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そろそろご用意を。
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9月も半ばを過ぎますと、朝夕もかなり凌ぎやすくなりますね。 これからは 階段を下りるが如く秋も深まってゆき、それに連れて食べ物もますます美味しい季節。 そこで、どちら様も飲み過ぎ食べ過ぎのメタボ現象には、くれぐれも注意しましょう。 ちなみにパンツのウエストサイズは、食事をしてややキツイ目がよろしいかと思います。 「キツイのは苦手で。。。」とウエストサイズをゆったり作れば、それに連れてお腹も付いてきます。 その点、女性のスタイルにかける思いは尊敬するべきものがあります。 パンツのウエストサイズなど計る場合などギュッと締めて計ってもOK、上着のサイズもパンパンでも細く見えれば可と、見た目重視に命を懸けるのは到底メンズの敵ではありません。 さて、そんなメタボ話はさておいてと、今回ご紹介するのは、深まり行く秋に向けてのWEB「お客様ありがとう」シリーズ第一弾、早くも仕上がったコート2題です。 これからのシーズンインに向けてひと足早くのご参考になればとご紹介してみます。 (ただ、今回は偶然にも、いずれも以前にコートを作って頂いたお客様の2着目となりました) |
□ まず最初のお客様 □ | |
Webを良くご覧の皆様にはお馴染み、マッチョなOさんのコートです。
お顔は無くてもこの体型はお馴染みかも知れませんね。 スーツの方は当初の苦労も今や語りぐさ、バッチリとサイズも決まっています。 ただ、コートは2着目なのですが、素材も今回はコットン(前回はカシミア)とカジュアルで、スーツと違って素材が変われば自ずとサイズも変わってきます。 試行錯誤?の末ようやく完成で、主なポイントは下記の通りです。 ○基本デザイン >>> シングルチェスタータイプ 今やコートのご注文の内、ほぼ半分を占める好評のデザインです。 |
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○フロント >>> 比翼 ボタンが表に出た打ち抜きスタイルと違い、落ち着いたデザインとして支持を頂いています。 ○裏仕立て >>> 背抜き コートは総裏が多く、背抜きは少ないのですが、素材から春先の着用も意識した裏仕立てとなりました。 ○裏地 >>> 紫 表地が黒で、裏地が紫とOさんのお好みが発揮されました。 ○コート丈 >>> 80 センチ 「ショート丈で軽快感が欲しいので」とのご希望でスーツの上着より少し長め位の仕上がりです。 |
ご覧のように、シンプルイズベストのお手本のようなコートに仕上がりました。 ただ、Oさんもカシミアもお持ちですので、末永く愛用したいとのコンセプトから丈夫な綿素材に加えてオーソドックスなデザインのコラボとなりました。 サイズも変えましたのでどうかな?と懸念したのですが、コートをお送りすると、いつものように嬉しいメールを頂きました。 |
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続きましては・・・ |
□ 2人目のお客様 □ | |
Aさんもコートのご注文は2着目なのですが、今回Aさんの目に留まったのはロロピアーナのコート素材です。 とは言ってもあのロロピアーナの細番手のスーツ地に見られるような、得も言われぬ滑らかでしなやかな持ち味とは全く違います。 うたい文句はズバリ!ストームシステム素材です。 何それ?と言う方はサンプル請求されるか、こちらのスペシャルセレクションをぜひご覧下さい。 |
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ウールやコットンなどの天然素材に非常に薄い半透明特殊フィルムを内側に貼り付けることで、外からの雨風をシャットアウトし防水性を持ちつつ、体内から発散される蒸気は外界に逃がすという優れた機能性の素材です。 |
Aさんの趣味は登山や山歩きですが、それだけにウェアの機能性は欠かせないポイントのようで、今回ご紹介のロロピアーナのストームシステムという言葉にアンテナがピクピクと動かれたようです。 それでは、前置きが長くなりましたがAさんのコートの仕上がりをご紹介します。 ○ 基本デザイン >>> こちらも人気の高い、シングルチェスタータイプ。 |
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○ フロント >>> 比翼仕立て ○ 裏仕立て >>> こちらも軽快感を重視して背抜き仕立てに。 ○ 裏地 >>> Z509-1ストライプ裏地でドッキリ感を演出しました。 ○ コート丈 >>> 96センチと、俗に言うところの七分丈コートです。 ○ チェンジポケット >>> こちらも前回と同じくAさんに気に入っていただいているポイントです。 ○ 内ポケット >>> タバコポケットを大きくとのご希望で、口幅が15センチとマガジンポケットの変形です。 |
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とかくテイストとか風合いとかシルエットとかに重きが置かれ、機能性と言う言葉とは甚だ縁遠いのが当社のようなオーダースーツの世界。 それに対して、ゴアテックスに代表されるような防水透湿性つまり、水は通さないが水蒸気は通す素材、と言うのはもっぱらスポーツ、なかでも登山用衣料素材として定評があり、機能性の最大のポイントである登山者の命を守るという使命を帯びて開発されたと言われています。 ファッションの世界では機能性とは言っても、いわゆる付加価値のひとつとして扱われるのですが、実際の登山では命を守る大切なツール機能のひとつのようです。 「え〜っ、もうそんな季節?気の早い」と感じられた方、9月になれば年末はすぐそこです、アッと言う間に年越しですぞ、油断めさるな。 オーダーは寒くなった、それコート!と行かないところが玉にキズ。 今年は暖冬か?厳冬か?いずれにしてもどちら様も冬場に備えて、そろそろとご検討よろしくお願いいたします。 |