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ドレッシーなダッフルコートの出来上がり!
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早い物で12月も半ばとなりましたが本格的な冬となり冷え込みが厳しくなりました。 街路樹も紅葉し目を楽しませてくれますがこの寒さだけは我慢できませんね。 皆さんもそろそろクリスマス気分、正月気分といったところでしょうか?(えっ、僕だけ?) そんな暮れゆく年の瀬には目一杯、お洒落をして街に繰り出したいものですね。 さて、今回は前回ご紹介した北海道のOさんよりご注文いただいたダッフルコートが出来上がってきましたのでご紹介したいと思います。 当社としては初の試みとなるダッフルコートのお仕立てでしたがご注文までの内容は下記からご覧下さい。 0712:お客様いらっしゃ〜い 初挑戦!ダッフルコートのご注文!! 当社でもダッフルコートのご注文をいただくのは始めてでしたが当社のご注文を引き受けてくれている縫製工場でもこれまでに3着程度しか作ったことが無いという、しかも当社では最高級のカシミヤでのご注文でしたので無謀と言えば無謀なお仕立てでしたが、しっかりとした型紙を作り、詳細を綿密に詰めれば何とかなるとの私の楽観的な性格により引き受けてしまいました。 Oさんはさぞかしご不安だったことと思いますが気長にお付き合いいただき有難うございました。 この場をお借りして御礼申し上げます。 そんなこんなで肝心の仕上がりはと言うと... まぁ...四の五の言わずに早速ご覧頂きましょう!! |
いかがでしょうか?皆さん!! 担当した私から言うのも何ですがとても格好良く仕上がっているとは思いませんか? Oさんからは上質な普段着とのご希望をいただいておりましたので私もホッと一安心です。 生地は当社サンプル帳(DIPROMAT)の巻頭を飾るロロピアーナのBL7300です。 目付480グラムのこの生地は重厚感、光沢感どちらも兼ね備えている逸品です。 |
それでは細部に渡ってご紹介していきましょう。 まずダッフルコートで忘れてはならないのがトッグルと呼ばれるお馴染みの角ボタンです。 今回は画像のトッグルを使用しお仕立てしました。 |
今回は上質な普段着と言うことで元々はスポーティーなダッフルコートとは言えあまりドレッシーな雰囲気にならない様心掛けましたが鼈甲色のトッグルが黒のカシミヤに良くマッチしていい雰囲気を醸し出していますね。 逆にトッグルを止める革紐はトッグルに合わせて茶色にするとスポーティーになりすぎるので黒色を使用しました。 これもイメージ通りに仕上がりました。 |
また、今回は袖にタブをお付けしたのですがそのボタンもトッグルに色を合わせ鼈甲色を使用しました。 なかなかでしょう? |
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Oさん、最大限のお褒めをいただき有難うございました!! 正直なところ、このメールを頂戴し一瞬「んっ?」と思ったのですが、まぁこれは最大限、誉めていただいているのだろうということでホッと一安心と言ったところです。 今回はお客様にチャンスをいただきこの様なご注文をいただきました。 なにぶん始めてのことばかりで私も戸惑うことが多かったのですがOさんは元より工場の協力も得て何とか完成まで漕ぎ着けました。 これで当社のラインナップにダッフルコートも加えることが出来て二重の喜びです。 ご興味のある方は是非お問い合せ下さい。 では、今回はこの辺りで失礼いたします。 次回をお楽しみに〜!! |
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執筆:山橋
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〜SPECIAL THANKS TO・・・〜 今回のオーダーでは初挑戦ということで、お客様を実験台にしてしまう側面がありましたので、ご注文に当たっては当社のフィッターであり、技術的なアドバイザーである中島氏に色々と型紙上をアドバイス頂きました。 特に、フードの大きさなどについては初めてのことで戸惑いもありましたが、ちゃんとサイズを合わせた型紙があれば何があっても大丈夫という言葉でとても安心しました。 当社の強みは、単に新しい物を追うだけではなく、それを技術面でサポートできるところだなと再認識しました。 中島さん、ありがとうございました。 |