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クラシコモデル登場! |
『クラシコ』と言う言葉を耳にすると皆さん想像するのがやはり『クラシコイタリア』ですよね. クラシコイタリアというのは厳密に言うと、デザインの形ではなく、『イタリアの最高級縫製技術に支えられたエレガントな仕立て』のことを言いますが、当社でもこれまでのお仕立てに加えてクラシコモデルを作ることにいたしました。 「え?今までより良い仕立て、逆に言うと今まで手を抜いていた?」 「手の良い値上げか?」...etc そんな風にお思いの方もいるかと思いますが、いえいえ、そんなことはありません。 今までも、これからも当社で出来る最上級の仕立てを維持いたします。 ではクラシコモデルとはいったいどんなモノ? 先日東京SHOPMASTERが代表的なデザインになればと思い1着仕立てましたのでそれに基づいてご紹介いたします。 生地メーカーは>>>伊ロロピアーナ社製 素材は>>>コットン25%ウール75%の黒無地 普通のスーツ素材はウール100%が基準ですが、コットンを25%入れることで綿特有の乾いた触感を出しました。 仕立てのポイントは>>>今回はあくまでも仕立ての良さが映えるような素材を使いたかったので、敢えて無地のスーツにチャレンジしました。 柄物と違って無地のスーツは注目点が少なくなる分、仕立ての善し悪しが目立ちますからね。 また、通常はコットン素材はフォーマルに適しませんが、この生地は大変風合いが良いのと色合いが深かったので、フォーマルを意識して仕立てることにしました。 コットンスーツをフォーマルに使うことが出来るなんてさすがロロピアーナです。 それではディテールをご紹介しますと・・・
写真左は今回のスーツですが、こちらは表地:黒、裏地:黒にしてポイントステッチとD管留めを白糸にしてこっちを引き立てるようにしました。 写真右はこんなカラー裏地もあるというご参考画像です。
今回縫製工場の協力で当社専用ラインとしてこのモード感ある「後ろに向いた肩線」を実現することができました。 クラシコ的発想『スーツで個性を主張したい!』『エレガントなスーツが欲しい!』という方にはお勧めのアイテムです。 『クラシコモデル』で2番目に大きなセールスポイントです。 画像は今回ののスーツではありませんが以前特注でお受けした際にご紹介した物です。 (写真は分かりやすいように線を加筆しています)
最近のイタリア物の傾向はかなり高めのハイゴージです。 別にデザインは関係ないのでお好みでお決めいただけますが、クラシコモデルでは特段のご指定がなければこのゴージラインを肩線に並行まで高めたデザインを前提にご注文を伺います。 写真のように出来上がりはとても『エレガント』なのでお勧めです。
これは胸板の厚みからくる曲線を上着を着用したときシルエットの上からでも綺麗に見せるためのもので、細かな職人芸がさえるイタリア的なこだわりディテールです。 一般に市販されている物ではバルカポケットと称し、胸ポケットに通常よりきつめの傾斜をかけたものや胸ポケットの上の部分を曲線にした者などが多いですが、胸ポケットの下側がカーブしている物が正しいバルカですのでどうぞ誤解されないでください。(かなり偽物が多く流通しています。) 当店でも従前はこの偽物タイプでお仕立せざるを得ませんでしたが、今般(H14年秋)より工場への技術指導のもと、本物のバルカポケットを再現しました。たかがカーブ、されどカーブで完全手作業の非常に難しい仕立てです。
一般にポケット周りの玉縁は裏地素材を使用しますが、これを表地を使用することで耐久性を上げまた『お洒落感』を大切にしました。 お勧めの色合わせは、濃色無地系の生地でしたら『グレー系のヘリンボーンやグレンチェック』ストライプ系のスーツだったら逆に『無地の色』がオススメ。 春夏物では少ないかも知れませんが、スウェード使いなどもとてもお洒落です。 ・・・この色合わせは大変難しいので、こちらはご意見を伺った上でお店の責任で色合わせさせていただきます。 また素材によっては生地が厚すぎD管留めが出来ない物もありますのでその場合は個別にご案内いたします。 写真のSHOPMASTER'S Suitsは試行錯誤と思い、ヘリンボーンとグレンチェックの別布を使用しました。裏地より表地を使用していますので耐久性もアップしますし、そして何よりお洒落です。 こんな事が簡単に出来るのは当社がもともと生地屋で多種多様な生地を取り揃えているからです。
一般的には同色で入れる襟やポケット周りのステッチも、色をちょっと変えるだけで『エレガントさ』が倍増します。 柄物の生地は目立たなくなるのであまりお勧めしませんが、無地系の生地でステッチの糸色を変えるのはとてもお洒落です。 写真は黒無地の生地に敢えて白糸のステッチをしてみましたが遠目にはさほど目立たず、しかしながら近くで見ると縁取りのようにも見えるので好評でした。 フォーマルに限らず普段のスーツとして着用することもできます。
内容はというと、上着の襟は上下に分かれますが、上襟の部分の表地を襟の裏まで廻して仕立てるといったものです。 近々別のスーツの画像を掲載しますが、こんなところまでこだわったスーツってなかなか見あたらないですよ! さてさて気になるお値段は・・・
当店では上記3点セットのオプションを従来からお付けになられる方が多いですので、この様な方には絶対お勧めのオプションセットです! |