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ハリス&ムーンツイードフェア開催致します! |
そろそろ11月になろうとしておりますが、あっという間に今年もあと2ヶ月と少しになって参りましたね。 随分気温も下がって参りましたが、皆さん秋冬の準備はお済みですか? さて、そんな気温も下がり始めた頃、当社では昨年に引き続きツイードフェアを開催する事に致しました。 昨年はハリスツイードフェアということでしたが、今回は、ハリスツイードに加え、MOON(ムーン)社の少しライト目な素材も加え、バリエーションを増やしておりますから、是非この機会にお試し下さい。 |
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■ 生地のご紹介 ■ | |
<ハリスツイード 目付:480g> 当社でも冬物で、とても人気のあるこのハリスツイードですが、何が一番の理由かと申しますと、防寒としての役割と、着込めば着込むほど、柔らかくなっていくその特徴ではないでしょうか。 デニムのように、着用すれば着用するほど、着やすくなり風合いも独特な柔らかさに仕上がって参りますので、まさにオンリーワンのアイテムになります。 その点、愛着が沸きますから、是非この機会にお試し下さい。 そこで、詳しくハリスツイードの素材の特徴をご紹介させていただきます。 |
1.素材が堅くゴワゴワする。 一言でウール(羊の毛)といっても実はその種類は百種類ほどあり、それぞれ特徴を持っています。 ハリスツイードは、その中でもスコットランド北西のハリス島に棲息するチェビエット種という太い原毛の羊を使い、手織した物をさします。 このためソフトな肌触りのツイードジャケットを求める方には全く魅力のない素材ですが、そのゴワゴワ感や手織のノスタルジックな雰囲気が受け入れられ、古くから好まれている素材です。 画像は当社社長が子供の頃の写真(30年ほど前?) その当時もハリスのジャケットは流行っていましたが子供心にはチクチクして嫌だったそうです。 2.弱撥水性 チェビエット種の原毛を使うことご紹介しましたが、どんなウールでも紡いだ段階では原毛には油分が入っています。 通常は紡績の段階で脱脂(油を抜く)いたしますが、ハリスは原始的な手紬ですのでこういった作業をいたしません。 このため織られた生地にも原毛に含まれる油分がそのまま残っているため、出来上がりの製品は弱撥水性を保ちます。 ハリスツイードがアウトドア向けのカジュアルジャケットや普段使いのコートに適しているのはこういった事情によるのかも知れません。 3.強い耐久性 ハリスの知られざるもう一つの特徴は、その耐久性。 普通にジャケットを使えば5年どころか10年20年は普通にお召しいただけます。 このため、ハリスをお仕立てになった方は、その後こんな形でお店に立ち寄られるケースが多いです。 <3年ごと・・・>---------- 毎年のメンテナンスはドライクリーニングで結構です。 ですが、ウールは着用によって生地の組織に埃(ほこり)が溜まってきます。 長く着たいジャケット、風合いを取り戻したいジャケットは定期的に水洗いメンテナンスをすると生き返ります。 関連情報:スーツの水洗いメンテナンス <5年ごと・・・>--------- 裏地の貼り替え ハリスは非常に強い素材ですので、使っている内に先に裏地が傷んでしまいます。 このような時は、お店にご持参頂ければ裏地の張り直しをいたします。(費用 12,000円前後) <10〜20年後>-------- お子さんへのリフォーム。 10年20年着たハリスは経年劣化に伴い何とも言えない風合いが出てきます。 自分が愛したジャケットを子供へも...というのは誰しもが考えることです。 |
<MOONツイード 目付:375g> 当社では本格的にご紹介するのは、初めてのこのMOON社ですが街中でもセレクトショップなどでよく見受けられます。 ざっとご紹介すると、1837年にアブラハム・ムーン氏によって創業された歴史のあるテキスタイルメーカーで、現在でも染色、紡績、生地のフィニッシングまで全て生産工程を一貫して行っているブランドで、いわゆる一貫紡です。 その一貫紡で織られる素材は、品質管理の徹底と、生産技術の向上を目的としている為か、国内でもその人気は広がりつつあります。 ハリスツイードと比べると、上記の目付を見てもご覧頂けるように、やや軽い素材で、タウンユースに特に秀でています。 ハリスツイードは良いんだけど、少し厚すぎるなぁと感じる方には、是非オススメしたいライトなツイードですから、一度お手にとって確かめてみてください。 少し軽めではありますが、紡毛で織られた素材ですから、その保温性はとてもよく、冬に気軽に着られる一着として重宝される生地です。 先日、海外の展示会でもこのMOON社のツイードや、梳毛の素材など、かなり打ち出していたところを見ると、これから期待されているのがヒシヒシと感じて来ました。 一貫紡ならではの品質が日本国内でも注目されているのではないでしょうか。 |
■ オススメオプション ■ | |||
<キュプラ裏地 +2,100円(柄物は、+3,150円)> |
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当社でもナンバーワンのオプションであるのがこのキュプラ裏地です。 よく、通気性や吸湿性が、、、という風に案内するのですが、それは冬でも同様の利点を発揮してくれますし、何といっても冬場はニットなども着る可能性がありますから、その滑りの良さは、欠かせない要素の一つです。 ジャケットはもちろん、ロングジャケット、コートの裏地に是非オススメします。 |
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■ オススメ生地のご紹介 ■ | |||
<定番:無地> |
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無地柄は、合わせるアイテムを選ばず、とても気軽に羽織れるアイテムです。 ハリスツイードなどの、永く着用できる生地には、このような無地が飽きもこないため、おすすめしたいところです。 MOONツイードでも、都会的な印象を与えてくれることから、タウンユースとして活躍すること間違いなしです。 無地は、その着やすさから、ツイードの入門編として周知されていますが、様々な色がございますので、そのような括りではなく、色々試してみてはいかがでしょうか? |
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<定番:ヘリンボーン> |
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クラシックな雰囲気が特徴のヘリンボーンですが、基本的に無地ライクなアイテムに出来上がります。 そのため、無地同様気軽に着られ、かつ飽きもきませんから、無地は持っているけど、もう少し違った生地が良い!という方に特におすすめします。 もちろん、最初からクラシカルなヘリンボーンも良いですね。 |
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<アレンジ:チェック> |
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無地やヘリンボーンと比べるとレベルが高いような印象であるチェック柄。 ただ、ツイード独特の風合いが手伝って、雰囲気の良い仕上がりになりますから、気になっている方は、是非踏み込んでみてください。 色々とご相談も承りますので、まずは、手にとって鏡で合わせて、イメージすることから始めましょう♪ |