2023年7月10日更新
今年の梅雨は長い!ですね 本当に長い 今月の17,18日の2日間で、かねてからの念願であった鳥取県倉吉市にある"三徳山投入堂"に行くのですが、雨だと入山禁止になるので早く明けてくれないと非常に具合が悪い 週間天気予報を見る限りはギリギリいけそうな感じなんですが、70%くらいの晴れ男なんでおそらくなんとかなるでしょう笑 晴れて入山出来たならば絶景画像をこちらでご紹介するので楽しみにしていてください いつまで経ってもupされなければ、"あっ、雨でダメだったんだな"と思ってもらって結構です笑 さて、今回は還暦のお祝いに何か自分へのプレゼントしたい!というAさんより頂いたオーダー品がようやく完成しましたので、そちらをご紹介したいと思います。 本題に入る前に,,,, 私もこのオーダー業界は長い(20年やっとります)のですが、これまで自分自身へ誕生日やクリスマスプレゼントを贈られる(大義名分?)方は多くいらっしゃいましたが、今回のAさんのように還暦のお祝いは全くの初めて ただ私自身、還暦まで10年を切った年齢になりましたから身近にこのようなお話が出てくるのも必然なのかもしれません。 後数年もしたら今度は私の還暦祝いをこのお客さまいらっしゃい&ありがとうでご紹介していることでしょう笑 そんなAさんからのリクエストは,,,,還暦らしい?真っ赤なアイテムだと芸が無い上に芸人さんみたくなるので、他に何か良い物は無いか?といったものでした。 ただ赤に拘らなければ還暦祝いの意味が無いし、真っ赤はNGとなれば一体何があるねん?と今回生地の提案に一番アタマを悩ませました。 手っ取り早く思いついたのは、黒やネイビー、グレーといった基本色をベースに差し色として赤をストライプや格子柄に入れた生地 これなら割とポピュラーだし選択肢も多いし、何より普段使いも問題無い しかしこれだと還暦祝いという人生で一度きりの特別感が無い上に、ちょっと洒落た柄ですね、くらいにしか思われない アカ~ン(ギャグではありません)、こんなチープな提案じゃダメだ! せめて赤と他色の割合が5:5くらいで、赤のインパクトが強いものでないと なんか無いか?なんかあるだろう? と考えに考え抜いて、ヴィンテージも含め在庫を探しに探して、コレだ!と見つけたのが、Aさんも以前から興味をお持ちであった"ソラーロ"(X23-3207)でした。
うん、これなら光の当たり具合によって赤が8の薄茶が2だったり、その逆になったりと様々なシチュエーションで変化&コーディネートを楽しめるし、何よりも赤のインパクトが強く、還暦=赤の最重要課題もクリアしている。 正にBest Choice!さすが俺(自画自賛笑) サンプル帳をAさんの元へ送りご提案したところ、晴れて採用!と相成った次第です。 生地が決まるまでの詳細は前回のお客さまいらっしゃいを是非御覧ください。 今回ご注文に至った経緯は下記を御覧ください。
それでは皆様お待ちかね、今回Aさんよりご注文頂きました還暦のお祝いジャケットの仕上りをご紹介しましょう♪
Aさんは大阪より遥か遠く離れた街にお住まいの為、直接ご来店頂いての撮影は不可能 またBODYに着せての画像だとリアリティ&ソラーロ具合がお伝え出来ない との理由でAさんにはお忙しい中、ご無理を言って着用画像を撮影して頂きました。 この場を借りてAさんにはお礼を申し上げると共に、撮影するにあたってあーしろこーしろと散々注文をお付けしたこと、お詫び申し上げます Aさん、本当にありがとうございました。
さてさて、皆さん、仕上り具合を御覧になっていかがでしょうか? 散々注文を付けたからか笑、良い感じにソラーロ具合が表現されていると思いません? Aさんからは画像と共に下記の内容にてメールを頂きました。
梅雨の合間の晴れ間を狙っての撮影して頂いたとは,,,,,わがままを言うのにも程がありますね。 本当に有難く、申し訳無い気持ちで一杯です。 でも今回、着用画像をお送り頂いての収穫が一つありました。 それは今回のジャケット、サイジングは2018年にこちら大阪店へお越し頂いた際のデータを基にお仕立てしているのですが、着用画像を拝見する限り、若干サイズがお変わりになられているように見受けられます。 画像からサイズの調整や体型補正の追加等を判断するのは私の得意技でありますので、Aさん、次ご注文頂く際は更にフィット感が高い物をお仕立てしますので期待していてくださいね。
以上、今回Aさんより頂戴した還暦のお祝いのジャケットをご紹介致しました。 お客様にとって記念となる品をお仕立てさせて頂くことはかなりのプレッシャーでありますが、反面ご満足頂けた時の達成感は正にこの仕事ならではと言えるでしょう。 これからも良い仕事をしてまいりたいと思いますので、無理難題、いつでもお待ちしておりまーす。