2023年11月10日更新
もう11月だというのにこの暑さは一体何なんだ!?(11/3大阪25℃!)
当初10月頃までは暑いとの予想でしたが、割と早い内(9月頃)から涼しくなったので、外れることもあるんだな、とぬか喜びしていたらまさか11月迄暑いとは,,,,, さぞかし秋冬物の売上が苦戦しているんだろう、とお思うでしょ? 何故かこんなに暑いのに大阪店コートばかり売れるんです、なんで?
事ある度に"何れ必ず寒くなるので早めに準備しましょう"と言い続けていた私の親切心が皆さんにようやく届き始めたのか、とにもかくにも嬉しい限りです。
ようやく来週くらいから関西も最高気温が20℃を下回るようですので、一気に冬物準備の動きが活発になることでしょう。 コートの新調をお考えなら工場がパンパンになる前にお急ぎくださいね。
PS:この画像は先月の連休に山形月山に登った時のものです。
標高1600m付近までは快晴且つ紅葉も見頃で最高でしたが,,,,,月山山頂(1984m)は雪積もってた上に気温4℃笑 風は強いし、寒いしで大変でしたが行ってよかった、来年は鳥海山と岩木山に行くぞ!
さて、来年成人式を迎えられる方はそろそろ衣装をどうしようか?と考え始められる頃ではないでしょうか?
女性の方はまだ振袖をお選びになられる方が多いかと思いますが、当店では成人式用にスリーピーススーツのオーダーをされる女性が増えてまいりました。 これもダイバーシティ(多様性)と言えるのでしょう、私の時代は女性で振袖以外となればヴィヴィアンウエストウッド、コムデギャルソン、ヨージヤマモトがお約束でした(ファッション関係の専門学校生がそうでした)
一方、男性はと言うと昔は基本スーツ、紋付き袴は私の時代は見かけた記憶はありませんが、最近は人気が高いようですね、九州のある都市のように定番化しているところもあれば、仲の良いお友達同士で紋付き袴で揃える、といったことが多いようです。
振袖や紋付き袴は成人式が終われば着ることはまず無いでしょうから、レンタルで済まされる方が殆どだと思いますが、式後も使えるとなるとスーツ以外の選択肢は無いと言えるでしょう。 今回は男性の方に特化したご案内となりますが、当店で成人式用でスーツをオーダーされる方は大体下記の2つのニーズに分類されます。
全ての方ではありませんが、それぞれの方のニーズを伺い、それを踏まえたご提案をするとおおよそこの2つのどちらかに分けられます。
1の場合、生地は国産の黒か濃紺無地、デザインは就活を念頭に置くと必然的に至ってベーシックなものが基本となり、少し特別感を持たせるならベストを付けたスリーピースで、といった感じでしょうか。 就活用となるとある程度の耐久性も求められますので、光沢感が有り肌触りの良いインポート生地よりかはシワに強い国産生地をお選びになられることが多いです。
一方2の場合、お仕事でスーツを着る機会が少ない方が多く、次スーツを着る機会はというと友人や親族の方の結婚式くらい、となると個性的な色柄の生地やデザインにコダワリをお求めになられる傾向が強いです。
1及び2でもまずは既製品で探してみて、デザイン、色柄、予算等で気に入ったものがなければオーダーに、という流れが多いパターンが多いのですが、1の場合当店では7Daysオーダーという強力な武器がありますので、成人式の直前(12月20日前後)でも対応することは可能です。
*詳しくはこちら
迷いに迷ってスーツの用意がギリギリになってしまい、『どうしよう。。。』と言う方には、 《7Daysオーダー》は最後の望み。 ですが、一生のうちに一回しかないビッグイベント《成人式》ですから、 とことん自分の好きを詰め込んだスーツが着たいという方も多いのではないでしょうか。 そんな成人式でバチっとキメたい皆さん、『今の時期からのオーダーが一番オススメです!』 こだわりの成人式スーツのご注文でリクエストを多くいただくのは、《ベスト付スリーピース》と《目を見張るチェック柄》ですが、実は7Daysオーダーでは手作業に頼る部分が多く、7日間では仕上げることは工程上難しいので、泣く泣く対象外とさせて頂いていているんです。 誰にとっても成人式は一生に一度きり、列席するからには拘れる部分は全て拘ったスーツが良いですもんね。 せっかくのオーダーですから、そもそも慌てて準備するのは勿体ない! じっくりと『自分の好き』を詰め込んだスーツを仕立てるために、デザインはさることながら、生地にもこだわって時間をかけてゆっくり《自分だけのスーツ》を仕立てる。そんな『贅沢な時間』を楽しめるのがオーダーの醍醐味ですからね。 スーツはもちろんのこと、シャツやネクタイや靴すべてにじっくりと時間をかけて準備するのも大切です。備えあれば患いなしです。 成人式には、とことん自分のこだわりを詰め込んだスーツが着たい!と言う方は、既製服では表現できないので、オーダーはMUSTではありますが、それ以上にオーダーが本当にオススメな方は、、、《既製品でサイズが合わない方》です。 これは昨年、リピーターのKさんからご注文頂いたCaseをご紹介します。
〜10月下旬のTEL〜
最近のスーツのシルエットは以前に比べて徐々にゆとりを持たせたものに変化しつつありますが、20代30代の若い世代の方々は未だタイトシルエットが主流、お求めになられる方が多いのが現状です。 且つ華奢な体型の方であればジャストサイズのスーツを既製品で見つけるのは至難の業と言えるでしょう。 Kさんのように人よりサイズ的に大きい方だけでなく、息子さんのように華奢な方でもまた標準体型の方でも少なからず体型的な悩みはあるはずで、そこを解消するのはオーダーならでは、最大の強みであります。 そして11月の初め、Kさんの息子さん(Eさん)がお見えになられました。
(予感的中!)生地はベージュのグレンチェック柄、ピークドラペルにロープドショルダー、更には衿付きベストetc
余談:最近画像を持参される方のほとんどがInstagramからのもの 一昔前はファッション誌だったのに、紙の媒体は完全に主流では無くなりましたね。
今回Eさんは成人式に向けて気合十分でしたので、早い内からアクションをおこされていらっしゃいましたが、会話の中にもあったように1ヶ月遅ければお断りしなければならないところでした。 善は急げとはよく言ったものです。 ただ安心するのはまだ早い、問題はまだまだこれからです。 まず生地、ベージュのグレンチェックとなると選択肢はかなり限られます。 Eさんと一緒に店頭にある在庫を探すと,,,,
Eさんがお選びになられた生地の在庫を調べると、大阪店にある1着分がラスト在庫でした。 この時点でもう7Daysならout、Eさんのご体型なら店頭着分3.1mでベスト付きスリーピースはOKでしたが、これがもしお父さんのKさんなら長さが足らずoutでした。 ともあれ生地在庫もOK、デザインもOK、納期もOKとなり、残すは採寸のみ。
このヌードサイズで、タイトシルエットで、好みの色柄の生地で、尚且つ縦のサイズをも合わせて、予算も合ったスーツとなるとこれはもう完全にオーダーでしか有り得ない仕事と言えるでしょう。
このEさんは成人式用ということで生地やデザインは当然ながらやはり一番重要(不安)であったのはサイズ感。 どれだけ良い生地、流行りのデザイン、コダワリのディテールであってもサイズが合っていなければ全て台無しです。 スーツに対して求めるもの、キチンとした人間に見られたい、スマートに見せたい、格好良く見られたいetc、人それぞれ様々な願望があるかと思います。 また見た目だけでなく、着心地の良さや動き易さも兼ね備えたスーツに袖を通すことが出来る、これこそがオーダーの醍醐味です。
今回合わせてご紹介した【HOW TO ORDER】の中でもお伝えしておりますが、皆さんがどんなスーツが欲しいか、どのように見られたいのか、私達の仕事はそのお手伝いをすること。 無理難題Welcome!です、ぜひ一緒に良いスーツを作り上げましょう♪