2022年2月25日更新
2月も残り数日。心地良い春の暖かさを、まだかまだかと心待ちにしているのは私だけじゃないはず。春はもう既に始まっていますが(暦の上では、、、体感的にはもう少し先かなと。) 今年は肌寒い日が続いているので、みんなで『春よ、来い』と春を呼んでみましょうか。 さて、《春》と言えばいつの時代も、『終わりと始まりの季節』(出会いと別れの季節とも言いますか。)という感じで、何かが終わり、気持ちを新たに、何か新しい事が始まる不安と希望に揺れる、ちょっとドキドキとワクワクが止まらない、そんなイメージありませんか?! ここYOSHIMURA&SONSでも、秋冬のシーズンに別れを告げ、気持ち新たに2022年春夏シーズンが今まさにスタート!!! 読者の皆さんに新たなシーズンの始まりを声高らかに宣言し皆さんを、今年はどんな生地を仕入れたのかな?とドキドキさせる2022年春夏『SPECIAL SELECTION』を皆さんにお届けいたします。 季節が変われば、もちろん洋服だって変わりますよね。(衣替えですね☆) 読者の皆様は2022年の春夏はどんな装いをお考えですか?? 始まりの春の季節をワクワクと楽しんで頂ける新しい生地ラインアップに、目移りすること間違いなしとなっていますので、楽しんでご覧頂ければ嬉しいです。 さて、そんなYOSHIMURA&SONS注目の2022年春夏コレクションは、今までになく《オーダー=スーツ》の概念を覆す、オーダーの『自由度』をテーマに、より【ライフスタイルに合わせた様々なアイテムを創造できる】コレクションとなっています。 基本となるテーラードスタイルは、もう言わずもがなの充実度の高い品揃え。 今ではもう定着してきている、『ビジカジ』&『COOL BIZ』に取り入れたい《セットアップ》を楽しめる汎用性の高い生地も、様々な素材感と色柄で豊富に揃え。 特に今年のコレクションは、『Colorful(カラフル)&Functional(機能性)』な生地に注目してください。 先ずは、Colorful(カラフル)について、トレンドカラーの《イエロー》や、注目度の高いグリーンに、ベージュやテラコッタのアースカラーを取り入れたカラフルな生地は、この生地でどんなアイテムをオーダーしようか?!?!という作り手(あなた)の創造力を刺激!!! 続いてFunctional(機能性)、COOL(格好良く、涼しく)STRETCH(運動性)CLEAN(清潔に、洗える) と嬉しい機能が満載な、《機能性ポリエステル100%生地》をコレクションにラインナップ。ここ何シーズンか皆さんにスポット的にご紹介しておりましたが、今シーズンからレギュラーラインナップに加わり、お仕立ての幅がより広がりました。 『え?!ポリエステル生地?』とネガティブな考えをお持ちの方もいるかと思いますが、 天然素材に負けない、いやむしろ高機能で使い勝手の良い生地は、一度着るともう戻れなくなるほどですよ。(私もそうです。。。) スーツ(オーダー)=ビジネスだけの枠に囚われない、プライベートウェア(普段着)まで意識したコレクションは、オーダーのちょっと堅苦しいイメージを崩す、多様性に富んだ今の時代にピッタリですから、是非オーダーを《自由に楽しんで》頂ければ嬉しいです。 生地コレクションをご紹介するだけに留まらず、年代別のスタイリングやトレンド情報や、生地の豆知識まで、経験豊富でちょっとだけクセのある?!当社スタッフがユニークに今年の新作生地をご紹介しておりますので、2022年春夏のシーズンスタイルブックとしても《SPECIAL SELECTION》を是非ご活用ください。 生地サンプル帳としてご用意しております、『DIPLOMAT』と併用して頂けますと新しいスーツの創造をより一層に楽しめますので、是非サンプル帳と共にご活用ください。 2022年春夏サンプル帳『DIPLOMAT』は本日完成しました☆ 生地サンプル帳は無料でお貸出ししておりますので、ご希望の方は、サンプル帳貸出しフォームよりお申し込み下さい。 完成まであともう少し。。。どうぞ楽しみにお待ちください!!!
それでは、今季オススメの春夏新作生地のご紹介です。今シーズンもどうぞよろしくお願いします。
※表記の金額は税込価格です。
今季のコレクション注目の、『Colorful(カラフル)&Functional(機能性)』な新作生地を先ずはご紹介いたします!!! 《オーダー=スーツ》の枠に囚われず、オーダーを『自由』に、ライフスタイルに合わせた様々なアイテムの創造を是非お楽しみください。
イタリアを代表するテキスタイルメーカー「CANONICO」 その洗礼された柔らかくなめらかな風合い、色気のある艶やかな生地は世界各国のビジネスマンを虜にし続けています。 さて、今回ご紹介するのは2021AWコレクションより新加入しました《21MICRON》の春夏シリーズです。 カノニコというと、先程ご案内したようなイタリアブランドらしいなめらかで艶感のある生地を思い浮かべるという方が多いのではないでしょうか。 この《21MICRON》は、このような従来のカノニコのイメージを覆す全く新しいタイプの生地となっております。 《21MICRON》は、糸を生み出す素材に敢えて細さは追及せず、組織が密で伸縮性と張りが特徴の南アメリカ産ウールを使用しております。そのため、耐久性、防シワ性に優れ、仕立て映えする立体的なシルエットを作り出してくれます。 また、ドライな肌触りは、汗をかく夏の季節でも直接肌に触れることを防いでくれますので、より快適にご着用頂けます。 今回は、ビジネスシーンでご着用頂けるベーシックな色柄はもちろん、YOSHIMURA&SONSがこれまでしつこく言ってきた『カジュアル』なスタイルも存分に楽しんで頂きたいと、マスタードやテラコッタ、グレーベージュといった今までにはなかった面白い色もご用意しております。 イタリア生地とは思えないイギリス生地のような雰囲気を持つこの《21MICRON》で、スーツ初心者の方々から少し変わったものをお求めのシャレオツな方々まで幅広く着こなしを楽しんで下さい!
ビジネスカジュアルの浸透やコロナ禍の影響によるリモートワークにより《ジャケット》の需要の高まりがより一層感じられるこのご時世。 YOSHIMURA&SONSでは、そんなマストアイテムであるジャケットを使ったスタイルの提案に今年も力を入れるべく、新たなJACKET LINEご用意しました。 今回ご用意しましたジャケット生地は、これからの春夏シーズンでも快適かつ粋にご着用頂けるようリネンがブレンドされた混紡生地です。 ウール88%に対しリネンが12%ブレンドされているこちらの生地の特徴は生地自体のシャリ感です。リネンの少しハリのある繊維がブレンドされることにより、ややザラリとした肌触りになるため、リネン本来の特徴である通気性の良さに加え、汗をかいた肌に直接触れないようにしてくれます。 また、ベーシックな無地でありながらもウール100%では味わえない程よくリラックスした風合いが生地の表面に現れることで、春夏らしい装いにグッと近づくので、季節感が出るも良いところです。 今回ご用意しましたのは、明紺、紺、ベージュの無地3色です。 それでは、ビジネスカジュアルスタイルの具体的な一例をご紹介させて頂きます。
葛利毛織は愛知県一宮市で、100年以上続く老舗生地メーカーです。 この一宮市や稲沢市、津島市···の地域を「尾州」と言って、日本最大の毛織物産地です。 イタリアのビエラ、イギリスのハダスフィールド、そして日本の尾州と世界的にも知名度の高い生地の産地です。葛利毛織は創業当初から、ドイツ生れの《ションヘル織機》を現在も使い続け、生地を生産している貴重な生地メーカーです。 ションヘル織機は、織るスピードが遅く、生産性の低い織機ですが、スピードを遅くしてゆっくりと生地を織ることで、繊維が受けるダメージが少なく、そのことで原毛本来の艶や柔らかさが保たれ、耐久性にもつながり永年愛用できる服地となります。 今回、葛利毛織から二種類の生地をご用意いたしました。 まずは、WOOL TONIK (ウールトニック)。 縦糸と緯糸ともに強撚糸を使用して、限界近くまで織り込んであります。そのため、風合いはしっかりと重みのある生地となります。 ションヘル織機で織られているので、コシの中にも柔らかさがあります。 シワになりにくく、耐久性に優れ通気性も良く春夏に最適。ハリ感もしっかりありハードなご使用にも対応可能で、かつ非常に仕立て映えする生地感は嬉しい限りですね。 紺·濃紺·チャコールグレー·黒無地のベーシックな4色をご用意しましたので、スーツからジャケット単品利用などお仕立ての幅が広いことも魅力。 個人的に私はジャケットのお仕立てをオススメいたします。 次はKID MOHAIR (キッドモヘア)のご紹介です。 キッドモヘアとは、1歳未満のアンゴラヤギの産毛から刈り取った希少繊維。 それを贅沢にも生地の21%も使用しているというのですから価値のある生地ではないかと感じます。 こちらも、しっかりと織り込まれ、ハリとコシがあり、ナチュラルなモヘア独特の艶感も魅力。 モヘアのシルバーに輝く艶やかな生地感は、春夏のパーティーシーンなどにもご使用なさって頂けます。ウールトニックと同様にシワになりにくく耐久性に優れ仕立て映えのする上品な感じのスーツになると思います。 濃ブルーグリーン·明紺·茶·ベージュの無地で4色のラインナップです。
2022 S/Sコレクションは『オーダーの自由度』が高く、《ライフスタイルに合わせた様々なアイテムを創造できる》ことが魅力となっているのですが、その筆頭生地と言っても過言ではない、機能性ポリエステル生地をご紹介します。 『Colorful(カラフル)&Functional(機能性)』がテーマの今季コレクション。私がご紹介するこの《EVALET》は主にFunctional(機能性)に富んだ非常に優秀&COOLな生地です。 そもそも、機能性ポリエステル生地って何ぞ?!っという読者の皆さんのために簡単にその特徴をご説明しますね。
非常にザックリとした説明でしたが、なんとなく良さが伝わりましたか?! ポリエステル100%の生地って、、、いいの?!と少しネガティブな感情になってしまう方もいるかもしれませんが、そんな感情を覆すほどの生地ですから、騙されたと思って一度ご体感いただければその考えが180度変わりますよ。 さて、前置きはココまで、この≪EVALET≫、強撚でムラ感のあるポリエステル糸を使用し麻さながらの表情と風合いを表現した『擬麻』(ギマ)素材と、春夏生地の代名詞凸凹した表情が特徴的な『シアサッカー』素材をご用意。 どちらの素材も、麻やコットンの弱点である、シワや型崩れがしやすい点や、汗での変色、摩擦で毛羽立ちしてしまう点などを、ポリエステル100%で生地を作ることでカバーしていますので、麻やコットンが好きなんだけど、ケアや持ちが悪いんだよね。。。っと避けている方はこの《EVALET》は最強の相棒になること間違いなしです!!! 扱いが楽な点に加えて、目付110g~152gと非常に軽い事や、気持よく伸びるストレッチ性、ご自宅で洗えるウォッシャブル性(ウォッシャブル仕様は必須です。)と何かとストレスが多い時代に楽にかつCOOL(カッコイイ)に着れるEVALETは、あなたの価値観を変える素材として非常にオススメ☆ セットアップスーツはもちろんのこと、さっと羽織るジャケットや、ラフ&楽なスラックス、そして季節はもう過ぎてしまいましたが、、、コートまで、色々なアイテムを創造出来ちゃうのもとっても魅力です。 まだお試しでない方は是非、オーダーの新しい扉を開いちゃってください☆
至り尽くせりな超ハイブリット機能を備える『COOL DOTS』今年もやってくる厳しい夏の季節に必要不可欠のアイテムになること間違いありません。 YOSHIMURA&SONSでは、機能性素材として毎シーズン取り扱ってきましたので、 もう知っている方も多いかとは思いますが、スペシャルセレクションにてご紹介するのは今回が初ですので、改めてのこの『COOL DOTS』の素晴らしい機能を皆さんにお伝えしていきたいと思います。 『COOL DOTS』とは、 アパレル素材からナノテク素材まで様々な事業領域をカバーする先端ファブリックメーカーとして世界的にも名高い「小松マテーレ」が開発したポリエステル100%ファブリックです。機能性素材にありがちなケミカルな加工を施すことなく、PTT複合繊維「T-400TMファイバー」を主素材としたメッシュ構造によって多彩なファンクションも実現しているので、環境にも優しい《環境配慮型クールストレッチ》素材となっております。
そんなCOOL DOTSの特徴は、、、 ①優れた通気性·快適性 このファブリックの最大ともいえるのが、生地に開いた無数の小さな穴。 着用時にも透けない特殊なドット状の空間を空ける織り方をすることにより優れた通気性を実現しています。 汗をかいても蒸れた熱気をこの穴から排出し、またその穴から冷たい冷気を取り入れることが出来るため、特に蒸れやすい上着に冷感性、快適性を与えてくれます。 ②360°のストレッチ性 収縮率が異なる2種類の特殊ストレッチ糸で織り上げ、そこに独自の後加工を施すことで伸縮性と捲縮性を最大限に引き出した360°全方向に対する高いストレッチ性を味わうことが出来ます。 ③夏に嬉しい防シワ性·軽量性·ウォッシャブル 高性能ポリエステル素材を使用していることで、優れた防シワ性と目付約100gの軽量性を実現しています。また、夏に嬉しいご自宅でのお洗濯が可能なウォッシャブル対応素材ですので、クリーニングに出す手間やコストがグッとお得になります。 さて、今回はビジネスシーンでもお使い頂きやすいネイビーやグレイのようなベーシックな色の無地から、ビジカジスタイルやプライベートシーンにお使い頂けるカーキやブラウンの無地、エッジの効いた赤×黒の千鳥格子やデニム調のものなど、見るだけでも楽しい色とりどりのラインナップとなっております。 これでもかと嬉しい機能が盛り沢山のこの『COOL DOTS』で、 これから始まる暑い夏の季節を乗り越えましょう!
2022 SPRING&SUMMERのコレクションのキモ、 『Colorful(カラフル)&Functional(機能性)』を表現するに相応しい生地と言っても過言ではない、今季から新たにYOSHIMURA&SONSのラインナップに仲間入りした《COOL MAX OX》をご紹介します☆ この生地の最大の魅力は、コットンの持つ柔らかさと、夏素材の代表格リネンの表情豊かな色みと風合い、そこに、吸水速乾とストレッチ性を持つCOOL MAXを合わせるという、両者の強みを活かしあったハイブリッドな生地であるところ。 コットンやリネンの弱点である(ある意味では魅力なのですが。。。)『シワ』や、手入れの手間に色落ちなどが主に気になる劣化の早さ(使い方にもよりますが)を、機能性ポリエステルを混紡することにより克服。 克服どころか、天然素材の風合いを活かしつつ、様々な機能性まで付与されたという、最早弱点がなくなり最強(言い過ぎかもですが、、、)の素材なのでは。個人的に今季からコレクションのラインナップに加えた、機能性生地の中でイチオシ!!! いや、機能性だけの素材でなくコレクションの中で1,2を争う生地。 これは、もう私のテキストを読むよりも、実際に生地に触れてみれば説明いらずですので、とにかく先ずはこの生地に触れていただきたい、もう『読むな、感じろ。』と誰かの言葉じゃないですが、《COOL MAX OX》の完成度を是非感じていただきたいところです。 見てください、このコットンリネンの風合いと色味。この季節だからこそチャレンジしたい、オレンジやトレンドカラーであるグリーン、そして春夏カラーの代名詞とも言える、爽やかさの頂点ホワイト。今季のテーマ『カラフル』を存分に表現しています。 そして、触れてみて感じてください、このコンフォートなストレッチ性と防シワ性と生地の復元性を。 春夏素材、いやここ最近ではシーズン問わず、マストとも言うべき『機能性』を兼ね備えた生地は、向かう所敵なし。 トレンドスタイルである、《カジュアルセットアップ》をお仕立てして、スーツとしての着こなしから、カラフル&軽快なサマージャケット単品で様々なボトムと組み合わせを楽しんだり、もちろんパンツ単品利用もお茶の子さいさいです。 着まわしの幅の広さに、手入れのしやすさ、今の時代にピッタリなハイブリッドな生地を是非この春夏にお試しください。
私がお勧めするのは、COOL MAX TWILL(クールマックス ツイル)です。 〝クールマックス〟、よく既製品のタグにも付いているこの名称、何だか分かりますか? こちらは、アメリカを本拠地に構えるインビスタ社の展開する「吸水速乾性素材」の1つです。素材は、ポリエステル100%ですが、綿といっても疑わない「コットンライク」と、その名が名称になるほど、綿さながらの素材です。 特長としては、経糸にコットンライクで水分を拡散させる構造糸を使用し、さらに緯糸にCOOLMAXを使用することで、吸水速乾性を持たせています。綿のデメリットであるシワになりやすい、乾きにくい、色落ちする不快性を解決した素材です。言い換えますと、『家庭洗濯が可能』、『乾きやすい』、『シワが付きにくい』事です。 今回ご用意した色は、カジュアルには定番のベージュ、カーキ、ネイビー、そして1番人気のホワイトの計4色展開です。 生地は、目付約219gとあり、通常のビジネススーツ地よりもやや厚く、安心感があります。素材の雰囲気もスポーティですので、セットアップでカジュアルに着用して頂く事や、単品パンツのお仕立てにも耐久性に優れており、更にストレッチ性もありますので、穿き心地は抜群です。しかもホワイトは、『透けの心配はそうはない』ほどです。 それでは、今季私がお勧めしたいアイテムご紹介致します。
ドレスコードが変わればスーツ選びも変わるもの。 フォーマルでなければならなかったスーツ、ウールこそが正統派。 という時代からコンフォート&リラックスがトレンドの時代へ。 世の中には高い機能性をもつ素材がありふれています。 そんな今の時代、皆さんのビジカジスタイルに必要なのは“機能性を確保しつつ、ウール見えするもの”ではないでしょうか。 そんな皆さんへCOOL(格好良く、涼しく)STRETCH(運動性)CLEAN(清潔に、洗える)と暑い夏に最適な機能性ポリエステル100%生地“メトロポリス”をご紹介いたします。 梳毛のさらっとした風合いを再現しつつ、吸水速乾・接触冷感・防シワ性も兼ね備えてい るこちらは、実際に店頭やサンプル帳で見て触っていただくとお分かりいただけるかと思いますが、タッチはまさにサマースーツに使用するウールトロピカル。 本当にポリエステル?と、その素材の完成度の高さに驚かれることでしょう。 また縮みや型崩れがおきにくい素材で“ウォッシャブル加工”も施すことができるため、ご家庭でお洗濯していただけます。 汗をかくこれからの季節はなによりもイージーケアがありがたいですよね。 サンプル帳に組み込むのは初となりますメトロポリスですが、今シーズンはベーシックな無地の3マークのみのご用意となります。 今までウール一択だったお客様も、高機能ポリエステル素材は試す価値ありです。
王道で定番のスーツスタイルから、ON/OFF兼用で幅広くコーディネートをお楽しみいただける、今注目の《セットアップスタイル》を楽しめる生地まで幅広くご用意しました。
タリア·ディ·デルフィノは、100年以上の歴史がある、イタリア屈指の生地メーカーです。ゼニアやロロ·ピアーナは一度聞いたことがある方も多くすぐに分かると思いますが、タリアは残念ながら日本での認知度が低く、私としては少し寂しく思います。 ゼニア、ロロ·ピアーナ、と並び《世界三大ミル》の一つに挙げられ、紡績~整理加工まで一貫して生地を生産できる、生地メーカーです。 繊維の世界ではかなり有名な生地屋さんで、トレンドを意識したデザインと色使いで、洒落者やファッション通には非常に人気と知名度が高く、実力も折り紙つき。 艶感もありロロ·ピアーナよりハリ感もある、使い勝手も良く素晴らしい生地を生み出しています。 今回はタリアの数あるレーベルからLANA & MOHAIR とNAPOLI Super 130’S をご用意いたしました。 モヘア混のLANA & MOHAIRは、無地シリーズ5色とNAPOLI Super130’Sは、無地2色·格子2色·グレンチェック2色とバリエーション豊かなラインナップ。 NAPOLI Super130’Sについては店頭にはまだ、たくさんの色柄をご覧いただけますので、是非ご来店頂きご覧になってください。
AUSTRALISは原毛(羊毛1本)の太さが16micronでSuper150‘S(IWTO基準)と表示されます。 通常はSuper150‘S程の高品質生地は、ソフトでドレープ感に優れているものの、シワになり易くハードな着用には向いていませんが、AUSTRALISは糸の撚りを強くする事により伸縮性を増し、シワになりにくい生地になっています。 軽くて、しなやかなドレ―プ感があり、艶感はシルク混かと思うほど上品で美しい生地です。縦糸が緯糸より、多く表面に出ている綾織りの生地で、スリーシーズンご着用可能です。 お手持ちの着数が少ない方は、ここ一番でのスーツとしてご着用なさって頂ければ幸いです。また、フォーマルウェア併用も十分できます。今回は、《合計24色》とたくさんの色柄をご用意いたしました。 トレンドカラーのグリーンやベージュもご用意いたしましたので、楽しんでお選び頂ければ嬉しく思います。 どの色柄も派手な感じではなくビジネスシーンでも、上品かつシックに装って頂けます。 素敵な一日をお過ごしください。
2013年にフランス高級ブランドLVMH(ルイヴィトンモエヘネシー)グループの傘下となり、更にラグジュアリー感が増したのが、今回私がご紹介する"Loro Piana"(ロロピアーナ)です。 このロロピアーナは世界最高のカシミアブランドであることは有名ですが、それ以外にも南米に生息する超希少素材であるビキューナや最高級オーストラリア、ニュージーランド産のエクストラファイン・メリノウールをリリースしております。 今回は数あるロロピアーナのファブリックシリーズの中から、夏でもスーツスタイルが必須!というハード系ビジネスパーソン向けの"ZELANDER"(ジランダー)をお薦めしたいと思います。 このジランダーシリーズ、1本1本の繊維が長く、耐久性に優れているニュージーランド産メリノウールを使用していることがその名の由来であり、その中でも最高級品質の原毛に強いツイスト(撚り)を掛けて平織にて織り上げることにより、発色の良さ、品のある光沢感、ハードワークに耐えうる耐久性を兼ね備えております。 また今シーズンからは新たなシリーズとして"ZELANDER NATURAL STRETCH"(ジランダー ナチュラルストレッチ)の取り扱いをスタート致しました。 その名の通りポリウレタン(エラスティック)のような伸縮性のある化学繊維を使用せずに、ウールのみを使用し自然にストレッチ性を持たせたファブリックとなります。 軽くて耐久性と光沢感があり、その上ストレッチで更に着やすく、となれば、最強の夏用スーツファブリックと言えるのではないでしょうか!? この2022SSではこのLoro Piana ZELANDERシリーズ、計13マークの展開となっております。 定番の無地からシャドウストライプに、ジャケットやパンツ単品としても使えるグレンチェックや織柄と基本となるところはキッチリと押さえておりますので、皆様のニーズにしっかりとお応え出来るラインナップとなっております。
ゼニアのトラベラーは当初、ゼニア生地でのオーダーエントリーブランドとして登場しましたが、現在は幅広い年代層から支持を受けて、数あるゼニアの商品ラインの中でもロングセラーを続けています。 強いストレッチ性を持たせることでシワになり難い素材としての高い機能性を評価され、出張や外回りの多い行動的なビジネスマンやタイトフィットを好むヤングマンに指示されてファン層が広がり、高い機能性に加えてソフトな触感や色気を感じる艶感ある仕上がりが得られることでリピーターを増やして今日に至っています。 そんなゼニアのトラベラーを、今シーズンのYOSHIMURA&SONSのスペシャルセレクションでは、選りすぐりの全12マークを用意しました。 ベーシックな無地の基本3色ネイビー、ブラウンン、グレイとラメのような光沢ストライプを入れたネイビー、ブルー、ブラックは、エレガントでフォーマル感が高く、ビジネスは勿論のこと、セミ―フォーマルなTPOにも向いています。 従来に無かったデザインとして今シーズン、ライトカラーでレアな柄物のK22-8231、8232は一見する価値有りです。また、トレンドのチェックの中でもセットアップスーツとして上下単品でコーディネイトも出来るウィンドーペインのK22-8235、8236、8237の3マークはオン、オフ両方のTPOで出番が増えそうな一品です。こちらも是非、店舗で手に取ったり、身体に当ててみください。
日本には四季があり季節の移り変わりにあわせて、着る物を変える楽しみがあります。 春夏と秋冬では30度近くの気温差があるため、それぞれの季節にあわせてスーツを準備しお洒落を楽しみたいところ。 クールビズの季節、ノーネクタイ&シャツ1枚での出勤されるビジネスマンの方が増えますが、きちんとしたスーツが要所要所では必要だとも伺います。 そんな時ご注文が増えるのが盛夏用ビジネススーツ。 各ブランドが素材を考え工夫して“より冷涼感を感じれる生地”を開発していますが、私がご紹介するErmenegildo Zegna COOL EFFECTは、湿気の高い日本の夏でも快適にダークカラースーツをお召いただける盛夏用生地の中でも一押しのシリーズです。 super130sの細くて軽い原毛を使用することで、天然素材ならではの吸湿性や通気性などの機能性を上手く機能させつつ、更に生地染めと仕上げの段階で“太陽光を反射させる”トリートメント加工を施すことで、生地の表面温度を10度も低く抑えられる特徴をもっています。 そんな特殊なトリートメント加工をしているのにも関わらず、見た目と肌触りがゼニアは最高級品質であることを証明しています。 今季のサンプル帳にはシンプルな無地、ピンチェック、ギンガムチェックの色柄で7種類と少ないですが、掲載できていないストライプ系の生地も店頭にてご覧いただけますので、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。 是非一度《Wool 100%の機能性生地》を体感なさってください。
イタリアを代表する名門ミルである"ヴィターレ・バルべリス・カノニコ"ですが、イタリア三大ミル"エルメネジルドゼニア"、"ロロピアーナ"、"フラッテリ・タリア・ディ・デルフィノ"と比べると若干見劣りする感をお持ちの方も多いかと思いますが、その歴史、技術力、生産規模等、見劣りするどころか決して引けを取りません。 事実、某フランス高級服飾ブランドもこのカノニコをファブリックを使用しておりますし、イギリス及びイタリアの有名マーチャントもこのカノニコをOEM先に選んでいることがその証拠と言えるでしょう。 日本では今回ご紹介するSuper110'sや120's、モヘア混あたりがカノニコの代名詞のように思われておりますが、イタリア本国ではゼニアのトロフェオやロロピアーナのオーストラリスに相当するSuper150'sシリーズもリリースされております。 一度、前職時代に本国のコレクションを見る機会がありましたが、それは度肝を抜かれるボリュームと内容でした。(まるで絵具のようなカラーラインナップもありました) 話が逸れてしまいましたね、ここからが本題 今回はカノニコの中でもクオリティとコストのバランスが最も良いとされている"PRUNELLE Super110's"をご紹介致します。 プリュネルとは瞳をいう意味のフランス語で、目を惹くような色柄の生地、という意味が込められております。 それは決して単にインパクトがあるという訳では無く、上品な光沢感やそれと相まって映える色目が特徴で、デイリーユースとしてのインポートファブリックとして安心してお選び頂け、自信を持ってお薦め出来るファブリックであります。 今シーズンは全15マークをご用意致しました。 もう1つのシリーズである"21Micron"と比べると若干ベーシック寄りのラインナップでありますが、スーツにインパクトでは無く、機能性と安心感とコストパフォーマンスを求められる方にとって、最適なコレクションと言えるでしょう。
今回私が紹介するのは、こちらのソラーロ。 YOSIMURAでも昨年の春夏からリリースして、今季で2年目を迎えました。 あまり日本では馴染のないこのソラーロですが、実はヨーロッパ イタリアでは、春夏の定番素材として古くから愛されています。 SOLARO (ソラーロ) 生地のルーツをたどると、スーツの本場英国人が熱帯の植民地において、紫外線から肌を守るために開発された生地とされています。サンクロスと呼ばれるのもそのためです。 一見、何色?と首を傾げてしまいそうですが、玉虫色!と言われると思わず納得してしまいます。 この仕組みは、実はタテとヨコの糸が、それぞれ違う色糸を使って織り上げることで、印象的な深みのあるシャンブレーカラーが表現されます。 ソラーロの代表的なカラーと言えば、表面に出るタテ糸のカーキと、裏面に出る赤色が交互に重なり合って、それが玉虫色ともいえる上品でナチュラルな光沢感が出来上がります。 今季、YOSHIMURAで展開する色は昨年と引き続き4色で、カーキ、薄グリーン、明紺、濃紺となります。 ビジネスにおいては、カーキや薄グリーンは、職種によっては難しいと思いますが、明紺や濃紺ならビジネスでのご活用もマッチすると思います。 是非、見た目以上のしなやかなコシと、ウールのソフトな素材感が、さらりとした肌当たりの良さを体感してみてください。 それでは、ここで私のお勧めの紹介です。
就活用やフレッシャーズといったオーダー未経験の方にとって、オーダースーツと聞けば敷居の高さを感じるのではないでしょうか。 今回、私がお薦めするこの当社オリジナルのC-LINEはコストパフォーマンスに優れ、デイリーに使える耐久性を誇るので、そのような方々に自信を持ってお薦め出来るファブリックです。 耐久性が良い=硬い風合い、コストパフォーマンスに優れる=地味な色目、面白みの無い柄etc ちょっとネガティブな印象をお持ちの方、当社オリジナルのC-LINEに関しては、どれも当てはまりません。 さすがに光沢感ではインポートには及びませんが、Super100'sの柔らかな肌触りは決して引けを取らないレベルである上に耐久性はしっかりとある、しかもリーズナブル、となれば、きっと安心してオーダースーツにチャレンジ出来ることでしょう。 しかもこの間の秋冬ではこのC-LINEの人気がありすぎて、シーズン終盤では品切れが続出する始末。 それだけ人気があり、プライス以上の付加価値を皆様にお感じ頂けたからに他なりません。 当店では約1週間で仕立てあがる"7Daysオーダー"も取り扱っていますから、フレッシャーズの皆さんも入社のタイミングにも全然間に合いますよ。 気になるラインナップは無地系7マーク、ストライプ系4マーク、チェック系が4マークの合計15マークの展開となります。 普段のビジネスシーンでも十分お召し頂ける柄もご用意しておりますので、フレッシャーズ以外の方も是非お選びください。
ウールの質感重視の方にSライン、機能性重視の方にはTラインを用意しました。こちらは、初めてオーダースーツを試そうとしている方にもお財布にやさしい価格で用意しましたから安心して選んで貰えます。標準仕様も、高級感のある水牛ボタンやハンドメイド風ピックステッチ、脇当てやマーベルト等がついて充実してますから有料オプションを気にせずお仕立て頂けます。先ずは通常価格でどこまで「欲望を満たせるか?」チャレンジしてみて下さい。 Sラインは厳選したウール100%の原毛の中からスーパー100'Sをメインに19マーク取り揃えました。ウール100%に拘る方へ、定番の無地からベーシックストライプやトレンドのチェックなどを英国ブランド並みのクォリティでしかもお手頃な価格で用意しました。 Tラインは活動的な方へ機能性にファッション性を加味した素材を33マーク、ドーンと取り揃えました。Sラインに続いてこちらもベーシックな無地やストライプ、トレンドのチェックをバリエーション豊かにセレクトしています。きっとあなたの好みに合うものが見つかりますよ。