2023年8月18日更新
暦の上ではもう『秋』だと言うのに、相も変わらず厳しい暑さが続いていますね。 夏休みが終わると同時に秋が始まればいいのに、、、といつも切に願っていますが、まだまだこの暑さと付き合っていかなければなりませんね。 さて、 こうも暑いと外に出る気も起きないでしょうから、こんな時は部屋を涼しくして、そろそろクローゼットの整理を始めませんか? こんな時期に?なぜ?って、それは、これからご紹介させていただく《SPECIAL SELECTION》をご覧いただければ、今すぐにでもクローゼットに迎え入れたい!と思えるような新たな1着(2着3着かもしれませんよ。)が必ず見つかることは間違いなしだからです。 経験豊富でちょっとだけクセのある?!当社スタッフが、新作生地コレクションをご紹介するだけに留まらず、年代別のスタイリングやトレンド情報や、生地の豆知識まで、幅広くご紹介している《SPECIAL SELECTION》を、残暑厳しい今の時期に、じっくりと、余すことなくご一読ください。 YOSHIMURA&SONS 2023年秋冬コレクションテーマは、『THE BASIC』です。 スーツの立ち位置が変わった今の時代に求められる≪ベーシックな1着≫を存分に楽しんでいただけるような素材感、ブランド(『英国生地の復権』も見逃せません。)を中心に取り揃え、現代のクラシックを体現いただけるようなラインナップになっております。 シンプルだからこそ、生地感、サイジングにこだわる。 まさに、オーダーを楽しむための、『THE BASIC』なコレクションをお楽しみください。 これからご覧いただく 《SPECIAL SELECTION》ですが、 生地サンプル帳としてご用意している『DIPLOMAT』と併用してご覧いただきますと、新しいスーツの創造をより一層に楽しめます。 サンプル帳と共に2023年秋冬の【シーズンスタイルブック】として是非ご活用ください。 2023年秋冬サンプル帳『DIPLOMAT』は本日完成しました。 生地サンプル帳は2週間無料でお貸出ししておりますので、ご希望の方は、サンプル帳貸出しフォームよりお申し込み下さい。
それでは、今季オススメの秋冬新作生地のご紹介です。今シーズンもどうぞよろしくお願いします。
※表記の金額は税込価格です。
見てくだい。この艶感、そしてこの色気。 YOSHIMURA&SONSの高級インポートブランドと言えば、ゼニア、ロロ・ピアーナ、タリアとありますが、このブランド全ての良いところを集めて一つにしたと言っても過言ではないと思わせてくれる生地が、DORMEUIL AMADEUS 365(ドーメルアマデウス 365)です。 コレクションの中では、スーツ生地として久しぶりの本格的な英国モノではありますが、ちなみに皆さん、このDORMEUIL(ドーメル)を英国ブランドと思っている方も多いのではないでしょうか。 生地の耳に≪MADE IN ENGLAND≫と書いてあるのでそうだろうと思いがちですが、ブランド自体は『フランス発祥』で英国ブランドではありません。 フランス発ではあるが、扱う毛織物はイギリスから輸入する《MADE IN ENGLAND》を徹底するのがドーメル社の特徴。 フランス生まれイギリス育ちというイメージで、これを聞くと、なんだかちょっとだけ、いけすかないヤツだなと感じるのは私だけでしょうか。 英国的な威厳とフランス的な感性と華やかさ、その二面性を表現できるところが『ドーメル最大の強み。』なんて優等生なんでしょう。できる男って感じですね。 そしてこのアマデウス最大の特徴は、『高級感と実用性』です。 冒頭でもお伝えした通り、この色気と艶は他のブランドの追随を許さないほどで、紺無地の生地一つをとっても、ただの紺じゃない、ラグジュアリーな紺とでも言いましょうか、着る人に色気と華やかさを与えてくれる高級感は抜群。 実用性という観点からは、英国製ならでは縦横双糸で織られたしっかりとした質感と生地の持つ重厚感はそのままに、生地の目付を軽くすることで『オールシーズン(365日)』着用できる通年用素材として実用性も抜群。(夏は暑くて着られないですが、、、) スーツを着る機会が減ってきた今の時代に、非常にマッチしている素材感と言えるのではないでしょうか。 スーツを着る時は最高級の生地を纏いたい。そんな思いに存分に応えてくれる生地こそが、《DORMEUIL AMADEUS 365》です。 是非今シーズンの至高の1着としてお選びください。
AMADEUS の色気と高級感あふれる生地感は、この年代、もしくはもう少し我慢して30代後半からチャレンジしていただくのがおすすめです。 と言いますのも、この手の生地感は着るシーンや、着こなしを間違えられないので、スーツ経験値が高くなり、大人の男として脂が乗ってくる、この年代からでないと本来の力が発揮できないからです。 クラシカルなシャドーストライプの生地は、スーツを知る大人の男として、スーツの基本《スリーピース》で絶対にお仕立てください。 パンツはタック入りでベストはダブル襟付き(ピーク)を忍ばせる、玄人好みのスリーピーススタイルはいかがでしょうか。相手に『この人デキル!』と唸らせてしまいましょう。 ここぞの勝負所で着るパワースーツとしてビジネスシーンを勝ち抜いてください。
この40代からが本当にDORMEUIL AMADEUS の魅力を最大限に活かすことができてくる年代です。社会手的地位が高く、色々なステータスも上がってくるであろうこの40代のスーツスタイルの魅力を更に高めるためには、アマデウスは欠かせません。 ベーシックな紺に手を出したいところですが、それは若手に譲って、大人の余裕や包容力、そして周りに安心感を与える、《大人のグレイ》を纏い、あなたの存在を格上げしましょう。 グレイは、落ち着きや柔軟さ、穏やかさや控えめな上品さを演出してくれる色ですから、その色の効果を活かすお仕立てとして《アンコン仕立て》にチャレンジしてください。 カチっとしたスーツスタイルではなく、軽くソフトな着心地でストレスなくリラックスしてスーツを着こなすことで、張り詰めたビジネスシーンでも心の余裕が生れるはずです。 表地を贅沢に使用し胸周りの立体感を出しているのもポイントです。 余すことなくDORMEUIL AMADEUSをお楽しみください。
《エグゼクティブ》そんな言葉が似合う年代ですから、ラグジュアリー感を全面に演出してくれる、『無地』一択でお願いします。 DORMEUIL AMADEUSの持つ、艶・色気・高級感・品格の高さ、その全てをスーツの着こなしに反映させることができる年代が50代の魅力かと思います。 社会的地位も人生の酸いも甘いも知っている、人生に厚みのある、真の大人のスタイルには《ダブルブレステッド》が良く似合います。 AMADEUS×ダブルブレステッドは、威厳のある色気を倍増し、見る人を魅了し憧れの念を抱かせることは間違いないでしょう。 サイジングは絶対に攻めない。あくまでも体に合ったベーシックなゆとり量でシンプルに勝負しましょう。 このDORMEUIL AMADEUSの本領を発揮し、エグゼクティブなスーツスタイルを確立しましょう。
スーツを着るなら、ラグジュアリーな生地を日常的に使いたい。 スーツ=男の戦闘服だ!という考えが変化してきている今の時代ですから、このような考えをお持ちの方もいるかと思います。 では、高級感のある生地は?というと『光沢感が強い生地』というイメージがありますが、一般的に光沢の強い生地は細い原毛から作られ、その繊細さから光沢感や風合いを生み出すが耐久性が弱点となるケースが多く、そのため日常的には着用できませんよね。 そんなセオリーを崩すことができる生地が、Ermenegildo Zegna ELECTA(エルメネジルド ゼニア エレクタ)です。 エレクタの特徴は得も言えぬ美しい光沢感に、しっかりと打ち込まれた質感、優れた耐久性、高い実用性を持ち、このランクの生地でも安心して着ることができます。 誕生して90年以上になり、現在も継続しているゼニアのロングセラーファブリックで、誕生してから生地規格を殆ど変えることなく、今日に至っていることから、この生地がいかに世界のビジネスパーソンに信頼され、愛されてきたかのか分かりますね。 かく言う私もエレクタを着ておりました。採寸などで皆さんが思っているほどに、動きの激しい仕事なのですが、シワの回復も良く、生地がだれることもなく、着る度にいつでもシュっと気持ちを奮い立たせてくれていました。 生地品質の高さ、耐久力は、体感している私が自信を持っておすすめします。 今年は新色のK23-8845 チャコールグレー無地で新調しようかなと狙っておりますので皆さんお早めにご検討ください。 今シーズンはそんなELECTAの生地を存分にデイリーに楽しんでいただけるような、クラシック&ベーシックなデザインの生地をセレクトしました。 重厚感のある艶と、ダンディズムを是非日常的にお楽しみください。
このグレードの生地ですから、シンプルにそして王道として紺無地のスリーピースをとも思ったのですが、無地系のスーツは20代から着る機会が多く次のステップを踏み出したいですよね。 そんな時は洒落感の強い《ブルーグレイ》をワードローブに加えましょう。 大人っぽい上品さもあり、まだまだ若さも全面に押し出していきたいこの年代にはうってつけのお色見です。 クラシック感のある太目のヘリンボーンもスリーピースとの相性も抜群。 同世代とは一味違うぞ!と思わせたいなら、この生地を選べば間違いありません。 ただしサイジングには注意を。これがデイリーに使うための必須条件。 パンツをワンタックにするなど、攻めないでクラシック&ベーシックな生地に無理をさせないサイズ感が大切です。
今年の新色の《K23-8845 チャコールグレイ無地》を同じ年代である私がゴリ押しでオススメします。 やはりこのお色は、ある程度年齢と人生経験を積まないと、深みが出てこず、この40代からが、渋く威厳のあるカッコイイ大人の《チャコールグレイ》を自然と着こなすことができる年代と自負しております。 深みのある色は、ここまで歩んできた人生を象徴しているかのようです。(抽象的ですが) おすすめのお仕立ては、スリーピース、ダブルとどちらにするか迷いますが、やはりどんなシーンも乗り切ることができる≪スリーピース≫でまず1着。 王道と基本を抑えてこそ、生地の良さをより味わう事ができますよ。 余裕があればダブルブレステッドでもう1着持っておいても絶対に損はしません。 40代は気兼ねなく自然にダブルを着ていても良い年代です。 結局のところ同じ生地で2着デザインを変えてお仕立てしたてが、一番のオススメ。(汗) この人と言えば、渋く威厳のあるチャコールグレーとイメージが付くように、デイリーに楽しんでいただきたいです。
一言で言わせていただきますと、『ダブルブレステッドを着てください。』これに尽きます。 威厳や渋みとダンディズムが何をしていなくても溢れ出てくる、この年代こそがダブルを本当の意味で着こなせるかと思っています。 サイジングが命のダブルブレステッドは、まさにオーダー向け。 野暮ったく着るとどうしても、ダラしないおじさんに見えてしまいますから、締めるところは締めて、適正なサイジングを目指しましょう。(このクラスの生地ではそういった方はいないかもしれませんが。) そして生地は、ド派手に、そしてワイルドに太目のストライプで主張強めでお仕立てを。 長年スーツを着て戦ってきた、人生経験と歴史があるからこそ、エレクタの生地のパワーとド派手な柄のパワーに負けない、むしろ相乗効果を生む1着に仕上がるかと思います。 デイリーにスーツを着るとなると、こういったパワースーツが必ず1着あると、着こなしの幅はグンと広がりますよ。
さぁ皆様お待ちかね、いよいよ2023Autumn&Winterの幕開けです! 私大阪店ShopMaster南浦が第一弾としてオススメ致しますのが、男性のみならず女性からの人気も絶大な"Loro Piana AUSTRALIS Super150's& SOFT TOUCH"(ロロピアーナ オーストラリス&ソフトタッチ)です。 一度でも袖を通したことのある方でしたらその魅力は十二分にお感じ頂いているかと思いますが、ご存知でない&未経験の方に改めてロロピアーナの特徴についてご説明致しますと,,,,, カシミアを始めとする最高級素材を使用した生地作りを得意とするミル(メーカー)でありつつ、同社の名を冠したプレタポルテ(既製品)も展開しております。 こう聞くとロロピアーナのスーツを着た経験のある方は"はっ!?"とお気づきになられるのではありませんか? そうロロピアーナの個性的な色柄はプレタポルテで培われた感性が土台となっています。 ルイヴィトン始め、キートンやブリオーニといった高級プレタブランドがこのロロピアーナの生地を使用するのも頷けますね。
当店では同じイタリアのエルメネジルドゼニアと並ぶラグジュアリーブランドであるこのロロピアーナですが、今期は定番シリーズの“オーストラリス”に加え、秋冬らしいウォーム感のある"ソフトタッチ"の二本立て 前者がクリアカットという仕上げ方法で光沢感とドレープ感(柔らかで波打つようなさま)を強く表現しているのに対し、後者のソフトタッチは敢えて生地の表面を毛羽立たせたミルド調と呼ばれる加工でカジュアルな印象に仕上げているのが特徴です。
同じロロピアーナでも特徴の異なるこの2つのシリーズ、多様なビジネスシーンに於いて柔軟に対応出来るようポイントを押さえたバリエーションとなっております。 フォーマルユース向けのオーストラリスは全21マーク、ジャケパンスタイルに代表されるビジネスカジュアルに最適なソフトタッチは全8マーク。 それぞれ無地ライクなモノからロロピアーナらしい個性的なストライプやチェック柄まで隙のない品揃えとなっております。
23AWの記念すべき1着目は是非この“Loro Piana”をお選びください。
ここ数年でビジネスシーンに於けるスーツの在り方が大きく変化したことは皆様周知の事実かと思います。 ビジネスカジュアルという名の下、年々カジュアルに傾倒しており、それは現在も進行形であります。 ただ全くスーツを着る必要が無くなったかといえば決してそうではなく、少なくなったとは言えきちんとドレスアップしなければならない場も未だ存在します。 そう言った場でのスーツはくたびれ感や型崩れがあるものでは無く、きれいにプレスが効いた上質な生地を使用したもので臨みたいですよね。 ならばこのロロピアーナのオーストラリスSuper150'sシリーズをお選び頂ければまず間違いありません。 当店のラインナップの中でも最も光沢感があり、一目で上質な素材であると分かるが故に本当に大事な場で着用すると気合いの入り方がデイリーユースのものと比べ1ランク上がることでしょう。 普段はビジネスカジュアル主体の衣装がメインであれば、フォーマル用スーツは着用回数が少なくなるはず。 着用回数が少なくなればその分スーツの寿命が延びるのは当然のこと。 フォーマルユースでこのオーストラリスをお選びになる際は色や柄、デザインは至極シンプルに仕上げることをお薦め致します。
コロナ前までのビジネスカジュアルと言えば、インナーは衿付き、ノータイ、ボトムはコットンパンツはOKだがジーンズはNG、という内容であったかと記憶しています。 それがコロナ後は更にカジュアル化が進み、タンクトップ、ショートパンツ、サンダル以外はOKといった企業もあるほど リラックスした衣装で仕事をすると捗る面もあることは否めませんが、プライベートの衣装との境界線が無くなれば今一つスイッチが切り替わらない部分があるのも事実 そこでリラックス感もありつつ、ビジネスユースにも対応可能なファブリックは?と問われればこのソフトタッチは正に適役。 ロロピアーナの得意とする柔らかな風合いに、軽くリラックスして着用可能なナポリ仕立て(マニカカミーチャ仕様)を組み合わせればビジネスでもプライベートでも着回せる1着に仕上がります。 ジャケットはジャケット、パンツはパンツ、それぞれ使い回せるデザイン&サイズにすればお得感も倍増します。 あらゆる物が値上がりしている昨今、既製品では成し得ないこういったアレンジがオーダーの強みと言えるでしょう。
イタリア三大生地メーカーであるTALLIA DI DELFINO《タリア・ディ・デルフィノ》。 様々なシリーズが出される中、今年YOSHIMURAがチョイスしたのは4つ、メインはNapoli seriesです。 その名の通りナポリをイメージした見た目と風合いで、実際の目付よりも爽やかさ軽やかさを感じられるシリーズとなっております。 『Napoli 17micron』は柔らかくて光沢に優れたロイヤルサージ素材で、目付は250~260gと年間を通して着用可能なほどの薄さと軽さを備えております。 『Napoli 130 twill』しっかりとした打ち込みの細番手のメリノウールを使用し、柔らかさに加えて機能性も加わった素材です。 また『HONEY WAY』は、その名前の通り環境に優しいミツバチの蜜蝋(みつろう)を使ったフィニッシュが施された“滑らかでとろけるようなソフトタッチの生地”となっております。 最後にご紹介するこちらが特にオススメです。 『Napoli super 130’s FLANNEL』ベージュのフランネル素材です。 淡く柔らかい色は、ダークトーンの服装が増えがちの秋冬にはとても新鮮。 華やかさと洗練されたムードを醸し出しませんか。 メンズはジャケット、レディースはパンツのお仕立てをお勧めいたします。
毎年注目される紺のブレザー。 秋口になるとシングルもダブルでも見かけることが多くなりますよね。 昔からある定番アイテムでありながら、クラシカルな装いがトレンドの昨今はより注目されていますし、1着はオーダーしておきたいところです。 デザインはダブルで、フロント釦はあえて4Bではなく6B。 アクセサリー感覚で華やかに昇華させるのが目的です。 選ぶ釦は王道のゴールドでOKですが、意外と馴染みがいいのがあえてくすませたり、ヴィンテージ加工を施した重厚感のあるメタル釦です。 型は定番だとしても、オーダーではちょっとした釦や裏地といったディテールに遊び心を忍ばせたり、自分だけのこだわりを詰め込んでお仕立てができるのです。 また、イチ押しのフランネルで仕立てるパンツは「ワイドシルエット」をご提案いたします。 贅沢にたっぷりと生地を使うことで、クラス感あるワンランク上の着こなしができますし、実用的には膝がでにくくなることもポイントです。 コーディネートの主役級“リラクシーできれい見えするパンツ”と、ネイビーブレザーを持っておくと、それぞれで単品使いがしやすいだけでなく、年齢を重ねられたとしても“いつでもどこにでも”お召いただけるコーディネートとなり、大人女性の味方となってくれますよ。
この色味が気に入った!という方は、おそらくお勤め先がカジュアルOK、もしくはプライベート用だと想像している上でのお勧めですので、今回の仕様はとことんカジュアルでまいりましょう。 ジャケットのテーマは『リラックス』 シングル3B段返り、襟幅は標準~広め1㎝以内で、腰ポケットはアウトで総ステッチ(端から7mm)、袖付けをマニカカミーチャにするといった仕様。 ウエストは絞りすぎずナチュラルなシェイプに。 パンツの色味はミディアムグレー~ブラックの間で。 ベージュ×グレー(ブラック)配色コーディネートは「王道(=無難)」 シンプル配色を鮮度アップさせるためには、パンツにもこだわりを。 裾はシンブルのツータック、セミワイド気味のストレートが一番のオススメですが、ワイドはちょっと…という方は、裾に向かうにつれてテーパードさせても良いでしょう。 最後にプラスしておきたいのがサイド尾錠。 クラシカルで華やかなアクセントをつけて、ワンランク上のお洒落を楽しんでみてください。 サイズ調整は小さい方にしかできないので体型キープは必須ですが…! コートを仕立てる前にまずはフランネルの生地でぜひ1着。 お身体に合わせてお仕立てさせていただきます。
YOSHIMURA&SONSで最早定番となっている、人気の冬の代表素材と言えば、、、 《葛利毛織 Super140’sフランネル》と、答えが返ってくるほど、コレクション登場時から多くのお客さんのハートを掴んで離しません。 人気の所以はズバリ、、、まるでカシミヤのような上品な風合いと美しさ、それに相反するような耐久性=仕立て映えの良さです。 更に言うならば、スーツ、ジャケット、単品スラックスに、スカート、そしてコートまで、どんなアイテムでも仕立てることができる、《仕立ての幅の広さ》も付け加えておきます。 オススメしている私も《葛利毛織Super140’sフランネル》の一番のファンでありまして、実は私のファーストスーツは、この生地のライトグレーのスカートスーツだったりします。 入社して6年、まだまだ現役で活躍している主力選手です。 シーズン初めにこのフランネルのスーツに袖を通す度、『もう何年も着ているのに、いつまでも型崩れしないなぁ』と、その耐久性と生地の持つ美しさにいつも『いい生地だなぁ~。』と感心してしまいます。 Super140’sフランネルを実際にお仕立てされたり、ご覧になったりした方にはよく分かるかと思いますが、初めて生地を見た時の印象は、《上品な雰囲気》、《どこか素朴で暖かみのある表情》、《安心感》を感じませんでしたでしょうか。 そして、実際触ってみると、《目の詰まった弾力性》、《柔らかな風合い》、《上品な艶っぽさ》に心を奪われ、『この生地で仕立ててみたい!』と思わずオーダーをしてしまう。 一度触れたが最後この生地の魅力に取りつかれてしまいますよ。 実際に色違いや、アイテム違いでリピートしてお仕立てされることも非常に多く、毎シーズン心待ちにされているお客様が多いのも、頷けますね。 今季リリースするカラーは、紺無地、濃紺無地、黒の3色展開 本当にお仕立てしやすく、幅広いコーディネートを楽しめる色だけを厳選したベーシックシリーズです。 それでは、私のオススメするお仕立て&コーディネートをメンズとレディースの方向けにそれぞれご提案させて頂きます。
素材の良さを存分に活かして、シンプルな仕立てがスマートでおススメです。 更に素材の持ち味の《張り》、《弾力性》を活かして、副資材を抜いて、生地をメインに立体感のある仕上がりを楽しめる『アンコン仕立て』にすることで、この生地の特徴をそのまま感じていただけます。 スラックスは程よいユトリを付けたワンタックのストレートパンツで、少しリラックス感のあるスーツに仕立てるのはいかがでしょうか。 合わせるシャツは、シンプルなツイルやドビー柄が上着との素材感とベストマッチ。 ネクタイは柔らかい印象のドット柄や、ウールタイなどをコーディネートし全体のバランスに華を添えましょう。 ビジネスシーンでもプライベートでも使いやすく、季節を活かした素材を着ることで洒落感のある人に見られますよ。
コートも素敵だけど、屋内のショッピング先では、暖房が効き過ぎで、コートを脱いで持ち歩く事が面倒な事って結構ありませんか? そんな時こそ、フランネルでロングジャケットをお仕立てしてみては如何でしょうか。 ぱっと見では、カシミヤ??と思わせるような生地の美しさを存分に味わう事ができることもオススメの理由の一つでもあります。(カシミヤに比べて生地も軽くケアも気持ち的にもラクですよ。) コートよりコンパクトサイズ感で仕立てる事ができるので、ごわつかず身体に馴染みやすいシルエットが表現できます。そのため脱いで持ち歩く際も邪魔になりません。 暖冬になりつつある現代では、真のコートよりコートライクなロングジャケットの方が、利便性は抜群です。是非、馴染みやすいサイズ感でお仕立てしてみて下さい。
◇Wool 100% ◇Wool 79% Kid Mohair 21% ◇Wool 99% Polyester 1% ◇Wool 80% Kid Mohair 19% Polyester 1%
ヨシムラでも長年愛される国産高級素材の顔《葛利毛織》 お馴染【ションヘル織機】により時間をかけてゆっくり丁寧に作られた生地は、原毛本来の艶と柔らかさを味わうことができます。 そしてなにより、今季ご用意しましたドミンクスシリーズは、独特のハリコシ感が特徴であり、ハードユースせざるを得ないビジネスマンも安心できる丈夫さを兼ね備えています。 また、独特のハリコシにより艶が引き立ち、仕立て映えする上品なスーツに仕上がりますので、見た目良し、着心地良し、耐久性良しと、自信を持ってオススメ出来る逸品です。 今季は、ネイビーとグレーのベーシック且つクラシカルな色柄をメインに、一癖あるグリーンやブラウン、またデニムライクな生地等もご用意しております。 葛利のスーツというのは、どこか安心すると言いますか。1着は必ず持っておいて欲しい、と心の底から思いますので、この世界に誇るMADE IN JAPANクォリティー《葛利毛織 DOMINX》、是非一度ご体感ください。
まだ葛利毛織の生地でスーツをお仕立てされたことのない方は、葛利の綺麗な艶とハリコシを味わっていただけるオーソドックスなクラシックスタイルがオススメです。 ジャケットは、シングル2Bにサイドベンツ、肩パットも入れて腰Pは平行フタ付き。 より構築的なシルエットをお求めの方は、本バス毛芯を入れるのも良いですね。 スラックスもオーソドックスに、タック入りの程よいゆとりが入ったシルエットに。 ベストは?はい、これももちろん、衿なしの5×6Bでシンプルに仕上げましょう。 クラシカルなスリーピーススタイルが、葛利の良さを一番引き出せることをここに断言します。
英国調で重厚感のある生地感を、敢えてイタリアスタイルに落とし込むのは、昨今のトレンドでもあります。 ジャケットは、余分な副資材を省いたアンコン仕立てをベースに、肩はマニカカミーチャ、腰ポケットもアウトパッチ。軽い着心地&カジュアルな仕様と、葛利本来の生地感(重厚感)、アンコンの綺麗な立体感が上手く調和されたこのスタイルは、着心地、見た目共に新鮮です。 スラックスは、1タックor2タックに裾はダブル、シルエットは軽くテーパードを効かせてすっきりとした印象にするのがオススメです。 色柄にもよりますが、単品使いとしてもお使いいただける仕様になっていますので、使い勝手の良いスーツをお求めの方は参考にしてみてください。
当店のラインナップの中でクオリティとプライスのバランスが良いブランドと言えば、イタリアブランドのcanonicoで疑う余地はありませんが、じゃあ英国ブランドでは?と問われるとこの“ジョンフォスター”を於いて他にありません。 あいにく昨年は諸事情が有って1シーズンスルーしましたが、多くのお客様から復活を望む声を頂戴し、今シーズン改めてラインナップに加わりました。 イタリア物は毎シーズン、コレクションをリニューアルするので非常にバラエティに富んだ内容となりますが、反面英国ブランドは非常にベーシックな柄を継続的にリリースするのが特徴です。 内容的に面白みは少ないかもしれませんが、ベーシック且つ男らしい力強い印象のスーツをお求めの方やスーツに耐久性実用性を求められる方に相応しいブランドと言えるでしょう、正に質実剛健 ゼニアやロロピアーナは憧れるけど自分にはまだ少し早いからカノニコで、といって関係性が、英国物だと前者がドーメルで後者がこのジョンフォスターに差し代わります。 英国調のしっかりとした生地感がお好みで、これまでは国産生地onlyだった、と言う方にとって入門編と言えるのがこのジョンフォスターです。 定番の無地、ヘリンボーンに加え、That's Britishなワイドピッチのシャドゥ&ピンストライプetc、全11マークをご用意致しました。 ビジネスカジュアル?ジャケパン?俺はいつでもどこでもスーツだ!といった方 1着、騙されたと思って、このジョンフォスターで仕立ててみてください!
伝統的な英国クラシックのDNAを引き継ぐジョンフォスターには正統派英国デザインが相応しいのは当然のこと。 幅広い年代に受け入れられるシングルブレステッドのスリーピースがお薦めです。 2Bでも良いのですが、よりクラシカルな雰囲気を漂う3B中掛けハーフ返りで、ショルダーラインもビルドアップさせ力強さを前面に打ち出したスタイルに加え、合わせる柄もR23-4808&4809のワイドピッチピンストライプ、プラス無駄をそぎ落としたサイジングにすることにより正統派英国スーツが完成します。 ただこの柄に躊躇するのであれば、同じワイドピッチでもR23-4803&4804のシャドゥストライプならハードルは下がるのではないでしょうか。 最近の流れであるリラックス&カジュアルに流されず、正統派英国クラシックをこのジョンフォスターで是非体現してください。
英国クラシックスタイルはシングルブレステッドだけでなく、ダブルブレステッドでも表現することが出来ます。 ただ日本のビジネスシーンではバブル以降なかなか浸透しないのが現実 スーツのデザインにも階層が存在し、ダブルは会社の上層部、ベスト付きスリーピースは中間管理職、一般社員はシングルスーツというのが本来のドレスコードと言えるものでした。 それがダブルブレステッドが敬遠される大きな要因であったことは間違いありません。 ただビジネスカジュアルが進みドレスコードといったものが有名無実化した今だからこそ、年代とかポジションに捉われず若い世代の方でもダブルブレステッドにチャレンジしやすい土壌が整ったかと思います。 右に倣えも良いですが、多様性が尊重される時代だからこそ、スーツにも個性を持たせたセルフプロデュースが重要になってくるのではないでしょうか。
イタリアを代表する名門ミルでありYOSHIMURA&SONSの不動のスタメン" ヴィターレ・バルべリス・カノニコ" そんなカノニコの数あるファブリックレーベルより、ヨシムラでは新エースとも呼び声が高い《CANONICO 21Micron》を今季もご用意しました。 カノニコ21マイクロンは、イリアブランドらしいなめらかで艶感のある生地という従来のカノニコのイメージを良い意味で覆した全く新しいタイプの生地です。 イギリス生地のような優れた耐久性、防シワ性を持ち、また生地の重さもかなりのヘビーウェイト。まるでヴィンテージ生地を彷彿とさせるような風合いを味わうことができます。 ただ、さすがはカノニコ社。生地の特性だけ見るとイギリス生地のような位置づけではありますが、ここにイタリアらしい綺麗な光沢感もしっかり備わっております。 ですので、この21マイクロンはイタリア生地特有の光沢感を持ちながらイギリス生地特有のハリコシをも兼ね備える、いわばイタリア生地とイギリス生地の特性をいいとこ取りしたような唯一無二の生地と言えます。 今季も21マイクロンらしい「見て楽しい、着て楽しい」豊富なカラーバリエーションをご用意しました。スーツの他、ジャケット、スラックス、オッドベストと様々な着こなしを是非お楽しみください。 また、今季はフランネル生地の中では比較的目付の軽い《Super100'sフランネル》と冬の定番素材《Super120'sサキソニー》もご用意しております。 どちらもミドルウェイトであるため、本来真冬の地厚生地(ヘビーウェイトのフランネル等)では避けられがちな「スーツ」もお仕立て出来るのが大きな魅力です。ただ、もちろんフランネル・サキソニーらしい暖かさ、風合いもしっかりありますのでご安心ください。 暖かみのある毛羽立ち、上品な艶感、上質で柔らかい肌触り、そしてデイリーユースできる目付と、魅力たっぷりの《Super100'sフランネル、120'sサキソニー》。 是非一度お試しください。
21マイクロンと言えば『カラーシリーズ』ですから、是非それらでスーツ(セットアップ)やジャケットをお仕立ていただきたいところですが、どうしてもコーディネートが難しかったり、そもそも目立ってしまって恥ずかしい、という方が多いと思います。(春夏物のカラーシリーズに比べるとかなり落ち着いた色目ではあります) ただ、スラックスであれば、合わせるジャケット次第で上手に馴染み、洒落感のあるコーディネートにすることができますので、この機会に挑戦してみませんか? 合わせるジャケットとしては、マイクロンの濃紺無地で作る紺ブレが圧倒的にオススメです! 色目が濃い分、カラースラックスとのコントラストも綺麗ですし、派手な色と暗めの色が上手く調和され、バランスの良いコーディネートとなります。 マイクロンのカラースラックスをご検討されている方は、是非紺ブレと一緒にお仕立てください。
先述したように、これらのフランネル・サキソニーシリーズは、ミドルウェイトであることからスーツでのお仕立てが非常にオススメです。 ただ、着心地は軽い一方、見た目はやはりTHE冬素材。あまりデザインを詰めすぎると全体的に重たい印象になってしまいます。そのため、特にスリーピースで仕立てられる際は、極力シンプルなデザインでまとめること意識することが大事です。 また、サイズ感もあまりゆったり作ってしまうと、せっかくの生地の軽さが感じられなくなります。しかし、あまりにタイトに作ってしまっても、フランネル・サキソニー特有のウォーム感、雰囲気が無くなってしまうので、これもベーシックに程よいゆとり感で上品に仕上げましょう。
カノニコの代表作である王道のロングセラーシリーズ《CANONICO PERENIAL Super110's》は、現代スーツファブリックの定番中の定番であり、絶大な人気を誇っています。 カノニコSuper110'sの最大の魅力は、美しい光沢感がありながらハードユースできる耐久性を持ち合わせているところ。 イタリアらしいしなやかで柔らかい着心地、仕立て映えする上品なドレープ感を味わいながら、耐久性にも優れている、というこのクォリティの高さには正直驚くものがあります。 その為、このカノニコSuper110'sで仕立てたスーツというのは、様々なシチュエーションでご着用いただくことが出来ます。 例えば、ビジネスシーン。 Super130’s以上の生地の光沢というのは確かに素晴らしいものがあります。ただ、あまりに綺麗過ぎるが故に、どうしても仕事場で少し浮いてしまう、ということも。また、耐久性、シワのなりやすさにも難があるため、仕事着としては少々使いにくい側面がございます。 ただ、カノニコSuper110'sの場合は、Super130’s以上の生地に比べて光沢はやや落ち着いているため、いやらしくない程度の絶妙な高級感を醸し出すことが出来ます。また、耐久性にも優れておりますので、浮かない程度に周りとの差を付けることの出来るビジネススーツとして必ず重宝します。 また、結婚式に参列する際のスーツとしても持ってこいです。 今や自由な装いがOKな結婚式も増えているため一概には言えませんが、一般的に参列する側のスーツの基本は、パッと見て『良いスーツ』であることです。新郎新婦よりも目立つような派手なスーツはNGですが、お祝いの気持ちを表すにはある程度綺麗な光沢のスーツが好ましいですので、ちょうど良い光沢であるカノニコSuper110'sが適切な生地と言えます。 もちろん、華やかなパーティーシーンでのご着用もオススメです。 目付も260gで夏を除くスリーシーズン着用可能と、1着持っておけば本当に便利ですので、このオールマイティな生地『カノニコSuper110's』で是非お仕立てください。
まだカノニコSuper110'sのスーツをお持ちでない方は、まずはM23-6701濃紺無地で是非ベーシックなスーツをお仕立てください。また既に濃紺をお持ちの方は、M23-6705チャコール無地をお仕立て頂ければ、もう困る事はありません。 デザインも《ごくごくシンプル》なものがオススメ。 ジャケットは、シングル2Bにベントはセンターorサイド。腰ポケットは平行の両玉フタ付き。 スラックスは、ワンタックに裾ダブル。裾はもちろんシングルでも良いですが、ダブルで裾に重みをつけた方が生地がしっかり落ちてくれて、綺麗なシルエットになります。 シルエットは、やや絞りを入れたウエストラインに、軽くテーパードを入れた上品さのあるシルエットが良いでしょう。 ここまでシンプルな仕様なので、ベストは衿付きでアクセントを効かせてもgoodです。
高級感のあるダブルスーツでエレガントに着こなすのもオススメ。カノニコの美しい光沢によるドレープ感をより感じられる大人のスタイルです。 ジャケットはダブルの6×2Bで色気のある印象に。また、あまり遊びを入れることなく落ち着いた仕様を選び、フォーマルライクで威厳のある雰囲気に仕上げるのがポイント。 そこに、ベルトレス×サイド尾錠の仕様にゆとり感を持たせたストレートシルエットのスラックスを合わせることで、威厳の中に余裕さも感じさせるダンディでドレッシーな大人なスタイルを演出してくれます。 ネクタイもしっかり締めて、今季はエレガントな着こなしに是非挑戦してみてください。
秋冬用単品ユースファブリックとしてラインナップに加わり早や4シーズン目を迎えた 【4PLY VINTAGE ARCHIVE】ですが、年々ファンが増え、無くてはならない存在となりました。 その大きな特徴は『杢調』と呼ばれるカジュアル感&ウォーム感のある表情と様々な素材のアイテムと合わせることの出来る対応力の高さです。
ロロピアーナのオーストラリスsuper150'sのようなドレッシーな生地とジーンズやフランネルのようなカジュアル生地は素材感が全く異なるもの同士を合わせるとどうしてもアンバランス感が否めません。 単品アイテムを組み合わせたジャケパンスタイルの失敗しないコツはそれぞれの素材感を合わせることと、凹凸感のある生地を選ぶことです。 秋冬物ではフランネルやツィード、春夏物ではホップサックやポーラなどがこれに当てはまり、どれもプライベートユースでもビジネスカジュアルユースでも対応出来るポテンシャルの高い素材となります。
この4PLYはツィーディーな風合いですが、ハリスのようにハードなテイストでは無いので、ツィードの硬さがちょっと苦手、といった方でもチャレンジして頂きやすい生地であります。 今シーズンはネイビー2色に、グレー、ブラウン、ダークグリーンの全5マークをご用意致しました。 その中でも特にお薦めなのがじわじわ人気が高まりつつあるダークグリーン。 しっかりと濃い色目ですので、思っている程手強くはありませんよ。 ネイビーとの相性も良いので是非この秋冬にチャレンジされてはいかがでしょうか?
着回し力の高さは上述致しましたが、この4PLY、色違いで上下合わせることはお薦め致しません。 それなりに表情のある生地なので上下で着ると若干うるさい感が出てしまいますし、スーツとして仕立ててもあくまで単品ユースとしてお考え頂いた方が良いでしょう。 仕立てはオンオフ兼用ならシングル2Bか3B段返りで腰ポケットのみアウトパッチ、完全にカジュアルに振り切るなら胸もアウトの3パッチポケット、共布でエルボーパッチを付けてハンティングジャケット風に仕上げるのも面白いですね。 もちろんどちらの方向性にしてもマニカ仕様は必須で。 フォーマルユースな生地では無いので、生地の特性を最大限活かしたカジュアルな仕立てをお楽しみください。
ジャケットのみだと少し肌寒い、しかしカシミアコートを着るほど寒くも無い、といったちょっと着る物に悩む時期ってありませんか? 期間にしては短い間かもしれませんが、そういった隙間を埋めるアイテムって既製品ではなかなか無かったりするんですよね。 そこでこの4PLYを使ってお薦めするのが本格的に寒く&暖かくなる前に非常に重宝するコート(ロングジャケット)です。 ジャケットの上から羽織る(コート)のであればステンカラータイプ、シャツやニットの上から着る(ロングジャケット)ならチェスタータイプがお薦めです。 晩秋~真冬と真冬~春先に掛けてのそれぞれ約1ヶ月弱の短い期間ですが、1着有れば非常に便利なこと、この上ありません! そう言われれば有ったら便利かも?、と膝を打ったアナタ、仕立てるタイミングは逃してはダメですよ笑
2021AWからリリースしているピュアコットン。YOSHIMURAでも既に3シーズン目を迎えるコレクションから外すことのできない人気シリーズです。 ここ数年でビジネスウェアのカジュアル化も浸透し、コットン素材もビジネスシーンで使われる傾向も増えております。ビジネスや普段使いにはもちろん、幅広いシーンでお使い頂けるピュアコットンは今季も注目の素材である事は間違いありません。 コットンとウールを比べると、コットンの方がややチープな印象を持つ方もいると思いますが、このピュアコットンは、全くそんなことはありません。 触れば分かる、この生地のツイル織りの立体感と生地の目付(重さ)、そしてしっかりした生地の打ち込みとハリ感は、軟なコットンとは明らかに違い、冬の代表素材のハリスツイードと比べても、目付の差は約55g/m2、ピュアコットンの方が若干軽い程度と言えば、その重さが伝わるかと思います。 生地の重さ=安定感のある素材=仕立て映え。 と言うように、コットンスーツ、ジャケット、パンツ、コート等、どんなアイテムを仕立てるにしても仕上がりも良く、そしてヘヴィーユースしてもへこたれない強さもあり、ユーティリティな一面も見逃せません。 ウール系のアイテムとの相性も抜群なので、1アイテム(ジャケット、スラックス単品etc)をあなたのワードローブに加えるだけで、着こなしの幅がグーンと広がることも、コットン素材の良いところですね。 さて、今季リリースされる色展開は、昨年と同様6色展開に加えて、ナチュラルな仕上がりを楽しんで頂ける《国産デニム》もラインナップに加わりました。 デニムの色目はナチュラルな印象の杢調のブルー。《微起毛》で少しレトロな印象と優しくソフトな雰囲気があり、年齢問わずコーディネートしやすいカラーです。 コチラもお見逃しなく。 それではここからは、メンズ、レディースの方に向けて、お勧めのお仕立て&コーディネートをご紹介します。
お仕立てするアイテムは《コットンスーツ》が断然オススメです。 ジャケットデザインは3釦段返りで、腰ポケットはアウトポケットでカジュアル感を更にプラス。もうこれだけで、普段のスーツとは全く別物に見えます。 そして、いつもより遊び心を取り入れて、パットは外し、マニカカミーチャ仕様で軽さと肩周りを軽く仕上げ、こなれ感を演出するのはいかがでしょうか。 パンツは、タック有り無しはお好みでいいのですが、少しワイド目なサイジングだけは外さないでください。リラックス感のある着こなしが、1歩先行くコットンスーツのキモです。 シャツは、厚手の生地が特徴な白のオックスフォードシャツにし、ネクタイはレジメンタルネクタイで、トラッドスタイルにまとめてみては如何でしょうか。 また、お休みの日には、ジャケットの下にはハイゲージのニットやカットソーに置き換えるだけで、綺麗目なカジュアルスタイルが簡単にできるので、どこへ行くにも悩まず安心して着まわせますよ。
ピュアコットン素材で仕立てるなら、いつもと違うデザインは如何でしょうか。 衿無しだと少し顔回りが寂しく感じるかもしれませんが、天然素材の素朴な優しさとカジュアル感が相乗し、寂しく見える事はありません。 また、パンツについては、Pure cottonの生地の厚みと張り感が十分ありますから、シルエットはテーパードで軽快さを表現するのがオススメ。 そしてジャケットのインナーには、クールに決めるならシャツはスタンドカラーで。少しエレガントにまとめるなら、ボータイブラウスやスカーフを差し込むのがおススメ。 こちらもメンズ同様、プライベートでも使い回しがしやすく、ジャケットの下には、ハイゲージのニットやデザイン性のあるカットソーもオススメです。 スーツの素材を変えることで、いつものスーツと断然差別化できる上、ビジネスシーンでもプライベートでも、大いに活用できるピュアコットンは、大変オススメですので是非お試しください。
今年もシルバーラインのラインナップは、世代を問わず様々な用途で活用していただけるYOSHIMURAオリジナルの生地でご用意いたしました。 毎日のハードな仕事を支えてくれるビジネススーツは、ハードユースに耐えなければなりません。 特に着用時間が長い方や外回りが多い方は、どうしても見た目よりも「耐久性」を重視せざるを得ないですよね。 こちらのオリジナルシリーズは、ウール100%とウールとポリエステルで半々の混紡生地とあり、ポリエステル混紡の生地は弾力性(ハリコシ)・耐久性(皺になりにくい)に優れ、ウール100%生地と見比べても決してチープに見えない見た目となっております。 リクルートスーツやこれから最低数スーツを揃えたいという方はもちろん、一通りはお持ちだという方にも、天候が悪い日用など、使い勝手のいいスーツとしていかがでしょうか。 無地、ヘリンボーン、ストライプ、シャドーストライプ、シャドーチェック、織柄etc… オリジナルシリーズ全てで85マークございますので、ベーシックどころは完璧にカバーしているといえるでしょう。 ぜひ店頭やサンプル帳にてコストパフォーマンスの高さを、生地の風合いをご覧なさってください。
秋冬は重ね着の季節。 コートやストールなどで首元にボリュームが出ることが予測されるため、そのことを念頭に置いた上でのオススメはノーカラージャケットです。 フロント釦は1つでシンプルに、スカートはタイト~セミタイトでお好みに合わせて微調整させていただきます。 フィッテイングの際にはお好みのゆとりをお伺いするのですが、せっかくのオーダーということもあり、ゆったりよりはぴったり好みの方の方が多い様子。 タイトな攻めた寸法でも耐えられる、ナチュラルストレッチがきいたこちらのシリーズはそんな皆さんにお勧めしたい生地です。 インナーや小物選びが楽ちんなャドーチェックや小紋、市松、ピンヘッドなど、一見無地見えするさりげなくい柄から、まずは1着いかがでしょうか。
まずは基本を押さえるということで、お仕立てはスリーピースがお勧め。 デザインは定番のシングル2B にノータックパンツ、それにシングルベスト、と普通ならいくところですが、もうすでにシングルベストはお持ちの方も多いはず…今季は『ダブルブレスト』をお試しになさってみてはいかがでしょうか。 シルバーラインのベストは全て(+11,000円 税込)でお仕立て可能、ダブルの仕様(+1,100円 税込)をそこに追加しクラシカルでオーダーらしいスーツスタイルを楽しんでみてください。 スタイルはいつものクラシコからイメージチェンジして、「ブリティッシュパターンに変える」なんてこともありですよ。 またC23-5801・C23-5802の幅広のペンシルストライプは、成人式などハレの席で着用するスーツとしてお勧めです。 ビジネスユースではなかなか勇気のいる?幅広ストライプは、よく見ると線と線の間は無地ではなくドビー織で、またピンストライプではなくペンシルなのがほどよい華やかさ。 一癖あるこちらの生地は紺とグレーの2色展開でのご用意いたしました。 ぜひお早めにご検討いただければ幸いです。