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ビンテージ&100th アニバーサリーHARRISのご紹介 |
■ ビンテージハリスフェアーのご紹介 ■ | ||||||||
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今年人気のハリスツイードですが、普通のツイード生地と比べると非常に特異な存在の生地です。 そこで簡単にその特徴をご紹介しますと次の通りです。 1.素材が堅くゴワゴワする。 一言でウール(羊の毛)といっても実はその種類は百種類ほどあり、それぞれ特徴を持っています。 ハリスツイードは、その中でもスコットランド北西のハリス島に棲息するチェビエット種という太い原毛の羊を使い、手織した物をさします。 このためソフトな肌触りのツイードジャケットを求める方には全く魅力のない素材ですが、そのゴワゴワ感や手織のノスタルジックな雰囲気が受け入れられ、古くから好まれている素材です。 画像は当社社長が子供の頃の写真(30年ほど前?) その当時もハリスのジャケットは流行っていましたが子供心にはチクチクして嫌だったそうです。 2.弱撥水性 チェビエット種の原毛を使うことご紹介しましたが、どんなウールでも紡いだ段階では原毛には油分が入っています。 通常は紡績の段階で脱脂(油を抜く)いたしますが、ハリスは原始的な手紬ですのでこういった作業をいたしません。 このため織られた生地にも原毛に含まれる油分がそのまま残っているため、出来上がりの製品は弱撥水性を保ちます。 ハリスツイードがアウトドア向けのカジュアルジャケットや普段使いのコートに適しているのはこういった事情によるのかも知れません。 3.強い耐久性 ハリスの知られざるもう一つの特徴は、その耐久性。 普通にジャケットを使えば5年どころか10年20年は普通にお召しいただけます。 このため、ハリスをお仕立てになった方は、その後こんな形でお店に立ち寄られるケースが多いです。 <3年ごと・・・>---------- 毎年のメンテナンスはドライクリーニングで結構です。 ですが、ウールは着用によって生地の組織に埃(ほこり)が溜まってきます。 長く着たいジャケット、風合いを取り戻したいジャケットは定期的に水洗いメンテナンスをすると生き返ります。 関連情報:スーツの水洗いメンテナンス <5年ごと・・・>--------- 裏地の貼り替え ハリスは非常に強い素材ですので、使っている内に先に裏地が傷んでしまいます。 このような時は、お店にご持参頂ければ裏地の張り直しをいたします。(費用 12,000円前後) <10〜20年後>-------- お子さんへのリフォーム。 10年20年着たハリスは経年劣化に伴い何とも言えない風合いが出てきます。 自分が愛したジャケットを子供へも...というのは誰しもが考えることです。 以上、簡単にハリスツイードの特徴をご紹介しましたが、続いて100th記念ハリスとビンテージハリス、どのような違いがあるかご紹介いたしましょう。 |
■ 100th記念ハリス ■ | |||
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■ ビンテージハリス ■ | |||
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>>> ビッグヴィジョンの倉庫からビンテージらしい色柄を集めてみました。 ※:品数は多いですので、生地の具体的な色柄はお店でお確かめ下さい。 そこで、簡単にビンテージ生地の特徴や違いをご紹介しましょう。
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1) ビンテージクロスは適度に油が抜けて、少しパサついた触感が特徴。 >>> ハリスツイードの生地の原毛には油分が多く残っておりますが、それは年月の経過と共に少しずつ抜けてきます。 この油分の抜け具合が独特の素材感となり、マニアには堪らない風合いになります。 2) 旧式織機の織りなす短幅生地 >>> 生地(洋服地)を織る織機は、かれこれ40〜50年前から幅150cm前後の広い幅で織られています。 一方、ハリス社はホームスパン(手織)の雰囲気を大切にしていたため比較的近年(約20年前)まで、前近代的な90cmの短幅で生地を織っておりましたが、今回のビンテージハリスはこの短幅の生地を使用しています。 ハリスツイードはかれこれ30年以上前に大流行し、その後も小さなブームを呼んだりして現代まで残っている大変貴重な服地メーカーです。 また生地の耐久性にも特徴があり、大切に使えば20年30年は保ちますから親から子供へプレゼントされたりする方も多くいらっしゃいます。 100周年を機にビンテージか最新版か、試されてみるのも面白いのではないでしょうか? |
■ おすすめデザインetc ■ | |||||||||||
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