2021年4月16日更新
早いものでもう4月 新年度が始まりました 例年ですとこの時期の堂島界隈は目新しいスーツに身を包んだフレッシャーズで溢れかえるのですが、今年はコロナの影響でチラホラと見かける程度,,,,, 先日お越し頂いたこの4月から新社会人になるお客さんは、入社式は中止、研修はリモート、研修後は全国の支店にそれぞれ配属されるので、多くの同期とは顔を合わせることがないとのこと。 昨今の状況を鑑みれば致し方の無い事かもしれませんが、同期とリアルに会う事が無いというのはちょっと可哀そうと思いましたね。 新卒の同期入社と言えば一生の友達になると言っても過言では無い存在 私も28年前に入社した会社(倒産してもうありませんが)の同期とはいまだに付き合いがありますし、当時は仕事でもプライベートでも良き相談相手であり、その存在が励みになったことは間違いありません。 当時AllJapanで約50名程が入社した中で(まだバブルの余韻が残ってました)、今でも付き合いがあるのは10名程でしょうか。 孫がいる同期も居れば、私の様に独身貴族もまだ数名おります笑 疎遠になった同期がどうしているのかが気になるところではありますが、死ぬまでには一度全員が揃い、昔話に花を咲かせたいものです。 フレッシャーズの皆さんもこんな厳しい時代に社会人となり、不安でいっぱいかと思いますが、同期の繋がりは大切にしてお仕事に励んでくださいね。
さて、今回はコロナ禍で国を跨いだ往来が制限されている中、わざわざ貴重な帰国のタイミングに於いて、清涼感のあるジャケットのご注文を頂戴したHさんの仕上りをご紹介したいと思います。
本題に入る前に今シーズンも咋秋冬からのランニングでジャケット&パンツが売上の主力になるものとばかり思っていたのが、いざフタを開けてみると大阪店に限ればスーツの売上が大半、というかスーツしか売れない 確かに今お買い求めになられる方はリモートワークやテレワークといった仕事とは無縁のスーツ必須である方が殆どなので、この結果はある意味当然ではありますが、実際お越しになられたお客様にこの話をすると、"機能性素材を使ったスーツも興味はあるけど、やっぱり良い生地で作ったスーツが着たい"との返答が この先1ヶ月もすれば気温も一気に上がり、クールビズがスタートすればまた意識も変わってくるかと思いますが、正直コロナがこれまでのライフスタイルを大きく変え、人々の欲求を抑圧した反動がこういったところに現れていると感じました。 リアルに人と会うことが悪とまではいかなくとも良しとされず、これまで何の妨げも無く当たり前のように行っていた外食や旅行、行楽が制限され、洋服くらい好きな物が着たいという欲求に繋がっているのでしょう。 良い生地を使ったスーツは背筋が伸び気持ちも引き締まりますからね、着るだけでストレス発散になる方に今多くご利用頂いているのだと思います。 ネガティブなニュースばかりでどうしても気が滅入りがちですので、このように好きな洋服を着たり、私のように通販サイトでちょっと良い食材やワインを買っては家で料理をしたりとストレス発散することが大切ですね。
それでは早速、今回Hさんより頂戴致しました清涼感溢れるコードレーンジャケットの仕上りをご紹介しましょう。 前編でもお伝えしましたように、Hさんが実際にお引き取りにお見えになるのは約1年後となりますので、BODYに着せた状態と平置きでの撮影となります。 あしからずご了承ください。
いかがでしょうか? シンプルでありながら非常に爽やかで涼し気なジャケットに仕上がりました。 今日の大阪の気温は18°Cとやや肌寒い日でしたので少し見た目に寒く感じますが笑、逆に真夏に入ればお召しになられるHさんご自身もオフィスで一緒に働く同僚の方もきっと涼しくお感じになるでしょう。 本当はHさんご自身にご着用頂き、実際のコーディネートをご紹介したいところでしたが、物理的に不可能ですし、Hさんのジャケットを私が羽織るわけにはまいりませんので(そもそもサイズが全く合いませんが笑)、このジャケットに合うボトム用生地をご紹介したいと思いますので、今後のオーダーのご参考にして頂ければ幸いです。
この2つは最も安心安全なコーディネートですね。 左側上側はインディゴ染のリネンデニム、右側下側はベージュのコットン素材です。 TOPSのジャケットがペールトーンの淡く澄んだ色目ですので、ボトムスは少し濃色系を持ってくると濃淡で引き締まった感が出ます。 コードレーンの面白いところは、同じ生地でスーツにしたり、同様のペールトーンカラーを合わせるとリゾート感溢れるアイテムとなりますが、この画像の様に濃色系の色目と合わせると程よくフォーマル感が出るので夏のジャケット素材として人気があるのだと思います。
続いてのコーディネートは少し私の好みを入れた変化球を
左側上側は変化球と言うか、ベージュのアイリッシュリネンと合わせてリゾート感のあるコーディネート、インナーは白かライトブルーのリネンシャツを合わせると良いでしょう。右側下側は変化球ですね、トレンドカラーであるブラウンのハイツイスト地を合わせてみました。 濃淡が付き過ぎでは?とのご意見もあるかと思いますが、ボトムのブラウンの重さをTOPSのコードレーンが打ち消してくれています。 これがボトムのブラウンの近しい濃さのジャケットだと夏の衣装としては重く、暑く感じてしまうので、若干の勇気は必要ですが思い切ってペールトーンと合わせてみてください。着こなしの幅を拡げるには私達プロにお任せ頂くことが一番ですが、ご自身でスキルアップするには街行く人々、特に女性の色合わせを観察すると良いですよ。(あまりじっくり見るのはお控えください笑) 男性に比べ女性の方がコーディネート出来る色の幅が多いので、経験値は遥かに女性の方が高いです。(私も常に通勤時は女性のコーディネートをチェックしてます、さりげなく)
以上、今回ご注文頂きましたHさんの仕上りをご紹介させて頂きました。 本来であればこの時期、GWの予定を立てるのにウキウキしているのが、コロナのせいで2年続けて大人しくステイホームを強いられるGWになりそうですね。 早くワクチン摂取が行き渡り、来年のGWこそは今回のようなコードレーンジャケットを行楽用にお薦め出来るようになるのを願うばかりです。 それではまた次回