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緊急予告! 15milmil15 入荷します! |
皆さん... ゼニアの15milmil 15ってご存じですか? |
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良い物を仕立てていると作っている我々も時々欲が出てきます。 つい7〜8年位はSUPER100'Sと言えば超細番手糸と呼ばれある種のプレミアムが付きましたが、それが今では2プライスのお店でもSUPER110'S位まで取り扱っています。随分身近な存在になりましたね。 そこでオーダー店ではSUPER120'Sやら伊・英国のどこどこブランドだとか上を目指していくのですが、どんなに上を目指してもコストとの兼ね合いの中、行けるところはある程度限られています。 そうです... どんな物にも物理的限界があり、当社で取り扱う素材にもこのような物理的限界がありました。 1. コスト面での限界 >>> 今でこそ当店はこだわりのフルオーダーも受注できるようになりましたが、基本はやはりビジネスユースのスーツです。 ですからオーダースーツを身近に感じて頂くためにも販売価格10万円を超える物は控えたいと考えていますのでそれですと今のグレードが相当だと考えています。 2.素材の高品質さに合わせた縫製技術 >>> 当店がメインとしているイージーオーダーは縫製価格を抑えるためにもある程度機械化された工場ラインで生産しています。 しかし最高級品になってくるとどうしても気温や湿度で作業が中断したり等流れ作業では出来なくなってきます。 つまりはハンドメイドでじっくり時間を掛けて仕立てないと出来ない物もあるのです。 3.具体的にはSUPER130'S〜140'S以上の素材 >>> ちょうど9月のサービス企画でSUPER140'S素材を取り扱いましたが、工場からは悲鳴のような声を聞かされました。縫いにくい×××と。 色々な見方はあろうかと思いますが、多分工場縫製での限界はSUPER130〜140'S位ではないでしょうか? そんな考えのもと、当店としては自社で取り扱う最高品質の物はこれまでの所、伊ゼニア社のTROFEOと決めておりました。
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『 ゼニアの中ではトロフェオが一番でしょ! 』
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・・・そんな風にお考えの方も多いと思います。 実際、それは一般には間違っておりませんし、私達の業界人でもそういった認識が強いと思います。 でも、実はその上があるんです! それが 15 MILMIL 15(クインディッチ ミルミル クインディッチ)と呼ばれる画像のようなタグの商品。 ちなみに15MILMIL とは15ミクロンという意味で原毛の太さを示しています。 以前作った表で説明すると次の通りです。 |
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なんと!SUPER表示にすると SUPER170'S!! 繊維の王様と呼ばれるカシミヤ原毛が15ミクロンですからウール(羊)でカシミヤ同等の細さを体現している素材です。 そんな素材をスーツ(ジャケット)にしたら...憧れてしまいますよね。 ちなみに、原価の方はどうかというと...一般的にはTROFEOの2.5倍位。 あまり詳述すると業界から突き上げを受けるので言えませんが、通常1反単位で購入して1m=20,000円以上。(1反100万円!!) テーラーさんへは1m30,000〜40,000円位で納入されるでしょう。 スーツを仕立てるには通常3.0mは生地を使いますので、それでいけば生地代原価で90,000〜120,000円? どうですか?恐ろしいほどの値段でしょ。 これに仕立て代と相当の利潤が加わりますと、通常はスーツで30〜40万はする物です。(掛け値なくこれ位になります。) さてさて 前置きが長くなりました。 そんな素材が、日頃ゼニアのの取扱量が多いということで当店に特別価格で2マークだけ放出されることになりました。 物はジャケット地なのですが、こんな色柄。 |
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若い人にはネイビーを、ミドル以降の方は濃グリーンをお勧めしたいものですね。 |
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いかがでしょうか? サービス企画扱いとして |
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15MILMIL+ハンドメイド縫製(仮縫付き)で.. >>> 95,000円(消費税込み) |
これが当店としてお客様に出来る限界です。 実のところ、ジャケット地ということ、価格が当店の中では別格に高いと言うことで正直SHOPMASTERも仕入量を躊躇しております。 今から発注を掛けて、受注開始が11中旬頃〜。 どなたかチャレンジャーはいらっしゃいませんか? ご予約承ります。 ※:本稿はサービス企画開催のお知らせではありませんので申し込み欄などはご用意いたしません。 ご興味の方は各SHOPMASTERまでお問い合せ下さい。 お問い合わせは info@vightex.com まで |
■ 現物の生地について・・・ ■ 本稿でご紹介した商品の現物はただ今 各店舗分をAIRでイタリアから取り寄せ中です。 このため11月中旬までは直接ご覧頂けません。 また入荷後も生地があまりに高価なため、生地サンプルを作る予定はありません。 (遠地の方はご用意しても良いのですが何分にもフルオーダー扱いですので仮縫いを考えるとやはり難しいかと思います。) 色々とご不便ばかりお掛けしますが色んな点で従来のスケールを遙かに越える物ですのでどうかご理解の程お願いいたします。 |