2021年4月16日更新
こんにちは、東京店の築地です。 桜の見頃も東北・北海道の方に徐々に推移し、関東近辺では晴れた日は本当にポカポカした陽気になってまいりましたね。 緊急事態宣言が明けてから、電車の混み具合から予測するに、テレワークからオフィス通勤に戻られた方も増えてきたように感じられます。 さて、TPOがあるように、オフィスではオフィスのビジネス着、またはカジュアル着があるかと思います。ストレッチ性のあるジャケットやスラックスがフィーチャーされたりと、時代はより『カジュアル』にシフトしていくのは、もはや自明の理なのでしょう。 (弊社でもストレッチ性能に優れた、ストレスフリーアイテムを鋭意製作中ですので、リリースまで、どうぞ楽しみにお待ち下さい!) YOSHIMURA&SONSでは、そんな時勢を鑑み、昨年からカジュアルアイテム素材のアピールを口を酸っぱくして行ってきました!!!(読者様の中には、耳にタコが出来るほど聞いているよ!という方も多いことでしょう、、、汗。) 今回もキーワードは『カジュアル』になりますが、今年も間もなく始まるクールビズシーズンに向けて、東京店スタッフの着用品などをご紹介しながら、オーダーのご参考になればと思いますので、どうぞお付き合い下さいませ。 尚、今回は《ジャケット編》と題して、春夏らしいジャケットの魅力溢れるレコメンド素材をご紹介していきます!!!
ジャケパンスタイルにおいて、春夏のジャケット素材の定番といえば《ホップサック地》ですね。(オールシーズン着用想定ならクラシカルなサージ素材も勿論良いですが。。。) ホップサック(かごの目状の生地)は目の粗い織り方が特徴的で、手触りのシャリ感(シャリっとした感じ)と通気性の良さが特徴的です。 最近ではクラシック回帰の流れでメタル釦を付けたブレザー調のジャケットがよく誌面に載っていたりもしましたが、釦を通常のナット釦や水牛釦にすると、普遍的なジャケットとして、ウールのスラックスだけでなく、チノパンなどのカジュアルパンツにも合わせやすい、万能アイテムとして活用できます。 YOSHIMURA&SONSの今季のオススメは、同じホップサックでも、リネン(麻)をブレンドしたホップサック地となります。 リネンがブレンドされるとどうなるのか?!リネンには、麻特有の節(ネップ)があります。リネンの繊維が不均一になりやすい為に生じる特有の性質ですが、ウールに少量ブレンドする分には、その節(ネップ)がある事で、生地に表情が生まれ、ウール100%とは違った《素材感》といったものが感じられます。 リネンは春夏の代表的素材の一つですから、季節感も演出でき、適度なリラックス感が生まれるのも、大きなメリットの一つです。ウールが大部分(87%)を占めている生地なので、リネンのシワになりやすい性質もある程度抑えられるのは何より嬉しいポイントです。
※ダブルジャケットは上記に別途¥4,400(税込)加算となります。
シングルジャケットは容易にイメージしやすいかと思いますが、最近ではダブルジャケットもOK!というご職場も結構増えてきましたね。 紺無地のシングルジャケットはもう持っているという方は、ダブルジャケットを取り入れてみるのも、コーディネートに変化をつけやすくオススメです。 裏地は弊社オリジナルのプリント裏地です。ファッション雑誌を見ていると、最近はミリタリー調の流れもありますので、カモフラージュ柄も、トレンドとして取り入れるのもgood!です。 着用イメージの濃紺以外に、明るい色、遊びのある色が好みという方には、色違いでブルー(X21-3202)とベージュ(X21-3203)のご用意もありますので、気になる方は店頭で是非ご覧くださいませ。
吸水速乾性に優れ、ストレッチ性もあるポリエステルの特徴に加え、糸に強撚シック&シン加工(糸の太さにムラを付け、強い撚を掛ける)を施し、麻のようなドライタッチを作り出した、注目の「擬麻」(ギマ)素材。 それらをEVALET(エバレット)と呼んでいます。 シアサッカー素材に代表されるようなコットン風の凹凸感や皺(シボ)感も、ポリエステル100%でありながら、しっかりと表現されています。 防シワ性、ウォッシャブル性、軽量にドライタッチなど嬉しい機能が満載な生地です。 また、先月もEVELETでお仕立てされたお客様がおり、特に人気の素材の一つです。
それでは、先刻に引き続き、ご参考までにスタッフ着用イメージをご覧下さい。
スタッフ着用のギンガムチェックのEVALETのジャケットは、一見スーツの定番柄の一つである、千鳥格子のようにも、遠目には見えるので、意外とラフな印象にならないのがポイントです。タイドアップ(ネクタイ有り)が必要なシーンでも、難なく着用していくことが出来ますね! ギンガムチェックの生地の柄がはっきりしていますので、シャツとネクタイは柄を抑えめにすると、スタイリングがシンプルになり、まとめやすくなるかと思います。 テーラードジャケットというよりは、よりカジュアルなテイストの《シャツジャケット》という認識の方が、しっくりきますね! 白×黒モノトーンのギンガムチェック以外に、色違いで紺×白(X19-3533)と紺×紺(X19-3532 ほぼ紺無地です)のギンガムチェックもあるので、オフシーンの『カジュアル着』としてもEVALETを検討したいという方は、そちらも是非店頭でご覧ください。
以上、今回は《ジャケット編》としてオススメの春夏ジャケット素材をご紹介させて頂きました。クールビズスタイルをCOOL(涼しい)だけでなくCOOL!(イケてる!)ビジネススタイルになるよう、オーダーのご参考にして頂けたら幸いです。 次回は春夏向けの《スラックス・パンツ編》もご紹介予定?!ですので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。