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オーダースーツのヨシムラ
お客様!ありがとう!

 超タイト!?ジャケットが仕上がりました。
すっかり気候も夏日よりとなりましたが、学校では夏休みシーズンですね。
夏休みといえば、子供の頃は朝のラジオ体操から始まり、よくクワガタやカブトムシを探しては、蜂に追いかけられたりしていました。
今思えば、汗だくになって昼間は遊び、夜はぐっすりと眠る生活が懐かしく感じます。

さて、そんな夏の代名詞といえば、ジャケットでは、麻(リネン)ですね。

このシーズンになるとオンオフどちらも着用できる麻のジャケットは大変人気で、サンプル帳に記載しているものから、婦人用として仕入れている生地まで、幅広いご注文を頂いております。

そんな中、先日お客様いらっしゃ〜いでご紹介させていただいた麻のジャケットが仕上がってまいりましたので、早速ご紹介させていただきます。
できればご着用した様子をご紹介したかったのですが、Wさんはご多忙のようでご来店できないため、トルソー写真にてご紹介します。

まだまだ夏はこれから!
是非、ご参考までにご覧下さい。

まずは、ご注文頂いたデザインから。
<デザイン>
 フロント シングル3つボタン(中掛け)
 ベント
サイドベンツ
 フロントカット  カッターウェイ
 胸ポケット
バルカポケット
 脇ポケット
アウトポケット
 ベルトループ  1.5cm巾×6.5cm長(通常は4.5cm)
 見返し 大見返し
 袖口 4つボタン本切羽
 ステッチ フロント/ピックコバステッチ
 備考 クラシコ仕様 黒蝶貝
 キュプラ裏地 Z494-7(ブラウン )

なんといっても今回のご注文のメインは“サイズ感”です。

着心地と見た目、このバランスを採寸の際に一番気をつけていることでもあり、細くすれば見た目はすっきりと見え、細くするほど着心地は窮屈になっていきます。

ただ、この着心地は着用する人によって様々です。
そのサイズ感をどのようにお客様の好みと摺り合わせていくか、やっぱり一番わかりやすいのが、実際に着てみることですよね。
工場のサンプルゲージを着ていただき、「もう少しゆったりしていた方が良い」、や「もう少し細めが良い」など、見た目と着心地でその人にあったサイズ感を実現していく。 これがサイズ感を確かめる一番わかりやすい方法です。

今回のご注文では、「タイトにしてほしい!」ということですから、今回は元々の胸回りのサンプルから徐々にサイズを下げていき、最終的にかなりタイトな仕上がりになりました。

まずは、全体的な雰囲気からご紹介いたします


いかがでしょうか。
もともと身体に合ったとされる寸法から、約10センチ程サイズダウンしているため、細めの当社トルソーにもスッキリと合っています。

ゴージラインの高さや、衿幅の広さ、ナチュラルな肩線から、イタリアンな雰囲気が漂ってきますね。

また、色合いも薄目の紺地を使用することにより、チノパンやデニム、ホワイトパンツなど、幅広いコーディネートを楽しめる今旬のジャケットです。

■ 本切羽 ■
ジャケットだから切羽にしなくてもいいや!という方もいらっしゃいますが、ここは男の拘りを出して、本切羽へ。
高級な既製服などは、袖丈を決めて本切羽にするほど、手間を惜しまず、デザイン性を追求していますので、とてもオススメなオプションです。

黒蝶貝も麻特有の柔らかい雰囲気に都会的なエッセンスが入ることにより、上品に仕上がっていますね。

■ 大見返し ■
ジャケットのご注文で一番人気のあるデザインで、夏らしい軽快感がありますね。
夏は脱ぐこともしばしばありますので、脱いだときの上品さも何とも言えない雰囲気があります。
のジャケットにブラウンの裏地、いかがですか?

最近私のマイブーム“ブラウン”をおすすめしてみましたが、このカラーバランス、大好きです。

今回は残念ながら着用の写真を用意することが出来ませんでしたが、サイズ感の決め方については、ご理解いただけたのではないでしょうか。

新規の方から、当社でお仕立て頂いている方まで、サイズ感について色々試してみたいと思った方は是非相談下さい。