2024年11月8日更新
11月に入り朝晩は特に肌寒さを感じるようになりましたね。 毎朝クローゼットに行くのが楽しみな季節が、ようやくやってきたことに喜びを感じている、東京店SHOPMASTER(佐野)です。 皆さん毎日ファッション楽しんでいますか?! 気付けば立冬も過ぎ、暦の上では【冬】が始まりましたね。 『秋短すぎでしょ、、、。』と思わず突っ込みを入れてしまいそうですが、 冬はもうスタートしています。 何が言いたいかと言うと、『冬物の用意を始めましょう!』という事です。 ※いつも回りくどくてすみません。。 今年の冬はグッと寒くなるそうなので、本格的な冬物が楽しめそうな予感。 そんな冬に楽しみたい素材の代表格と言えば、、、【ツイード&フランネル】ですね! 冬生地代表とも言える【Harris Tweed】(ハリスツイード)についての、ブランドや生地の魅力については先にご案内しましたが、ご覧いただけましたでしょうか。 見逃していた。と言う方や忘れちゃった。。。って方は、先ず【2024.10.18更新 ハリスツイードの魅力】を是非是非チェックしてください。
総柄数【29柄】とやり過ぎじゃない?とビックリする【Harris Tweed】コレクションを実際にご自宅でご覧いただける、《ハリスツイード生地サンプル帳》も無料で貸し出しておりますので、是非ご請求いただき冬に備えていただければ嬉しいです。
さて、少し本題から外れてしまいましたので本題に戻り、今回はツイードと双璧をなす【フランネル】について色々とご案内していこうと思いますので是非ご覧ください。 冬生地の定番《フランネル》。 YOSHIMURA&SONSでは、今年は例年に比べてフランネル生地のラインナップを充実させているのですが、お気づきになられた方いらっしゃいますか?! (気付いた方はYOSHIMURAマニア認定します。) いつもならコレクションにラインナップするのは少量ですが、今年は3ブランド《MARLING&EVANS・CANONICO・葛利毛織》でそれぞれ個性豊かな表情の違うフランネル生地をご用意しております。 さて、それではここからは、なぜフランネル生地のラインナップを増やしたのか?その理由とフランネル生地の魅力について色々ご案内していこうと思います。
フランネル生地は、ウールを起毛加工させ、見た目のごとく暖かで柔らかな肌触りが特徴のまさに冬生地の代表とも言える素材です。 冬らしい季節感溢れる着こなしを楽しめ、冬の装いを格上げしてくれるのも嬉しいところ。 また、フランネルは表面が起毛しているため、派手目で大胆な柄も程よく抑えることができるので、普段なかなか挑戦しづらいような色柄も、違和感なく着こなせ、コーディネートに華を添えてくれます。 さて、そんな寒い冬をお洒落に楽しめ魅力あふれる生地である【フランネル生地】は、『カジュアル』がキーワードなった今の時代だからこそ、その本当の良さ、実力を遺憾なく発揮できると考えています。 フランネル生地の本当に魅力は、『カジュアルからフォーマルまで使える懐の深さ』と、《仕立てるアイテムのバリエーションの豊富さ》です。 ビジカジが進む今の時代、洋服を選ぶ一番のポイントって、『ON/OFF兼用に使える事』ではないでしょうか。 仕事着=スーツだった時代から、自由度の高いカジュアルが必要な時代へ。 フォーマルからカジュアルまでこなす、変幻自在な生地の表情は、セットアップスーツとして着られる安心感、ジャケット、パンツ単品アイテムとして使用時の際は、どんなアイテムともコーディネートできる有能な一面も持ち、非常に自由度の高い着こなしが楽しめます。 そして何と言っても極めつけは、セットアップスーツ、ジャケット、パンツ、ベストにコートなど、ほぼ全てのアイテムのお仕立てが可能な万能性。 着る人によって、着方によって、その人の望む姿に変化する生地、つまりON/OFF兼用で使える事、それがフランネル生地の一番の魅力だと思います。
さてここからは、2024年秋冬にラインナップされたフランネル生地を改めてご紹介します。 それぞれ表情の違うフランネル生地の魅力を是非ご覧ください。 ご紹介する生地は全て、《2024年秋冬生地サンプル帳DIPLOMAT》に掲載されておりますので、是非ご請求くださいね。 ご自宅で実際に生地を見て触れてフランネル生地の魅力を是非ご確認ください!
英国的で素朴な表情が魅力の王道の紡毛フランネルのコレクション。 しっかりとした生地感と、いい意味で綺麗すぎないそのカントリーテイスト溢れる素朴な表情とフランネル生地特有のフワッとした柔らかい表情を楽しめます。 個人的にはMARLING&EVANSのフランネル生地が一番の推しです。 オールマイティーに使える無地に始まり、フランネルだからこそ挑戦できる、なかなかアクの強い大柄な太ストライプに、大きなグレンチェックまで、フランネル生地のいいところを集めたラインナップは必見です。 温かみがあって肉厚で、THIS IS FLANNEL を楽しみたいと思うなら、きっと満足していただけるはずです。
このカノニコ・Super100'sフランネルは、ウーステッドフラノと呼ばれ、一般的に紡毛糸で織られるフランネルに対して、経緯糸とも Super100'sの細糸となる梳毛糸を使って織られている、ソフトなフランネル生地です。 フランネル素材の目付はおおよそ300~400g/m程度が一般的であり、カノニコのフランネルは〈340g/m〉と重すぎず軽すぎずで織られており、ミドルウェイトで軽く、使い勝手の良さに注目してください。 ネイビー・チャコール・グレー・ブラウンの無地、とカラー展開も豊富ですので、どんなアイテムの仕立てにも対応できる、コーディネートしやすい生地ラインナップは嬉しい限りです。
上品なフランネル生地をお探しでしたら、葛利毛織Super140‘sフランネル一択でOKです。 Super140‘sと超極細の繊維を使いながらもずっしりと目が詰まっており、しっかりとした質感がありながら生地のドレープ感は抜群。 そして、奥行きある上質な光沢感は、まるでカシミヤ?!と目を疑うほどの美しさ。 先に紹介したフランネルとは正反対のキリっとしたどことなく都会的な表情をしていますので、少し畏まったシーンでの着用もこなしてくれます。 大人っぽく上品にフランネルを楽しみたい方にはたまらないですね。
フランネル生地の魅力が伝わったかと思いますが、皆さんいかがでしたか。 今年はどの子で仕立てようかと生地が決まった頃かと思いますので(本当に願っています。) ここからは、フランネル生地を使って何を作ろうか?と迷わないように、フランネルで挑戦していただきたい、オススメのお仕立て方法をご紹介します。
誰がなんと言おうと、東京店SHOPMASTER(佐野)が、とにかく一番オススメしたいお仕立ては《フランネルパンツ》です。 『コーディネートの主役はスラックスです。』とお伝えしているように、コーディネートの幅を広げるには、スラックス(パンツ)の本数を持っておくことが重要。 特にトップスをジャケットだけでなく、ニットやシャツ、はたまたカットソーなど色々なアイテムと組み合わせて穿けるので、まさにON/OFF兼用で使えるアイテムです。
ジャケパンでのコーディネートはもちろんのこと、画像のようにジージャンなどのカジュアルなトップスとのコーディネートもすんなりまとまります。 汎用性の高さは抜群です。
丁度《スラックスフェア》も開催中ですので、騙されたと思って是非是非《フランネルパンツ》のお仕立てをお楽しみください。(フェアだからってNo.1にしたわけじゃないですよ。)
1本あると本当に重宝しますので、1本是非お試しください。使い勝手の良さに沼ること間違いなしです。
季節を纏う。そんな表現が似合うのがフランネルジャケット。 そんなフランネルをジャケットに使用すると、柔らかく上品な冬の1着をお楽しみいただけます。 フランネルパンツ同様に、ジャケットもコーディネートの幅が広く、どんなアイテムとコーディネートを組んでも、上手くまとめてくれるので、その汎用性の高さに驚かされます。 一石二鳥でフランネルを楽しみたいならば、フランネルスーツ(セットアップ)もオススメです。上下組み合わせればスーツ、今日はジャケットの気分となれば、ボトムを変えて、フランネルジャケットで楽しむ。パンツ単品は先にご案内した通り、どんなコーディネートにもフィットしますので、フランネルスーツがひょっとすると、一番フランネルを楽しむお仕立てかもしれませんね。
カシミヤだとリッチすぎる、ツイードはヘヴィー過ぎて着るのに勇気がいる。 そんな時はフランネルでコートを仕立てるのをオススメします。 コートって防寒性はもちろん一番重視されることかと思いますが、生地が重すぎると疲れてしまい着たくなくなってきませんか。 程よいウエイト(重さ)で、ある程度ラフに使えるコートがあったら、、、そんな時はフランネルでコートがとってもオススメです。 今年の冬は寒くなるとは言え、いろいろ気を使うカシミヤや、ヘヴィーで脱ぎ着が億劫に感じるツイードよりも、いろんな意味で『カジュアル』使える1着に仕上がりますよ。
以上、今が旬な【フランネル】の魅力を色々とご紹介させいただきましたが、いかに今の時代にフィットしているか伝わったでしょうか。 ON/OFF兼用できて、とにかく着用頻度が高く、コーディネートの幅も広い《フランネル生地》のお仕立てを存分に楽しんでいただければ嬉しいです。