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3つボタンに飽きたら・・・ |
ここ数年来20代〜30代前半までの方に人気のあるデザインは「ブリティッシュ風3つボタン」デザインです。 どんなデザインかというと・・・シングルのスーツで、「ボタン位置が高く」「Vゾーン狭め」「ウエストもちょっとシェイプして」といったデザインでただ今トレンド真っ直中! 若い方はこのデザインで生地の柄は「ストライプ」や「マイクロチェック」、色は「黒に近い紺」や「チャコールグレー」の生地で作るとお洒落で、かつシャープな印象になるんでカッコイイのですよね。 こんなトレンドの渦中のデザインですが、最近ちょっとした変化が見られるようになりました。 それは20代の方はまだまだこのデザインが全盛なのですが、30才を過ぎたぐらいの中堅社員クラスには3つボタンのブリティッシュ風は「もうそんな年齢じゃない!」とか「若く見られすぎる!」という方が増えそんな方はこんなデザインに惹かれているようです。
「ハイゴージ」???...聞き慣れない方も多いと思います。 ハイゴージとは「ゴージライン」が高め(ハイ)のこと。まだ難しいですね〜。 ゴージラインとは襟の「上襟・下襟」の縫い合わせ部分のラインのことをいいます。 皆さんは「ふ〜ん!?こんなのがそんなに人気なの?」といった印象でしょう。 でもイラストのように同じノッチラペル(いわゆるシングルスーツの襟の形)だけでこんなに多くの襟のバリュエーションが出来るんですよ! ちなみにノーマルゴージに対しハイ・ローがありそれぞれ0.5センチ刻み位でご指定が出来ます。 これに襟の形が4種ありますのでこれを掛け合わせるとそれこそ何10通りものバリュエーションが出来ます。
既製服では襟の形などに「こだわり」がある方は本来のスーツのこだわりである「生地の素材」や「生地の色柄<」を選ぶことは残念ながらなかなか出来ません。 こういった方は多分「こだわりデザイン」向けの専門店に行かれると思いますが、それでも品揃えには限界がありますよね。 でもオーダーメイドでしたらこの点は大丈夫です。 お好きな色柄・素材の生地をお好みのデザインで作ることが出来ます。 さてさて、「2つボタンのハイゴージ」出来上がりはというと、こんな感じです。 写真の様にボタンの位置が高い3つボタンと比較すると3つボタンに慣れた方にはすごく新鮮に映るんじゃないですか? このハイゴージのデザインは、2つボタンなのでもともとのボタンの位置低くVゾーンの下部が深い上に、襟の縫い合わせライン(ゴージライン)を上にしていますのでVゾーンが上方へ広がり、普通の3つボタンのスーツの2倍以上のVゾーンに見えますね。 これが実に新鮮! これで仕立てがジャストフィットで着心地が良いオーダースーツだったら、もろクラシコイタリアといった印象を与えること必至です。 (ちなみにクラシコイタリアには特定のデザインがあるわけではないのでこのデザインがクラシコイタリアというわけではありません。) イメージはシャープと言うよりは「肩の力を抜く」といった感じ、ブリティッシュ風3つボタンが「バリバリ」と仕事をこなすタイプだとしたらこのタイプは「しゃなりしゃなり」と無駄なく仕事をこなしていくタイプのイメージですね。 こんなデザインのスーツだったら何か歩き方まで上品になってしまいそうですね。 SHOPMASTERよりお薦めオプション・・・ 今回ご紹介した「2つボタンハイゴージ」は比較に出した「ブリティッシュ風3つボタン」と比べるとスーツにつけるお薦めオプションがえらく違います。
たまにはお洒落して奥さん・会社のOLさんを見返してあげましょう!
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