2020年11月9日更新
気が付けばもう11月。気温もグッと下がり冬の足音が聞えてくるどころか、振り向けばもう冬がすぐそこまで来ているというか、冬が既に始まっているかのようにも感じる今日この頃。 心地良い秋の風も良いですが、冬の空気が澄んだ感じもまたヨシ!!!というか好きだなぁ~と新しい季節≪冬≫が始まることにウキウキしてしまいます。(私だけ。。。) ですが皆さん、私は決して寒くなることにウキウキワクワクしているというか、嬉しいわけじゃないんですよ。。。。 気温が下がり寒くなってくると楽しい事ってありますよね?! 読者の皆さん、何だか分かりますか?!ヒントは、今現在開催中のあのフェアにあるのですが、、、もうここまで書いたら何だか分かりますよね。(汗) 答えは、、、今が正に1年のうちで、ファッションが1番楽しめる≪コーディネートの冬≫がスタートしたからです☆ ファッションの秋ってクドイほどお伝えしてきましたが、次は『コーディネートの冬』をゴリ押しで読者の皆さんに勧めていきますから、まだ冬は始まったばかりですし、懲りずに飽きないでお付き合いくださいね。(私はあきらめが悪いと評判です。。。)
さて、今年のYOSHIMURA&SONSは『カジュアルだ!!!』と2020年のテーマを皆さんにお伝えしておりますが、もう覚えて頂きましたか?!(2020年もあと少しですが、、、) ビジネスもプライベートも境界線がなくなり、ファッションもボーダレスになった今、オーダー屋でスーツをオーダーするという感覚ではなく、ライフスタイルに合わせた様々なアイテムを創造してファッションを楽しんで頂けるよう、今年はカジュアルアイテムを中心にご提案をしてきました。 ≪オーダー=スーツ≫だけという概念を捨て、もっと自由にオーダーを楽しみましょう!!! を合言葉に只今『カジュアルコーディネートフェア』を開催中ですが、皆さん楽しんで頂いていますか?! プライベート&ON / OFFで楽しめる≪ジャケット&スラックス≫、≪ジャケット&ベスト≫、そして≪スラックス&ベスト≫等、単品アイテムを『コーディネート』して、スタイリングを楽しんで頂けるフェアとなっておりますが、『え?!知らなかった。』という方(まさかいないとは思いますが、、、、涙)はこちらから是非概要をご覧ください。
話は戻りますが、『YES!!!』という、楽しんでるよ!!!という答えが聞きたいのですが、いきなり今年はカジュアルですって流れに乗れないよ~って方や、お店に行く前にもっと決め手が欲しい、そんな読者の皆さんに、朗報です。 YOSHIMURA&SONS東京店の各スタッフが、今年のテーマに沿った『コーディネートをご提案致します☆』 カジュアルコーディネートって何だか難しそう。。。となんとなく身構えてしまったり、 スーツと違い出来上がりが中々想像できない、、、、なんて方もご安心ください。 スタッフのコーディネート、スタイリングをご覧頂ければ、カジュアルスタイルもお手の物。 もう鬼に金棒です。。。(スミマセン。それは言い過ぎました。。。) カジュアルアイテムの良いところは、1つのコーディネートを作ってしまえば、あとは、枝分かれ的に色々なアイテムと組み合わせることが出来ることです。 1度経験するときっと楽しくなってやめられなくなりますよ☆ ユニークで少しだけクセのある?!アクの強い?!それぞれのスタッフが、オーダーした今年の≪イチオシコーディネート≫ですので、是非楽しみながら、カジュアルスタイルの参考にしてください!!! それでは、ココからは、東京店スタッフのカジュアルコーディネートをお楽しみください。
YOSHIMURA&SONS 2020年のコレクションテーマ『カジュアル』のメインアイテムとして、そして入門編として、誰もが取り入れやすい《紺ブレ》を主役にしたコーディネートをご提案いたします。 カジュアルコーディネートフェアでも既に披露しておりますが前回よりも、もう少し詳しく今回のコーディネートについてご案内致しますのでお付き合いくださいね☆
さてさて、ジャケットの中でも1着は持っていたい、『KING OF JACKET』と言っても過言ではない《紺ブレ》ですが、今年は少し大人っぽく《ダブル》で仕立てるのが今の気分です。(あくまでも私の今の気分ですけどね。。。) シングルも使いやすくてとっても良いのですが、男臭い?!いや、ここは大人の色気と言いましょう、(笑)ダブルはカジュアルスタイルに、こなれ感を演出してくれるのが魅力です。
紺ブレのようなシンプルなジャケットの良いところは、コーディネートできるアイテムのアレンジ力の高さ。 そこでアクセントとして是非取り入れたいアイテムは、、、《ベスト》です。 もうここはインパクト勝負でいきましょう!!!ということで、トリコロールカラーが印象的な《BOTTOLI》がオススメ☆ 生地単体で見ると派手かなと感じますが、ジャケットの中にコーデすると、スンナリとおとなしくかつ個性的にキマリますよ。
そして最後にボトムスのコーデなのですが、注目は『色』です。 今回選んだのは、ノーブルな雰囲気を演出してくれる、4PLY VINTAGE ARCHIVEの《GREEN》カラー。 本当は、ミリタリーなファティーグパンツや、カーゴパンツで武骨に男臭いコーディネートが大好物なのですが、、、ココは抑えて(汗)その流れ?!と言っては何ですが、カラーはGREEN をセレクト。 何だか難しそうと思いがちなカラーですが、杢調で落ち着いた色見なのでボトムに持ってくると意外と何でも合わせられますよ。
紺ブレの良い所は、シングルでもダブルでも着る人を選ばず、何も考えずサッと羽織る事ができ、どこにでも着ていけるその万能さ。 ですから、結局のところ、どちらを選んでも使いやすい事(それを言っちゃうのね、、、という感じですが。。。)間違いなしです☆ そして、組み合わせの幅はどのアイテムよりも広く、スタイリングしがいのあるアイテムですから、まさに、コーディネートの《マスターピース》なアイテムです。
≪パームペイント UR209-34≫
ジャケットがシンプルな分、、裏地は思いっきり遊びたい!!!と言うことで、 エネルギッシュで躍動感のある≪パームペイント UR209-34≫をセレクトしました。 大人しそうに見える紺ブレですが、実は中はこんなにも大胆、、、なんてギャップがポイント。 ジャケットの裏をキャンバスに、フリーハンドで絵具を塗りたくったようなアート感溢れる裏地なのもお気に入りポイントです☆
≪ジオペイズリー UR209-48≫
ジャケットを着ていると分からないのですが、実はベストの背中は大変なことになっています。 自分でも最初はこりゃ凄いや(笑)とビックリしましたが、逆にこれくらいやっても全然良いなと、むしろこれが『正解!!!』と思っています。 既製服には絶対ないコーディネートですし、裏地のデザインを全面に押し出すにはもってこいかなと☆ 皆さんも私に負けじと是非挑戦してみてくださいね!!!
こちらのコーディネイトテーマは『アクティブスマート』 です。 タウンカジュアルとしての着用を目的として、TPOは「週末のお出掛け」「ゴルフの行き帰り」「家族とレストラン等での食事」などなど。 スーツから離れて、でもドレスなカジュアルで居たい、そしてちょっぴり今までとは差別化されたコーディネイトにチャレンジ!なんて言うのがコンセプトです。
ジャケットはネイビー地に白と赤のチェックをセレクトと聞くと、『えっ、派手?』と感じる方もいると思うのですが、あくまでオフに装う自由で伸び伸びとしたファッションです。思いっきり楽しみましょう!!! ≪自由≫にというので、仕様はポケットを全部パッチに、おまけにエルボーパッチやカラークロスも表地で貼り付けてみました(エヘン!)。
≪スペースワールド UR209-88≫
『こんなに派手な宇宙が本当に有るの?!』と思わず疑ってしまうほどの裏地ですが、色使いに魅せられて気が付いたら選んでしまいました☆ どこまでも続く無限の宇宙に思わず、『ファンタジーだね!!!』と裏地を見る度にワクワクしてしまうそんな裏地です。 表地も派手で裏地も派手と喧嘩しそうな勢いですが、どちらも個性を食い合うことなく成立してしまっているのも、この裏地の面白いところですね。 裏地にロマンを感じたい方や、インパクトのある裏地をお探しでしたら是非お選びください。
私は十数年前よりスーツは、ビジネスシーンで着なくても良くなるのではと思っていました。IT企業の台頭やクールビズの提唱などなど・・・。テキスタイルデザイン~オーダー服に携わってきた者としては寂しいのですが、時の流れには抗う事は難しいですね。 そして、一年前に中国雲南省から始まったと言われる、新型コロナウイルスがそのスピードをさらに加速さて、在宅ワークなる新社会生活を生み出し、新しい装いが必要となってきました。 今回、私なりのビジネスカジュアルスタイルを新調したジャケットとスラックスを中心にコーディネートの紹介をさせていただきます。 既に、カジュアルコーディネートフェアのご案内で出ていますが、ジャケット&スラックスのコーディネートです。 まずは、何を重視して生地を選んだのかをお話ししましょう。 ジャケットは≪Bottoli ≫のWool75% Cotton25%の紺無地です。 確かではありませんが、混紡(原料の状態で混ぜて紡績)で作られた生地で、 織り組織はマットで立体感があり、ボリューム感もありますが目付は軽い生地なのが特徴です。 紺無地ですが、紺の濃淡や赤や茶なども入ったミックス感があり、ドレッシーとカジュアルが融合されているのも魅力的。 仕事とプライベート両方の装いを演出できます。カジュアル時の靴を考えて、ボタンはナットのグリーンをセレクトしました。
スラックスは葛利毛織のフランネルWool100%グレー無地です。ションヘル織機で時間をかけて織られていますので、しっかり感とソフトな風合いが特徴。織る時に強い力がかかっていないので、原毛が元気でシワ回復力にも優れています。永年愛用しても、へたり感が出にくい生地です。 この、二つの生地は色と素材感のコーディネートがベストマッチで、違和感が全くありません。ネクタイもウール系の物をお薦めいたします。(写真のような)
≪ART UR209-06≫
そして、もう一つご紹介したいのはジャケットの裏地です。 私が選んだのは、話題のオリジナルプリント裏地の中から≪ART≫と名付けられたグリーンを主体とした絵画的な物です。 歳を重ねても遊び心を忘れてはいけませんね。 ジャケットが紺でスラックスがグレーと定番的なカラーコーディネートですが、生地の素材感と品質そして、裏地の洒落感などに少し気を配るだけで、経済的にもご満足頂けるコーディネートです。
東京店 富田です。 今回はじめてスタッフコーディネートの紹介企画ということで、 私がこの秋仕立てたものは、いわゆる、〝紺ブレ〟そう濃紺のジャケットをご紹介したいと思います。 今回も普通にスーツを仕立てようかなぁと思っていましたが、 思えば昨今のコロナ禍事情も考慮して、スーツよりも単品使いのジャケットの方が 使いやすく、オンオフいつでも万能に着られるものがいいと思い、濃紺ジャケットにしてみました。 濃紺ジャケットといっても、紺は紺でも一言では語れず。 色味や組織、風合いなど色々拘るポイントもあるので、生地選びには相当迷いましたが、今回は、今季秋冬のDIPLOMAT(サンプル帳)の〝NAVY SERIES〟をセレクト。 ここだけはブランド別ではなく、特別にカラー表記になっており、こちらはYOSHIIMURA & SONSが自信をもってオススメする〝一押し〟のオリジナル生地なんです。 今回こちらを選んだワケは、シーズンを選ばずいつでも着られるものがいいなぁ。。と、 そうです!いつもの欲張りな自分の思考ですね 笑。 それでは、簡単ですがジャケット、パンツの順にご紹介していきたいと思います。
コーディネートポイントは、スタンダードなデザインの紺ブレでもよかったのですが、 メンズライクを少し加えたかったので、衿はピーク、フロントカットはスクエアにしてクールに。
またスラックスも拘って、膝から裾にかけて少し広めのデザイのクロップドパンツに仕上げる事で、少し〝クラシカル感〟を込めた〝今の気分〟が作れたと思います。 このスラックスについてはレディースコラムで詳しくご紹介しておりますので、是非こちらもご覧ください。
また、ワンピースに紺ブレを羽織ったり、パンツのシルエットをワイドパンツにチェンジにしたら、直ぐに〝今らしさ〟も作れるので、紺ブレを使ってコーディネートの〝七変化〟を楽しんで下さいね。
≪ブリック UR209-82≫
今回この裏地を選んだ一番の理由は、全体の配色感に『一目惚れ。。。』したから。 何とな~くテンションが上がらない日、この裏地を見ると、少し元気をチャージしてくれるような、そんな気にさせてくれます。(疲れてるんかな。。。。) 温かくオレンジとイエローの≪ビタミンカラー≫とブラウンとグリーンの≪アースカラー≫で心身のバランスも整えてくれるような、サプリメントみたいかな?!なんて思っています(笑)
紺ブレに少しでも興味がある方、チャレンジしたい方。そんなあなたに『挑戦してみたい!!!』と思わせるような≪御幸毛織≫の紺ブレをオススメいたします。 紺ブレはコーディネートをワンランクアップさせてくれる唯一無二のジャケットですが、梳毛織物の代表格であるサージ、その中でも、『御幸セル』を使って仕立てた紺ブレは、良質な素材感と光沢感で、更にコーディネートをワンランクアップさせてくれます。 また、なんといっても紺ブレは、着回しの良さが特徴です。 今日の私のコーディネートように、グレーのスラックスと合わせて王道のジャケパンスタイルに。 時にはジーンズと合わせて、カジュアルなコーディネートに、、、と、ボトムを選ばないので1着お持ち頂くだけでコーディネートの幅を大きく広げてくれます。
≪バードウォッチ UR209-26≫
もう一つおすすめ&お気に入りは新作の『オリジナルプリント柄裏地』です。 素材はポリエステルを使用しているため、キャプラ裏地では表現できないカラフルな色使いと複雑な柄がなんとも魅力ですね。 選んだ理由と致しましては、まさに『一目惚れ』です。 ボタンと言う鍵を開けて扉を開くと、そこには、、、、明るい世界で優雅に飛び回っている鳥たちの姿が目に飛び込んできます。 ユーモアがある中にどこか高級感も感じさせてくれる裏地と『御幸セル』が絶妙にマッチした1着となりました!!! 自慢のジャケットはお店に飾ってありますので是非お店に立ち寄って、ご覧ください。 この格好良さにきっと心動かされるはずです。
スタッフ築地の今季オーダーしたものは、現在縫製進行中の為、誠に勝手ながら、簡単なイラストでご紹介させて頂きます。(スミマセン。。。) 黒の≪コーデュロイ素材≫をセレクトした、 ダブルジャケットの4B×2です。 (品番AT5723 コーデュロイ 黒無地) ダブルジャケットでありながら、 6B×2よりトラッド過ぎないので、少しリラックスした感じで着用したいなと思いオーダーした一品です。 ポケットもスリーパッチで『カジュアルさ』を重視しました。
昨今流行りの≪金メタル釦と裏地のイエロー≫をリンクさせて、少しウォーム感を演出しているのが拘りです。 スラックスを合わせたコーディネートを皆様にご紹介出来る日を乞うご期待!?