新着情報:アランセータースポットで入荷致しました!

 「アランセーター」と聞いて皆さんどのような印象をおもちですか?
知らない!という方から、何か聞いたことあるという方、知ってる知ってる!という方まで様々だと思います。
当社でも販売を行うということもあり、まずは「アランセーター」という商品についてご紹介させていただこうと思います。
アランセーターとは、国内では、フィッシャーマンセーターという言葉が知られているかもしれませんが、独特のケーブル編み(アラン編み)が施され、非常に厚手なのが特徴で、基本的に素材はウール(羊毛)が一般的です。

コート着用イメージ
実際には20世紀初頭に、アラン諸島の漁業生地に出入りしていたスコットランド人家族のガンジーセーターがベースとなり、そこに編み手の女性の業が加わり島独特の美的感覚から装飾性のあるセーターが出来上がったのが、アランセーターの発祥のようです。
国内では、ヴァンジャケットが1960年代にパリのディオールのアランセーターを元に「フィッシャーマンセーター」として大流行させました。
発祥から100年の間、今も編み続けられているセーターは、世界でもアランをおいて他にはありません。
ただ、現在は高齢化が進み、編める女性も少なくなっていることから、あと数年で更に稀少品になるとされています。
一人一着、編み上げたニットの証明がこちらです。


一着一着編んだ人の名前が記されており、まるで母親が編んでくれたニットのような暖かい気持ちにさせてくれます。

私共の業界でも職人の高齢化による工場閉鎖が続いておりますが、同様の事がアイルランド島の西、ゴールウェイ湾に浮かぶ島々でも起こっているのですね。
一編み一編み、丁寧に編まれたハンドニット、そして着用するとその暖かみに包まれる感覚を是非、一度お試し下さい。
漁業という厳しい環境でも着用されるそのニットは、正に一生ものとしてご着用頂けるのではないでしょうか。

■ 取り扱いアイテム ■ 

< ステンカラーニット >


襟付きのカーディガンタイプのニットで様々なスタイルに合わせやすい、どちらかとうとアウタータイプのニットです。
ネイビー、ドネガルインディゴ、アイボリー、ライトブラウンの4色を取り揃えております。
ネイビー  サイズ:40 42 44
アイボリー  サイズ:40 42 44
ライトブラウン  サイズ:40 42 44
ホワイト  サイズ:40 42


< 丸首ニット >


クルーネックタイプのニットは、気軽にシャツの上から羽織れるタイプで、コートやダウンベストに合わせたり、ウールスラックスや、コットンパンツ、デニムなど幅広いコーディネートに合わせられます。
ネイビー  サイズ:40 42
アイボリー  サイズ:40 42
ライトブラウン  サイズ:40 42

※在庫につきまして:全て現物のみの在庫です。
販売次第それぞれ品切れになって参りますので、ご検討頂いている方はお早めに東京店へお問い合わせください。

■ サイズ ■ 

当社では40(男性S)、42(男性M)、44(男性L)の三つのサイズをご用意しております。
手で編んだ、、、と言うこともあり、一つ一つ若干のズレが生じており、あくまで目安としてということをご理解ください。
この点、細かいサイズをお求めの方は、着用によって伸び等もございますので、手編みのセーターは不向きかと思います。
自動巻時計に誤差があるように、一つ一つの差異も一種の愛着かもしれません。

ステンカラータイプ
< ステンカラータイプ >

40
42
44
 着丈
 65cm
65cm
66cm
 裄丈
79cm
80cm
84cm
 胸幅
102cm
105cm
110cm
 裾幅
44cm
44cm
49cm
 袖口幅 
8cm
8cm
9cm
丸首タイプ
< 丸首タイプ >

40
42
 着丈
 69cm
65cm
 裄丈
79cm
80cm
 胸幅
100cm
104cm
 裾幅
42cm
42cm
 袖口幅 
8.5cm
9cm

■ お手入れ ■ 

<手入れ方法>
基本的に油分を含んでいるウールになりますから、ドライクリーニングにだしてしまうと油分が抜けてしまい硬くなってしまいます。
可能な限り、ブラッシングで埃を払い、もし汚れや匂いがついてしまってどうしようもないときに、手洗いで優しく洗ってあげましょう。

<糸のホツレ>
糸のつなぎ目などでほつれる場合があります。 ご自身で結べるようであれば、裏から結び直して頂けると直ります。
糸が足りない場合は、補修用の糸を製品に付けておりますので、そちらで結び直して頂けるとホツレを留めることができます。
以上ご紹介させていただきました。
実のところ、私も数年前からアランセーターを捜し求め、色々と試着を繰り返しながら、探してまいりました。
そんなアランセーターが当社で取り扱うことになるなんて、、、という喜びを抑えながらご紹介させていただいたこのアランセーター。
一度手にとってその温かみある雰囲気を是非お試しください。