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海の日を過ぎ、そろそろセミの声を聞いても良さそうですが、今年はどういう訳かムシムシ、ジメジメした梅雨が長引いている気がいたします。 先日は梅雨明け前だと言うのに、大型台風が全国各地に被害をもたらし、そしてその台風と共に当社@セール期間も過ぎ去ったのでした。 台風の中、ご注文にご来店頂きました皆様には、この場を借りて お礼申し上げます。 今シーズンもお陰様で無事何事もなく、社内的にはこれから秋冬シーズン前まで個人能力強化期間が始まります。 甲子園を目指す、高校野球児のような心境で来る秋冬を前に、先日のお話の続きをご紹介したいと思います。 まず簡単に振り返りますと、 今回のご注文は、某××××社の広告用としてオーダーメードの雰囲気が醸し出されるスーツ(上着のみ)を急いで仕上げて欲しい、とのAさんからのご依頼でした。 詳しい経緯はこちらをどうぞ >>> いらっしゃ〜い:某社とコラボ? さて、 前回のお客さまいらっしゃ〜いでは納期がギリギリでどうなることやら私がヤキモキしたところで終わっていましたが、その辺から話を始めますと、、、 Aさんご来店の際、工場が休みだった為 保留になってしまった納期について、休み明けに早速工場へ電話いたしました。 すると、いつもながら御歳66歳とは思えぬ大きな声の工場長が出ました。(相変わらず元気です。) |
■ 工場長と電話にて・・・ ■ | |||||||||||||||||||
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イヤイヤ、、、兎にも角にも何とかAさんの力になれそうでホッとしました... 早速心配そうに帰られたAさんに電話にて、納期は大丈夫と伝えると、心なしかAさんの声が明るくなった気がいたしました。 そして善は急げと、その日の内に再度ご来店頂き、話を進めることにいたしました。 先ずは、広告として訴求するターゲット層はどの世代ですか?と伺うと、20代〜30代後半の独身で自己成長意識が高く、他の人とは同質化せず、アイデンティティを確立している男性をダーゲットとしているとのことでした。 フムフム、、、 そうしますとデザイン的には、ややトレンド色を付け加えながらも、落ち着きのある雰囲気を出した方が良さそうですね。 そこで、デザインは2つボタンにし、ゴージラインもやや高め、衿巾は細すぎず太すぎず洗練されたイメージを出すように意識してご提案いたしました。 一方、生地はスチール写真ならびに××××社のデザイナーの意向でストライプをベースにいくつか候補を絞ることになりました。 色々とお出ししたのですが、最終的にゼニアのヘリテージラインのストライプに落ち着きました。 ヘリテージと言えば、ゼニアの昔の生地をサンプリングしたシリーズですから、オーダーメードのキーワードにピッタリかも知れません。 その他にも、電化製品用の小物の下地に生地の柄を取り入れたいということでしたので、こちらは余分な端切れを差し上げることにいたいしました。 どういう使い方をするのでしょうか?広告の完成が待たれます。 以上、 あとはAさんの方で事前に測っていたモデルさんのサイズを加味し、仕様書を書き上げ、吉井工場長率いる三久服装の今回は高橋さんに一肌脱いでもらうことで、何とかなりそうです。 ふ〜っ、いやはや、お尻に火がついている気がして、これから完成まで不安な毎日を過ごすことになります... |
■ 完成?未完成? ■ | |||
そして、待つこと約2週間... 遂に待望の半完成上着が出来上がりました!!早速画像をご覧下さい。> 見事に左肩から袖までが完成品となっているではありませんか〜、袖ボタンも付いて全体的にオーダーメードらしさを強調した仕上がり具合です。
いや〜、一見すると仮縫い状態の上着ですが、でも見る人が見ると非常にユニークな「世界に1着しかない上着」になってますね、、 でもでも、もっと言えば、仮止めの糸のピッチを広くしたりして、見た目を更にオーダーらしく見せているのですがお分かりになりますでしょうか? あとは、これをモデルに着せて写真を撮り、そして広告紙面となり不特定多数の方の前に披露されていくと思うと、ワクワクします。 ××××社も大々的にプロモーションするとのことでしたので、雑誌は元よりパブリシングなスペースでの広告等々見掛けることになりそうですね。 |
■ 東京店スタッフ 北より ■ | |
そこで、 ××××社の広告見たよ、と北宛にオーダー下さいましたお客様には正解!として北よりサービス(今年いっぱい)がありますので奮って?!ご注文お待ちしております。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 以上、最後に セルフプロモーション?でした。 PS:本原稿作成時には、既に○経新聞に1面で掲載されておりました。 ご覧になった方も多いのではないでしょうか?あの広告のスーツこそ、ヨシムラで仕立てた背広だったのです。 |