皆さん知ってました?暦の上ではもう『秋』なんですよ。
噓か誠か、、、って感じはしますが、季節は必ず移り変わっていきますから、そのうち過ごしやすい『秋』もひょっこり顔を出してくれることを切に願います。
さて、
YOSHIMURA&SONSで秋の始まりと言えば、、、
生地コレクションをご紹介するだけに留まらず、年代別のスタイリングや、生地の豆知識まで、経験豊富でちょっとだけクセのある?!当社スタッフがユニークに今年の新作生地をご紹介している《2025 AUTUMN&WINTER SPECIAL SELECTION》のリリース!
もうこれに尽きますね。この時期が一番ワクワクします。
秋と言えば衣替えとはよく言っておりますが、
『衣替え』と言う言葉が死語とまではいかないものの、気候の変化(長い夏)や生活スタイルの変化から、衣替えの考え方や準備の仕方(時期)が変化してきているように感じます。
ライフスタイルに合わせた新しい洋服の準備(衣替え)と言う考えが、新しい衣替えの解釈かなと個人的に考えております。
さて、そんな中YOSHIMURA&SONSの25年秋冬の生地ラインナップは従来のコレクションとは一線を画す【自由度が高い】お仕立てを楽しめる生地を中心にセレクト。
YOSHIMURA&SONSで最早定番、カジュアルに特化した、【機能性素材】に始まり、《ビジカジ&スマートカジュアル》でマストとなった、ジャケパンやセットアップを楽しめる生地等、見ごたえ選び応え、そして何よりも《仕立て応え》は抜群!
【オーダー=デイリーウエア】もっとオーダーを身近に感じていただけるような、生地ラインナップでご用意しておりますので、求めるライフスタイルに合ったお仕立てを自由にお楽しみください!
もちろん、基本的なスーチングを楽しめる、クラシック&ベーシックなスーツ生地も忘れてはいませんのでそこはご安心を。
皆さんご存じの通り、、、YOSHIMURA&SONSの強みは、『懐の深い品揃え』です!
さて、これからご覧いただく 《SPECIAL SELECTION》ですが、生地サンプル帳としてご用意している『DIPLOMAT』と併用してご覧いただきますと、 新しいスーツ、ジャケット、パンツそしてコートの創造をより一層に楽しめます。
サンプル帳と共に2025年秋冬の【シーズンスタイルブック】として是非ご活用ください。
2025年秋冬サンプル帳『DIPLOMAT』は本日完成しました!
生地サンプル帳は2週間無料でお貸出ししておりますので、ご希望の方は、サンプル帳貸出しフォームよりお申し込み下さい。
更に、今からご紹介する新作の秋冬生地は、一部の生地を除いて全て、オーダーアイテムを7日間でお仕立てできる【7Daysオーダー】をご利用いただけます!
※格子柄は手裁断で行うため7Daysでのお納めが出来ません。
※対象外アイテム:ベスト、コート、スカート
新作がいち早く欲しい!と言う方は是非ご利用ください。
それでは、今季オススメの秋冬新作生地のご紹介です。今シーズンもどうぞよろしくお願いします。
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※表記の金額は税込価格です。
今季のコレクションで是非注目していただきたい新作&注目生地を先ずはご紹介したいと思います。
《オーダー=スーツ》の枠に囚われず、オーダーを『自由』に、ライフスタイルに合わせた様々なアイテムの創造を是非お楽しみください。
YOSHIMURA&SONで最早定番ラインアップとなった機能性素材。
『3つのC』もう覚えていただけたでしょうか?
COOL(高見え&格好良く) COMFORTABLE (抜群のストレッチ性、防シワ)CLEAN(清潔に、洗える) 高機能でビジネス&プライベートどちらもデイリーに気兼ねなく使えるオーダー素材のNEWスタンダード。皆さん是非この3つのCを覚えていただけると嬉しいです。
【カジュアル】が主流となった今YOSHIMURA&SONのコレクションの中で重要な役割を持つ機能性素材、今年の秋冬も料理のしがいがあるラインナップを取り揃えました!
正装が必要な場面(ビジネス主体)でも使えるウーリーな素材や、誰もが一度は着た事があるであろう馴染みの《デニム》、寒い冬でも暖かく&気持ちよく過ごせる機能を持つ素材など、ライフスタイルに合わせた幅広いお仕立てを楽しめること間違いなし。
さあこの機能性素材で何を仕立てましょうか?!
それでは、
2025年秋冬機能性素材の新しい顔ぶれをご紹介していきます。

『4WAY ACTIVE SETTER』の最大の魅力は、その上品な表情。
機能性素材の特徴である<洗える>、<伸びる>、<シワにならない>の三大機能がしっかり備わっているのに関わらず、見た目はまるでウールそのもの。
化学繊維のみで作られたと思えないほど品のある表情はもう圧巻です。
“カジュアルっぽく見えるから機能性素材を敬遠していた”という方には、この4WAY ACTIVEはピッタリかなと。
今季は、お使いいただきやすい濃紺無地とダークグレー無地の2色展開となっております。
その名の通りアクティブに活動される方にも大変オススメですので、『4WAY ACTIVE SETTER』で上品&快適なスタイルを是非お楽しみください。

こちらは編み物でできたコーデュロイ風素材。見た目はコーデュロイそのものですが、編み物特有の柔らかさがあります。表面の畝部分のみを起毛した肌触りに拘ったものです。通常のコーデュロイと異なり毛が抜けず、コーデュロイでは難しいストレッチ性もあり動きやすく、家庭洗濯も可能とお手入れが簡単です。
オススメのアイテムは、羽織感覚で着るコンフィージャケットが断然オススメです。
生地そのものの風合いとストレッチ性を完全に活かして着てほしいです。
そして畝の太さを活かしたちょいワイドパンツもオススメ。是非カジュアルパンツもお仕立てへシフトチェンジしてみてください。

こちらは吸湿発熱機能があり軽くしなやかで肌触りが良く、優れた保温性を実現した高機能素材です。一見、ふつうの生地に見えても、生地の裏側を起毛して、柔らかく温かく仕上げる加工を施したことで、冬には大変重宝する素材です。
さらに、伸縮性もありやや厚手という冬には扱いやすさもポイントです。
オススメのアイテムは、羽織感覚で着るコンフィージャケットが断然オススメです。
生地そのものの風合いとストレッチ性を完全に活かして着てほしいです。
クラシカルな千鳥格子を活かしてストレートシルエットのスラックスや、レディースには、スキニースタイルもオススメです。

Supimaとは、超長綿とよばれ、世界の綿花生産量のわずか3%しか採取できない希少な綿花です。その高級綿が63%を占めるこの生地は、滑らかな手触りと自然な光沢があるのが特徴です。そして、強い強度とストレッチ性が備わっています。
今季はネイビーとブルーグレイの2色の展開ですが、おススメのお仕立ては、セットアップ一択です。そして特にジャケットに関しては、そのストレッチ性を存分に実感していただくために、この春にデビューした裏地がつかないコンフィージャケットでお仕立てなさってみてください。とても滑らかな質感なので、着心地も良いです。一見、デニムのようなお色ですが、微光沢があり上質なカジュアルウェアになりますよ。

今までありそうでなかった《デニム》素材。
きっと今まで誰もが一回は穿いたこと、着た事があるであろうデニム素材。
そんな馴染みのデニムを自分好みのデザインやサイジングを落とし込めたら、、、
想像しただけで楽しくないですか!?
MONSTER STRECH (モンスターストレッチ)の名前のごとく、驚くほどのストレッチ性!!! このデニムこんなに伸びるの?!と驚くこと請け合いです。
個人的にはストレッチするデニムってイマイチ、、、(個人的にはノンウォッシュのカチカチが好き)と思っておりましたが、生地の表情&風合い、重さ(厚み)等バランスの良さはカジュアルセットアップはもちろんこと、個人的にはモンスター級のストレッチを感じていただける《デニスラ》が特にオススメ!
1本あれば、どんなシーンでも活躍することはもう語らずとも伝わるはず。

こちらはダブルニットという名前がついていますが、決して弱い生地ではありません。二重構造で編み上げられていて、伸縮性がありながら形崩れがしにくい構造になっているんです。ウォッシャブル機能ももちろんついております。
おススメのお仕立ては、他の機能性素材にはない、秋冬らしい千鳥格子やグレンチェック柄でのセットアップやジャケットです。
やわらかいウールのような見た目ですので、実際にビジネスでお召しになるジャケットをお仕立てなさる方もいらっしゃいます。釦を水牛からメタル釦にするなど、ぜひ全体の雰囲気を左右するディティールは抜かりなくこだわってください。

DIPLOMAT初登場となる【バランサーキュラー】
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは簡単な詳細を。
「世界に7台」という希少な編み機からできる生地であり、〈ウール90%ナイロン10%〉による〈ハリコシ〉と〈軽さ〉
を実現している〈機能性〉に長けており、〈軽さ×型崩れ防止〉という、扱いやすさという点であってほしい機能の2トップを抑えつつも、ウールが9割という、革命的なウール素材となっております。
今回DIPLOMATでご用意した【バランサーキュラー】は、「フラノ素材」
通常のフランネルとは異なり軽量性に長けているため季節感を抑えつつ、快適に着用するのに最適。
その軽量性は、目付なんと〈275g/m〉
スーツの通年素材と同等程度の軽さでこの表情は、【バランサーキュラー】だからこそお届けできるファブリックです。
秋冬のお仕立てに1つは含めていただきたい、「フランネル」
今までフランネルをお持ちでない方は、この【バランサーキュラー】から今季のお仕立てを始めてみましょう。

◇PLATINUM LINE掲載
DIPLOMATにとうとう来ました。
【ウィリアム・ハルステッド(William Halstead)】
英国のミルメーカーとして、1875年に創業した長い歴史を持つブランド。
高品質かつ「英国らしい強撚糸」を使用した生地が特徴であり、軽い素材や薄くて機能性の高いものが好まれる傾向にある現代で今もなお、重く密度の高い生地を製造する古き良きテーラードスタイルを提案し続け、時代を超えて、世界中の人々を魅了し続けているブランドです。
そんな【ウィリアム・ハルステッド】から、今季皆さんにご提案差し上げるのは、「ダブルホップサック」というリリース当時から数十年変わっていない「ブレザーコレクション」となります。
「ダブル」と名の付く通り、通常のホップサックよりも一つ一つの目が大きく、なんと目付が「580g/m」
まるで刺し子を思わせる風合いです。
そんな圧倒的な存在感は、「見て」「触って」初めて良さを感じていただける、
まさに百聞は一見に如かず
このことわざが最も似合う生地であると私は思います。
「作るはずじゃあなかったのに、こんなの見せられたら、、、」
そんな皆さんの声が聞こえてくるファブリックとなっております。
ぜひ店頭で感触をお確かめください。

◇PLATINUM LINE掲載
※一部生地は9月末の入荷となります。
※サンプル帳掲載も9月末となります。申し訳ございません。
| 《JACKET》 | |
|---|---|
| シングルジャケット(JACKET) | :本体価格77,000円(税込) |
| 《3PLY CLASSIC》 | |
| シングルスーツ | :本体価格121,000円(税込) |
| ジャケット | :本体価格78,650円(税込) |
| スラックス | :本体価格42,350円(税込) |
個人的に相当思い入れがあるMARLING & EVANS(マーリング&ヴァンス)。
皆さんもそろそろYOSHIMURA&SONで馴染みのブランドとして認知されてきたかなと、少し手応えを感じていますが、いかがでしょうか?!
特に秋冬シーズンのMARLING & EVANSは、英国生地らしい生地の作りと、とことんベーシックで使いやすさ(仕立ての幅の広さ)抜群の《3PLY CLASSIC》は、個人的にコレクションの永久定番としてラインアップに加えていきたいくらい素晴らしい生地です。
さて、《3PLY CLASSIC》色々語りたいのは山々ですが、今年の新顔として《JACKET》生地をラインアップに加えましたのでまずご紹介を。
オーダーでも【カジュアル】を表現できるよう、ベーシックな生地(シンプルな無地系)でまずジャケットのお仕立てを楽しんでもらいたいと考えておりましたが、今年は皆さんもカジュアルに慣れてきた頃だろうと考え、遊び心あるジャケット生地をラインナップに加えました。
新しい幕開けをやるならMARLING& EVANSでと思い切りました。
今シーズン是非注目してほしい《JACKET》生地ですが、今シーズンは英国カントリーテイストを楽しんでいただける3柄をチョイス。
YOSHIMURA&SONのコレクションのどのブランドにもない、いい意味でちょっと土臭いテキスタイルデザインは、カジュアルが主流のファッションシーンにマッチ。
《JACKET》と生地を分類していますが、セットアップスタイルはもちろん、カジュアルスラックスとしてもオススメで、しっかりとした目付(ここ重要ポイント)から、コートまでいけちゃう仕立ての幅の広さも注目です。
一方で《3PLY CLASSIC》についてもすこしお話させていただきますと、ヘヴィーウエイト(目付420g)で3PLYの特有のハリコシと弾力のある生地で安定感もあり、クラシカルな雰囲気を醸し出すシンプルな無地オンリーでデイリーユース使いにピッタリな生地感。
昨シーズンは王道中の王道のカラー(紺2色&グレー2色)でラインナップしましたが、今年は新色として《グリーン》&《ブラウン》を加え、カラーバリエーションを増やし更にコレクションに奥行きをつけ、仕立ての幅を広げてみました。
MARLING&EVANSのコレクションの中だけでもコーディネートを楽しめるように、全てのアイテムのお仕立てに対応できる、オールラウンダーなところもこの生地の魅力。
作り手の求める声に応えられる生地それが、MARLING&EVANSだと思います。
皆さんも是非このブランドの虜になってください。

◇PLATINUM LINE掲載
毎年大人気、お求めの声が圧倒的に多い、「フランネル素材」
【葛利毛織】よりラインの変更と色展開を増加させ、DIPLOMATに参戦です。
【葛利毛織 フランネル】の魅力は、他のフランネルでは感じることのできない「Super120‘s」からなる「感動的な肌触り」と「圧倒的艶感」起毛感がある中で、これだけの高級感を演出できるのは、葛利毛織独自の織機と製法の賜物といえます。
ジャケットやコートとしてこれまで人気を博していましたが、今季からパンツでも使えるグレーのラインナップを追加いたしました。
セットアップでお仕立ていただく他、秋冬の季節感あふれるジャケパンスタイルを葛利毛織だけで完結できる、過去最高のラインナップとなっております。
フランネル素材をお求めの方、これを逃す手はありません。
どうぞお仕立てをご検討ください。

◇GOLD LINE掲載
秋冬素材の代表と言えば、幾つか名が挙がると思います。
そのうち、見た目、機能、コスパと、良いこと尽くしの《CANONICO super100’s フランネル》をご紹介します。
フランネルは大変万能な生地で、全てのアイテムのお仕立てに向いています。
スーツにコート、そしてスラックスやベストまで。
その理由は、イタリアらしい柔らかく軽やかな風合いが魅力で、最も安定感のある原毛Super100’sで織られているから。
これにより起毛感はありつつも非常に滑らかで肌触りもよく、生地の重さも(目付)比較的軽量で扱いやすいからです。
そして、保温性が高く、手ごろな価格帯で高級感もしっかり出せるラインで、なんといっても仕立て映えがよく、身体のラインに馴染みやすい点も魅力です。
フランネルの季節感のある素材を取り入れることで、霜降り調の奥深い色目に落ち着きと温かみが表現され、忙しいビジネスパーソンにもちょっとした余裕を感じさせる装いに魅せられます。
プライベートでも使いやすく、ソフトでクラシカルな雰囲気があり、リラックスした気持ちで着用できるのもオススメです。
それではオススメについてご紹介します。

◇GOLD LINE掲載
カノニコの定番と言えば、Perennial Super110’だよね。と言う方もいるかと思いますが、私の中(YOSHIMURA&SONS)では、カノニコの定番と言えば、CANONICO COVERT21u / 21Micron に決まっていますよ!と言い切れるくらい、カノニコで仕立てるならこの生地をオススメします。
その理由は、定番のスーツスタイルから、今欲しいジャケパンスタイルまで幅広いスタイルに対応できるユーティリティ性。
普段のカノニコ(Super110’)の表情はクリアですから、スーツで仕立てることが一般的ですが、CANONICO COVERT21u / 21Micronの生地の表情は、ツイルが強くハッキリとしているので、生地に立体感が産まれスーツとは違う表情で仕立てるジャケットにはうってつけって訳です。
また、ヘヴィーな目付にもご注目。
目付がしっかりある=耐久力が上がるはもちろんの事、21μの太い糸を高密度で織り上げているので、仕立て映えも抜群です。
ハリコシも強くハードで無骨な表情も持ちながら、リッチで美しい艶と色気も持ち合わせており、仕立て上がりの満足感が非常に高い1着になる事は、私がお約束させていただきます。
最早カノニコの新定番【CANONICO COVERT21u / 21Micron】
『いい生地だわぁ~。。。』とため息が出るほどオススメですので、是非皆さんも個の生地の虜になってください。
ちなみに、もう私を含めスタッフ全員沼っています。

◇GOLD LINE掲載
何着あっても困らない【葛利毛織】
毎年の定番でもある【葛利毛織】は、ソフトでハリコシを楽しむことのできる生地であり、クラシックなスーツはもちろんのこと、ジャケット、パンツ等単品使いでも他にはない着心地を体感でき、【葛利毛織】の生地の魅力に取りつかれてはもう逃れられません。
今年も定番ラインナップ【DOMINX】をDIPLOMATに掲載です。
ベーシックなスーツ生地では「濃紺、紺、チャコールグレー、グリーン、ブラウン」に加え、昨年の秋冬登場し、早々に完売となった「モヘア混」
また、やはり人気の高かった「グレンチェック」
これらの再登場と合わせて、今季は、【千鳥格子】【ホームスパン】の新作登場です。
グレンチェックと同じラインナップである、「千鳥格子」
目付はグレンチェックに比べ、「千鳥格子」のほうが重く、クラシックな生地感を楽しみつつ、葛利毛織らしい柔らかな風合いをお楽しみいただけます。
また「ホームスパン」は定番の「グレー」をお迎えし、カントリーテイストなスタイルをお楽しみいただけます。
ホームスパンの特徴でもある、「ネップ」
これが、葛利毛織の「ホームスパン」には比較的少なく色合わせを気にしすぎることなく、お召いただける扱いやすい一品です。
毎年大人気の薬利毛織、今年も動きが早そうです。
お求めの方は、お早めに。。。

生地には<MADE IN ENGLAND>と書いていますが、DORMEUILは180年以上の歴史を誇るフランスのブランドです。
その生地の特徴を一言で言うなら、「英国の生地なのに、艶がある」でしょうか。
AMADEUS(「神を愛す、神に愛された」という意味)という名はモーツァルトのミドルネームで、モーツァルトの音楽の天才性と美しさにインスパイアされ名づけられました。
しなやかで、艶が美しく、自然なウールのストレッチ性も備わっているAMADEUS。
まさに、フランスと英国の良いところを掛け合わせたようなハイブリッドな美しい生地です。
AMADEUSという生地は1991年に発表されたのですが、AMADEUS 365はその名のとおり365日着用することを想定した、AMADEUSの軽量版として世に出されました。特殊なコンパクト糸という独自技術によって軽量でありながら、美しく高い品質を表現することに成功したそうです。
言葉でご説明するよりも、実際に、見て触れて、五感で音楽のように感じていただきたいです。

ビジネスシーンで使えるベーシックな色柄でありながら、上品な華やかさが醸し出される生地、Tallia Di Delfinoのご紹介です。
Delfinoは、1903年イタリアのビエラ地方にて創業した老舗生地メーカーです。
最大の魅力は原料へのこだわり。厳選、徹底管理された最高級メリノウールは、軽やかでありながら保温性に優れ、上品な光沢を放ちます。
まさに、 “イタリアンエレガンス” を体現できるスーツをお仕立てするのに最高の選択となります。
今季はネイビーやグレイを中心に、ビジネスシーンでお使いいただきやすい色柄を12マーク揃えております。ベーシックな色柄なのに、どこか洒落ている・・・、意図せずともなってしまいますのでご注意ください。

以前よりスーツを着る機会が少なくなったという声を聞くことがありますが、たまに着る機会があるからこそ、ビシッとカッコよくワンランク上のスーツを着こなして頂きたいです。そこで《Loro PianaのZELANDER》 をオススメします。
Loro Pianaといえば、誰が見ても分かる上品な光沢と艶、そして触れば分かるソフトな風合いとして知る人も多く、特別な日に着る位置付けでもあります。
ですがビジネスシーンでは、『良い目立ち』をしてしまうこともしばしばあるかと。
そこでこのZELANDERシリーズは、通常時のビジネスシーンで『程よく上品』にご着用できる素材です。周囲とのバランスもとりながらもちょっとした差別化ができ、バランスの取れたビジネパーソンの方に、大変オススメな素材です。
その特徴としては、弾力と復元力が強く、しわになりにくく実用性が高い。
素材にハリがあるため、シャープで構築的なシルエットにも向いており、また、出張や長時間ででも型崩れしにくいと、良いこと尽くし。
更に生地の組織は、綾織りやサージなど、厚みと滑らかさを出す織りで、適度な保温性と高級感が重視されています。
是非、たまに着るからこそ、『程よく上品』を意識してお選び頂ければと思います。
では、オススメデザインをご紹介します。

男性のみならず女性からも絶大な支持を得る、ロロピアーナ社『AUSTRALIS Super150’s』 (オーストラリス)誰もが認めるその美しすぎる光沢感と滑らかな肌触りは、ヨシムラが取り扱
う全ての生地を差し置いて圧倒的NO,1。これぞ「極上の逸品」であります。
この段違いに綺麗な光沢、そして体に優しく吸い付くようなドレープが生み出すスーツは、もうただものではありません。
まずは是非、実際に生地に触れてみていただきたいですね。触った時点できっと虜になるはずです。
昨年は「無地のみ」の取り扱いだったのに対し、今季はストライプ柄にチェック柄も追加した計20マークでのご用意となっております。
我々が自信を持ってオススメする最高品質のファブリックですから、25AWの記念すべき1着目を是非この “Loro Piana AUSTRALIS Super150’s”でお仕立てください。

ゼニアのロングセラーファブリック『エレクタ』
その名を意味する《秀逸》という通り、“流石はゼニアクオリティ”と言わざるを得えない上品で高級感のある艶はとても魅力的であります。
また、世界のビジネスパーソンに愛され続ける理由は、この艶に加え生地のハリコシと耐久性にも非常に優れているから。
高品質の原毛を1mあたり300gと贅沢に使用していますので、肉厚でハリコシのある生地感となっています。
美しい艶にシワになりづらい耐久性をも兼ね備えているというこの優秀さ。
これは、エレクタでしか体感できません。
今季もエレクタでのお仕立てを存分に楽しんでいただけるよう、クラシック&ベーシックな色柄をメインに「計13マーク」セレクトしております。
得も言えぬ美しい艶に、しっかりと打ち込まれた質感、優れた耐久性、仕立て映えの良さと、正にパーフェクトファブリックな『Ermenegildo Zegza ELECTA』 是非一度、お試しください。

イタリアを代表する名門ミルであり、ヨシムラが誇る不動のスタメン選手 " ヴィターレ・バルべリス・カノニコ"
そんなカノニコの数あるコレクションの中でも特に絶大な人気を誇る、王道のロングセラーシリーズこそが、この《CANONICO Super110's》であります。
このSuper110'sシリーズは、一言でいうと『現代スーツファブリックの定番』。
美しい光沢感がありながらハードユースできる耐久性。また夏を除いたスリーシーズンお使いいだけるちょうど良い目付(260g)、肉厚といった、コストパフォーマンスに優れながらも高品質でバランスの取れた非常にオールマイティな生地となっております。
カジュアル化に伴い脱スーツの傾向が強くなる一方ですが、その中でも仕事柄スーツが必須、もしくは全く着ないわけにはいかないというビジネスマンの方もきっといらっしゃるはず。
そんな方には是非、この上質だけどデイリー着れるカノニコ110‘sのスーツをオススメしたいですね。
今季も、ベーシックで汎用性の高い色柄を中心に計15マークと豊富にご用意しております。
1着持っておくと、ビジネスシーンはもちろん、華やかなフォーマルシーン
でもお使いいただける使い勝手の良さも魅力ですので、まだお持ちでない方は是非、今季お仕立てください。

1819年創業の老舗英国ブランドであるも、YOSHIMURA&SONSでのDIPLOMAT登場は無く、今回初登場です。
【ジョンフォスター】のファブリックは、英国の特徴である〈ハリコシ〉と、イタリーの〈軽さ〉〈つややかさ〉を併せ持つ、万能生地です。
クラシックな風合いを出しつつも、「古くならない」
そして現代的なファブリックの特徴を組み込むことで、創業から長く愛され続けるブランドとなっております。
実用性とエレガントな印象を演出できる【ジョンフォスター】は、スーツやジャケットを、ステータス」として纏う必要が出てきた際、「エグゼクティブへの入門編」としても、「いやらしすぎない堅実さを身に纏うため」にも、一度お試しいただきたい、そんなブランドです。
オーダーというものが、「体に合う」というところから一歩踏み込んで、それ以上の品格を演出する、自分自身の格上げに【ジョンフォスター】をお選びください。

英国の老舗マーチャント「アルフレッド・ブラウン」がプロデュースするファブリックブランド『WOOD HEAD』 (ウッドヘッド)
英国生地らしいしっかりとしたハリコシとベーシックなテキスタイルが特徴の、まさに英国の伝統スタイル系譜を継ぐ、品格あるファブリックです。
ただ、英国テイストとともに、しなやかなヌメリ感や程よい光沢など少しばかりイタリア生地的な持ち味も兼ね備えているのも魅力の1つ。
生地のハリコシにより《構築的なシルエット》が形成され、そこに《綺麗な艶》が加わることで、一層仕立て映えする美しいスーツに仕上がります。
このように、英国生地ならではの耐久性を持ちながら、オーソドックス且つ高級感のあるスーツスタイルを楽しみめるウッドヘッドですが、その上でコストパフォーマンスにも優れていることから、オーダースーツ初心者の方にもオススメできるシリーズでございます。
なお、今季は英国ライクなストライプ、ヘリンボーン、バーズアイ、グレンチェック、ウィンドウペンをピックアップした計8マーク展開です。
先述のようにオーダースーツ初心者の方はもちろん、英国好きの方も楽しめるクラシックなラインナップとなっておりますので、是非今季共にする1着にウッドヘッドをお選びください。

AW シーズンのラインナップの中でも大変人気を誇る『4PLY VINTAGE ARCHIVE』と『ブラックウォッチ』。
『4PLY VINTAGE ARCHIVE』は、もう覚えていただいた方も多いと思いますが、四っ杢糸のブレンドからデザインした、どことなくレトロでモダンな雰囲気が漂うヴィンテージライクな生地です。
2色以上の異なる糸を撚り合わせた「杢糸」という糸を使用し、それを計4本撚り合わせたもので織り上げているため、奥行きがある複雑な色味に、秋冬らしいウォーム感のある表情が特徴であります。
また、『ブラックウォッチ』は昨年仲間入りした1種類のみの生地ですが、あの英国的で洒落感のある表情が大変好評で、リリースするや否や色んなアイテムで注文が殺到しました。
それもそのはず。こちらはブラックウォッチの洒落感はもちろん、そこに高級感漂うほどよい光沢をも兼ね備えておりますので、カジュアルライクだけどエレガントなスタイルを楽しめる、そんな唯一無二の生地ございます。
なお、両者共にカジュアル化が進む今の時代にピッタリな生地であり、またしっかりとしたハリコシのある生地感のため耐久性が高く、さらに防寒性(程よい肉厚) にも優れていますから、ビジネスシーンのみならず、プライベートシーンでもガンガンお使いいただき、様々な着こなしを楽しんでいただきたいですね。
スーツ(セットアップ)を始め、ジャケット、スラックス、オッドベスト、など、どんなアイテムでも様になる、この4PLY VINTAGE ARCHIVE』と『ブラックウォッチ』。是非お仕立てください。

今年も数多くのラインナップがそろっております、オリジナルシリーズのご紹介です。
ポリエステル混合で、シワになりづらく耐久性があるT-LINE。
ウール100%のソフトで落ち着いた光沢感が上質さを醸し出す、S/C-LINE。どちらも幅広い世代、用途で多くの人から毎年、選ばれ続けています。
特に、秋冬のウール100%のS/C-LINEは、お仕立て上がると “高見え” します。春夏の生地よりも光沢感があり、しなやかさが増しますので、式典用(入学式や成人式)のスーツにもよく選ばれております。
毎日スーツをお召しになる方、人とかぶらない色柄をお探しの方、是非、こちらのオリジナルシリーズでワードローブを充実させてください。