、基本的に装飾の部類に入るデザインやディテールは不要となります。 例えばフロントのAMFステッチやベント、パンツの裾ダブル等がこの範疇に入ります。 中には礼服といえど拘りは入れたい、と仰られる方もおられますが、やはりそこは社会人としての常識、ルールに則るという観点から致しますと、きちんとした日本式の礼服仕様でオーダーされることをお勧め致します。
◇最後に,,,◇ 略礼服は頻繁にお召しになるものではございませんから、体型さえ変わらなければ、普通に10年位は着続けることが可能です。 ただ今と10年前とでしたら、当然スーツのシルエットの流行も変化しております。 久しぶりに古い礼服を着てみたら、サイジングやシルエットが今と比べて非常に大きくて驚かれた方もいらっしゃるでしょう。 あまり極端なタイトシルエットの礼服はそれはそれで相応しくありませんが、普段のビジネススーツはジャストサイズなのに、礼服だけサイズが合っていない,,,,というのも考え物かと思います。 当店のフォーマルスーツは通常価格でも他店さんに比べてリーズナブルなプライスで有る上に、今回のフェアでは更にお買い求め易い価格でのご提供となりますので、是非この機会にご新調されてはいかがでしょうか。 皆様のご利用を心よりお待ちしております。