2021年7月16日更新
梅雨明け間近になり、今年も既に酷暑の兆しが見えてきました。 迫るオリンピックなど、色々な意味で平年とは違った夏になりそうですね! 年々気温も上がる一方ですから、外出時は携帯用のミニ扇風機など手放せなくなってきます。 さて、7月も下旬に差し掛かるころですから、服屋(生地屋)としては、この春夏シーズンを振り返って、今年ヒットしたアイテムは何だろうと改めて思い巡らせるわけですが、オーダーで特に反響の大きかった生地の一つがリネン(麻)素材でした。 職場のドレスコードが緩和され、"カジュアル" な服装でもOKな場面が増えてきたことから、リネンのような "雰囲気のやわらかい" リラックスした素材がフィーチャーされてきているという印象です。 リネンは酷暑の続く8月~9月いっぱいまでは着用が楽しめる素材ですので、既にリネンの味を占めている方も、これからお試ししてみたいなという方も、まだまだ夏は続きますので、"夏の装い"を満喫すべく、新たにお仕立て候補に加えてみてはいかがでしょうか。 それでは、"夏のオススメ生地" であるリネンを中心に、読者の皆様にご紹介していきたいと思います!
SH611-01 伊CANCLINI
SH728-02 伊Albini
SH728-03 伊Albini
『リネンシャツ 着こなし』でネット検索してみると、まず "無地" のリネンシャツのスナップが膨大に出てきますが、定番色はやはり、<白>と<サックスブルー>ですね! デニムだけでなく、ウールのパンツにも合わせやすい事と、清潔感に溢れて"見た目にも涼しい"のが魅力的ですね。 多くの着こなしに共通しているのは "気持ちゆるめのサイジングで"、着用していることです。あまりタイトめを狙わない方が、リネンらしいリラックス感が伝わるので、オススメです。
SH726-01
SH726-02
SH727-01
SH727-02
リネンの生地は糸自体の太さが均一ではなく、ところどころに『節(フシ)』という特徴的な表情が生まれますが、それが一つの味にもなっています。 ストライプ柄のリネンシャツなどは、色味が加わっていることもあり、そうした『節』の雰囲気も分かりやすいので、生地の表情が楽しみやすいとも言えますね。 無地のジャケットのVゾーンに合わせるのも、ストライプ柄が逆に良く映えるので、洒脱な装いになります。 無地の次に試したいのが、こうしたストライプやチェック柄です。
ZD3-4001
ZD3-4002
ZD3-4003
ZD3-4004
特徴的な柄物が好きな方にはお待ちかね!店頭にはリネン素材の新顔(珍しいプリント柄のシャツ生地です!!)も増えました。 柄が主役とも言えるラインナップですが、独創性に富んだ柄でありながら、着こなしの難易度はそこまで難しくない柄でもありますので、オススメです。 「ZD3-4001」の南国風プリント、「ZD3-4002」のお魚柄プリントは、実は意外と?!人気が有り、<キャッチーな柄>の様子が"刺さる人に刺さる"プリントになっています。 「ZD3-4003」「ZD3-4004」の花柄プリントも、色の基調が爽やかなブルー系の柄パターンなので、インディゴデニムや、ベージュのチノパンに良く合います。
続いて、リネンをもっと味わい尽くしたい!!! という方は、ジャケットやスラックス向けの生地も一部ご紹介させて頂きます。
店頭にはジャケットやスラックス向けのリネン素材で、ベージュやサックスブルー、ブラックなど、ユーティリティーに着こなしやすい"無地系"の生地がまだまだございますので、リネンに興味を惹かれている方は、店頭で是非ご注目下さいませ。 いかがでしたでしょうか?!世の中のカジュアル化が進むことで、逆に手が出しやすくなり、注目度が増えてきているのがリネン素材ともいえます。クールビズにリネンのシャツやジャケットを採用してみるのも、<季節には季節のものを楽しむ>といった風情があっていいですよね。 魅力的な夏素材のリネンを、ぜひお試しくださいませ。