2024年9月27日更新
心地よい秋の風が、本格的な衣替えを後押ししてくれているように感じる今日この頃。 オーダーシート(注文書)を書く手が止まらない、東京店SHOPMASTER(佐野)です。 読書の皆さんは、衣替え進んでいますか。 さて、本格的な衣替えシーズン(例年遅くなっているのが心配です。。。)が始まりますが、 皆さんご承知の通り、カジュアル化の勢いは年々強くなり、スーツ離れが進んでいく中、ビジネスでもプライベートで、ON/OFF活躍できるアイテムのご注文が増えています。 そんな中、前回は《セットアップスーツ》について色々とご紹介をしましたが、皆さんご覧いただけましたでしょうか。
カジュアル化が進む今の時代には必須のアイテムで1着持っておけば必ず重宝すること間違いなしな《セットアップスーツ》。 何よりもON/OFF兼用で使えるって経済的で(本当は仕立屋泣かせか。。。。)そして何より個人的には、プライベートでもオーダーアイテムを楽しめることは、オーダーがもっと身近になっているように感じるので、嬉しい限りだったりします。 そんな注目度が高く、汎用性の高いユーティリティープレイヤーの《セットアップスーツ》での衣替えも今シーズはとってもオススメなのですが、もっと気軽にON/OFF兼用に使えるアイテムの代表選手として【ジャケット】のお仕立ても忘れてはいけません! 上下単品使いできる、セットアップスーツのユーティリティー性は見逃せないところは勿論あるのですが、単品ジャケットは、セットでのご用意ではない分、ボトム(パンツ)の選べる幅が広く、コーディネートの新たな可能性を楽しめるアイテムだったりします。
そう言った意味では、ジャケットはコーディネートを考えるのが面倒くさい、(毎朝選ぶストレス。。。)または、どんな生地で仕立てていいのか分からないって言う方が多いのも事実なのかなと思います。 そんな皆さんにとにかくオススメなのは、、、、《紺ブレ》《紺ジャケット》です! もうとにかく迷っているのであれば、コレ1着持っておけば間違いないアイテム。 佐野に騙されたと思って(まったくもって騙すつもりはないですが。。。)1着仕立ててみてください。セットアップスーツと比べても劣らない、そのユーティリティー性とその安心感に、ハマること間違いなし。ちなみに私(佐野)は沼っています。
紺ブレ・紺ジャケットの魅力それは、、、
魅力を語るとキリがないですから、代表的な魅力をご案内しましたが、とにかく、誰が着ても、どんなシーンでも、どんなアイテムともコーディネート(人・場所・物)できる点が1番の魅力です。 以上の事から、どれだけ《紺ブレ》《紺ジャケット》が優秀なアイテムであること、『カジュアル』がキーワードの今のファッションシーンにおいて、重要度の高いアイテムであることが伝わったのではないでしょうか。 1着持っているだけで、着こなしの幅は無限大。セットアップスーツと同等、もしくはそれ以上に楽しめるアイテムが、《紺ブレ》《紺ジャケット》です。
さて、そもそも紺ブレ・紺ジャケットがオススメと言っているけど、2つに分ける意味って何かあるの?何か違うアイテムなの?と疑問に感じた方もいるかと思います。 私も2つのアイテムでご紹介しているので伝わり辛かったと思いますが、(すみません。) 結論からお伝えしますと、、、『紺ブレ・紺ジャケットは同じ』です。 どちらとも紺のジャケットである事には変わりないです。 個人的には一括りでまとめてしまっても問題ないと感じています。 あえて細かく違いを挙げるとしたらこんな感じです。
スポーティーなユニフォーム的(制服)なジャケット。メタルボタンやパッチポケット(外付けポケット)にミシンでステッチを入れる(衿にボリューム感を演出)など、パっと見て、カジュアル感の強い表情が特徴。 ビジネスシーンでもOKだが、どちらかといえばプライベート用で活躍。
・メタルボタン(金属性ボタン)・ミシンステッチ・パッチポケット・センターフックベント
紺ブレと比べフォーマル感のあるジャケット。メタルボタンは使用せず、ステッチも一針ずつステッチを落としエレガントな表情。パッチポケットよりも、スーツの上着のようにフラップ付きを選ぶと、大人っぽい雰囲気に。 落ち着いたフォーマル感のある表情はビジネスシーンでの着用にGOOD。
・メタル以外の様々なボタン・ピックステッチ・フラップ付ポケット・サイドベンツ
紺ブレ・紺ジャケットの特徴や仕様をご案内しましたが、これが必ずしも全てが当てはまるわけではなく、あえて分けるならココが違う、とご案内しているので絶対ではない事だけ言わせてください。 それぞれのデザイン(仕様)をMIXしたとしても成り立ちますので、それぞれが思い思いいに、《紺ブレ》・《紺ジャケット》を楽しんでいただければいいのではと思っています。 自由にお仕立てを楽しみましょう!
紺ブレ・紺ジャケットをこれだけオススメしているだけあって、今年の秋冬は例年よりも、紺生地のバリエーションを色々とご用意しております。 ラインナップ豊富な生地の中から、厳選して個人的に、『これで作れば間違いない!』と言う生地をBEST.3 ご紹介してまいります。 BEST.3と言いましたが、正直どれも個人的にBEST.1 です。 是非紹介文を読んでいただき、サンプル帳をご請求(2週間無料でお貸出ししています!)いただいて、実際に生地に触れ、それぞれのNo.1の生地でお仕立ていただければ嬉しいです。 どの生地もそれぞれ魅力的な《紺》ですので、是非見比べていただきたいです! これからご紹介する生地は《2024年秋冬生地サンプル帳Diplomat》に掲載されておりますので、是非ご請求ください。
シングルジャケット価格:55,055円(税込)
美しい紺の色見と艶感に、キャバルリーツイルを彷彿とさせるクッキリとした存在感のあるツイルが特徴の《CANONICO COVERT21u》は、紺ブレ・紺ジャケットを仕立てるには最適な生地です。 カノニコらしい発色の良いエレガントな紺は、一目見るだけで『いい生地だなぁ~。』と、誰がどう見ても分かるほど。 また、デイリーユースには欠かせない耐久力の高さも見逃せません。 ハリコシの高い、目付440g/mと言うヘヴィーな生地感は、防シワ性や優れた耐久性を生み出しています。 実用性のあるリッチな《紺》を楽しみたいのであればこの生地を選べば間違いありません。
シングルジャケット価格:70,785円(税込)
ドライでマットな表情と落ち着き感のある《紺》が特徴のMARLING & EVANS 3PLY CLASSIC は、まさに『ベーシック』と言う言葉がマッチします。 その言葉の通り、ベーシックでコーディネートの自由度が高い、紺ブレ・紺ジャケットを考えているならこの生地で決まりです。 ちなみに3PLY とは、3本の糸を撚り合わせて1本の糸にしたもの使用して織り上げた生地。単純に考えると糸が太くなるので、その分生地は肉厚になり重量感が増し、生地に耐久性が備わります。 3PLYの特有のハリコシと弾力のある生地は、安定感もあり、多少ハードに使用したとしても(だからと言って雑にはしないで。。。。)耐えうる屈強な生地に仕上がるのも魅力です。 また、秋冬生地には珍しいドライな平織の組織ですので、オールシーズン着用(夏は辛いですが。。。)も視野に入れた1着をお仕立ていただけます。
モヘアの特徴でもある独特のシルバーに輝く、煌びやかな《紺》を楽しめる、葛利毛織 DOMINX モヘアツイルは、軽快感のある紺ブレ・紺ジャケットを楽しむには最適な生地。 モヘアと言えば、シャリ感の強い生地で春夏のイメージが強いのですが、春夏の平織のモヘア生地と違い、ツイル(綾織り)で密度が高く肉感のあるモヘア混の生地ってところがポイントです。 秋冬のご提案でありながら、秋冬生地特徴のウォーム感のある生地ではなく、モヘアのシャリ感を加えることで、ソリッド感のある生地に仕上がり、オールシーズン通して着ることができるのも魅力です。
紺ブレ・紺ジャケットにオススメな《紺生地》をご覧いただきましたがいかがでしたでしょうか。どの生地もオススメNo.1ですので、正直どれを選んで頂いても絶対後悔はさせませんからね。 さて、紺ブレ・紺ジャケットの魅力は、コーディネートできるボトム(パンツ)の幅が広く、《自由な着こなし》が楽しめるところであることは、もう皆さんに伝わったのではないでしょうか。 ウールのボトムとコーディネートした王道(紺ブレ×グレースラックス)な《ジャケパンスタイル》は勿論のこと、コットンパンツとコーディネートした【ビジカジスタイル】もお手の物。 更にカジュアルダウンすると《デニム》とのコーディネートも相性抜群。 アクが強くコーディネートの難しい『柄(ストライプ)パンツ』も、紺ブレ・紺ジャケットにかかればすんなり全体をバランスよくまとめてくれます。 季節が進めば《フランネル》素材のパンツとのコーディネートもいいですね。 ボトムだけじゃなく、トップス(インナー)もシャツからカットソーニットはもちろん、あなたの好みやテーマに合わせた着こなしを叶えてくれること間違いなしです。
以上、今回は1着は絶対持っていたい、《紺ブレ》・《紺ジャケット》をご紹介しました。 『カジュアル』がキーワードとなっている今の時代には必須のアイテムですから、1着は絶対にワードローブに準備しておくことをオススメします。 コーディネートの幅が広く、どんなシーンでも活躍する《紺の1着》皆さんも是非お仕立てください。