2020年12月24日更新
いよいよ令和2年も幕を下ろそうとしております。 最早言うまでもありませんが、今年の話題はコロナ一色 1年前の12月にこのような事になろうとは誰も想像すらしていなかったでしょう。 何とか無事に新年を迎えることが出来そうですが、来年は厳しい1年になるのでは、と思います。 今は観光業、飲食業が非常に厳しい状況下にありますが、私共アパレル物販も大資本は既に閉店ラッシュですし、国産メーカーも人員削減を進めており、決して他人事ではありません。 生き残るには何をすれば良いのか? 単にプライスを下げるのでは無く、自分達しか持っていないもの、自分たちにしか出来ないこと、を考え、厳しい時代を乗り越えていきたいと考えております。 一緒に頑張っていきましょう!
さて、今回は前回ご紹介させて頂いた単品使いの妙を御覧になられて同様のご注文を頂いたWさんの仕上がりをご紹介したいと思います。
今シーズン、何度も繰り返し皆さんにはお伝えしてきましたが、コロナ禍をきっかけとして、ビジネスのあり方が大きく変化し、それに伴い装い方も激変致しました。 その最たるものがリモートワークの普及=スーツ離れ 現に緊急事態宣言中は別として、解除後目に見えてスーツの販売客数が減少しましたが、それに取って代って増えてきたのがジャケット&パンツスタイルです。 これまでスーツonnlyの方々がこぞってこのジャケパンスタイルに移行してきているのは、仕事の在り方とビジネスマンの装いに対しての考え方が大きく変わったことに他なりません。 今回ご注文頂いたWさんもそのお一人であり、初のジャケパンオーダーとなりましたが、初めての割には渋い生地のチョイスをされたのは、先のSさんのオーダーを参考になさったからだと思います。 しかしながら着こなしに自信が無ければ躊躇する色柄の生地なので、案外Wさんはカジュアルでは派手好きでいらっしゃるのかもしれません笑 それでは早速、今回の仕上がりをご紹介したいと思います。 Wさんは福岡在住でいらっしゃるので、残念ながらご着用姿を頂くことが出来ず、BODYに着せてと平置きでの撮影となりました。 あしからずご了承ください。
いかがでしょうか? 生地単体で見た時の印象よりかはグッとクラシカルに仕上がっているかと思います。 マニカカミーチャ仕様でなく、通常のセットインスリーブにしたこともクラシカルさに繋がっているのかもしれません。 カーキの裏地(AK1600/27)とのカラーバランスも良い感じに仕上がってますね。 ボタンはナットのこげ茶(AKN117/48)、1トーン明るい茶(AKN117/46)と迷いましたが、Wさんより大人しい感じで、とのリクエストを頂きましたのでこげ茶になりました。 ちなみに自分用なら更に1トーン明るい明茶(AKN117/43)にします笑 それでは続いてこのジャケットに合わせてご注文頂いたパンツとのコーディネートを御覧頂きましょう♪
この度のジャケットに合わせるボトム用の生地にお選び頂いたのは“4PLY VINTAGE ARCHIVE”からX20-3601(ネイビー)とX20-3604(グリーン)の2色となります。 まず向かって左が3601(ネイビー)とのコーディネートです。 これはもう王道、安心、絶対の合わせ方ですね笑 グレーパンツ同様、ネイビーパンツも1本あれば抜群のコーディネート力を発揮してくれるので、初めてジャケット&パンツスタイルに挑戦される方はこの2色を用意すれば、たいていのジャケットには合わせられます。
続いてはX20-3604(グリーン)とのコーディネート このコーディネートは仕上がるまでいささかの不安がありました、それはジャケットもグリーン、パンツのグリーンだと上下で同化してしまい、全体的に野暮ったく見せてしまわないか?という点でした。 しかし仕上り具合をみると、上下のグリーン同士が同化することにより、ジャケットのネイビーを引き立たせて、非常に品のある仕上がりとなりました。 ブルー系のシャツを合わせると欧米人が好みそうなコーディネートになりますね。 ひょっとしたらWさんには少し欧米人のテイストが入っているのかもしれません笑
以上、今回Wさんより頂戴したジャケット&パンツスタイルの仕上がりをご紹介致しました。 今回お選び頂いた生地は1月中旬からの@セールにてお安くなりますが、この原稿がUPされる頃は“新年初売SALE先行会”がスタートしております。 そちらでもひ~じょう~にお買い得なジャケット生地をたくさんご用意しておりますので、ジャケット&パンツスタイル未経験の方はこれを機にチャレンジを、既に幾つかお持ちの方は新たなワードローブの充実に、是非ご利用ください。 皆さんのご利用を心よりお待ちしております。
また今年一年、多くのお客様にはお世話になり、誠にありがとうございました。 非常に苦しく、厳しい一年でしたが、何とか新年を迎えることが出来そうです。 来年は今年以上に厳しくなることが予想されますが、どんなに厳しくなろうとも、するべきことはただ一つ“皆さまにご満足頂ける商品をご提供する” これだけをストイックに突き詰めてまいりたいと思います。 皆さまもどうぞ良いお年をお迎えください。