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新着レポート

 大阪店スタッフのウォームビズはどんな感じ?

一雨毎に季節も深まり、ワードローブも春夏から秋冬へと選手交代。

「おっ、そういえばこんなんもあったか!」と去年物を前にしばし手が止まるのも、この季節ではお馴染みの光景です。
婦人と違ってトレンドが大きく変わらない紳士物とは言え、流れはゆっくりとですが着実に変化しています。
その筆頭がクールビズをはじめとする、単なるデザインではない一連の着こなし方についてのご提案です。
ちょい悪オヤジまで巻き込んでのブームはいよいよ2シーズン目を迎えました。

そこで、今回は大阪店のスタッフ3名のウォームビズの着こなしをご紹介したいと思います。
三者三様のどれも個性豊かな仕上がりになりましたので、これからのシーズンのファッションをどうしよう?とお考えの皆さん、ぜひ参考にしてください。

なにやら仲の悪い西部警察風の画像ですが、その中からトップバッターを飾るのは、仕入れ兼接客担当の一野君です。

彼も毎日朝から晩まで生地見本と睨めっこの甲斐あり(夢に生地見本が出てくるそうです)今では生地選びもプロの域に達してきました。
今回の素材もフラノならこれ!と仕入れの段階から選びに選び抜いた厳選素材、イタリアはオルメザーノ社製の高級フランネルです。

『そもそもこの素材を選んだのは、ありきたりのフラノではない点に惹かれたんです。
肌触りといい表面感といい高級かつ歴史を感じさせ、イタリア物の真髄をみたような気がしたからなんです!』
『更に、あえて紺を選ばずグレーにしたのは、僕もそろそろ30代の半ばを迎えシックな装いにチャレンジしてみたいと思ったからで、そしてトレンドを〜 (この後も延々と続きます)

。。。ハイハイわかりました、長くなりそうなのでこの辺でカット。

そして、一野君がイメージしたウォームビズはこのような感じです。
生地は・・・
オルメザーノ フラノ グレー無地(BL4311)
色目は紺ブレならぬ今やメンズレディス問わず人気のグレブレ。
本人曰くのアダルトチックなグレーです。

スタイルは・・・
素材感を重視し基本はオーソドックスに。
衿のステッチはミシンの7ミリ、腰ポケットはパッチ、ボタンは一野君のセンスでナットボタンの焦げ茶を合わせました。

撮影時ボトムはジーンズでキメていますが、本当はジーンズで合わせるのがもったいない位このフラノには高級感があります。
ですので、ここは同じく色違いのフラノでセットアップにして、大人のスタイリッシュ感を強調するという着こなし術を是非一野君にはチャレンジしてもらいたいところです。


続いては、同じく接客担当の南浦君のセレクトです。

実は、南浦君のセレクトには私も正直ビックリ。
これでウォームビズ?ドレスアップじゃないの〜?と、仕上がりを見ながら思わず首をひねってしまいました。
まぁ人それぞれセンスや好みが違っていて当然ですから、彼のセンスに私がゴチャゴチャと口出ししてもしょうがないですね。
...と言う訳で、ここはそれに対する本人のコメントをどうぞ!

『クールビズもそうですが、ウォームビズは紺ブレを初めとするアメカジがもっぱら主流ですよね?
 なので、そこにヨーロピアンテイストをぶち込めばどんな雰囲気になるのか?とふと思ったのがそもそもの動機です』

。。。う〜ん少し納得。
さすが元をただせば、かのヴェルサーチ育ち。(南浦君は前職でベルサーチに勤めていました。)
それ故か、センスもなにやらセレブ風ゴージャス(?)であります。

そして、創作意欲は具体的にこう実を結びました。
素材は黒のベルベット(BL4330の色違い)
衿はピークドラペルでおまけにタキシードにあるような拝絹付き
袖のシルエットは袖先が広がるフレアタイプ
シャツはロングポイントのボタンダウンで

タキシードライクで夢はベルサイユの野を駆けめぐり...といった所でしょうか?
ただ、これがウオームビズかどうかは皆さんの判定に委ねたいと思います。
まぁ本人もwebへのお目見えはお初ですから、いつになく気合いが入ったと言うことで許して貰いましょう。

そして、ボトムにジーンズを配してセットアップとしての組み合わせは正解ですね。
仮にもしこれがフラノ地ですと、それこそちょっとしたパーティへのお出掛け着になりフォーマルっぽくなりますから...

それにしても、ジーンズは何を上へ持ってきてもそれなりにスタイルを作れる万能アイテムですね。 改めて感心しました。


そして、最後のトリは私こと大阪SHOPMATERです。
3人の中では結局もっともカジュアル色の強い、オーセンティックなウォームビズルックとなりました。

素材は・・・
イタリアはコットンの名門ブランドのソンドリオのベージュ(BL4327)です。
いかにも私のセレクトらしく、コットンでありながらねっとり柔らかな質感に加え、表面はウオッシュダウンしたかのような風合いがあります。

デザインは近頃お気に入りのナットの2ツボタンで腰ポケットはパッチ&フラップ

今やお馴染みになりました肩はマニカカミーチャ仕様で軽快に

ちょいカジュ(←造語です)仕様として、エルボーパッチを同生地で張り付けてみました。


そして、ボトムには、ウール地のブラウンを持ってきました。
色あわせとしては上品ですが、いささか年を感じさせるコーディネートでしょうか?(←大阪店レディース担当藤本からの指摘です。)

オッと、忘れちゃいけないもう一人の大阪スタッフ幸福さん。
あいにく今は長期出張中のため、今回は残念ながら不参加となりました。
幸福さんのバブリーなスタイルがお好みの方は悪しからず、この次の機会をお楽しみにお待ちください。

★☆★ 大阪SHOPMASTERより一言・・・ ★☆★

今回のウォームビズ企画にあたっては、事前の打ち合わせは一切なしで、各自のイメージで作ろうというところから始まりました。
ですので、もちろん仕上がりまではお互いにナイショ。
勝手に工場へ依頼し、仕上がってきてせ〜のドン!となりました。

ウォームビズに決まりがあるでなし、それぞれが思い込んでの個性溢れる3着です
血液型は3人ともB型同士なんですが、ファッションセンスがこうも違うもんなんですねえ〜。

そうそう、舞台裏ではこんなこともありました。
ウォームビズと言えば、押しも押されぬ代表格なのがハリスツィードです。

今回も3人の内誰かがハリスで仕立てる?とばかりお互い牽制しあって、結局誰も仕立てずに終わり笑い話となりました。
それだったらハリスにしたのに〜と異口同音に悔しがる事しきり。
そこで、皆さん遅蒔きながらハリスツィードもぜひお忘れなく。

実は私もウォームビズの究極、ハリスツィードでこんなカントリースタイルにするつもりだったのに、う〜ん残念。

さて、以上三者三様バラバラのお仕立てとなりましたが、はてさて皆さんは誰のウォームビズが気に入って頂けたでしょうか?

...というところで、東京大阪各店頭にはこれらを初め、ウールやカシミアなどの天然素材は勿論のこと、ポリエステルなどの化学繊維に至るまで豊富にジャケット地を取り揃えて、皆さんのウォームビズのお役に立てるよう、メールでのお問い合せやご来店をお待ちしていま〜す。