・・・そうですよね、最近はハイテク素材も多いですので、例えばゼニアのミクロンスフィアーなどナノテク撥水加工を施したスーツも時々あります。
でも、、、撥水加工を優先して生地を選べば...自ずと選択肢が狭くなりますし、そうなると自分の気に入った色柄のスーツを探すことが出来なくなってしまいます。
実際私共のお店で取り扱い全商品の中で撥水加工付きの素材を探してみたところ、何と
全体の7%位しか撥水性のある生地はありませんでした...
長雨の時、どうしたものかな、、、と思った時、ふと閃くものがありました。
そうだ!後加工で撥水加工が出来ないかな?
確かに、製品となった後の加工で撥水加工を施すことが出来れば、希望すれば全商品に撥水加工を付けられる訳だし、こんなことが可能であったら良さそうですね。
イメージとしてはスキー用品のようなスプレー式で塗布する方法もありますが、でもこれでは濃淡が付きますし、家庭用でも販売されている物ですからお店でやる価値はありません。
では、どうすれば・・・
そんな時、私の私物でこんな物がありました。
1980年代製 英国製バーバリートレンチコート
そう、、、私が高校生時代から愛用していたバーバリートレンチ。
かれこれ25年もの間だお世話になったSHOPMASTER愛用のコート。年代物です。
でも、今では薄汚れ、雨に降られるとべちゃべちゃになってしまうコート。
試しに水を掛けてみると、今ではこんな風になってしまいます...
それをこの春、三久服装に持ち込んで水洗いで
リフレッシュして貰おう!!
こう、思っていた時、先述のことが脳裏に浮かんだのです。
これって、水洗いと一緒に撥水加工できないかな?
そこで、困ったときの吉井工場長で工場長に聞いてみました。