7月も最後の週となり、夏真っ盛りな8月が目前に控えていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 お盆もありますから(去年のようにオンライン帰省が謳われると2年連続で寂しいお盆になってしまいそうですが、、、)昨年よりも夏を満喫したいという切実な願いをお持ちの方も多いことでしょう。 装いに関しても、一昔前までは『お洒落は我慢』で通用しましたが、ここまで亜熱帯寄りの気候に近付いてくると、我慢して熱射病で倒れるよりは、楽な恰好でいたいというのが正直なところですね。。。(汗) そういった点では、当店でも夏の機能性素材で、涼しい機能を搭載した生地(クールマックス、クールドッツ、レダアクティブ、クールエフェクト)等が人気の傾向となっております。 暑くとも、ご職場でスーツがマストなお客様は是非上記生地にもご注目下さい。 さて、間もなく8月に突入することで、2021年春夏シーズンもようやく一段落し、続く2021年秋冬シーズンの立ち上がりに向け本腰を入れていくタイミングになります。 今年の春夏物のお買い物が済まれた方も多いかと思いますが、ふとまだ手元に揃えていないあのアイテムがあったなという方はご注目、、、 それは、、、(タイトルでネタバレしておりますが)、、、《フォーマルウェア》です!!! 必要に迫られてから用意することが多いフォーマルウェアですが、 お盆前の春夏シーズン最終フェアとして『フォーマル&ブラックスーツフェア』を開催いたします。 慶事用、弔事用それぞれに適したフォーマルウェアを、このフェアを利用してお得なプライスでお仕立て頂けましたら幸いです。 フォーマルウェア(礼服)と聞くと、黒無地のスーツやダークスーツを着用すればいいと思われる方も多いかもしれませんが、列席する時間帯や、間柄、立場によっても注意するポイントがあるものです。 その点も踏まえて、用意しておいて困らないブラックスーツに対する理解を深め、皆様に今回のフォーマルフェアを活用頂けたらと思いますので、どうぞお付き合い下さいませ。 それでは早速、一口にいって様々種類のあるフォーマルウェアの着用オケージョン(場面)と、お召しになる場合のルールや必要なアイテムについて順にご説明したいと思います。
上記は儀式によってその開催時間と列席するスタンスによって何を着用すれば良いか?が一目で分かる一覧表です。 これを見ますと、身の回りで起こりうる一般的な儀式に於いて、列席者の立場であればブラックスーツ(準礼装)の汎用性が非常に高いのがお分かりいただけるかと思います。 ただ立場が変われば、装い(アイテム)も変わってまいりますので、それを下記にてご説明させて頂きます。
主に格式の高い、主催者側が着るデイフォーマルウェア。 上着のフロントボタンより大きくラウンドしたコートに、 下はコールパンツ、ベストはシルバーやグレーのベスト(ダブルも可)。
格式に問わず、主催者側、列席者共に着用可能なデイセミフォーマルウェア。 上着はブラックスーツに、 ベストはシルバーやグレーを合わせ、 下はコールパンツを合わせる。
格式を問わず、また時間帯も問わず、冠婚葬祭全てに着られるフォーマルウェア。 略礼服と言います。 慶事には淡いグレーのベストか、 スーツと同素材の黒ベストに白衿という脱着可能な付属を付けて着用します。 弔事の際にはその白衿は外して着用するのがルールです。
夜間にやや格式の高い式用のセミフォーマルウェア。 拝絹という光沢のある黒のサテン地を上着の襟に使用し、 スラックスの脇縫い目にも同じくサテン地の側章を付ける。 通常はカマーバンドを着用するが、シングルかダブルのベストでも可。 パーティのドレスコードに“ブラックタイ着用”とあれば、このタキシードを着用するのがルールです。
以上フォーマルウエアについて色々とご案内を差し上げましたがいかがでしたでしょうか。 弔事にお召し頂ける略礼服から、タキシードやディレクターズスーツ等の慶事用のフォーマルフェアまで対象となりますので、是非この機会にきちんとしたフォーマルスーツをお仕立てされてみてはいかがでしょうか。 さて、ここまでフォーマルウエアについてお話をさせて頂きましたが、 今回は《フォーマル&ブラックスーツフェア》と銘打っておりますので、ここからは、ブラックスーツをご案内していこうと思います。
先にご案内しております、フォーマルというくくりの中に《ブラックスーツ》はあるかと思いますが、ここで紹介するのは、あくまでも慶事用とビジネスシーンで活躍するブラックスーツをご案内いたします。
『黒い生地が2つ並んでいるだけでは?!』と思われた方も多いかもしれませんが、実は画像の生地を注視すると、〈色の濃さ=黒味の強さ〉が異なることが分かるかと思います。 写真上の生地が《フォーマル用》・写真下が《スーツ生地の黒》です。 言われてみれば、フォーマルの黒の方がスーツ生地に比べて、より黒味が強く、より色が暗いことが見受けられますね。 日本語の形容詞で的確なのは《漆黒》《墨黒》などが、この暗い黒色の表現として的確と言えるでしょう。 日本のフォーマルシーンで需要の高い黒色は、このように漆黒の黒のようなブラックスーツですから、通常のスーツ生地の黒色で弔事に参列すると、同じ黒でありながら、何故か目立ってしまうということも起こり得ます。 《漆黒》などの暗い黒であれば冠婚葬祭どちらも兼用できますが、同じ黒でも、 「慶事向きの黒色」「弔事向きの黒色」と、両者の違いが有ることが認識頂けたかと思います。 続きまして、今回のフェアでYOSHIMURA&SONSより《ブラックスーツ》にオススメな生地を厳選しましたのでご案内します!!! (下記生地は慶事用としてご用意した生地バリエーションとなります。)
Ermenegildo Zegna TRAVELLER黒無地 K20-8531
Loro Piana SUPER130's 黒無地 K20-8570
Loro Piana SUPER130's 濃紺無地 K20-8569
YOSHIMURA&SONS ~Super140’s&CASHMERE~ 黒無地 YR19-901
YOSHIMURA&SONS ~Super140’s&CASHMERE~ 濃紺無地 YR19-902
どれもビジネス着との兼用は勿論の上、慶事用の華やかなスーツとしても大活躍間違いなしです。 また、ご紹介している《Ermenegildo Zegna TRAVELLER》と《Loro Piana SUPER130's》の2種類の生地は梅雨や真夏の暑い時期を除いて《スリーシーズン》楽しんで頂ける『合物』となっているのも魅力的。 そして、《YOSHIMURA&SONS ~Super140’s&CASHMERE~》はSuper140’sの原毛に贅沢にカシミヤを20%使用した肉厚な生地となりますので、こちらは、これからの秋冬シーズンに楽しみたい方にとってもオススメです。
Ermenegildo Zegna TRAVELLER 黒ラメ入りストライプ K21-8124
Ermenegildo Zegna TRAVELLER 濃紺ラメ入りストライプ K21-8123
今年は例年のブラックスーツ地に加え、慶事のオケージョンでより華やかな装いが楽しめるよう新たにゼニアのファンシースーツ生地を、2点追加でピックアップいたしました。 一見シンプルな濃紺と黒のシャドーストライプ柄ですが、よ~く見るとストライプの線に、光の当たり方で光り輝くラメ糸が織り込まれています。 さり気ないラメ糸ですが、パーティーシーンなど、暖色の照明が多いシーンではよく映えて素敵な生地となっています。 色味も濃紺と黒なので、ご職場によってはビジネス兼用でご着用も可能かと思います。 是非これらファンシーな生地も併せてご検討下さい。 それでは、フォーマルウエアのご説明から、ブラックスーツ・ファンシースーツのご紹介まで沢山ご説明差し上げた所で、 ここからは肝心の《フォーマル&ブラックスーツフェア》の概要のご案内です。 前置きが長くなってしまいましたが、フォーマル・パーティーウエアもブラックスーツも大変お得に楽しめる、今回のフェアの内容を下記にご案内致しますのでご覧ください。
■ 開催期間 ■
2021年7月29日(木)~8月7日 (土)
■ フェア内容 ■
先にブラックスーツの生地についてご案内をしておりましたが、フォーマル用の生地について補足でご説明をさせて頂きます。
冠婚葬祭でのシュチュエーションをイメージしてみてください。 当然周りの人達は全員黒のスーツをお召しになられているはずです にも拘わらず、人によっては黒のスーツが緑や赤、グレー掛かっているように見えたご経験はないでしょうか? これは実のところ、黒と黒が並ぶと光が吸収し合ってしまい、黒以外の色目が目立ってしまうことに因るからであります。 一言で黒といってもこの世の中には20色以上の黒が存在します。 その中でも本当の黒、漆黒と呼ばれるものを生地に染色するのは非常に高い技術を必要とするため、礼服用とされる生地はこの漆黒に近くなればなるほど高級とされているのです。 当社では数ある礼服地の中でも選りすぐって漆黒の生地をご用意しておりますので、どうぞ安心してお選び下さい。
冠婚葬祭用の礼服は春夏秋冬、時期に関係なく、着用する可能性があります。 その為、当社では基本的に最も着用する期間の長いスリーシーズン生地を始め、春夏用、秋冬用の3種類、計8種類の礼服専用生地をご用意しております。 一般的には年中着られるスリーシーズン物が使い勝手が良いので一番人気でありますが、 社会的立場のある方ですと、どうしても列席される機会も必然的に増えるかと思われますので、スリーシーズン物で賄うよりかは、春夏、秋冬用それぞれで1着づつご用意される方がよろしいかと思います。
フォーマルシーンのみでなく、ビジネスorカジュアルシーンでもチーフをさす方がかなり増えてきました。街のアパレルショップのウィンドウでも、ジャケットスタイルのディスプレイには、チーフを欠かさずつけているスタイリングも多いですから、視覚的にもかなり身近に認知されてきているという印象です。 チーフを付けた状態と、そうでない状態で、それぞれ鏡の前に立って頂けると、チーフを付けている状態の方が、顔周りが心なし華やかに明るく見える印象になることを実感頂けるはずです。 フォーマルシーンでは、ネクタイに合わせた色やトーンでチーフを合わせて頂ければ、フォーマルの装いの完成度がグッと上がるはずです。 正礼装に使う主役級の本麻のチーフ以外にも、シルクのプリントチーフや多配色のチーフなど種類も様々ですから、着用するシーンに応じて、合わせるチーフを使い分けて、ドレスコードに応じたチーフ使いを行い、紳士の装いを追求して頂けたらと思います。 税込1,650円~から様々なチーフをご用意しておりますから、どんなチーフを合わせたらいいか迷うという方は、是非お気軽にスタッフまでご相談下さい。
上記に画像で掲載しておりますのは、トレンドパターンの一つである6色のチーフ。 チーフの折り方によって、胸ポケットから除くカラーリングが様々変わるので、合わせるスーツによって色味を変化させるのが楽しくなります。 6色チーフ価格:2,530円(税込) その他、無地のチーフ、ドットのチーフ、アイリッシュリネンのチーフなど、多数種類がありますが、1,650円~(税込)から販売を行っております。
セレモニーの招待状に「ブラックタイ着用」と表記されていたら、タキシードの着用がルールとなります。 わかりやすい例ですと、歴代の「007シリーズ」ジェームス・ボンドが映画の作中でタキシードをバッチリ着こなしたりしていて格好良いですよね。 そしてタキシードの着こなしに必要となるのが、蝶ネクタイとカマーバンドです。 (カマーバンドはシングルベストの簡略型ですので、本来はシングルベストを合わせますが、最近ではカマーバンドの方が風潮として流行っていますね。) 蝶ネクタイ価格:5,500円~(税込) カマーバンド価格:11,000円~(税込) 見本サンプル帳は東京、大阪両店でご用意しておりますので是非ご覧下さい。
「礼服」という名前が付くと、何か特別な仕様があるのではないかと思ってしまいますが、準礼装(ブラックスーツ)略礼装(ダークスーツ)で求められているのは、〈極力シンプルなスーツ〉と言っても過言ではありません。 これらは着飾るため、魅せるためのスーツではありませんから、目立つディテールを可能な限りシンプルにし、デザインやディテールを廃していくのが、わかりやすいフォーマルの基準にもなります。 一例が、AMFステッチやベントを入れない事、パンツの裾をダブルにはしない事、などが当ります。 ただ実際礼服を着用する場面に行くと、中々こうしたルールが浸透していないと感じている方も多い事でしょう。フォーマルスーツは相手にも自分にも恥を欠かせないために、社会人としてしっかりとルールに則り、日本式の礼服仕様にてオーダーして頂くのをお勧めいたします。ルールさえ押さえれば難しいことは全くございませんので、お気軽にご相談頂ければと思いま,0.す。
◇最後に、、、◇ 礼服をオーダーで作りたいという方が年々増えています。頻繁に着るものでないからこそ、身体に合ったものを長く大事に着たいという方が、傾向として多くなっているという印象です。 礼服は長く着用するものですから、体系が変わるのが心配な方は若干余裕を持ったサイズ感でオーダーするも良し、すっきり感を重視して今風の少し細めのサイズ感でオーダーするも良しです。 (礼服なので、あまり奇抜なサイズ感にしないというのが前提にはなります。。。) 既製品と大げさに変わらないプライスで礼服がオーダーできるのも、当社の強みでもありますから、是非この機会に礼服のお仕立てを検討してみてはいかがでしょうか。礼服がいつもよりお得な《フォーマル&ブラックスーツフェア》を是非ご活用下さいませ。 皆様のご利用を心よりお待ちしております。