2023年4月14日更新
各地で続々と梅雨入りが発表され、ジメジメと暑く辛い季節がとうとう始まりますね。 雨が長いこの季節、憂鬱な雨を少しでも恵みの雨にしていきたいなと考えている、東京店SHOPMASTER(佐野)です。 さて、梅雨時期のファッションのメインテーマと言えば、『COOL BIZ』 であるのは間違いないですよね。 雨の日が続き、加えて湿度の高い暑さですから、ファッションに対して億劫になってしまい、 ネクタイを取って、スーツの上着を脱いで、『はい完成。』 なんて、思わず手を抜きたくなるのがこの時期のファッション。 う~ん。雨が多いし暑いから手抜きしたいのも確かに分かる。 でも皆さん、果たして本当にそれでいいのでしょうか。 そもそもこの『COOL BIZ』ですが、その語源が『涼しい』や『格好良い』という意味のクール (COOL) と、仕事や職業の意味を表すビジネス(business)の短縮形ビズ(BIZ)を併せたものって皆さん知っていましたか。 また、年々ビジネスのカジュアル化が進み、COOL BIZと言うよりも、ビジカジやスマートカジュアルというように、より自由でビジネスとプライベートの境界線がないファッションを心掛けていきたいところです。 手っ取り早く、COOL BIZスタイルを本当の意味でCOOL(粋で格好良い)なファッションを楽しむために、まず必要なアイテムは、、、《ジャケット》と断言します。 ビジネスにもカジュアルにも使える、非常に汎用性の高いアイテム。 1着あればサマになり、着こなしの幅も広い。まさに多様性が求められている今の時代にピッタリのアイテムだと思いませんか。 そしてジャケットを更にCOOLに着こなしていただくために、コーディネートする《パンツ》そう、いわゆる『ジャケパン』をこの夏楽しんでいただこうと考え、《夏のジャケパンフェア》を開催することにしました。 前置きはここまでに、今回のフェア内容をご紹介しましょう。
■ 開催期間 ■
2023年6月3日(土)~6月18日(日)
■ 夏のジャケパンフェア対象商品 ■
■ 『夏のジャケパンフェア』特別プライス ■
フェア特典 オプション5,500円相当をサービス ・当社がご用意している様々なオプションからお選びください! (例) 本切羽2,200円、裏地2,200円~、貝釦2,200円、 半裏仕立て5,500円、アンコン仕立て5,500円、etc…組み合わせは自由です。
さてここからは、暑い夏をCOOL(粋に涼しく)なジャケパンスタイルを楽しんでいただける生地と、この時期だからこそ試したいデザインや仕様をご紹介します。
サンプル帳掲載:X23-3415~T23-3512 シングルジャケット価格:38,500円(税込)
軽く、涼しく、シワも入りづらい。更に洗えるとなれば、雨が多く暑いこの梅雨時期に、これ以上嬉しいことがないのでは。 そんな夢のような(言い過ぎ?)生地が、《機能性ポリエステル生地》です。 ご自宅で洗えるメンテナンスフリーな、ウォッシャブル<CLEAN>、ストレッチの効いた運動性<STRETCH>、涼しさや着やすさに直結する軽さ、そして大切なファッション性<COOL>を兼ね備えたまさにユーティリティープレイヤー。 WOOLやリネン、コットンなどの天然素材の弱点(湿気に弱い、シワ、色落ち、メンテナンスの手間)を見事にカバーしています。 『一度着るともう戻れない。。。』これは実際着用している私のリアルな意見です。 それ程快適さとラフに扱えるハンドリングの良さ等、天然繊維にはない『アジ』を是非体験してみて下さい。きっとビックリすること必須です。
サンプル帳掲載:P22-5202~P22-5204 シングルジャケット価格42,900円(税込)
梅雨時期の最大の敵といえば、雨よりも『湿度』ではないかと思います。 ただ暑いだけじゃなく、湿度が高いことが、この時期にジャケットを着たくなくなる一番の理由ではないでしょうか。 そこで、オススメなのが、縦糸と緯糸ともに強撚糸(ポーラ糸)を使用し、敢えてシャリ感を出す方法で織り上げられた通気性抜群の生地《TONIK》です。 かなり目が粗く(ドライタッチ)、一目で通気性が良いのは一目瞭然。一発で夏に相応しい清涼感のあるファブリックであると感じていただけます。
国産らしいしっかりとしたハリコシに加え、ずっしりと重みのある風合い。 ハードユース出来る耐久性と仕立て映えする重厚感を味わっていただけるのも魅力です。 コテコテではありますが、特に 《紺ブレのお仕立てがオススメ!》 ジャケットを仕立てるのが初めてと言う方や、とにかく何にでも使えるジャケットが欲しい方はこの《TONIK》を選べば間違いありません。
サンプル帳掲載:X22-3327~X23-3422 シングルジャケット価格:42,900円(税込)
復元力、柔軟性に富んだウールと独特のシワ感と通気性の良さが特徴のリネン。 この異なる素材をそれぞれ良いトコ取りした《リネンウール》は、ビジネスシーンでのカジュアル化が進むこのご時世に最適なファブリック。 少しハリのある繊維、リネンがブレンドされることによりややザラリとした肌触り (シャリ感)になるため、リネン本来の特徴である通気性の良さに加え、汗をかいた肌に直接生地が触れないようにするという暑い夏に嬉しいメリットがあります。 またウール100%では味わえないリラックス感のある風合い (独特のシワ感)が生地の表面に現れることで春夏らしい装いにグッと近づき、季節感のある着こなしを表現できるのもgoodポイントです。
文字通り芯、肩パッド、裏地など付けずに一枚の布だけで仕立てることを、《一枚仕立て》と言います。 芯を使わずとも胸周りのボリュームは失わせず、フロントのラペルから裾に掛けてのロールはジャケットに色気を与えています。また、柔らかさを出すために肩回りはマニカカミーチャで、さらにステッチはジャケット全体に入る総ステッチを入れて立体的な表情に。 梅雨時期から暑い夏にかけては、カッチリ感のあるジャケットよりも、軽く羽織感覚で着られる1着があれば嬉しいですよね。 この一枚仕立は、機能性ポリエステル生地に取り入れることをオススメします。 実はこのお仕立て、袖裏に裏地を貼る仕様と、袖裏に裏地を貼らないで生地だけでお仕立てする1枚仕立てのご用意がございます。 表地はストレッチですが、裏地にストレッチ性がないため、機能性生地のストレッチ性を存分に活かすには、袖裏も貼らないで生地のみでお仕立てすることがベスト。 オマケに軽く、コンパクトになり持ち運びもラク。 着るというよりも、本当の意味でエレガントに羽織るという表現がピッタリです。
機能性ポリエステル生地にこの 《ウォッシャブル仕様》をプラスすれば、もうジメジメと暑い梅雨時期もへっちゃら。 ジャケットを自宅で洗うのは抵抗あるな、難しいのでは、と感じる方も多いかと思いますが、洗えることよりも、『軽さ』に注目してください。 通常の上着は立体感を出すために、芯地(接着芯、胸増芯、タレワタ、パット)をふんだんに使っているのですが、ウォッシャブル仕様にすると、芯地が『メッシュ仕様』になり通気が良く軽くなります。あれ?ジャケット着てるかな。と感じるほど驚きの軽さですので、是非一度お試しを。
マニカが『袖』でカミーチャが『シャツ』を意味するイタリア語で、シャツの袖付けの様に肩にギャザーを寄せて袖付けをする技法です。 ジャケットの肩回りの雰囲気を柔らい表情と、肩パッドとタレ綿の両方をなくすことで軽さもだしています。 最近ジャケットに限らずスーツに取り入れているのもよく見るデザインですね。 先に案内している一枚仕立てまではいいかな、でも肩回りは軽く快適な仕様がいいなと、考えている方は、マニカカミーチャを取り入れてみましょう。
サンプル帳掲載:K23-8125~K22-8228 通常価格30,800円(税込)>>>20%OFF!!! 《24,640円(税込)》
このジランダーシリーズは、1本1本の繊維が長い耐久性に優れたニュージーランド産メリノウールを使用しており、その中でも最高級品質の原毛に強いツイスト(撚り)を掛けて平織にて織り上げていることで、発色の良さ、品のある光沢感に加え、ハードワークに耐えうる耐久性を兼ね備えています。また、化学繊維を使用せずに、ウールのみで生み出したストレッチ性・軽量性にも優れていますので、クールビズでのスラックスには非常に最適の生地となっています。 これまでは、基本的に夏でもスーツが必須な方に向けてベーシックな色柄を取り揃えていましたが、ここまで夏の季節に最適な生地であれば、是非ビジネスシーンでのビジカジスタイルやプライベート用のスラックス(やジャケット)としてもお使いいただきたい!と思い、今季はベーシックな色柄に加え、面白味のあるチェック柄や織り柄もご用意しました。 ベーシックからカジュアルな柄まで取り揃えた見応え、選びがいのあるラインナップとなっていますので、自分のニーズに合わせた色柄で、是非この夏共にする1本をお仕立ていただけたらと思います。
サンプル帳掲載:X23-3417~X23-3421 フェア特典:ウォッシャブル仕様サービス ※スラックス価格での割引はございません。
今季の機能性素材の中で一番の注目ブランドである『SPORTEX マルチギア』。 この生地の最大の特徴は《驚異の撥水力》です。 不意に付いてしまったトレイでのシミや、うっかりこぼしてしまったコーヒー、など何かと汚れてしまうことの多いスラックス。 いくら気を付けていても、やはりふとした時やついうっかりで汚してしまうことありますよね。 ただ、このSPORTEXマルチギアであれば、サッとひと吹きで元通りに。嘘のようにコロコロ~と液体が転がっていきます。
また、撥水性があることで汚れも付きにくくなっていますので、梅雨の時期によく起きがちな水溜まりによる裾汚れも防いでくれます。 雨や水による被害を防いてくれる、そんな嬉しい機能が備わった生地は他にはございません。 この超撥水機能以外にも、透湿性、接触冷感、洗濯機洗い可能、防シワ性、紫外線防止、防透け性、2WAYストレッチ、といった様々な機能も備わっています。 まさに機能性素材の最終形と言っても過言ではないほどの魅力たっぷりなこのハイブリット機能性素材『SPORTEX マルチギア』、是非一度お試しください。
1本13,200円(税込)! さ・ら・に 3本まとめ買いで33,000円(税込)!!!
このハギレ生地についてまだ知らない方のために簡単に説明させていただくと、 当社では、生地を反物 (1反50ⅿ巻)で仕入れており、オーダーを頂く度に必要分の生地をカットしながら使用しています。 男性のスーツ1着に対する一般的な必要用尺は3.0ⅿ (もちろん、ジャケット単品やスペアパンツ付きで必要用尺は変わります)ですので、単純計算で「50m÷3.0m=16着+2.0m」つまり、16着分に余り2.0ⅿが残ります。 この最後に残った2.0ⅿの生地を《ハギレ生地》と言い、これを最後まで使い切るのが羅紗屋としてのヨシムラの矜持なのです。 これは、羅紗屋であるヨシムラだからこそ出来ることであり、他のテーラー屋には真似することが出来ません。 正直、これだけ聞くと余り物生地といったような少しマイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるかと思います。ですが、この《ハギレ生地》を最大限有効活用して、とてもお得にスラックスをお仕立てできると嬉しくないですか!? スラックスは何本あっても嬉しいアイテムだと思いますので、超破格プライスでお仕立ていただけるこの機会に、是非1本と言わず2本、3本(3本まとめ買いがとってもお得!)と気の済むままにお仕立てください。
ベルトレスのスラックスを履く。 これぞオーダーの醍醐味と言っても過言ではないでしょう。それはなぜかというと自分のウエストに合ったピッタリのサイズ感でないと履くことが出来ないからです。 ベルトループが無いので調整が効かず、シビアなサイズ感が求められますが、 オーダーだからこそ追及することが出来ます。 そんなベルトレスのスラックスを履くときに欠かせないのが、このサイド尾錠。 ベルトがなくなった際のアクセントにもなりますし、若干のサイズ調整も効きます。 ベルトレスはちょっと、、、なんて方は、ベルトの邪魔にならないようベルトループの下に尾錠をお付けするバック尾錠をお付けすると、いつものシンプルなスラックススタイルを一味違った形でお楽しみいただけます。
腰周りに適度なゆとりと与えるタック。座ったときにゆとりが出る分、腰回りが楽になり、また太もも周りのシワも軽減してくれることから、デスクワークがメインの方はタック入りをお選びなられることが多いです。 このように、機能性を重視して選ばれることの多いタックですが、実はタックがあることでデザイン面で一つのアクセントにもなりますので、機能性ではなくデザイン性としてお選びされることも非常にオススメです。 タックには、外向きと内向き(アウトタック・インタック)があり、それぞれ印象、見え方が変わってきます。(現在、ビジネススラックスで多く使われるのはアウトタックです)
例えば、アウトタックの場合、タックは外側に向いていることから、視覚的に見線が外側へ誘導されるため、太もも周りが少し膨張して見える、いわば少しカジュアルなスラックスに映ります。
一方、インタックの場合、タックが内側に向いていることから、視覚的に見線が内側へ誘導されるため、太もも周りが少しすっきりして見える、いわば少しフォーマル感のあるクラシカルなスラックスに映ります。
このように、カジュアルテイストに仕上げるのか、綺麗目なテイストに仕上げるのかでタックの向きを変えるだけで、細部まで拘りのある洗練されたスラックスになりますので、是非意識して選んでみてください。