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オーダースーツのヨシムラ
お客様!ありがとう!
 秋のお出かけには 
吹き渡る風も心地よく、空も高く澄み渡り田圃の稲穂も色づいて実りを垂れる頃となりました。

 いよいよ秋本番ですねえ〜。

誰が言ったかは忘れましたが、「プロ野球が終わると、お洒落を楽しめるシーズンが始まる」とか聞いた事があります。
プロ野球もそろそろ終盤、ということはお洒落な季節はもう目の前です。

そこでそのお洒落を楽しめる素敵なシーズンに先駆けて、ちょっぴりヒントにして頂けるようなジャケットが仕上がってきましたので、早速ご紹介したいと思います。

まず最初にご紹介するTさんのジャケットは、7月のフルオーダーの際のご注文の仕上がりですが、いくらなんでも暖かみタップリのカシミア混紡を灼熱の8月にはご紹介しずらく、ここまで満を持して暖めていた次第です。
詳細は前編お客さまいらっしゃい、季節は早くもをご覧下さい。

もちろんTさんからも仕上がりはでいいですから...と伺っていましたので、秋の第1弾としてようやくご紹介の運びとなりました。
それでは早速仕上がりの画像の紹介です。

□ 全体のイメージは・・・ □
元々のイメージとしては左の画像ようなイメージで、と承りましたので、同じようなアングルで比較してみましたが、いかがでしょうか?
素材ともよくマッチして、カジュアルなジャケットというイメージは無事クリアされていると自負しております。

□ デザインは・・・ □
衿のタブ
>>> カントリージャケットではお約束のようなディティールですが、こちらは表地と違う素材(人工スエード)で付けましたので、目立って結構アクセントになっています。
ポケットはアウトのフタツキ
>>> 真ん中にアクションプリーツが着いて、そのふくれる分だけがっぽりと物を入れられるよう実用的な工夫されています。
もっとも、今では実用的にガバッとお入れになる方は少なく、お洒落なオプションのひとつとなっています。
ボタンは革のバスケットタイプ
>>> ツイードぽい素材にはこのような革のボタンが人気があり、素材ともよくマッチします。
ただ、クリーニングの回数を経ますとこのタイプは面が剥離しやすいのでご注意下さい。

□ バックデザインは・・・ □
バックはプリーツに背バンド付き
>>> こちらは実用的な仕様として人気がありますが、背中にプリーツが入りその分量だけ腕を前へ廻し易くなっています。
衿のタブと同じ素材で付けたエルボーパッチは、メンズレディスあるいはキッズを問わず、ワンポイントなお洒落としてお馴染みですね。

というところで、伝統的な英国風のジャケットが無事仕上がりました。
英国風なスタイリング日本のワザが加わり、本場物と比べても決してひけを取らないと思いますが、Tさんの判定はいかがでしょうか?

また、同じ時期に珍しい仕様のカントリージャケットが仕上がってきましたので、こちらも併せてご紹介したいと思います。

□ 珍しい仕様とは? □
>>> 画像をご覧下さい。
スポーテックス風な表面感を持つ素材で、4ツボタンでポケットはアウトフタ付きで...
ただ良く見ると衿になにやら象さんの鼻のような変わったモノが付いていますね。

こちらはスロートタブと称しまして、通常?はこのように衿の裏へ収納しておきます。
いざ風が吹いてた来た時などに、このように片一方の衿の裏のボタンに留めて衿を立てて口元や衿元を防護します。

こだわりのオプション?
いえいえ由来を聞けば本当に実用的な仕様だったんですね。
スコットランドの荒涼たる大地に吹き付ける、北海を渡ってくる寒風を防ぐにはこのような工夫も必要だったんでしょうね、昔の人の知恵が忍ばれます...思わずシンミリ

こんなバラエティもあります
2着ともカントリージャケットとしてはオーソドックスなタイプですが、それぞれポケットや背中のデザインに特徴があります。

そこで、当社のポケットと背中のデザインをご紹介したいと思います。
このポケットにはこの背中など、ジャケットを検討される際に参考にしてみられてはいかがでしょうか?


★☆★ 大阪店 清水より一言・・・ ★☆★

秋冬物は特にジャケットがより活躍するシーズン、なにかと注目のアイテムです。
いずれもデザイン性に富んでるね、と思いでしょうが、どっこいこれらこそはカントリータイプの原点というべきクラシックなスタイルの仕上がりです。
今ではドレッシーさも兼ね備えていますが、元々はガバッと羽織って野山を駆け回る乗馬狩猟用のスタイルとしてお馴染みでした。

お二人ともまだ、仕上がりのジャケットを引き取りにお見えになっていませんので、最終判定はなんとも言えませんが、これからの時期にこそお役に立てるものと信じています。。